338 / 370
10章 一歩のその先
337話 友情のために
しおりを挟む
ルースと共にアイボリー家に向かい、闇魔法を家に侵食させた。これによって、転移の起点にも暗殺にも使えるようになった。
アイボリー家の当主であるユミルは、ルースに対して何かを仕掛けているように思える。ただ、俺には何を考えているのかは分からない。まあ、初めて会った相手だからな。その内心が分かったら、超能力者なんだよな。
ルースは俺達を同じ部屋に呼んで、みんなで集まっている。おそらくは、今後についての話だろう。まずは、しっかりと聞いていくところからだな。ルースは両手を激しく合わせて音を鳴らし、ハキハキと話し始める。
「さて、皆さんにも現在の成果を伝えましてよ。気になることがあれば、言ってちょうだい」
「もちろんです! ルース様とレックス様のために、集中は切らしません!」
スミアは相変わらず元気いっぱいだ。いつ見ても笑顔でいるから、親しみやすい感じだよな。まあ、ちょっとどころではなく黒い側面もあるのだが。
とはいえ、ルースのためにやっていることだからな。勝手な判断でもないのだし、許容すべき側面と言えるだろう。実際、汚れ仕事をこなしてくれる人間の存在は、大事にするべきなんだよな。表では隠すべきなんだろうが。
さて、気になることか。俺としては、ユミルの動きかな。
「ユミルは何かを企んでいるように見えたが、どうするんだ?」
「今のところは、何も。ただ、スミア。分かっているわね?」
「お任せあれ! しっかりと、地獄に送る準備を進めておきますよー!」
察するに、相手が動いたタイミングでカウンターを仕掛けるみたいなことなんだろう。だから、今は待機するしかないんじゃないだろうか。まあ、外れている可能性もあるが。
とりあえず、俺のやるべきことは無い様子。まあ、いつでも戦えるように準備をしておくくらいだな。
「私の方では、カール君とも仲良くしているよ。口説いてきたりして、面倒なんだけどね」
「わたくしめにも、仕えないかなどと言ってきますね。立場を理解しておられない様子」
カールに対しても、色々と仕掛けているみたいだな。ミュスカのことだから、情報を引き出してもいるのだろう。そのあたりの誘惑の手管は、誰よりも優れていると思える。完全に任せても、問題はないだろうな。
ミュスカを敵に回したら、絶対に恐ろしい。気がついたら自分の意志で破滅に進んでいそうだ。うまいことニンジンをぶら下げて、しっかりと誘導しているのだろうな。
ハンナに対しての態度は、バカじゃないのかという他ない。ハンナは近衛騎士だぞ。それが、ただの貴族に仕えるようにするには、相当な材料を用意する必要があるだろう。絶対に、カールは何も考えていない。
だって、近衛騎士より優れた立場だと思える何かは、俺にだって提示できるか怪しいと思うレベルだぞ。友人ですらなく、何の力も持っていないカールには、絶対に用意できない。
「ルースから、仲間を引き剥がそうとしているのか? それにしては、雑な気がするが」
「カールの考えることなど、分かるわよ。本当の当主になれる自分になら、勝手に他者が惹きつけられると思っているのよ」
いくらなんでも、言われたレベルのバカがルースの弟だとは思いたくないんだが。あまりにも、仲良くしたくない。ルースと友人関係になったらカールが付いてくると言われたら、普通にためらうレベルだぞ。
少なくとも、カールを先に知ってからルースと出会っていたら、間違いなく変な色眼鏡で見ていた。ルースと先に出会えたのは、かなりの幸運だったみたいだな。
「正しいとしたら、ひどすぎないか……? とてもではないが、一つの家をまとめられる器ではないな」
「だからこそ、利用されようとしているみたいだね。私にも、色んなところから声がかかっているって自慢してきていたよ」
まあ、ホワイト家の財や権力を吐き出させて捨てるためだろうな。カールを知っている身からすれば、真摯に取引しようと思える相手ではない。
