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69.自白
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強制催眠を眠る寸前くらいに軽くかけると、判断が鈍くなって自白剤のような効果があるらしい。
本来の使い方じゃないから僕は知らなかったけど、騎士団や、それこそ諜報関係でも副作用のない方法として使われているそうだ。
立ち上がりかけていたガルンは、力が抜けて椅子へ腰を落とした。
「俺は…才能があるんだ……こんな村で燻ってていい人間じゃない……」
寝言のようにブツブツと呟き始める。
司祭が慌ててガルンの肩を揺すった。
「ガルンさん、また昼間からお酒でも飲んでいたのですか?!」
「今日はもう酒がなくなってたから…まだ飲んでない……」
こんな使い方は初めてだったけど、上手くいったようだ。
「司祭様。強引な手段を使ってしまい申し訳ありません。実は確かめたいことがあって、使徒の力を使わせていただきました」
聖者様の説明に、司祭が驚いて僕たちを見つめる。だけど誰がやったかは分かっていない。誰に目を止めるわけでもなく、聖者様に視線を戻した。
「聖騎士にも引けを取らないとは、真にそうなのですね…」
司祭はこんな方法で聴取が出来ることは知っていたようで、感嘆の息を漏らす。
「司祭様にも証人として話を聞いていただきたいのです」
「…分かりました」
ただならぬ雰囲気を感じたんだろう。緊張する司祭から了承を得ると、聖者様は改めてガルンと向かい合った。
「まずはあなたの奥様についてですが。発症から亡くなられるまでかなり早かったようですが、間違いなく流行り病だったのですか?」
僕は当時、重症になった患者を見たことがない。
東部教会では、疑わしい症状が出れば、すぐに治癒魔法が使える聖職者が治していたからだ。そもそも、初期症状は風邪と見分けがつかなかったらしい。進行して、流行り病特有の発疹が出て初めて診断がつくものだったそうだ。
「…病気じゃない…あいつが、女ばっかり産むから悪いんだ……」
また、悪意をまとった嫌な感じがする。
判断が鈍くなって正直に答える分、感情も隠すことなく吐露しているようだ。
「では、どうして亡くなったのですか」
「赤ん坊がギャアギャア泣いてうるさくて…女だと思ったら余計にイラついて……だから、静かにさせろってちょっと叩いただけなのに、あいつが変な転び方して頭を打ったから…」
勝手な理由で手を上げておいて、それでもまだ相手のせいにしている。
何か声を出そうとしたダンの肩に、サリアが手を当てて止めた。そのサリアの顔だって、「厭な話かもしれない」と言っていたときよりも、もっと険しい。
そして同じく険しい表情の聖者様も、口調だけは丁寧に続けた。
「それで亡くなったのですか」
「動かなくなったけど、息はしてたんだ……けど、顔の痣を見られたら俺のせいにされるから…とにかく人に見られないようにして、どうしようか考えてたら……いつの間にか死んじまって…」
今、ガルンは嘘や誤魔化しまで考えられない状態のはずだ。ということは、顔に痣が残るほどの暴力を、本当に「ちょっと叩く」としか思っていなかったということだ。
司祭は「ああ…」と呻くような声を出して、顔を覆った。
「あの頃は…流行り病が遺体からも感染すると分かってからは、すぐに遺体を寝具ごと覆ってそのまま納棺していたのです。顔すら確認しなかった…」
フィナが死に顔すら見られなかったというのは、こういうことらしい。
聖者様たちは、ガルンがフィナに看病を押し付けなかったことで、すでに死んでいた可能性も考えていた。だけどフィナが隣村に行っている間に亡くなったというのは本当だったんだろう。
自分に都合の悪いことを受け入れられないこの人は、フィナを遠ざけて時間を稼いでいれば、妻が目を覚ますと思ったのかもしれない。この村にはガルンの兄家族もいるそうなのに、わざわざ隣村の親戚に預けに行かせたのもそんな理由だったんじゃないかと思う。
「どの国でもそうでした。それは仕方のないことです」
聖者様が司祭を宥める。
悪いのは、それを利用した人だ。世界では、何件かそんな犯罪隠しもあったらしい。聖者様も当時は治癒に精一杯で、天界に行って初めてそんなことも起きていたと知ったそうだ。
そしてシャシルの話を聞いて、この悪い予想に結びついた。
「子どもは神からの授かりものです。男だろうと女だろうと、大切な宝でしょう。それに跡継ぎのことなら、婿養子を迎えてはどうかと話したではありませんか。弟子をとって工房を譲ることも出来たでしょう」
今の状態のガルンに責めるようなことをしても、心には届かない。
僕たちはそれを分かっていたから、1度は声を出しかけたダンも我慢出来ていた。だけど突然聞かされた司祭は、感情を露わにして嘆きをぶつけた。
「跡継ぎなんて、どうでもいい……婿や弟子にくるような歳じゃダメなんだ…」
その言葉は意外だった。跡継ぎとして男児を望んでいたと思っていたのに。
「小さいうちから俺の仕事を見せて……首都へ修行に出せば…他の奴らが嫉妬してとぼけてたって、息子が『父の作品だ』って証言するんだ……そしたら俺の名前が知れ渡るはずだったのに……」
こんなことを考えていただけでも驚きだけど、そう思う通りにいくわけがない。男児さえ産まれていればそれが叶うと信じているのが、あまりにも滑稽だ。
「どんな夢物語よ」
サリアも思わず、小声で吐き出した。
「フィナに結婚なんてさせらない……ヘタに知恵を付けられたら…ミィナが流行り病じゃなかったって気付かれる……いや…あの俺を見る目…もう気付いてたんだ……気味悪い、もっと早く樹海で迷って死ねば良かったのに…」
ぼんやりと話し続けるガルンの言葉に、シャシルが息を呑む。
「何それ…死ねばいいと思って樹海に行かせてたの?!」
その言葉は、ガルンと司祭には聞こえていない。
だけどシャシルからも、どんどん悪意が増していく。このままだと魂の穢れが酷くなる。
「聖者様、早くしないと…良くないです!」
どう伝えていいか迷って、曖昧な言葉になってしまう。
「ん~…憎しみが生きる気力になることもあるし、もっと喋らせてもいいんじゃねぇ?」
タタラの言うことは、死んでしまうよりはいいのかもしれないけど、最善とは思えない。
それにこの嫌な感じは、不思議と伝播する。誰かが昂らせると他のみんなも同じようになるのを、孤児院で嫉妬を受けたとき何度も感じてきた。魂が影響しあうとは、そういうことも含まれているんだろう。
僕たちの様子に、聖者様は察してくれたらしい。
順を追って確認することを止めて、最終的な言葉を引き出すために聞き直した。
「あなたは妻に暴力を振るって死に至らしめ、娘が死ねばいいと思って樹海へ行かせたり、火傷を放置したのですね?」
「……そう、だ……でもあいつらが悪いんだ…」
最後まで、悪いのは自分じゃないと否定する。
だけど行為自体は認めた。
「司祭様。ここに来る前にお世話になった隣村で、この者が養女に出した次女の返還を求めていると聞きました。養育の資格があると思われますか」
司祭はそれで、聖者様の話の目的を理解したらしい。
憔悴した顔で首を横に振る。
「養育どころか、留置しなくてはいけません。村長とも話さなくてはなりませんが、東部教会に処罰の判断を仰ぐことになるでしょう」
聖者様が僕に向かって頷いた。
この言葉が引き出せれば、強制催眠を解くことになっている。
なのに、ガルンは周囲の状況を気にせず呟き続けていて、またひとつ、予想外のことを口にした。
「火傷だって、あいつが悪いんだ……俺を脅したりするから、つい手が出ただけなんだ…」
本来の使い方じゃないから僕は知らなかったけど、騎士団や、それこそ諜報関係でも副作用のない方法として使われているそうだ。
立ち上がりかけていたガルンは、力が抜けて椅子へ腰を落とした。
「俺は…才能があるんだ……こんな村で燻ってていい人間じゃない……」
寝言のようにブツブツと呟き始める。
司祭が慌ててガルンの肩を揺すった。
「ガルンさん、また昼間からお酒でも飲んでいたのですか?!」
「今日はもう酒がなくなってたから…まだ飲んでない……」
こんな使い方は初めてだったけど、上手くいったようだ。
「司祭様。強引な手段を使ってしまい申し訳ありません。実は確かめたいことがあって、使徒の力を使わせていただきました」
聖者様の説明に、司祭が驚いて僕たちを見つめる。だけど誰がやったかは分かっていない。誰に目を止めるわけでもなく、聖者様に視線を戻した。
「聖騎士にも引けを取らないとは、真にそうなのですね…」
司祭はこんな方法で聴取が出来ることは知っていたようで、感嘆の息を漏らす。
「司祭様にも証人として話を聞いていただきたいのです」
「…分かりました」
ただならぬ雰囲気を感じたんだろう。緊張する司祭から了承を得ると、聖者様は改めてガルンと向かい合った。
「まずはあなたの奥様についてですが。発症から亡くなられるまでかなり早かったようですが、間違いなく流行り病だったのですか?」
僕は当時、重症になった患者を見たことがない。
東部教会では、疑わしい症状が出れば、すぐに治癒魔法が使える聖職者が治していたからだ。そもそも、初期症状は風邪と見分けがつかなかったらしい。進行して、流行り病特有の発疹が出て初めて診断がつくものだったそうだ。
「…病気じゃない…あいつが、女ばっかり産むから悪いんだ……」
また、悪意をまとった嫌な感じがする。
判断が鈍くなって正直に答える分、感情も隠すことなく吐露しているようだ。
「では、どうして亡くなったのですか」
「赤ん坊がギャアギャア泣いてうるさくて…女だと思ったら余計にイラついて……だから、静かにさせろってちょっと叩いただけなのに、あいつが変な転び方して頭を打ったから…」
勝手な理由で手を上げておいて、それでもまだ相手のせいにしている。
何か声を出そうとしたダンの肩に、サリアが手を当てて止めた。そのサリアの顔だって、「厭な話かもしれない」と言っていたときよりも、もっと険しい。
そして同じく険しい表情の聖者様も、口調だけは丁寧に続けた。
「それで亡くなったのですか」
「動かなくなったけど、息はしてたんだ……けど、顔の痣を見られたら俺のせいにされるから…とにかく人に見られないようにして、どうしようか考えてたら……いつの間にか死んじまって…」
今、ガルンは嘘や誤魔化しまで考えられない状態のはずだ。ということは、顔に痣が残るほどの暴力を、本当に「ちょっと叩く」としか思っていなかったということだ。
司祭は「ああ…」と呻くような声を出して、顔を覆った。
「あの頃は…流行り病が遺体からも感染すると分かってからは、すぐに遺体を寝具ごと覆ってそのまま納棺していたのです。顔すら確認しなかった…」
フィナが死に顔すら見られなかったというのは、こういうことらしい。
聖者様たちは、ガルンがフィナに看病を押し付けなかったことで、すでに死んでいた可能性も考えていた。だけどフィナが隣村に行っている間に亡くなったというのは本当だったんだろう。
自分に都合の悪いことを受け入れられないこの人は、フィナを遠ざけて時間を稼いでいれば、妻が目を覚ますと思ったのかもしれない。この村にはガルンの兄家族もいるそうなのに、わざわざ隣村の親戚に預けに行かせたのもそんな理由だったんじゃないかと思う。
「どの国でもそうでした。それは仕方のないことです」
聖者様が司祭を宥める。
悪いのは、それを利用した人だ。世界では、何件かそんな犯罪隠しもあったらしい。聖者様も当時は治癒に精一杯で、天界に行って初めてそんなことも起きていたと知ったそうだ。
そしてシャシルの話を聞いて、この悪い予想に結びついた。
「子どもは神からの授かりものです。男だろうと女だろうと、大切な宝でしょう。それに跡継ぎのことなら、婿養子を迎えてはどうかと話したではありませんか。弟子をとって工房を譲ることも出来たでしょう」
今の状態のガルンに責めるようなことをしても、心には届かない。
僕たちはそれを分かっていたから、1度は声を出しかけたダンも我慢出来ていた。だけど突然聞かされた司祭は、感情を露わにして嘆きをぶつけた。
「跡継ぎなんて、どうでもいい……婿や弟子にくるような歳じゃダメなんだ…」
その言葉は意外だった。跡継ぎとして男児を望んでいたと思っていたのに。
「小さいうちから俺の仕事を見せて……首都へ修行に出せば…他の奴らが嫉妬してとぼけてたって、息子が『父の作品だ』って証言するんだ……そしたら俺の名前が知れ渡るはずだったのに……」
こんなことを考えていただけでも驚きだけど、そう思う通りにいくわけがない。男児さえ産まれていればそれが叶うと信じているのが、あまりにも滑稽だ。
「どんな夢物語よ」
サリアも思わず、小声で吐き出した。
「フィナに結婚なんてさせらない……ヘタに知恵を付けられたら…ミィナが流行り病じゃなかったって気付かれる……いや…あの俺を見る目…もう気付いてたんだ……気味悪い、もっと早く樹海で迷って死ねば良かったのに…」
ぼんやりと話し続けるガルンの言葉に、シャシルが息を呑む。
「何それ…死ねばいいと思って樹海に行かせてたの?!」
その言葉は、ガルンと司祭には聞こえていない。
だけどシャシルからも、どんどん悪意が増していく。このままだと魂の穢れが酷くなる。
「聖者様、早くしないと…良くないです!」
どう伝えていいか迷って、曖昧な言葉になってしまう。
「ん~…憎しみが生きる気力になることもあるし、もっと喋らせてもいいんじゃねぇ?」
タタラの言うことは、死んでしまうよりはいいのかもしれないけど、最善とは思えない。
それにこの嫌な感じは、不思議と伝播する。誰かが昂らせると他のみんなも同じようになるのを、孤児院で嫉妬を受けたとき何度も感じてきた。魂が影響しあうとは、そういうことも含まれているんだろう。
僕たちの様子に、聖者様は察してくれたらしい。
順を追って確認することを止めて、最終的な言葉を引き出すために聞き直した。
「あなたは妻に暴力を振るって死に至らしめ、娘が死ねばいいと思って樹海へ行かせたり、火傷を放置したのですね?」
「……そう、だ……でもあいつらが悪いんだ…」
最後まで、悪いのは自分じゃないと否定する。
だけど行為自体は認めた。
「司祭様。ここに来る前にお世話になった隣村で、この者が養女に出した次女の返還を求めていると聞きました。養育の資格があると思われますか」
司祭はそれで、聖者様の話の目的を理解したらしい。
憔悴した顔で首を横に振る。
「養育どころか、留置しなくてはいけません。村長とも話さなくてはなりませんが、東部教会に処罰の判断を仰ぐことになるでしょう」
聖者様が僕に向かって頷いた。
この言葉が引き出せれば、強制催眠を解くことになっている。
なのに、ガルンは周囲の状況を気にせず呟き続けていて、またひとつ、予想外のことを口にした。
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