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2章 希望を目指して
33話 癒やしの力
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シャーナさんに言われた訓練は、最初に感じたより順調に進んでいる。
いまでは10個くらいの円をつなぎ合わせて、地球儀の経度の線みたいにできていた。
この調子で数を増やしていけば、いずれ完全な球になる。
自分の成長を実感できて、とても気分が上がっていた。
それ以外にも、ソニアさんとの訓練もある。
最近ではエンドオブティアーズを使いながらの訓練に変わっていた。
心奏具の力を使っているのに、手も足も出ないが。だが、確実に近づけているとは理解できる。
だからこそ、なんとなく戦争に近づいているような嫌な空気を感じながらも、前向きになれていた。
日々の訓練で疲れ切っていると、突然声をかけられた。
「君、傷だらけじゃないか。ほら、俺が癒やしてあげますから。いきますよ、ヒール」
急に回復魔法をかけられた。ありがたくはあるが、別に必要はなかったのだが。
どうせ家に帰れば治療できる相手は居るし、学園の中でもシルクに頼んだらいい。
とはいえ、感謝の心を忘れてはいけないな。せっかく親切にしてくれたのだから。
「ありがとう。助かるよ。それで、お前はどこの誰だ? 礼を言うのに、名前を知らないのもな。俺はリオンだ」
「俺はエギルです。お礼など必要ありませんよ。俺が好きでやっている事ですから」
「だとしても、俺は助けられたわけだからな。礼を言うのは当然だろう」
「なら、受け取っておきますね。また、傷ついた時に言ってくれれば癒やしますよ」
「ああ、ありがとう。でも、大丈夫だ。俺より優先すべき相手がいるはずだ」
実際、俺にはシルクが居る。負担だと考えるより、むしろ別の相手を探すほうが彼女を傷つける気がするからな。
だから、ちゃんと回復魔法を受けられないやつを優先してほしいところだ。
「自己犠牲はよくありませんよ。あなたが傷つけば、きっと聖女様は悲しむはずです。見ていても親しいのは伝わってきますから」
まあ、ディヴァリアはきっと悲しんでくれると信じている。でも、自己犠牲のつもりはない。
俺は俺自身の命を優先する。そうでなければ、きっとユリアの村の村人をもっと助けられていたはずだ。
だから、エギルの心配は余計なお世話ではあるのだが。それでも、断り方は考える必要があるな。
こいつが必要ないとか、嫌いだとか思われても、お互いにいいことがない。
「俺は自分を軽んじるつもりはないぞ。友達が悲しむことは知っているからな。だが、俺を心配してくれる相手は十分に居る。癒やしてくれる相手も」
「いま傷だらけだったじゃないですか。そういう時に癒やしてくれる相手がいたほうがいいですよ。それに、俺は人を癒やすのが好きなんです」
人を癒やすのが好き、ね。そういう攻略対象が原作にいたような。
シルクが回復魔法で過剰な回復をして人を傷つけるのに、真っ向から立ち向かうやつ。
いまのシルクからは考えられない行動だが、原作では闇堕ちしていたというか、なんというか。
それで、その時に人から感謝される喜びを伝えようとしていたはずだ。
だが、誰からも感謝されたことのない原作でのシルクの逆鱗に触れた。
結局、攻略対象とサクラで協力して、シルクを討伐したんだよな。
今はきっとそんな未来は訪れないはずだが。だから、エギルが攻略対象だったとしても、仲良くしていていいはず。
そうだな。シルクの都合がつかない時くらいは、癒やしてもらってもいいか。
「なら、回復魔法の使い手が見つからないときには、頼らせてもらおうかな。俺は友達が最高の回復魔法使いだと信じているから、そいつに先に癒やしてもらうよ」
「なるほど、あなたを癒やしてくれる相手はすでにいると。安心できますね。でも、いつでも頼ってくれていいですよ」
「ああ、困ったときには頼らせてもらうさ」
