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76.価値観
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教会に戻ってまず知らされたのは、シャシルの父親が来ているということだった。
報せを聞いて居ても立ってもいられず、朝まで会えなくてもいいから待たせて欲しいとやってきたそうだ。
普通の父親というのは、こういうものなんだろう。
さっきまでのことをすぐにでもみんなに話したかったけど、まずはそちらの対応をせざるを得ない。
それにマリスが、シャシルに聞こえないような小声ではあるけど、悔しげな声を漏らした。
「死んですぐではないとはいえ、あれは『地上から消えた魂』に該当します。神が何もおっしゃらないなら、私どもにはどうにも出来ません」
僕たちがいない間も、神託もなければ天使が来ることもなかったらしく、すぐに何か出来る状況でもない。
仕方なく、聖者様にはタタラが帰ったことだけ告げて、詳しい話は後でということになった。
「シャシル、君はどうしたい? すぐに父親に会うか?」
聖者様が意思を尋ねると、シャシルは力なく頷いた。
「……懺悔はしないけど、司祭様にも一緒に聞いてもらうよ。私が今まで、何してたか」
長い間張り詰めていた気持ちが緩んだのか、疲れが押し寄せたような表情と声をしている。
そんなシャシルを気遣って、ルルビィが背中に手を当てて寄り添い、聖者様と一緒にシャシルを連れて部屋を出る。
あまり大勢で向かっても話をしづらいだろうと、僕たちは残った。
…なぜか幻妖精も揃っている。
「どっちか聖者様に付いてなくていいの?」
僕がそう言って、初めて気が付いたようにリリスの戸惑った声が響いた。
「あっ…あ、そうですわね! ……どうしましょう、マリス」
「私が行ってくるよ。私たちも、少し落ち着かないといけないようだね…」
そう言いながら、マリスが聖者様の後を追って行く。
ふたりとも、タタラの言葉や消え方に動揺しているようだ。
「…何て言うかあの娘、刺々しさがなくなったわね。幻妖精たちも変だし、何があったの?」
戻って来た僕たちの様子に、サリアが当然の疑問を投げかけて来る。様子がおかしくなかったとしても、その前のことから聞きたいことは山ほどあるだろう。
「色々あったけど、聖者様たちが戻ってからでいいかな」
「まぁ…そうよね。2度手間になるし」
早く聞きたそうな目の輝きは消えないけど、そこは理解して我慢してくれている。
とはいえ、待っている間ずっと黙っていることもない。僕はとりあえず、リリスに向けて訊いた。
「幻妖精には聖者様の気配が分かるって聞いたけど、ずっとあそこにいたの?」
声をかけると、ようやくリリスが姿を現す。
「方向は分かりましたけど、やっぱり地上では離れすぎていますと距離感はよく分かりませんの! ライルさんが戻っていらっしゃるかもしれませんから、無闇に追いかけるよりしばらくあの場で待つことにしたのですわ!」
幻妖精でも、地上で物理的な距離があると感知に限界があるということか。
それならタタラが遠くの気配でも認識出来たのは、魂の状態だったからというわけじゃない。
「しばらくって、何時間も経ってるじゃない。追いかけるほうと残るほうに分かれれば良かったのに」
サリアの言うことは合理的だけど、幻妖精たちは時間の感覚が違うからじゃないかなと思った。だけどリリスは上下左右に揺れ動いて、分かりやすく動揺する。
「で…ですけどっ! ふたりきりになったのなんて久しぶりですし、わたくしたちの意志で離れたわけでもありませんから、不可抗力ですし……気が付いたらすっかり真夜中になっておりまして……」
……つまり、天使と人間の時間の感覚の違いじゃなくて、ふたりの世界に浸っていたせいで時間を忘れていたと。
また、こんな調子で天使に戻れるのかと心配になる。
「僕たちが寝てる間は、ふたりきりみたいなものじゃないかな…」
幻妖精は眠ることはないらしいから、僕たちと同じ部屋にいてもふたりだけの時間はあると思う。
「眠っていらしてもサザン様の側から離れるわけにはいきませんし、わたくしはずっとマリスに愛してますわって大声で伝えたいのを我慢しておりますのよ!」
確かにリリスの甲高い声で叫ばれると、僕たちの目が覚めてしまうだろう。
そう思って何気なく黙ったままでいるダンを見ると、かなり瞼が重そうにしていた。
「ダン、大丈夫? もう眠いよね?」
早寝早起きのダンが、こんなに遅くまで起きているのは見たことがない。
僕が声を掛けると、ダンはハッとしたように顔を上げる。
