35 / 182
2章 希望を目指して
35話 進んでいく訓練
しおりを挟む
俺は訓練に熱が入るようになっていた。守りたい日常の価値を理解できたからだ。
またあんな日々を過ごすためならば、いまが苦しくとも構わない。
なにせ、友達たちと過ごす幸福は、苦しさなど忘れられるほどに素晴らしいから。
そして、全力で鍛錬をこなした結果、シャーナさんからの課題を突破した。
魔力を円状に動かし、それをいくつも重ねて球にするというものだ。
やった結果わかった事として、魔力というのは俺が考えていた以上に自在に操れるという事がある。
つまり、おそらく下級魔法も、もっと細かく動かせるはずなんだ。
まず第一の課題が終わったので、シャーナさんに報告することに。
というか、俺が探そうとすると急に目の前に現れた。ここは俺の家だぞ。まあいいが。
「うちが出した課題が終わったようじゃの。思っていたより早いな」
以前1日2日では終わらないと言われたから、1週間はかからないくらいだろうと思っていた。
だが、思っていたより早いと言われるあたり、1月くらいを見ていたのか? 言い回しがおかしい気がするが。
まあいい。シャーナさんは未来が見えるはずだ。だから、俺が最も早く習得できる言い回しを選んだ可能性がある。
「ありがとうございます。次の訓練をしてからが、本格的に教わる時間なんですよね」
前にそう聞いた。だから、次も基礎的な訓練なのだろう。
どうせ俺には上級魔法は使えないと言われている。だから、しっかりと下級魔法の操作精度を高める訓練なのだろうな。
魔力の操作を学ぶと言われていたような気がするし、間違いないはずだ。
「よく覚えておったな。素晴らしいぞ。さすがはリオンじゃ」
そんな事をほめられても困ってしまう。教わる以上は、相手の言葉を意識するなど当然なのだから。
もっと難しい所をほめてもらいたいぞ。まあ、本人には言えないのだが。
「ありがとうございます。でも、ちゃんと成果を出したい以上当たり前です」
「その当たり前が、案外難しいのじゃ。まずはそこを褒めてやりたい」
まあ、分かる。ちゃんと基本をしっかり守るということは、意外とできない人も多い。
とはいえ、俺をダメな風に認識されていたのなら、結構つらいぞ。
「助かります。それで、次の訓練はどんなものなんですか?」
「魔力を体に通してみろ。そして、狙った場所に即座に魔力を通わせるのじゃ」
ふむ。意図がいまいち分からない。魔力操作を習熟させるというのは分かる。
だが、わざわざ体に魔力を通わせる理由は何だ? 魔法を体内で使えるようにでもなるのか?
「くく、疑問を覚えているようじゃな。いいぞ。お主の知らぬ理由はもちろんある。実現できたなら強いぞ」
さて、どんな理由だろう。定番は、身体を強化できることだろうが。さすがに剣を生身で防げるとは思えない。
他に何があるだろうか。いまいち思いつかないな。まあ、シャーナさんの課題をこなせば、分かっていくだろう。
「じゃあ、まずは試してみますね」
「うむ。リオンならば、そう時間はかからずに達成できるはずじゃ」
なるほど。シャーナさんの言葉を素直に信じて良いのかはわからない。だが、俺がどういう反応を返すのか分かっているはず。
だから、俺が最もうまく習得できる言葉を選んでいるはずだ。
なら、いまは簡単なことだと考えておくといいかもな。苦戦した時のことは、後でいいか。
まずは右手の指先に魔力を送り込んでみる。これは簡単だった。
次に手のひら、ひじ、肩の順で試してみる。これもたやすい。
だから、右手と左手に同時に送り込もうとすると、急にうまくいかなくなった。
「ふむ。同時に複数の箇所は難しいみたいですね」
「そうじゃな。いずれは全身に行き渡らせてもらいたい。だが、焦りすぎるなよ」
シャーナさんは未来が見えるのだろうから、俺が焦りすぎて失敗している光景を見た可能性がある。
つまりは、急がば回れの精神が大事になってくるだろうな。
失敗することにどんなデメリットが有るのかはわからない。それでも、最悪を考えておくべきか。
だから、最大級の失敗をすれば、体に後遺症が残るくらいのつもりでいよう。
「分かりました。焦りすぎません」
「うむ。それでよい。では、またな」
