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91.陽光
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自分は、寝ようと思えばいつでも眠れると思っていた。
ルルビィが大変だったとき、横になる気にもなれないでいた聖者様の気持ちが今になって分かる。
そんな僕の様子を察した聖者様から、自分自身に強制催眠をかけろと言われて、渋々眠ってから朝を迎えた。
だけど、神経は過敏になっていたんだろう。
板窓の隙間から差し込む僅かな陽の光で、すぐに目が覚めた。
気付くと、ダンも少し前に起きたようだった。
「…ダン、おはよう」
考えたいことがあるのに無理矢理眠ったせいか、あまりスッキリと目覚めた気がしない。
「お? 今日は早えな、おはようさん」
「…いつもこんなに早いんだ?」
ダンは手櫛で適当に頭を撫でつけて、すぐに身なりを整え始める。
「家じゃ蝋燭や油をなるべく使わねえように、もっと早くに寝てたんだ。せっかく外が明るいのにじっとしてると、もったいないんだよなぁ」
陽の光を無駄なく取り入れるのは、健康的だし良いことだと思う。
「でも、あまり明かりをケチりすぎるとなぁ。そういう家ほど子だくさんになるんだよ。貧乏子だくさんってそういうことだよなぁ」
以前は僕が子どもだからと、こういうことを言わなかったダンも、すっかり慣れてしまったようで笑いながら話す。
暗い時間の全てを睡眠に使うには長すぎる。だけど明かりを使わずに出来ることといったら、限られてくる。
「兄弟が多いと、やっぱり大変かな」
孤児院で育った子どもたちは大抵兄弟のような関係になるけど、実母が側にいた僕はどこか距離を置かれていた。
でも嫉妬を向けて来ない子も何人かはいて、その中で好意まで向けてくれるリュラは、僕にとって本当に特別な存在だったのだ。
「ん~、大変なこともあるけど、きょうだいで農作業も手伝ってたから生活が苦しいってほどでもなかったしな」
正確な家族構成を聞いたことはなかったけど、ダンにはすでに嫁いだ姉と実家で暮らす兄が2人、妹が2人はいたはずだ。もっといるかもしれない。
自分が不気味がられる前に姉貴が結婚出来て良かったと、言っていたことがあった。
家族の縁談に響くほど、ダンの予知能力は気味悪がられていたのだ。
人間は、異物を排除しようとする。
昨夜のルシウスの言葉が頭の中で繰り返される。
神子の加護を受けていると説明できずに不思議なことが起これば、それはリュラの身にも降りかかることだ。
「…神託、なかったよね」
もしあったとしたら、目が覚めてすぐ教えてくれるはずだ。
それが分かっていても、聞かずにいられない。
「ああ、何もなかったけど…」
どうして今になってまた尋ねるのかと不思議そうに僕を見たダンが、言葉を止めた。
「……ライル、お前が黒い羽根の天使みてぇなのと話してるのが視えたぞ…1週間後だ」
予知だ。
ダンの予知は「そうなる」と分かることと、目で見たように「視える」ことがあると言っていた。
「ま…間違いありませんの?! 1週間後ですの?!」
昨夜は結局すぐには出発しなかったリリスが、凄い勢いで飛んで来る。
リリスも話に参加してからにしようというのと、ダンが起きたら神託があるかもしれないという可能性を考えてのことだったけど、予知のへの期待はしていなかった。
「ああ、『視える』ときは大抵、側にいる誰かのちょっと先が分かるもんだけど、たまに何日か先も分かる。…今までは、長くて10日先のことが分かったことはあったけどなぁ…」
それなら1週間後というのは何の不思議もない。だからダンが首を傾げているのが気になったけど、天使のような黒い羽根というのに違和感を持ったんだと思った。
「その相手、昨夜会ったんだよ。1週間後の何時頃とか、場所は分かる?」
「昨夜?! 俺が寝てからか? …そうだな、夜だったからいつもライルが出掛けてる頃だろうなぁ。屋外で、飾り気のない石造りの建物が見えた。けっこう大きい平屋だ」