いい感じでホワイト家を食いつぶせそうな存在が当主になったら、色々な人が得をするだろうからな。カールに声を掛ける相手は、ルースからしても注意すべきなのだろう。
「ああ、なるほど。当主になった後で取引しようみたいなことを言うのか。それで、使い潰すつもりで」
「脇が甘いどころの話ではありませんな。近衛騎士にすらなれない程度でしょう」
「逆に、カールさんを狙う相手は、こっちからも目をつけられちゃいます! 今のうちに、しっかり情報を吐き出してもらいましょう!」
俺と同じ考えを、更に発展させている。おそらくは、カールを通して敵の情報を集めるつもりなのだろう。今の段階で仮想敵を絞れるだけでも、価値としては大きいよな。
とりあえず、カールに良い顔をしている人間は、本気で誰一人として信用できない。それが分かるだけでも、大きな価値だ。なるほどな。
「バカとハサミは使いよう、ということだな。勉強になるな」
「レックスさんは、むしろこちらに学ばせるべきではなくって……?」
ルースは怪訝そうだ。まあ、当主としてはルースの先達だからな。より深い経験をしているのが普通だろう。とはいえ、俺はミルラやジャンが動きやすいようにしているだけだ。むしろ、自分から動くと失敗するくらいなんだよな。人材採用の件みたいに。
だから、任せられるところは任せるのが俺のやるべきことなのだろう。その上で、ミルラやジャンが楽をできるように闇魔法でサポートする。そこが限界だろうな。
「俺はお飾りの当主だからな。実務は、他の人に任せているんだ」
「レックス君には、私達みたいな友達がいるからね。それも、当主としての価値なんだよ。レックス君の、努力の証だよ」
「コネという意味では、レックス殿以上のものを持っている方は、王家にすら居ないでしょうな」
ミーアやリーナといった王家の人間に気軽に声をかけられるだけでも価値がある。それは確かに納得できることだ。フェリシアやラナが協力してくれることも、重要だよな。
そして、ミルラやジャン、学校もどきの生徒たちのような仲間がいる。フィリスやエリナのような師匠もいる。俺の仲間と言える人だけでも、世界征服ができそうなレベルだ。まあ、実際にやる気はないし、やろうとしたら壁もあるだろうが。
「確かに、あたくしも学ぶべきことね。表向きにでも味方でいる人間は、増やしたいところよ」
「俺達は、ちゃんと味方のつもりだけどな。ルースが困った時には、助けるよ」
「今のように、ですわね。ええ。とても助けられているわ。あたくしも、その友情に倣いましょう」
「レックス様とルース様の関係、とっても素敵です! 私も、もっと見られるように頑張っちゃいますよ!」
スミアは妙にテンションを上げている。どうも、俺達が仲良くしている姿に興味があるみたいだな。何がスミアの琴線に触れたのかは分からないが、まあ都合が良い。
俺とルースが仲良くしていればスミアが喜ぶというのなら、当たり前に実行できることだからな。もちろん、友情を深めるための努力は欠かすべきでないにしろ。
「あなたも、私達の中に入ってくれて良いんだからね」
「そうだぞ。ルースを助けてくれる相手は、俺にとっても大切な存在なんだから」
「恐れ多いですよ! でも、ありがとうございます! しっかり、皆さんの敵は破滅させちゃいますね!」
スミアとも、もっと仲良くしていきたいな。そうして、ルースを支えてもらいたいところだ。カールにしろユミルにしろ、俺達の敵は多い。全部片付けるまで、油断はできない。
今みたいな時間を、ただの友人として過ごせるように。そのために、ルースの問題をさっさと解決しないとな。
アイボリー家の当主であるユミルは、ルースに対して何かを仕掛けているように思える。ただ、俺には何を考えているのかは分からない。まあ、初めて会った相手だからな。その内心が分かったら、超能力者なんだよな。
ルースは俺達を同じ部屋に呼んで、みんなで集まっている。おそらくは、今後についての話だろう。まずは、しっかりと聞いていくところからだな。ルースは両手を激しく合わせて音を鳴らし、ハキハキと話し始める。