そのままシャーナさんは去っていく。現れたときのように、急に消えて。
なんというか、正体不明というか。つかみどころの無い人だな。まあ、信頼はしていいと思う。
本気で俺のことを強くしたいという意思は、シャーナさんの表情から伝わってくる気がするから。
さて、次の課題も頑張っていこう。そう考えていると、今度はソニアさんがやってきた。
「リオン殿、探していましたよ。今日の訓練も、しっかりやっていきましょうね」
ソニアさんには色んなところで訓練に付き合ってもらっている。学園でも、俺の家でも。
色々と学べることが多く、メキメキと成長できている実感があるな。
サクラもソニアさんやシャーナさんから教われるといいのだが。
まあ、ソニアさんは知らないが、シャーナさんは何かしらの事情があるのだろう。なにせ、未来が見える相手なのだから。
サクラを鍛えたほうがいいのなら、自分から関わっているはずだ。だから、無理に頼み込めない。
今はソニアさんの訓練に集中すべきだな。サクラのことは心配だが、俺自身も強くならないと。
「ああ、もちろん。ところで、ユリアの調子はどうだ?」
「彼女、すさまじい才能ですよ。リオン殿もうかうかしていたら、追い抜かされてしまいますよ」
それほどか。ユリアが強くなってくれるのは嬉しい。どうせ俺の戦場についてくる気がするからな。安全であるに越したことはない。
とはいえ、最近武術を始めたばかりの相手に、追い抜かされることを考えないといけないのか。
やはり、俺には才能がないのだと思い知らされるな。だとしても、前に進むしかない。何をしなくとも、戦いは待っているだろうから。
「それは、気をつけないといけないな。ユリアに守られるのは、もう二度とごめんだ。俺が守ってやりたい子なんだから」
「ふふ、助け合いというのも悪くありませんよ。小生も、1人で強くなりたい時期はありましたがね」
それはそうだろうな。俺だって、サクラとの共闘は気分が良かった。ただ、どうしても罪悪感がある。
俺の戦いに、大切な誰かを巻き込んでしまっているという感覚が。いくら嘆いたところで、いまの俺では実力が足りないのだが。
「分かるぞ。ですが、俺はみんなを守れるようになりたい。せめて大切な人だけでも。できればもっと大勢を」
「なら、強くならないといけませんね。シャーナ殿から魔法を教わっているようですし、そちらもがんばってください」
「もちろん。手札が増えるだけでも、全然違うからな」
「ええ。期待していますよ。では、今日の組み手を始めましょう」
それから、ソニアさんといつものように戦った。
相変わらず勝ち筋が見つからないが、それでも以前よりは善戦できている。
ソニアさんの素早さにだいぶ合わせられるようになって、露骨な手加減は減っているはず。
その証拠に、以前よりも小さなスキでも攻撃されるようになっていた。
たとえば、前は攻撃を外したら反撃されていたが、今ではすべての攻撃に反撃されたりする。
だから、俺が対処できる攻撃が増えた。そう認識されているはずだ。
「リオン殿、成長されていますね! ですが、まだまだですよ!」
ソニアさんは本当になんでもしてくる。頭突きや蹴り、殴り。砂を投げかけてきたりもした。
騎士というイメージから外れた攻撃だが、たしかに俺の血肉となっている感覚がある。
卑怯だからと敵の攻撃に対処できないなど、論外だからな。いい勉強だ。
負けても大丈夫な訓練のうちに、様々な手管を学んでおきたい。そう考えて、しっかりと色々見せてもらっていた。
「俺だって、ここで終わるつもりはない!」
剣を切り上げ、振り下ろし、連撃を放っていく。ソニアさんはかわし、受け、反撃を繰り出す。
ただ、俺はちゃんと動きを見ていたから、余裕を持って対処できていた。
「見事。ならば、この一撃を対処してみせなさい!」
あまりにも鋭い振り下ろしがやってくる。俺は限界まで近寄って、相手の腕に腕を合わせる。
折れるかと思うくらいの衝撃が襲ってきたが、なんとか耐える。そして、首筋に剣を突き立てた。
俺がソニアさんの一撃に対応した時点で、合格だと判断してくれたのだろう。
今思えば、蹴りを放つくらいの事はされていても、おかしくはなかった。
「今回も花を持たせてくれて、ありがとう」
「いえ。貴殿が基準に達していなければ、負かしていましたから。十分な成果ですよ」