村にあるような平屋の建物は、そう大きくない。
街なら庶民の集合住宅があるけど、大抵は3階建て以上だ。飾り気がないなら、店や裕福な家でもないだろう。
「ダン、確認したいから転移するよ」
可能性が高い建物に、心当たりがある。
「え? ちょっと待て、まだ身支度が…」
「気配隠蔽するから、靴だけでいいよ!」
頭布や腰帯を手に取ろうとしたダンを急かし、僕も靴だけ履いて転移する。
まだ朝早いから誰も外に出ていないその場所は、明るい時間に見るのはずいぶん久しぶりだった。
「…ああ、この建物だと思う。あそこの木の近くだな」
その木は、リュラのいる部屋のすぐ側に生えている。
東部教会の、孤児院だ。
ルシウスは、リュラのところに来るのか。それとも僕と接触するために、ここへ来るのか。
どちらにせよ、それが1週間後だと分かっただけでも身構えられるし、対策も考えられるかもしれない。
「ありがとう、ダン。場所と1週間後って分かったのはすごく助かるよ」
「いやぁ…俺はたまたま視えただけだから、礼を言われるようなことじゃねぇよ」
予知能力で感謝されたことなんて、ルルビィからしかなかったのかもしれない。
僕を探すのに手間取ったことについては、僕が転移で村と首都を行き来していたせいだろうと謝ったけど、それでも相変わらず自己評価は低いままだ。
「ダンはすごいよ。もっと自信持っていいと思うよ」
「まあ、こんなでも役にたったならいいんだけどよ…それよりあの黒い奴、危ないのか?」
照れたように無精ヒゲの辺りを掻きながらも、僕を心配する眼差しを向けてくる。
「戻って聖者様に言おう。詳しいことは、みんなで話がしたいんだ」
慌てても仕方のないことだけど、とにかく早く話をして、対策があればすぐにでも実行したい。
そう考えながらダンと戻ると、リリスから猛抗議を受けてしまった。
「わたくしも行こうとしましたのに! 置いて行かないでくださませ!!」
「ちょっと確認するだけだったから。それに今夜からはしばらく一緒に来ないんだし…」
とにかく早く確認したくて、うっかりしていた。
だけどリリスは「お遣い」に行くから、しばらくはついて来ないということも頭にあったかもしれない。
「それでも、こちらにいる間くらいは…何が起きるか分かりませんの、頼りないでしょうが見届けさせて欲しいですの」
リリスはマリスと離れたくないはずなのに。
その上で、僕を心配してくれている。
「ごめん、ありがとう。…頼りなくなんてないよ、今から女性部屋のほうについて来てくれるかな」
実際、昨夜リュラを助けられたのはリリスのお陰だ。
それにルルビィとサリアを起こすにしても、いつもの起床より1時間は早い。僕が部屋に入って起こすわけにもいかないし、扉の前で大声を出すのも憚られる。
きっと他人事だったら、1時間くらいで何か違うわけでもないから待てばいいのにと思っただろう。自分の身に降りかかって、居ても立っても居られないということが本当に理解出来た。
聖者様を起こして説明するのはダンに任せて、僕はリリスと隣の女性部屋へ向かう。
リリスが扉をすり抜けて中に入ってから、サリアと言い合っているような声が聞こえて、申し訳ない気持ちになりながら扉の前で待った。
最低限に身なりを整えたサリアが「顔も洗ってないのに…」と呟きながら扉を開く。
「早くにごめん。話が…」
そう言いかけた僕をじっと見たサリアは、真顔になる。
「すぐそっちの部屋に行くわ。ルルビィ、いい?」
サリアが部屋の中を振り返って声をかけると、すぐに「はい!」とルルビィの返事が聞こえる。
「いいの? こっちの部屋で」
いつもなら、男性部屋には入れないと厳しいのに。
「この時間に他の部屋を使いたいなんて言ったら、教会の人に迷惑でしょう。ルルビィと2人ならまぁ、外聞も大丈夫でしょ。それに…」
サリアは部屋の中から、また僕に視線を戻す。
「ライル、何て言うか焦燥した顔してるわよ。急ぎたいのね?」
自分の表情に自覚はなかったけど。
サリアにまで心配させてしまった。