「ああ、大丈夫…。今はちょっと気が緩んでたかなぁ。ライルは平気そうだけど、いつもこんな時間まで起きてんのか?」
そう言って、自分の頬を軽く何度か叩く。
「僕だって、こんなに遅くまで起きてたことはないよ。今日はもうリュラ…母さんたちにも会いに行けないし」
寝たいとは思うけど、眠たいわけじゃない。多分、無理をしようと思えば多少は大丈夫な体なんだろう。だけど赤ちゃんだった頃は強い眠気も感じたし、体にとって良いことじゃないのも分かる。
「あ、それ婚約者って娘の名前? ちょうどいいわ、その娘の話を聞かせてよ」
何気なく口から出た名前に、すかさずサリアが喰いついてくる。
「あ、うん…。リュラっていう同い年の娘だよ」
「どんな娘? どういう感じで求婚までしたの?!」
今までサリアがいるときにはあまり話に出なかったけど、ここまで興味を持たれているとは思っていなかった。
「金茶色のサラサラな髪で、目もちょっと金色がかった栗色で…可愛いよ」
誰にもリュラのことを話せなかったときには、誰かに言ってみたい気持ちもあった。でもいざ話すとなると、容姿の他に何を言えばいいのか分からなくなってしまう。
「僕は生まれたときから孤児院にいたけど、リュラが来たのは1歳のときで」
そこでいきなり、サリアがテーブルに突っ伏した。
「馴れ初め話が1歳から始まる時点でもう普通じゃないわ…私は小説じゃない、現実の普通の恋愛話が聞きたいのよ! 長兄は政略結婚だし、次兄は本の虫だし。ルルビィだってもう、他の人は目に入りそうもないし」
サリアにとっては恋愛話も地面からの雷と同じで、本や資料だけじゃなく本物を見たいという好奇心の対象らしい。
でもそれで、僕やルルビィが普通じゃないと言われるのは心外だ。
「リュラに聞いても、3、4歳頃から覚えてると思うよ…」
そしてその頃に流行った「頬にキス」ごっこではもう、リュラは僕以外とは嫌がっていたのだから。
「幼馴染の馴れ初めなら、普通はいつからどう意識し始めたとかって話になるでしょ。ライルだと、その3、4歳の頃にはもう自覚とかはっきりしてそうじゃない」
それは確かにそうなんだけど。
「他人のことばっか言ってるけど、自分はどうなんだよ?」
ダンが首の後ろを掻きながら、ちょっと気まずそうに言う。
聖者様がルルビィに婚約破棄を申し出たときには抗議したけど、普段はあまり他人の恋愛に口を出すように見えない。興味本位で聞いて勝手に落胆しているサリアを止めてくれたのかもしれない。
「私? 何もないわよ。留学したかったんだから、同級生たちみたいに結婚相手探しで高等学院に行ってたわけじゃないし。これからは旅続きなんだから、妻が家を空け続けるのを許すような男性がいるとは思えないし」
サリアは、結婚を諦めているようなことをアッサリと答えた。
僕も旅続きの生活で結婚することの厳しさを聖者様に指摘されたばかりだけど、女性の立場だともっと厳しくなるだろう。だからこそ、他人の恋愛話を求めるんだろうか。
「あ~…それでか…? …いやでも、条件だけで決めるのも良くねぇと思うぞ」
ダンもサリアが恋愛話を聞きたがる理由を察したのか、納得しかける。だけど少し嚙み合わないような気がするのは何故だろう。
「別に条件の合う男性がいたら結婚するとは言ってないわよ? 結婚だけが女性の幸せだとは思ってないんだけど」
価値観は人それぞれだ。
そういえばサリアは、聖者様がルルビィにとっての幸せを決めつけていたことに対して不快感を示していた。
「結婚を諦めてるのかなって思ったけど、諦めるって考えも失礼だったよね…」
世間では大人になったら結婚するのが当たり前のようになっているけど、最初から望まない人だっているだろうと反省する。
「しないって決めてるわけでもないんだけど。必要だとは思ってないだけで、するかもしれないし。一応、好みだってあるのよ?」
「好み?」
僕とダンが、揃って聞き返す。
「父も兄たちもみんな細いから、騎士みたいな体格のほうが異性として見れるのよね」
それなら、僕は異性扱いされなくて当然だろう。
聖者様とダンは長身でそれなりに力もあるけど、騎士のように鍛錬した逞しさとはまた違う。ダンの猫背は、さらに騎士とは程遠い。
「でも騎士って特に『女は家を守る』って意識の人が多くてね。そんなの妥協する気はないし、これからどんな人と巡り合うか分からないでしょ。今は自分のやりたいことを一番にするだけよ」
先行きが分からないことも含めて、サリアの意志ははっきりしている。
「まぁ人生何があるか分からねぇもんな。使徒になったのもそうだし、なるようになるってことか…」
納得したようなことを言いつつ、首を傾げているダンは、何だか自分に言い聞かせているようにも見えた。