「ありがとうございます。頼ってもらえて嬉しいです」
「感謝があべこべじゃないか? 力を貸してもらっているのだから、俺がありがとうと言うべきだろう」
「そうですか? でも、俺も嬉しいですから。だから、ありがとうでいいんです」
なるほどな。アベルは他人からの評価と言うか、かかわりに喜びを見出しているのか。危うい気がするな。
こいつのことも、なんとなく様子を見ておいた方が良いように思える。
なぜなら、自分の中に喜びを持っていない以上、他者の心無い言葉で自分を見失いかねないから。
「そうか。お前は優しいやつだな。友達を思い出すよ。ただ、無理はするなよ。お前だって、自己犠牲をするべきでは無いんだからな」
「人に注意する以上、俺もちゃんと気をつけるべきですね。ありがとうございます、心配してくれて」
「気にするなよ。わざわざ癒やしてもらっておいて、邪険にするほどダメなやつなつもりは無いぞ」
これが何らかの思惑を感じるのならば、話は別だが。ただ、エギルは素直に人を癒やしたいだけだろうから。
「リオン君は優しいですね。初対面の俺のことを、そこまで大事にしてくれているんですから」
「そんな大したことか? 優しくされたなら、できるだけ返したいと思うのは当然のことだろう」
おそらく、ディヴァリアは全く共感してくれないだろうな。
だとしても、サクラたちのように大切にしている相手も居るから。だから、もっとディヴァリアの大切な人が増えてくれれば。そう願っている。
もし大事な相手が増えたならば、傷つかないように配慮する相手が増えるだろうから。
それで、無差別に人を攻撃することを避けてくれるはずだと思いたいんだ。
「そのセリフが、君の優しさの証明なんですよ。恩を仇で返す人を、俺は何人も見てきましたから」
エギルの言葉は否定できない。
聖女としてのディヴァリアですら、恨む相手は居る。本性を知っているわけでも無いのに。
シルクなんて、大怪我の人間を癒やしてすら何の感謝もされずに軽んじられていた時期がある。
総じて、ロクでもない人間と関わっていると、傷つくだけだ。
「まあ、恩を感じない人間なんて、相手にするべきじゃない。損をするだけだ」
「そうかもしれませんね。でも、俺は癒やす相手を選びたくない。傷ついている人は、すべて平等なはずなんです」
もしかして、このあたりがエギルの攻略対象としての歪みか?
今では記憶が曖昧だが、攻略対象の問題をサクラが解決していくストーリーだったはずだ。
だとすると、癒やした相手に裏切られるような事件がエギルに待っているのかもな。
もしそんな未来が訪れるのならば、支えてやりたいものだが。
俺はエギルの優しさには好感を覚えている。できれば失ってほしくないからな。
「犯罪者だとしてもか? なら、自分を守るすべを覚えた方が良い。近くにいたならば、助けてやれるが」
「なるほど。気をつけておきますね。あらためて、心配してくれてありがとうございます」
「気にするなよ。俺はエギルに助けられたんだからな。その分を返すだけだ」
「感謝してくれるのは嬉しいですが、俺の働きよりも大きいですよ。リオン君も、やはり自己犠牲には気をつけるべきですよ」
まあ、俺が傷ついたら泣く人がいるのはもう分かっている。
だから、ちゃんと気をつけるつもりだ。それでも、これから俺に戦場が待っているはず。まったく傷つかないのは不可能なはずだ。
ならば、ある程度の自己犠牲は仕方ないんじゃないか? 友達が傷つきそうならば、きっと身を挺してでも助けるぞ。
「ああ、気をつけるさ。泣かせたくない相手がいるからな。お前こそ、泣いてくれる相手のために気をつけろよ」
「……そうですね。ありがとうございます。人を泣かせるのは本意ではありませんから」
何かエギルの顔に陰が走ったような気がする。
だとしても、いまここで聞いていい内容ではないだろうな。順調に仲良くなって、いずれ聞かせてもらおう。
「お前が死んだら、俺が悲しむ。それだけは覚えておいてくれよ」