人に心配させるのは申し訳ないと思っていたけど、今日はみんなの気遣いがありがたい。
ルルビィが出て来るのを待ちつつ、心の中で深く感謝した。
ルルビィが大変だったとき、横になる気にもなれないでいた聖者様の気持ちが今になって分かる。
そんな僕の様子を察した聖者様から、自分自身に強制催眠をかけろと言われて、渋々眠ってから朝を迎えた。
だけど、神経は過敏になっていたんだろう。
板窓の隙間から差し込む僅かな陽の光で、すぐに目が覚めた。
気付くと、ダンも少し前に起きたようだった。
「…ダン、おはよう」
考えたいことがあるのに無理矢理眠ったせいか、あまりスッキリと目覚めた気がしない。
「お? 今日は早えな、おはようさん」
「…いつもこんなに早いんだ?」
ダンは手櫛で適当に頭を撫でつけて、すぐに身なりを整え始める。
「家じゃ蝋燭や油をなるべく使わねえように、もっと早くに寝てたんだ。せっかく外が明るいのにじっとしてると、もったいないんだよなぁ」
陽の光を無駄なく取り入れるのは、健康的だし良いことだと思う。
「でも、あまり明かりをケチりすぎるとなぁ。そういう家ほど子だくさんになるんだよ。貧乏子だくさんってそういうことだよなぁ」
以前は僕が子どもだからと、こういうことを言わなかったダンも、すっかり慣れてしまったようで笑いながら話す。
暗い時間の全てを睡眠に使うには長すぎる。だけど明かりを使わずに出来ることといったら、限られてくる。
「兄弟が多いと、やっぱり大変かな」
孤児院で育った子どもたちは大抵兄弟のような関係になるけど、実母が側にいた僕はどこか距離を置かれていた。
でも嫉妬を向けて来ない子も何人かはいて、その中で好意まで向けてくれるリュラは、僕にとって本当に特別な存在だったのだ。
「ん~、大変なこともあるけど、きょうだいで農作業も手伝ってたから生活が苦しいってほどでもなかったしな」
正確な家族構成を聞いたことはなかったけど、ダンにはすでに嫁いだ姉と実家で暮らす兄が2人、妹が2人はいたはずだ。もっといるかもしれない。
自分が不気味がられる前に姉貴が結婚出来て良かったと、言っていたことがあった。
家族の縁談に響くほど、ダンの予知能力は気味悪がられていたのだ。
人間は、異物を排除しようとする。
昨夜のルシウスの言葉が頭の中で繰り返される。
神子の加護を受けていると説明できずに不思議なことが起これば、それはリュラの身にも降りかかることだ。
「…神託、なかったよね」
もしあったとしたら、目が覚めてすぐ教えてくれるはずだ。
それが分かっていても、聞かずにいられない。
「ああ、何もなかったけど…」
どうして今になってまた尋ねるのかと不思議そうに僕を見たダンが、言葉を止めた。
「……ライル、お前が黒い羽根の天使みてぇなのと話してるのが視えたぞ…1週間後だ」
予知だ。
ダンの予知は「そうなる」と分かることと、目で見たように「視える」ことがあると言っていた。
「ま…間違いありませんの?! 1週間後ですの?!」
昨夜は結局すぐには出発しなかったリリスが、凄い勢いで飛んで来る。
リリスも話に参加してからにしようというのと、ダンが起きたら神託があるかもしれないという可能性を考えてのことだったけど、予知のへの期待はしていなかった。
「ああ、『視える』ときは大抵、側にいる誰かのちょっと先が分かるもんだけど、たまに何日か先も分かる。…今までは、長くて10日先のことが分かったことはあったけどなぁ…」
それなら1週間後というのは何の不思議もない。だからダンが首を傾げているのが気になったけど、天使のような黒い羽根というのに違和感を持ったんだと思った。
「その相手、昨夜会ったんだよ。1週間後の何時頃とか、場所は分かる?」
「昨夜?! 俺が寝てからか? …そうだな、夜だったからいつもライルが出掛けてる頃だろうなぁ。屋外で、飾り気のない石造りの建物が見えた。けっこう大きい平屋だ」
村にあるような平屋の建物は、そう大きくない。
街なら庶民の集合住宅があるけど、大抵は3階建て以上だ。飾り気がないなら、店や裕福な家でもないだろう。
「ダン、確認したいから転移するよ」
可能性が高い建物に、心当たりがある。
「え? ちょっと待て、まだ身支度が…」
「気配隠蔽するから、靴だけでいいよ!」
頭布や腰帯を手に取ろうとしたダンを急かし、僕も靴だけ履いて転移する。
まだ朝早いから誰も外に出ていないその場所は、明るい時間に見るのはずいぶん久しぶりだった。
「…ああ、この建物だと思う。あそこの木の近くだな」
その木は、リュラのいる部屋のすぐ側に生えている。
東部教会の、孤児院だ。
ルシウスは、リュラのところに来るのか。それとも僕と接触するために、ここへ来るのか。
どちらにせよ、それが1週間後だと分かっただけでも身構えられるし、対策も考えられるかもしれない。
「ありがとう、ダン。場所と1週間後って分かったのはすごく助かるよ」
「いやぁ…俺はたまたま視えただけだから、礼を言われるようなことじゃねぇよ」
予知能力で感謝されたことなんて、ルルビィからしかなかったのかもしれない。
僕を探すのに手間取ったことについては、僕が転移で村と首都を行き来していたせいだろうと謝ったけど、それでも相変わらず自己評価は低いままだ。
「ダンはすごいよ。もっと自信持っていいと思うよ」
「まあ、こんなでも役にたったならいいんだけどよ…それよりあの黒い奴、危ないのか?」
照れたように無精ヒゲの辺りを掻きながらも、僕を心配する眼差しを向けてくる。
「戻って聖者様に言おう。詳しいことは、みんなで話がしたいんだ」
慌てても仕方のないことだけど、とにかく早く話をして、対策があればすぐにでも実行したい。
そう考えながらダンと戻ると、リリスから猛抗議を受けてしまった。
「わたくしも行こうとしましたのに! 置いて行かないでくださませ!!」
「ちょっと確認するだけだったから。それに今夜からはしばらく一緒に来ないんだし…」
とにかく早く確認したくて、うっかりしていた。
だけどリリスは「お遣い」に行くから、しばらくはついて来ないということも頭にあったかもしれない。
「それでも、こちらにいる間くらいは…何が起きるか分かりませんの、頼りないでしょうが見届けさせて欲しいですの」
リリスはマリスと離れたくないはずなのに。
その上で、僕を心配してくれている。
「ごめん、ありがとう。…頼りなくなんてないよ、今から女性部屋のほうについて来てくれるかな」
実際、昨夜リュラを助けられたのはリリスのお陰だ。
それにルルビィとサリアを起こすにしても、いつもの起床より1時間は早い。僕が部屋に入って起こすわけにもいかないし、扉の前で大声を出すのも憚られる。
きっと他人事だったら、1時間くらいで何か違うわけでもないから待てばいいのにと思っただろう。自分の身に降りかかって、居ても立っても居られないということが本当に理解出来た。
聖者様を起こして説明するのはダンに任せて、僕はリリスと隣の女性部屋へ向かう。
リリスが扉をすり抜けて中に入ってから、サリアと言い合っているような声が聞こえて、申し訳ない気持ちになりながら扉の前で待った。
最低限に身なりを整えたサリアが「顔も洗ってないのに…」と呟きながら扉を開く。
「早くにごめん。話が…」
そう言いかけた僕をじっと見たサリアは、真顔になる。
「すぐそっちの部屋に行くわ。ルルビィ、いい?」
サリアが部屋の中を振り返って声をかけると、すぐに「はい!」とルルビィの返事が聞こえる。
「いいの? こっちの部屋で」
いつもなら、男性部屋には入れないと厳しいのに。
「この時間に他の部屋を使いたいなんて言ったら、教会の人に迷惑でしょう。ルルビィと2人ならまぁ、外聞も大丈夫でしょ。それに…」
サリアは部屋の中から、また僕に視線を戻す。
「ライル、何て言うか焦燥した顔してるわよ。急ぎたいのね?」
自分の表情に自覚はなかったけど。
サリアにまで心配させてしまった。
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