「さて、皆さんにも現在の成果を伝えましてよ。気になることがあれば、言ってちょうだい」
「もちろんです! ルース様とレックス様のために、集中は切らしません!」
スミアは相変わらず元気いっぱいだ。いつ見ても笑顔でいるから、親しみやすい感じだよな。まあ、ちょっとどころではなく黒い側面もあるのだが。
とはいえ、ルースのためにやっていることだからな。勝手な判断でもないのだし、許容すべき側面と言えるだろう。実際、汚れ仕事をこなしてくれる人間の存在は、大事にするべきなんだよな。表では隠すべきなんだろうが。
さて、気になることか。俺としては、ユミルの動きかな。
「ユミルは何かを企んでいるように見えたが、どうするんだ?」
「今のところは、何も。ただ、スミア。分かっているわね?」
「お任せあれ! しっかりと、地獄に送る準備を進めておきますよー!」
察するに、相手が動いたタイミングでカウンターを仕掛けるみたいなことなんだろう。だから、今は待機するしかないんじゃないだろうか。まあ、外れている可能性もあるが。
とりあえず、俺のやるべきことは無い様子。まあ、いつでも戦えるように準備をしておくくらいだな。
「私の方では、カール君とも仲良くしているよ。口説いてきたりして、面倒なんだけどね」
「わたくしめにも、仕えないかなどと言ってきますね。立場を理解しておられない様子」
カールに対しても、色々と仕掛けているみたいだな。ミュスカのことだから、情報を引き出してもいるのだろう。そのあたりの誘惑の手管は、誰よりも優れていると思える。完全に任せても、問題はないだろうな。
ミュスカを敵に回したら、絶対に恐ろしい。気がついたら自分の意志で破滅に進んでいそうだ。うまいことニンジンをぶら下げて、しっかりと誘導しているのだろうな。
ハンナに対しての態度は、バカじゃないのかという他ない。ハンナは近衛騎士だぞ。それが、ただの貴族に仕えるようにするには、相当な材料を用意する必要があるだろう。絶対に、カールは何も考えていない。
だって、近衛騎士より優れた立場だと思える何かは、俺にだって提示できるか怪しいと思うレベルだぞ。友人ですらなく、何の力も持っていないカールには、絶対に用意できない。
「ルースから、仲間を引き剥がそうとしているのか? それにしては、雑な気がするが」
「カールの考えることなど、分かるわよ。本当の当主になれる自分になら、勝手に他者が惹きつけられると思っているのよ」
いくらなんでも、言われたレベルのバカがルースの弟だとは思いたくないんだが。あまりにも、仲良くしたくない。ルースと友人関係になったらカールが付いてくると言われたら、普通にためらうレベルだぞ。
少なくとも、カールを先に知ってからルースと出会っていたら、間違いなく変な色眼鏡で見ていた。ルースと先に出会えたのは、かなりの幸運だったみたいだな。
「正しいとしたら、ひどすぎないか……? とてもではないが、一つの家をまとめられる器ではないな」
「だからこそ、利用されようとしているみたいだね。私にも、色んなところから声がかかっているって自慢してきていたよ」
まあ、ホワイト家の財や権力を吐き出させて捨てるためだろうな。カールを知っている身からすれば、真摯に取引しようと思える相手ではない。
いい感じでホワイト家を食いつぶせそうな存在が当主になったら、色々な人が得をするだろうからな。カールに声を掛ける相手は、ルースからしても注意すべきなのだろう。
「ああ、なるほど。当主になった後で取引しようみたいなことを言うのか。それで、使い潰すつもりで」
「脇が甘いどころの話ではありませんな。近衛騎士にすらなれない程度でしょう」
「逆に、カールさんを狙う相手は、こっちからも目をつけられちゃいます! 今のうちに、しっかり情報を吐き出してもらいましょう!」