「ありがとうございます。覚えておきますね。では、失礼します」
そう言ってエギルは去っていく。
うん、悪くない出会いだったとは思う。でも、心配事も生まれた。さて、俺はこれからどうすればいいのだろうな。
いまでは10個くらいの円をつなぎ合わせて、地球儀の経度の線みたいにできていた。
この調子で数を増やしていけば、いずれ完全な球になる。
自分の成長を実感できて、とても気分が上がっていた。
それ以外にも、ソニアさんとの訓練もある。
最近ではエンドオブティアーズを使いながらの訓練に変わっていた。
心奏具の力を使っているのに、手も足も出ないが。だが、確実に近づけているとは理解できる。
だからこそ、なんとなく戦争に近づいているような嫌な空気を感じながらも、前向きになれていた。
日々の訓練で疲れ切っていると、突然声をかけられた。
「君、傷だらけじゃないか。ほら、俺が癒やしてあげますから。いきますよ、ヒール」
急に回復魔法をかけられた。ありがたくはあるが、別に必要はなかったのだが。
どうせ家に帰れば治療できる相手は居るし、学園の中でもシルクに頼んだらいい。
とはいえ、感謝の心を忘れてはいけないな。せっかく親切にしてくれたのだから。
「ありがとう。助かるよ。それで、お前はどこの誰だ? 礼を言うのに、名前を知らないのもな。俺はリオンだ」
「俺はエギルです。お礼など必要ありませんよ。俺が好きでやっている事ですから」
「だとしても、俺は助けられたわけだからな。礼を言うのは当然だろう」
「なら、受け取っておきますね。また、傷ついた時に言ってくれれば癒やしますよ」
「ああ、ありがとう。でも、大丈夫だ。俺より優先すべき相手がいるはずだ」
実際、俺にはシルクが居る。負担だと考えるより、むしろ別の相手を探すほうが彼女を傷つける気がするからな。
だから、ちゃんと回復魔法を受けられないやつを優先してほしいところだ。
「自己犠牲はよくありませんよ。あなたが傷つけば、きっと聖女様は悲しむはずです。見ていても親しいのは伝わってきますから」
まあ、ディヴァリアはきっと悲しんでくれると信じている。でも、自己犠牲のつもりはない。
俺は俺自身の命を優先する。そうでなければ、きっとユリアの村の村人をもっと助けられていたはずだ。
だから、エギルの心配は余計なお世話ではあるのだが。それでも、断り方は考える必要があるな。
こいつが必要ないとか、嫌いだとか思われても、お互いにいいことがない。
「俺は自分を軽んじるつもりはないぞ。友達が悲しむことは知っているからな。だが、俺を心配してくれる相手は十分に居る。癒やしてくれる相手も」
「いま傷だらけだったじゃないですか。そういう時に癒やしてくれる相手がいたほうがいいですよ。それに、俺は人を癒やすのが好きなんです」
人を癒やすのが好き、ね。そういう攻略対象が原作にいたような。
シルクが回復魔法で過剰な回復をして人を傷つけるのに、真っ向から立ち向かうやつ。
いまのシルクからは考えられない行動だが、原作では闇堕ちしていたというか、なんというか。
それで、その時に人から感謝される喜びを伝えようとしていたはずだ。
だが、誰からも感謝されたことのない原作でのシルクの逆鱗に触れた。
結局、攻略対象とサクラで協力して、シルクを討伐したんだよな。
今はきっとそんな未来は訪れないはずだが。だから、エギルが攻略対象だったとしても、仲良くしていていいはず。
そうだな。シルクの都合がつかない時くらいは、癒やしてもらってもいいか。
「なら、回復魔法の使い手が見つからないときには、頼らせてもらおうかな。俺は友達が最高の回復魔法使いだと信じているから、そいつに先に癒やしてもらうよ」
「なるほど、あなたを癒やしてくれる相手はすでにいると。安心できますね。でも、いつでも頼ってくれていいですよ」
「ああ、困ったときには頼らせてもらうさ」
「ありがとうございます。頼ってもらえて嬉しいです」
「感謝があべこべじゃないか? 力を貸してもらっているのだから、俺がありがとうと言うべきだろう」
「そうですか? でも、俺も嬉しいですから。だから、ありがとうでいいんです」
なるほどな。アベルは他人からの評価と言うか、かかわりに喜びを見出しているのか。危うい気がするな。
こいつのことも、なんとなく様子を見ておいた方が良いように思える。
なぜなら、自分の中に喜びを持っていない以上、他者の心無い言葉で自分を見失いかねないから。
「そうか。お前は優しいやつだな。友達を思い出すよ。ただ、無理はするなよ。お前だって、自己犠牲をするべきでは無いんだからな」
「人に注意する以上、俺もちゃんと気をつけるべきですね。ありがとうございます、心配してくれて」
「気にするなよ。わざわざ癒やしてもらっておいて、邪険にするほどダメなやつなつもりは無いぞ」
これが何らかの思惑を感じるのならば、話は別だが。ただ、エギルは素直に人を癒やしたいだけだろうから。
「リオン君は優しいですね。初対面の俺のことを、そこまで大事にしてくれているんですから」
「そんな大したことか? 優しくされたなら、できるだけ返したいと思うのは当然のことだろう」
おそらく、ディヴァリアは全く共感してくれないだろうな。
だとしても、サクラたちのように大切にしている相手も居るから。だから、もっとディヴァリアの大切な人が増えてくれれば。そう願っている。
もし大事な相手が増えたならば、傷つかないように配慮する相手が増えるだろうから。
それで、無差別に人を攻撃することを避けてくれるはずだと思いたいんだ。
「そのセリフが、君の優しさの証明なんですよ。恩を仇で返す人を、俺は何人も見てきましたから」
エギルの言葉は否定できない。
聖女としてのディヴァリアですら、恨む相手は居る。本性を知っているわけでも無いのに。
シルクなんて、大怪我の人間を癒やしてすら何の感謝もされずに軽んじられていた時期がある。
総じて、ロクでもない人間と関わっていると、傷つくだけだ。
「まあ、恩を感じない人間なんて、相手にするべきじゃない。損をするだけだ」
「そうかもしれませんね。でも、俺は癒やす相手を選びたくない。傷ついている人は、すべて平等なはずなんです」
もしかして、このあたりがエギルの攻略対象としての歪みか?
今では記憶が曖昧だが、攻略対象の問題をサクラが解決していくストーリーだったはずだ。
だとすると、癒やした相手に裏切られるような事件がエギルに待っているのかもな。
もしそんな未来が訪れるのならば、支えてやりたいものだが。
俺はエギルの優しさには好感を覚えている。できれば失ってほしくないからな。
「犯罪者だとしてもか? なら、自分を守るすべを覚えた方が良い。近くにいたならば、助けてやれるが」
「なるほど。気をつけておきますね。あらためて、心配してくれてありがとうございます」
「気にするなよ。俺はエギルに助けられたんだからな。その分を返すだけだ」
「感謝してくれるのは嬉しいですが、俺の働きよりも大きいですよ。リオン君も、やはり自己犠牲には気をつけるべきですよ」
まあ、俺が傷ついたら泣く人がいるのはもう分かっている。
だから、ちゃんと気をつけるつもりだ。それでも、これから俺に戦場が待っているはず。まったく傷つかないのは不可能なはずだ。
ならば、ある程度の自己犠牲は仕方ないんじゃないか? 友達が傷つきそうならば、きっと身を挺してでも助けるぞ。
「ああ、気をつけるさ。泣かせたくない相手がいるからな。お前こそ、泣いてくれる相手のために気をつけろよ」
「……そうですね。ありがとうございます。人を泣かせるのは本意ではありませんから」
何かエギルの顔に陰が走ったような気がする。
だとしても、いまここで聞いていい内容ではないだろうな。順調に仲良くなって、いずれ聞かせてもらおう。
「お前が死んだら、俺が悲しむ。それだけは覚えておいてくれよ」
「ありがとうございます。覚えておきますね。では、失礼します」
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