そしてちょうど聖者様とルルビィが部屋に戻って来て、僕たちの場違いな雑談は終わった。
報せを聞いて居ても立ってもいられず、朝まで会えなくてもいいから待たせて欲しいとやってきたそうだ。
普通の父親というのは、こういうものなんだろう。
さっきまでのことをすぐにでもみんなに話したかったけど、まずはそちらの対応をせざるを得ない。
それにマリスが、シャシルに聞こえないような小声ではあるけど、悔しげな声を漏らした。
「死んですぐではないとはいえ、あれは『地上から消えた魂』に該当します。神が何もおっしゃらないなら、私どもにはどうにも出来ません」
僕たちがいない間も、神託もなければ天使が来ることもなかったらしく、すぐに何か出来る状況でもない。
仕方なく、聖者様にはタタラが帰ったことだけ告げて、詳しい話は後でということになった。
「シャシル、君はどうしたい? すぐに父親に会うか?」
聖者様が意思を尋ねると、シャシルは力なく頷いた。
「……懺悔はしないけど、司祭様にも一緒に聞いてもらうよ。私が今まで、何してたか」
長い間張り詰めていた気持ちが緩んだのか、疲れが押し寄せたような表情と声をしている。
そんなシャシルを気遣って、ルルビィが背中に手を当てて寄り添い、聖者様と一緒にシャシルを連れて部屋を出る。
あまり大勢で向かっても話をしづらいだろうと、僕たちは残った。
…なぜか幻妖精も揃っている。
「どっちか聖者様に付いてなくていいの?」
僕がそう言って、初めて気が付いたようにリリスの戸惑った声が響いた。
「あっ…あ、そうですわね! ……どうしましょう、マリス」
「私が行ってくるよ。私たちも、少し落ち着かないといけないようだね…」
そう言いながら、マリスが聖者様の後を追って行く。
ふたりとも、タタラの言葉や消え方に動揺しているようだ。
「…何て言うかあの娘、刺々しさがなくなったわね。幻妖精たちも変だし、何があったの?」
戻って来た僕たちの様子に、サリアが当然の疑問を投げかけて来る。様子がおかしくなかったとしても、その前のことから聞きたいことは山ほどあるだろう。
「色々あったけど、聖者様たちが戻ってからでいいかな」
「まぁ…そうよね。2度手間になるし」
早く聞きたそうな目の輝きは消えないけど、そこは理解して我慢してくれている。
とはいえ、待っている間ずっと黙っていることもない。僕はとりあえず、リリスに向けて訊いた。
「幻妖精には聖者様の気配が分かるって聞いたけど、ずっとあそこにいたの?」
声をかけると、ようやくリリスが姿を現す。
「方向は分かりましたけど、やっぱり地上では離れすぎていますと距離感はよく分かりませんの! ライルさんが戻っていらっしゃるかもしれませんから、無闇に追いかけるよりしばらくあの場で待つことにしたのですわ!」
幻妖精でも、地上で物理的な距離があると感知に限界があるということか。
それならタタラが遠くの気配でも認識出来たのは、魂の状態だったからというわけじゃない。
「しばらくって、何時間も経ってるじゃない。追いかけるほうと残るほうに分かれれば良かったのに」
サリアの言うことは合理的だけど、幻妖精たちは時間の感覚が違うからじゃないかなと思った。だけどリリスは上下左右に揺れ動いて、分かりやすく動揺する。
「で…ですけどっ! ふたりきりになったのなんて久しぶりですし、わたくしたちの意志で離れたわけでもありませんから、不可抗力ですし……気が付いたらすっかり真夜中になっておりまして……」
……つまり、天使と人間の時間の感覚の違いじゃなくて、ふたりの世界に浸っていたせいで時間を忘れていたと。
また、こんな調子で天使に戻れるのかと心配になる。
「僕たちが寝てる間は、ふたりきりみたいなものじゃないかな…」
幻妖精は眠ることはないらしいから、僕たちと同じ部屋にいてもふたりだけの時間はあると思う。
「眠っていらしてもサザン様の側から離れるわけにはいきませんし、わたくしはずっとマリスに愛してますわって大声で伝えたいのを我慢しておりますのよ!」
確かにリリスの甲高い声で叫ばれると、僕たちの目が覚めてしまうだろう。
そう思って何気なく黙ったままでいるダンを見ると、かなり瞼が重そうにしていた。
「ダン、大丈夫? もう眠いよね?」
早寝早起きのダンが、こんなに遅くまで起きているのは見たことがない。
僕が声を掛けると、ダンはハッとしたように顔を上げる。
「ああ、大丈夫…。今はちょっと気が緩んでたかなぁ。ライルは平気そうだけど、いつもこんな時間まで起きてんのか?」
そう言って、自分の頬を軽く何度か叩く。
「僕だって、こんなに遅くまで起きてたことはないよ。今日はもうリュラ…母さんたちにも会いに行けないし」
寝たいとは思うけど、眠たいわけじゃない。多分、無理をしようと思えば多少は大丈夫な体なんだろう。だけど赤ちゃんだった頃は強い眠気も感じたし、体にとって良いことじゃないのも分かる。
「あ、それ婚約者って娘の名前? ちょうどいいわ、その娘の話を聞かせてよ」
何気なく口から出た名前に、すかさずサリアが喰いついてくる。
「あ、うん…。リュラっていう同い年の娘だよ」
「どんな娘? どういう感じで求婚までしたの?!」
今までサリアがいるときにはあまり話に出なかったけど、ここまで興味を持たれているとは思っていなかった。
「金茶色のサラサラな髪で、目もちょっと金色がかった栗色で…可愛いよ」
誰にもリュラのことを話せなかったときには、誰かに言ってみたい気持ちもあった。でもいざ話すとなると、容姿の他に何を言えばいいのか分からなくなってしまう。
「僕は生まれたときから孤児院にいたけど、リュラが来たのは1歳のときで」
そこでいきなり、サリアがテーブルに突っ伏した。
「馴れ初め話が1歳から始まる時点でもう普通じゃないわ…私は小説じゃない、現実の普通の恋愛話が聞きたいのよ! 長兄は政略結婚だし、次兄は本の虫だし。ルルビィだってもう、他の人は目に入りそうもないし」
サリアにとっては恋愛話も地面からの雷と同じで、本や資料だけじゃなく本物を見たいという好奇心の対象らしい。
でもそれで、僕やルルビィが普通じゃないと言われるのは心外だ。
「リュラに聞いても、3、4歳頃から覚えてると思うよ…」
そしてその頃に流行った「頬にキス」ごっこではもう、リュラは僕以外とは嫌がっていたのだから。
「幼馴染の馴れ初めなら、普通はいつからどう意識し始めたとかって話になるでしょ。ライルだと、その3、4歳の頃にはもう自覚とかはっきりしてそうじゃない」
それは確かにそうなんだけど。
「他人のことばっか言ってるけど、自分はどうなんだよ?」
ダンが首の後ろを掻きながら、ちょっと気まずそうに言う。
聖者様がルルビィに婚約破棄を申し出たときには抗議したけど、普段はあまり他人の恋愛に口を出すように見えない。興味本位で聞いて勝手に落胆しているサリアを止めてくれたのかもしれない。
「私? 何もないわよ。留学したかったんだから、同級生たちみたいに結婚相手探しで高等学院に行ってたわけじゃないし。これからは旅続きなんだから、妻が家を空け続けるのを許すような男性がいるとは思えないし」
サリアは、結婚を諦めているようなことをアッサリと答えた。
僕も旅続きの生活で結婚することの厳しさを聖者様に指摘されたばかりだけど、女性の立場だともっと厳しくなるだろう。だからこそ、他人の恋愛話を求めるんだろうか。
「あ~…それでか…? …いやでも、条件だけで決めるのも良くねぇと思うぞ」
ダンもサリアが恋愛話を聞きたがる理由を察したのか、納得しかける。だけど少し嚙み合わないような気がするのは何故だろう。
「別に条件の合う男性がいたら結婚するとは言ってないわよ? 結婚だけが女性の幸せだとは思ってないんだけど」
価値観は人それぞれだ。
そういえばサリアは、聖者様がルルビィにとっての幸せを決めつけていたことに対して不快感を示していた。
「結婚を諦めてるのかなって思ったけど、諦めるって考えも失礼だったよね…」
世間では大人になったら結婚するのが当たり前のようになっているけど、最初から望まない人だっているだろうと反省する。
「しないって決めてるわけでもないんだけど。必要だとは思ってないだけで、するかもしれないし。一応、好みだってあるのよ?」
「好み?」
僕とダンが、揃って聞き返す。
「父も兄たちもみんな細いから、騎士みたいな体格のほうが異性として見れるのよね」
それなら、僕は異性扱いされなくて当然だろう。
聖者様とダンは長身でそれなりに力もあるけど、騎士のように鍛錬した逞しさとはまた違う。ダンの猫背は、さらに騎士とは程遠い。
「でも騎士って特に『女は家を守る』って意識の人が多くてね。そんなの妥協する気はないし、これからどんな人と巡り合うか分からないでしょ。今は自分のやりたいことを一番にするだけよ」
先行きが分からないことも含めて、サリアの意志ははっきりしている。
「まぁ人生何があるか分からねぇもんな。使徒になったのもそうだし、なるようになるってことか…」
納得したようなことを言いつつ、首を傾げているダンは、何だか自分に言い聞かせているようにも見えた。
そしてちょうど聖者様とルルビィが部屋に戻って来て、僕たちの場違いな雑談は終わった。
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