なるほど。ありがたい話だ。俺にしっかりと達成感を味わわせてくれる。ソニアさんは、本当に素晴らしい師匠だな。
「ならいいんだ。これからも、よろしく頼む」
「もちろんです。リオン殿には期待していますよ」
そしてソニアさんは去っていく。今日も充実した1日だった。もっと強くなって、守りたい相手を守ってみせるぞ。
またあんな日々を過ごすためならば、いまが苦しくとも構わない。
なにせ、友達たちと過ごす幸福は、苦しさなど忘れられるほどに素晴らしいから。
そして、全力で鍛錬をこなした結果、シャーナさんからの課題を突破した。
魔力を円状に動かし、それをいくつも重ねて球にするというものだ。
やった結果わかった事として、魔力というのは俺が考えていた以上に自在に操れるという事がある。
つまり、おそらく下級魔法も、もっと細かく動かせるはずなんだ。
まず第一の課題が終わったので、シャーナさんに報告することに。
というか、俺が探そうとすると急に目の前に現れた。ここは俺の家だぞ。まあいいが。
「うちが出した課題が終わったようじゃの。思っていたより早いな」
以前1日2日では終わらないと言われたから、1週間はかからないくらいだろうと思っていた。
だが、思っていたより早いと言われるあたり、1月くらいを見ていたのか? 言い回しがおかしい気がするが。
まあいい。シャーナさんは未来が見えるはずだ。だから、俺が最も早く習得できる言い回しを選んだ可能性がある。
「ありがとうございます。次の訓練をしてからが、本格的に教わる時間なんですよね」
前にそう聞いた。だから、次も基礎的な訓練なのだろう。
どうせ俺には上級魔法は使えないと言われている。だから、しっかりと下級魔法の操作精度を高める訓練なのだろうな。
魔力の操作を学ぶと言われていたような気がするし、間違いないはずだ。
「よく覚えておったな。素晴らしいぞ。さすがはリオンじゃ」
そんな事をほめられても困ってしまう。教わる以上は、相手の言葉を意識するなど当然なのだから。
もっと難しい所をほめてもらいたいぞ。まあ、本人には言えないのだが。
「ありがとうございます。でも、ちゃんと成果を出したい以上当たり前です」
「その当たり前が、案外難しいのじゃ。まずはそこを褒めてやりたい」
まあ、分かる。ちゃんと基本をしっかり守るということは、意外とできない人も多い。
とはいえ、俺をダメな風に認識されていたのなら、結構つらいぞ。
「助かります。それで、次の訓練はどんなものなんですか?」
「魔力を体に通してみろ。そして、狙った場所に即座に魔力を通わせるのじゃ」
ふむ。意図がいまいち分からない。魔力操作を習熟させるというのは分かる。
だが、わざわざ体に魔力を通わせる理由は何だ? 魔法を体内で使えるようにでもなるのか?
「くく、疑問を覚えているようじゃな。いいぞ。お主の知らぬ理由はもちろんある。実現できたなら強いぞ」
さて、どんな理由だろう。定番は、身体を強化できることだろうが。さすがに剣を生身で防げるとは思えない。
他に何があるだろうか。いまいち思いつかないな。まあ、シャーナさんの課題をこなせば、分かっていくだろう。
「じゃあ、まずは試してみますね」
「うむ。リオンならば、そう時間はかからずに達成できるはずじゃ」
なるほど。シャーナさんの言葉を素直に信じて良いのかはわからない。だが、俺がどういう反応を返すのか分かっているはず。
だから、俺が最もうまく習得できる言葉を選んでいるはずだ。
なら、いまは簡単なことだと考えておくといいかもな。苦戦した時のことは、後でいいか。
まずは右手の指先に魔力を送り込んでみる。これは簡単だった。
次に手のひら、ひじ、肩の順で試してみる。これもたやすい。
だから、右手と左手に同時に送り込もうとすると、急にうまくいかなくなった。
「ふむ。同時に複数の箇所は難しいみたいですね」
「そうじゃな。いずれは全身に行き渡らせてもらいたい。だが、焦りすぎるなよ」
シャーナさんは未来が見えるのだろうから、俺が焦りすぎて失敗している光景を見た可能性がある。
つまりは、急がば回れの精神が大事になってくるだろうな。
失敗することにどんなデメリットが有るのかはわからない。それでも、最悪を考えておくべきか。
だから、最大級の失敗をすれば、体に後遺症が残るくらいのつもりでいよう。
「分かりました。焦りすぎません」
「うむ。それでよい。では、またな」
そのままシャーナさんは去っていく。現れたときのように、急に消えて。
なんというか、正体不明というか。つかみどころの無い人だな。まあ、信頼はしていいと思う。
本気で俺のことを強くしたいという意思は、シャーナさんの表情から伝わってくる気がするから。
さて、次の課題も頑張っていこう。そう考えていると、今度はソニアさんがやってきた。
「リオン殿、探していましたよ。今日の訓練も、しっかりやっていきましょうね」
ソニアさんには色んなところで訓練に付き合ってもらっている。学園でも、俺の家でも。
色々と学べることが多く、メキメキと成長できている実感があるな。
サクラもソニアさんやシャーナさんから教われるといいのだが。
まあ、ソニアさんは知らないが、シャーナさんは何かしらの事情があるのだろう。なにせ、未来が見える相手なのだから。
サクラを鍛えたほうがいいのなら、自分から関わっているはずだ。だから、無理に頼み込めない。
今はソニアさんの訓練に集中すべきだな。サクラのことは心配だが、俺自身も強くならないと。
「ああ、もちろん。ところで、ユリアの調子はどうだ?」
「彼女、すさまじい才能ですよ。リオン殿もうかうかしていたら、追い抜かされてしまいますよ」
それほどか。ユリアが強くなってくれるのは嬉しい。どうせ俺の戦場についてくる気がするからな。安全であるに越したことはない。
とはいえ、最近武術を始めたばかりの相手に、追い抜かされることを考えないといけないのか。
やはり、俺には才能がないのだと思い知らされるな。だとしても、前に進むしかない。何をしなくとも、戦いは待っているだろうから。
「それは、気をつけないといけないな。ユリアに守られるのは、もう二度とごめんだ。俺が守ってやりたい子なんだから」
「ふふ、助け合いというのも悪くありませんよ。小生も、1人で強くなりたい時期はありましたがね」
それはそうだろうな。俺だって、サクラとの共闘は気分が良かった。ただ、どうしても罪悪感がある。
俺の戦いに、大切な誰かを巻き込んでしまっているという感覚が。いくら嘆いたところで、いまの俺では実力が足りないのだが。
「分かるぞ。ですが、俺はみんなを守れるようになりたい。せめて大切な人だけでも。できればもっと大勢を」
「なら、強くならないといけませんね。シャーナ殿から魔法を教わっているようですし、そちらもがんばってください」
「もちろん。手札が増えるだけでも、全然違うからな」
「ええ。期待していますよ。では、今日の組み手を始めましょう」
それから、ソニアさんといつものように戦った。
相変わらず勝ち筋が見つからないが、それでも以前よりは善戦できている。
ソニアさんの素早さにだいぶ合わせられるようになって、露骨な手加減は減っているはず。
その証拠に、以前よりも小さなスキでも攻撃されるようになっていた。
たとえば、前は攻撃を外したら反撃されていたが、今ではすべての攻撃に反撃されたりする。
だから、俺が対処できる攻撃が増えた。そう認識されているはずだ。
「リオン殿、成長されていますね! ですが、まだまだですよ!」
ソニアさんは本当になんでもしてくる。頭突きや蹴り、殴り。砂を投げかけてきたりもした。
騎士というイメージから外れた攻撃だが、たしかに俺の血肉となっている感覚がある。
卑怯だからと敵の攻撃に対処できないなど、論外だからな。いい勉強だ。
負けても大丈夫な訓練のうちに、様々な手管を学んでおきたい。そう考えて、しっかりと色々見せてもらっていた。
「俺だって、ここで終わるつもりはない!」
剣を切り上げ、振り下ろし、連撃を放っていく。ソニアさんはかわし、受け、反撃を繰り出す。
ただ、俺はちゃんと動きを見ていたから、余裕を持って対処できていた。
「見事。ならば、この一撃を対処してみせなさい!」
あまりにも鋭い振り下ろしがやってくる。俺は限界まで近寄って、相手の腕に腕を合わせる。
折れるかと思うくらいの衝撃が襲ってきたが、なんとか耐える。そして、首筋に剣を突き立てた。
俺がソニアさんの一撃に対応した時点で、合格だと判断してくれたのだろう。
今思えば、蹴りを放つくらいの事はされていても、おかしくはなかった。
「今回も花を持たせてくれて、ありがとう」
「いえ。貴殿が基準に達していなければ、負かしていましたから。十分な成果ですよ」
なるほど。ありがたい話だ。俺にしっかりと達成感を味わわせてくれる。ソニアさんは、本当に素晴らしい師匠だな。
「ならいいんだ。これからも、よろしく頼む」
「もちろんです。リオン殿には期待していますよ」
そしてソニアさんは去っていく。今日も充実した1日だった。もっと強くなって、守りたい相手を守ってみせるぞ。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
転生したら弱いものまね士になったけど結局活躍した。それはいいとして、英雄になったら隣に住んでたエルフとベッドの上でファンタジーが始まった
ぐうのすけ
ファンタジー
会社帰り、俺は突然異世界に転生した。
転生した異世界は貴族屋敷……の隣にあるボロ屋の息子だった。
10才で弱いと言われるものまね士のジョブを授かるが、それでも俺は冒険者を目指す。
所で隣のメイドさん、俺をからかうの、やめてもらえますか?
やめて貰えないと幼馴染のお嬢様が頬をぷっくりさせて睨んでくるんですけど?
そう言えば俺をバカにしていたライダーはどんどんボロボロになっていくけど、生きておるのか?
まあ、そんな事はどうでもいいんだけど、俺が英雄になった後隣に住んでいたエルフメイドがベッドの上では弱すぎる。
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
スキル運で、運がいい俺を追放したギルドは倒産したけど、俺の庭にダンジョン出来て億稼いでます。~ラッキー~
暁 とと
ファンタジー
スキル運のおかげでドロップ率や宝箱のアイテムに対する運が良く、確率の低いアイテムをドロップしたり、激レアな武器を宝箱から出したりすることが出来る佐藤はギルドを辞めさられた。
しかし、佐藤の庭にダンジョンが出来たので億を稼ぐことが出来ます。
もう、戻ってきてと言われても無駄です。こっちは、億稼いでいるので。
エロゲーの悪役に転生した俺、なぜか正ヒロインに溺愛されてしまった件。そのヒロインがヤンデレストーカー化したんだが⁉
菊池 快晴
ファンタジー
入学式当日、学園の表札を見た瞬間、前世の記憶を取り戻した藤堂充《とうどうみつる》。
自分が好きだったゲームの中に転生していたことに気づくが、それも自身は超がつくほどの悪役だった。
さらに主人公とヒロインが初めて出会うイベントも無自覚に壊してしまう。
その後、破滅を回避しようと奮闘するが、その結果、ヒロインから溺愛されてしまうことに。
更にはモブ、先生、妹、校長先生!?
ヤンデレ正ヒロインストーカー、不良ヤンキーギャル、限界女子オタク、個性あるキャラクターが登場。
これは悪役としてゲーム世界に転生した俺が、前世の知識と経験を生かして破滅の運命を回避し、幸せな青春を送る為に奮闘する物語である。
ゲーム序盤で死ぬモブ炎使いに転生したので、主人公に先回りしてイベントをクリアしたらヒロインが俺について来た
ぐうのすけ
ファンタジー
カクヨムで日間・週間・月間総合1位獲得!ありがとうございます。
社畜として働き、いつものように寝て起きると、俺はゲーム『ブレイブクエストファンタジー』とよく似た世界のモブ『ゲット』に転生していた。俺は物語序盤で盗賊に襲われて死ぬ運命だ。しかも主人公のダストは俺を手下のようにこき使う。
「主人公にこき使われるのはもうごめんだ!死ぬのもごめんだ!俺がゲームのストーリーを覆してやる!」
幼いころから努力を続けていると、ゲームヒロインが俺に好意を寄せている?
いや、気のせいだ。俺はしょせんモブ!
今は死亡フラグを解決する!そして次のステップに進む!
一方、同じく転生したダストは主人公キャラを利用して成り上がろうとするが、ダンジョンのお宝はすでに無く、仲間にするはずの美人キャラには見限られ、努力を嫌ったことでどんどん衰退していく。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる