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2章 希望を目指して
29話 新たなる決意
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さて、いったん訓練を終えて、ディヴァリアたちと話をすることになった。
一体ディヴァリアはどういう態度で話すのだろうか。いや、日常の顔だったな。
つまり、ユリアとソニアさんにはいつも通りの表情を見られても問題ないと考えている。
ユリアはなんとなく分かる気がするが、ソニアさんとは知り合いだったのだろうか。
まあいい。ディヴァリアが会話をしたいというのなら、付き合うか。
「それで、何の話がしたいんだ?」
「別に何でもいいよ。ちょっとリオンの声が聞きたいだけだから」
ああ、本当にディヴァリアの言葉が嬉しい。何気ない瞬間に、俺のことを求めてくれているようで。
ただ、今の言葉も計算のうちでしか無かったら。いや、考えるな。疑ったところでどうしようもないんだ。
とはいえ、笑顔は本物に見える。分かってはいるんだ。自然な顔だって狙って作れる人だってことは。
だとしても、どうしても信じたくなってしまう。幼馴染としてずっと過ごしてきたんだ。絆があってほしいと思うのは、おかしな事なのだろうか。
「なら、今日の訓練を振り返っていてもいいか?」
「いいよ。それで、どんなことをしたの?」
「ああ。ソニアさんと、ただの剣で組み手をしてな。最後の方は見ていたんだよな?」
「うん、勝ったところは見ていたよ。かっこよかったね」
「そうですっ! リオンさん、最高にかっこよかったですよっ!」
ほとんど負けていたようなモノではあるから、悔しさもあるが。
でも、かっこいい姿をみせられるのなら、俺の目標である誰かの希望には近づけるはず。
なにせ、誰かが憧れてくれることが、一番近い道筋のように思えるから。
それにしても、ユリアはとても興奮しているな。せっかくだから、今回の感想を聞いてみるか。言葉にすることで、俺達の戦いから分かることもあるだろう。
「それで、どんな所がかっこよかったんだ?」
「うん、やっぱり諦めないところかな。リオンらしさが出ていたと思う」
「そうですよねっ。でも、それだけじゃないですよっ! 相手をしっかり観察して、ちゃんと攻めたのが良いんですっ。無策じゃないのが良いんですよっ!」
「小生もそう思いますね。ただの意地で戦っていない。ちゃんと勝つための方法をしっかりと考えている。素晴らしいことです」
とても褒められていてむずがゆいな。とはいえ、ユリアの意見はとてもいいと思う。ちゃんとあの戦いの要点を抑えている。やはり、才能があるのだろう。
だから、これからユリアが戦場についてくるのだとしても、ある程度は戦えるようになるはず。
まあ、今すぐ戦わなければという話ではあるが。この子が成長するだけの時間はあるだろうか。
ユリアの実力次第では、置いていったほうが良いだろうが。とはいえ、無理についてきそうな予感もある。だから、せめてこの子が強くなるまで、戦争が起きないでくれ。
「ユリアはよく見ているな。これなら、戦い方の理解も早いんじゃないか?」
「同感ですね。ユリア殿の目はとても良いように思えます。強くなれる素質はあると思います」
「なら、ソニアさんがしっかり鍛えてあげてね。ユリア、リオンをいっぱい支えてあげて」
ディヴァリアはソニアさんのことを知っているような気がするな。まあ、聖女として色々活動しているようだから。そのツテなのかもな。
それにしても、ユリアに俺を支えろと頼むんだな。まあ、ディヴァリアが戦えば、被害が大きすぎるか。
他にも、聖女という名前は象徴的だから、戦場に似つかわしくないように思える。
とはいえ、原作でサクラは聖女の称号を持ちながら戦っていたが。ゲームの主人公だから当然ではあるか。
「ええ。リオン殿の事はしっかり強くしますよ。小生は、リオン殿に光を見たのです」
「わかりますっ! リオンさんは本当に素敵なんですよっ。出会ったばかりの私を、命がけで助けてくれた人だから」
ユリアを助けたのは、この子が好感を持てる相手だったからだ。いや、初めは誰でも良かったのか。
でも、ユリアでなければ、俺はもっと早く諦めていたと思う。あのときの敵は、強いどころではなかったから。
それにしても、ソニアさんはやけに好意的だな。出会ったばかりの人のはずだが。まあ、そのおかげで鍛えてもらえるのだから、ありがたいだけだ。
「リオンはきっと、最高の勇者になってくれるよ。私もミナ達も、ノエルやユリアもみんな、リオンに救われたんだからね」
ユリアが救われたというのはハッキリと分かる。だが、ディヴァリアやミナ達はどうだろうか。
まあ、ディヴァリアに関しては、本人が言っているのだから確かなのだろう。何が良かったのかは分からないが。
ただ、俺がみんなの救いになれているのなら、それは本当に嬉しいことだ。俺にとって大切な人たちが、俺の手で幸福を手に入れている。考えただけで最高だ。
「リオン殿には、もっともっと強くなっていただきたいですね。小生の技術、すべてを託しますから」
「頑張りますね、ソニアさん。あなたの期待に応えられるように」
「ええ。戦っていたときの口調でも良いのですよ? リオン殿なら、それで敬意を忘れないでしょう」
「なら、ソニアさん。これからよろしく頼む」
「よろしくお願いしますね。貴殿とは長い付き合いになるでしょう」
本当にそうなると嬉しいな。ソニアさんとは相性が良いと感じるから、素晴らしい師匠になってくれると思う。
だから、これからが楽しみなんだ。全力で頑張っていこう。
「リオン、これからきっと大変な戦いが待っていると思う。だけど、必ず無事で帰ってきてね」
ディヴァリアの言葉で、やはりこれから戦争が待っているのだと確信した。
これから戦争を引き起こす準備があるから、今のセリフがあったのだろう。
やはり、ディヴァリアは人の心を持っているか怪しいところがある。だとしても、俺やミナ達、ノエルのような相手に向ける情は本物だと信じたいんだ。
俺が愚かだということは、いいかげん理解できている。それでも、ディヴァリアを殺してでも止めようとは思えないんだ。
「ああ。ディヴァリアのためにも、ノエルのためにも、他のみんなのためにも。かならずな」
「うん。もしリオンが戦争に向かっても、ここで待ってるから。リオンの帰る場所を、守っているから」
「そして、小生が貴殿に生き延びるだけの力を授けますから。強くなってください。貴殿は大勢を救える人だ」
「そうですよっ。わたしを助けてくれたみたいに、きっとみんな助けてくれるんですっ」
そうだな。みんなが待っていると思えば、かならず帰るために力が湧いてくると思う。
今思えば、ユリアの時に諦めそうになったことは愚かだった。もちろん、ユリアを助けられたことは嬉しい。
だとしても、俺が死んだらノエルやサクラ、ミナにシルクやルミリエ、エルザさん。みんなが悲しんだだろうから。
ディヴァリアだって、きっと嘆いてくれたはずだと思いたい。だから、俺は生きることを投げ出したりしない。みんなで生きる未来のために。
「ユリアの件では、助けられなかった人のほうが多かったがな」
「いいんですよっ。わたしを助けてくれたんですからっ。それだけで、胸が暖かいんですっ」
「そうだね。私もリオンのおかげで胸が温かい気持ちを知れたんだよ」
「リオン殿は素晴らしいですね。小生とて、救えなかった相手はいます。ですから、気に病みすぎずともよいでしょう。何よりも、いま手元にある成果を誇ればよいのです」
だったら、俺はこの手にある大切な存在を決して手放さない。他の人たちも助けられるなら助ける。それでも、優先すべきは大切な人だ。
みんな、俺がかならず守ってみせる。そして、最高の未来を手に入れてみせるんだ。
一体ディヴァリアはどういう態度で話すのだろうか。いや、日常の顔だったな。
つまり、ユリアとソニアさんにはいつも通りの表情を見られても問題ないと考えている。
ユリアはなんとなく分かる気がするが、ソニアさんとは知り合いだったのだろうか。
まあいい。ディヴァリアが会話をしたいというのなら、付き合うか。
「それで、何の話がしたいんだ?」
「別に何でもいいよ。ちょっとリオンの声が聞きたいだけだから」
ああ、本当にディヴァリアの言葉が嬉しい。何気ない瞬間に、俺のことを求めてくれているようで。
ただ、今の言葉も計算のうちでしか無かったら。いや、考えるな。疑ったところでどうしようもないんだ。
とはいえ、笑顔は本物に見える。分かってはいるんだ。自然な顔だって狙って作れる人だってことは。
だとしても、どうしても信じたくなってしまう。幼馴染としてずっと過ごしてきたんだ。絆があってほしいと思うのは、おかしな事なのだろうか。
「なら、今日の訓練を振り返っていてもいいか?」
「いいよ。それで、どんなことをしたの?」
「ああ。ソニアさんと、ただの剣で組み手をしてな。最後の方は見ていたんだよな?」
「うん、勝ったところは見ていたよ。かっこよかったね」
「そうですっ! リオンさん、最高にかっこよかったですよっ!」
ほとんど負けていたようなモノではあるから、悔しさもあるが。
でも、かっこいい姿をみせられるのなら、俺の目標である誰かの希望には近づけるはず。
なにせ、誰かが憧れてくれることが、一番近い道筋のように思えるから。
それにしても、ユリアはとても興奮しているな。せっかくだから、今回の感想を聞いてみるか。言葉にすることで、俺達の戦いから分かることもあるだろう。
「それで、どんな所がかっこよかったんだ?」
「うん、やっぱり諦めないところかな。リオンらしさが出ていたと思う」
「そうですよねっ。でも、それだけじゃないですよっ! 相手をしっかり観察して、ちゃんと攻めたのが良いんですっ。無策じゃないのが良いんですよっ!」
「小生もそう思いますね。ただの意地で戦っていない。ちゃんと勝つための方法をしっかりと考えている。素晴らしいことです」
とても褒められていてむずがゆいな。とはいえ、ユリアの意見はとてもいいと思う。ちゃんとあの戦いの要点を抑えている。やはり、才能があるのだろう。
だから、これからユリアが戦場についてくるのだとしても、ある程度は戦えるようになるはず。
まあ、今すぐ戦わなければという話ではあるが。この子が成長するだけの時間はあるだろうか。
ユリアの実力次第では、置いていったほうが良いだろうが。とはいえ、無理についてきそうな予感もある。だから、せめてこの子が強くなるまで、戦争が起きないでくれ。
「ユリアはよく見ているな。これなら、戦い方の理解も早いんじゃないか?」
「同感ですね。ユリア殿の目はとても良いように思えます。強くなれる素質はあると思います」
「なら、ソニアさんがしっかり鍛えてあげてね。ユリア、リオンをいっぱい支えてあげて」
ディヴァリアはソニアさんのことを知っているような気がするな。まあ、聖女として色々活動しているようだから。そのツテなのかもな。
それにしても、ユリアに俺を支えろと頼むんだな。まあ、ディヴァリアが戦えば、被害が大きすぎるか。
他にも、聖女という名前は象徴的だから、戦場に似つかわしくないように思える。
とはいえ、原作でサクラは聖女の称号を持ちながら戦っていたが。ゲームの主人公だから当然ではあるか。
「ええ。リオン殿の事はしっかり強くしますよ。小生は、リオン殿に光を見たのです」
「わかりますっ! リオンさんは本当に素敵なんですよっ。出会ったばかりの私を、命がけで助けてくれた人だから」
ユリアを助けたのは、この子が好感を持てる相手だったからだ。いや、初めは誰でも良かったのか。
でも、ユリアでなければ、俺はもっと早く諦めていたと思う。あのときの敵は、強いどころではなかったから。
それにしても、ソニアさんはやけに好意的だな。出会ったばかりの人のはずだが。まあ、そのおかげで鍛えてもらえるのだから、ありがたいだけだ。
「リオンはきっと、最高の勇者になってくれるよ。私もミナ達も、ノエルやユリアもみんな、リオンに救われたんだからね」
ユリアが救われたというのはハッキリと分かる。だが、ディヴァリアやミナ達はどうだろうか。
まあ、ディヴァリアに関しては、本人が言っているのだから確かなのだろう。何が良かったのかは分からないが。
ただ、俺がみんなの救いになれているのなら、それは本当に嬉しいことだ。俺にとって大切な人たちが、俺の手で幸福を手に入れている。考えただけで最高だ。
「リオン殿には、もっともっと強くなっていただきたいですね。小生の技術、すべてを託しますから」
「頑張りますね、ソニアさん。あなたの期待に応えられるように」
「ええ。戦っていたときの口調でも良いのですよ? リオン殿なら、それで敬意を忘れないでしょう」
「なら、ソニアさん。これからよろしく頼む」
「よろしくお願いしますね。貴殿とは長い付き合いになるでしょう」
本当にそうなると嬉しいな。ソニアさんとは相性が良いと感じるから、素晴らしい師匠になってくれると思う。
だから、これからが楽しみなんだ。全力で頑張っていこう。
「リオン、これからきっと大変な戦いが待っていると思う。だけど、必ず無事で帰ってきてね」
ディヴァリアの言葉で、やはりこれから戦争が待っているのだと確信した。
これから戦争を引き起こす準備があるから、今のセリフがあったのだろう。
やはり、ディヴァリアは人の心を持っているか怪しいところがある。だとしても、俺やミナ達、ノエルのような相手に向ける情は本物だと信じたいんだ。
俺が愚かだということは、いいかげん理解できている。それでも、ディヴァリアを殺してでも止めようとは思えないんだ。
「ああ。ディヴァリアのためにも、ノエルのためにも、他のみんなのためにも。かならずな」
「うん。もしリオンが戦争に向かっても、ここで待ってるから。リオンの帰る場所を、守っているから」
「そして、小生が貴殿に生き延びるだけの力を授けますから。強くなってください。貴殿は大勢を救える人だ」
「そうですよっ。わたしを助けてくれたみたいに、きっとみんな助けてくれるんですっ」
そうだな。みんなが待っていると思えば、かならず帰るために力が湧いてくると思う。
今思えば、ユリアの時に諦めそうになったことは愚かだった。もちろん、ユリアを助けられたことは嬉しい。
だとしても、俺が死んだらノエルやサクラ、ミナにシルクやルミリエ、エルザさん。みんなが悲しんだだろうから。
ディヴァリアだって、きっと嘆いてくれたはずだと思いたい。だから、俺は生きることを投げ出したりしない。みんなで生きる未来のために。
「ユリアの件では、助けられなかった人のほうが多かったがな」
「いいんですよっ。わたしを助けてくれたんですからっ。それだけで、胸が暖かいんですっ」
「そうだね。私もリオンのおかげで胸が温かい気持ちを知れたんだよ」
「リオン殿は素晴らしいですね。小生とて、救えなかった相手はいます。ですから、気に病みすぎずともよいでしょう。何よりも、いま手元にある成果を誇ればよいのです」
だったら、俺はこの手にある大切な存在を決して手放さない。他の人たちも助けられるなら助ける。それでも、優先すべきは大切な人だ。
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