俺と同じ考えを、更に発展させている。おそらくは、カールを通して敵の情報を集めるつもりなのだろう。今の段階で仮想敵を絞れるだけでも、価値としては大きいよな。
とりあえず、カールに良い顔をしている人間は、本気で誰一人として信用できない。それが分かるだけでも、大きな価値だ。なるほどな。
「バカとハサミは使いよう、ということだな。勉強になるな」
「レックスさんは、むしろこちらに学ばせるべきではなくって……?」
ルースは怪訝そうだ。まあ、当主としてはルースの先達だからな。より深い経験をしているのが普通だろう。とはいえ、俺はミルラやジャンが動きやすいようにしているだけだ。むしろ、自分から動くと失敗するくらいなんだよな。人材採用の件みたいに。
だから、任せられるところは任せるのが俺のやるべきことなのだろう。その上で、ミルラやジャンが楽をできるように闇魔法でサポートする。そこが限界だろうな。
「俺はお飾りの当主だからな。実務は、他の人に任せているんだ」
「レックス君には、私達みたいな友達がいるからね。それも、当主としての価値なんだよ。レックス君の、努力の証だよ」
「コネという意味では、レックス殿以上のものを持っている方は、王家にすら居ないでしょうな」
ミーアやリーナといった王家の人間に気軽に声をかけられるだけでも価値がある。それは確かに納得できることだ。フェリシアやラナが協力してくれることも、重要だよな。
そして、ミルラやジャン、学校もどきの生徒たちのような仲間がいる。フィリスやエリナのような師匠もいる。俺の仲間と言える人だけでも、世界征服ができそうなレベルだ。まあ、実際にやる気はないし、やろうとしたら壁もあるだろうが。
「確かに、あたくしも学ぶべきことね。表向きにでも味方でいる人間は、増やしたいところよ」
「俺達は、ちゃんと味方のつもりだけどな。ルースが困った時には、助けるよ」
「今のように、ですわね。ええ。とても助けられているわ。あたくしも、その友情に倣いましょう」
「レックス様とルース様の関係、とっても素敵です! 私も、もっと見られるように頑張っちゃいますよ!」
スミアは妙にテンションを上げている。どうも、俺達が仲良くしている姿に興味があるみたいだな。何がスミアの琴線に触れたのかは分からないが、まあ都合が良い。
俺とルースが仲良くしていればスミアが喜ぶというのなら、当たり前に実行できることだからな。もちろん、友情を深めるための努力は欠かすべきでないにしろ。
「あなたも、私達の中に入ってくれて良いんだからね」
「そうだぞ。ルースを助けてくれる相手は、俺にとっても大切な存在なんだから」
「恐れ多いですよ! でも、ありがとうございます! しっかり、皆さんの敵は破滅させちゃいますね!」
スミアとも、もっと仲良くしていきたいな。そうして、ルースを支えてもらいたいところだ。カールにしろユミルにしろ、俺達の敵は多い。全部片付けるまで、油断はできない。
今みたいな時間を、ただの友人として過ごせるように。そのために、ルースの問題をさっさと解決しないとな。
0
お気に入りに追加
155
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
働くおじさん異世界に逝く~プリンを武器に俺は戦う!薬草狩りで世界を制す~
山鳥うずら
ファンタジー
東京に勤務している普通のおっさんが異世界に転移した。そこは東京とはかけ離れた文明の世界。スキルやチートもないまま彼は異世界で足掻きます。少しずつ人々と繋がりを持ちながら、この無理ゲーな社会で一人の冒険者として生きる話。
少し大人の世界のなろうが読みたい方に楽しめるよう創りました。テンプレを生かしながら、なろう小説の深淵を見せたいと思います。
彼はどうやってハーレムを築くのか――
底辺の冒険者として彼は老後のお金を貯められたのか――
ちょっとビターな異世界転移の物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる