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33.特別製
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「…クソ神に騙されてるんじゃないのか?」
聖者様の第一声がこれだ。
「なんてことをおっしゃいますの! 神は黙することはあっても、騙すようなことはなさいませんわ!!」
「じゃあ、ライルの母親が嘘をついていると?」
その言葉に、幻妖精たちは返答しなかった。
客観的に考えれば、母さんより神を信頼するのは仕方がない。
その上さっきまで、女として神を愛しているという相手と対峙していたのだから。
だけど決定的な違いは、僕という存在がいることだ。
「まあ、ライルの人外規格ぶりを見ると、それくらい常識外れなことが起きたと考えるほうが腑に落ちるんだが…」
あり得ない、と完全に否定されなかっただけでも今はいいかもしれない。
「あの」
一番質問してくるかと思っていたサリアが、今初めて声を出した。
ダンは疲れのせいもあって、思考が停止したような顔でただ聞いている。
「騙されてるとか虚言や妄言かは、今ここで議論してもどうにもならないですよね。聖者様は無理に問いただす気はないっておっしゃってましたけど、一度ライルのお母様に直接話を聞いたほうがいいんじゃないですか?」
多分、僕の話を聖者様や幻妖精たちがどう判断するか、様子を見ていたんだろう。
「母さんも自分から話していいって言ってましたから、僕もそうしてほしいです」
結局、上手く説明できないまま、母さんに頼ることになってしまう。
サリアは一通り話を聞いてからは、いつものようにすぐに疑問点を上げ始めた。
「高位の魂は、地上の位階が上がってくるのを待っているんでしたよね。神の子かどうかはともかく、亜神級なんて魂が地上に生まれるのって可能なんですか?」
聖者様は少し考え込みながら僕を見た。
「…処女受胎の可能性を考えたのは、それもある」
言っていいのか迷っているようだ。
だけど僕は多分、それをもう分かっている。
「普通の肉体だと心配だって、神が言ってたそうですよ」
「やっぱりそうか」
聖者様は大きく息をついた。
「肉体が魂を守ると言っても、限度がある。普通の肉体ならあまり長くはもたないだろう。ただお前の体は特別製かもしれないから、まだ知らせなくていいと思ってた。クソ神がそう言ったなら、大丈夫なんだろう」
つまり僕は、普通の肉体に生まれていたら長くは生きられなかったかもしれないということだ。
母さんにそれをはっきり教えなかったのは、転生してから普通に家庭を持ちたいと思ったときのためかもしれない。
だけどこれは、僕だけの話じゃない。
「メリアも何か言ってましたよね。…聖者様はどうなんですか」
「ここで聞くな」
僕から目を逸らして、ルルビィさんのほうを見る。
そうだ、眠っているわけじゃなかった。体は動いていなくても、意識があって声が聞こえているかもしれない。
「それって、聖者様の肉体も長くはもたないってことですか?」
だけどサリアは遠慮もなく、はっきりと聞いた。
「そうだとしたら、ルルビィさんにも話すべきです。今聞こえていてもいいでしょう」
少し強引だけど、それも一理ある。
聖者様はしばらく目を閉じて、考えているようだった。
「聖者の魂は、地上の人々が正しい方向に向かえば何世代か後には届く程度の位階だ。天使級とか亜神級なんてものじゃない。…せいぜい寿命より10年早いくらいだ」
10年。
それなら個人差と言ってもいいくらいで、僕が心配していたほどじゃない。
だからといって、良かったと言えるほどもないけれど。
「何世代か後にはって…でも旧文明時代の聖者がまだ天界にいるんですよね?」
昨夜はあんなにいろんな話をしたのに、サリアはよく覚えている。
「あの人はなぁ…」
聖者様は困ったような、微妙な顔をして幻妖精たちを見上げた。
「やることが滅茶苦茶なんですのよ、あの方は!」
リリスの口調で思い出した。
確か、元聖者とも思えない態度だと言っていた。
「時代が悪かったんだろうな。神を畏れる人間も魔法を使える人間も少なくて、最初は治癒魔法もペテン扱いされたらしい。それで当分転生したくないって、天界に戻ってからも位階を上げて、今じゃ天使級だ」
それは、理由はともかくすごいことだと思う。
だけどリリスに滅茶苦茶と言われるようなことって、なんだろう。
「神の位階に近づくなら神と直接対話するのが一番だろうって、所構わず押しかけてな。俺はクソ神に文句一つ言うのにも、天使を通してかなり待たされたのに。クソ神もそれなりに忙しいから会えないことも多いが、そのときは上位天使や高位の魂を捕まえて話を始めるんだから、物知りにもなる。ルルビィのことを聞いてからは、自分には弟子も使徒もいなかったから羨ましいって、師匠呼び強制してくるし…」
「あら、師匠なんてお呼びしてましたの?」
そう言うリリスに向かって、あからさまに眉間にシワを寄せる。
「面白がってるんだよ、分かるだろ。…けど、その人は…30代で亡くなったらしい。元の寿命が短ければそういうこともある。ルルビィとは今だって10歳差なのに、それを考えるとやっぱり齢の見合った相手を見つけてほしいと思ったんだよ」
そう言ってまた、ルルビィさんの方を見る。
まだ、状態は変わらない。でも聞こえているかもしれないのを承知で、語り掛けるようにしながら、ルルビィさんの頭を撫でた。
僕は改めて昨夜のことを思い出して、呟く。
「…それも婚約破棄の理由だったんですか」
僕が抗議の声を上げたとき「子どもは知らなくていい」とはぐらかされた。
実際は子どもだからというより、僕にも関わりのあることだから言い淀んでいたのだ。
「このことを知ったら、ルルビィは余計に俺の側にいようとするだろう」
「そうかもしれませんね…あ、でもルルビィさんの答えは出てないんですから、あんまり触らないでくださいってば」
サリアに釘を刺されて、聖者様はルルビィさんの頭から渋々手を引く。
「20歳離れた夫婦もいますのに! そんなに気にすることですの?」
「天使の感覚とは違うんだよ。…普通に恋愛して、歳の差を納得の上で結婚した夫婦とも違う」
ここでもまた、僕は後ろめたさを感じる。神は僕が特別扱いされないようにと望みながら、特別な肉体を与えた。親心なのかもしれないけど、神がそんな公私混同をしていいものだろうか。
「けどまぁ、メリアのおかげで自分の諦めの悪さを身に染みた。もう一度、何も隠さず話をするよ。俺がルルビィを愛してるってことも」
臆面もなくそう言われ、サリアもさすがにとげとげしい言葉を止めた。
「…意図的に魂の位階を下げることは?」
「寿命に影響するほどのことをすれば、それこそメリアのようにイカレるだろうな。それに寿命が縮むことも承知で聖者を引き受けたんだ。だからこの6年間もちゃんと修行した」
これだけ聖者としての役目に真摯に向き合っている人なのに。
どうして僕だけが…
そう考えて、ふと疑問が湧いた。
「…普通じゃないですよね、聖者様も」
そう。僕と同じく自然の理に反した存在で、特別扱いされて復活しているのだから。
「今の体は、聖者様も特別製なんじゃないんですか?」
不意打ちを食らったような顔をして、聖者様は幻妖精たちのほうに顔を向けた。
「いや、まさか…そんなことあるか?」
「私どもは存じません。知っていたとしても、寿命に関することはお答えできません。…ですが」
ずっと考え込んでいたのか黙ったままだったマリスが、落ち着いた声で答える。
知らないと言うわりに、迷いはないような口調だった。
「天使の感覚で言えば、サザン様ほど今後の功績が望める聖者は貴重です。むしろ寿命より長く地上にいていただきたいと思いますよ」
確定した答えじゃない。
だけど、聖者が誰でもうまくいくわけじゃないのはメリアの件でも分かる。
旧文明時代の聖者という人も、使徒がいないまま早世したなら、あまり功績は残せなかったんだろう。
そして前例のない復活までさせたのだから、貴重に思われているのは確かだと思う。
「説明が足りないんだよ、クソ神…」
「ほんと、そうですよね…」
頭を抱える聖者様に、僕は心の底から同意した。
聖者様の第一声がこれだ。
「なんてことをおっしゃいますの! 神は黙することはあっても、騙すようなことはなさいませんわ!!」
「じゃあ、ライルの母親が嘘をついていると?」
その言葉に、幻妖精たちは返答しなかった。
客観的に考えれば、母さんより神を信頼するのは仕方がない。
その上さっきまで、女として神を愛しているという相手と対峙していたのだから。
だけど決定的な違いは、僕という存在がいることだ。
「まあ、ライルの人外規格ぶりを見ると、それくらい常識外れなことが起きたと考えるほうが腑に落ちるんだが…」
あり得ない、と完全に否定されなかっただけでも今はいいかもしれない。
「あの」
一番質問してくるかと思っていたサリアが、今初めて声を出した。
ダンは疲れのせいもあって、思考が停止したような顔でただ聞いている。
「騙されてるとか虚言や妄言かは、今ここで議論してもどうにもならないですよね。聖者様は無理に問いただす気はないっておっしゃってましたけど、一度ライルのお母様に直接話を聞いたほうがいいんじゃないですか?」
多分、僕の話を聖者様や幻妖精たちがどう判断するか、様子を見ていたんだろう。
「母さんも自分から話していいって言ってましたから、僕もそうしてほしいです」
結局、上手く説明できないまま、母さんに頼ることになってしまう。
サリアは一通り話を聞いてからは、いつものようにすぐに疑問点を上げ始めた。
「高位の魂は、地上の位階が上がってくるのを待っているんでしたよね。神の子かどうかはともかく、亜神級なんて魂が地上に生まれるのって可能なんですか?」
聖者様は少し考え込みながら僕を見た。
「…処女受胎の可能性を考えたのは、それもある」
言っていいのか迷っているようだ。
だけど僕は多分、それをもう分かっている。
「普通の肉体だと心配だって、神が言ってたそうですよ」
「やっぱりそうか」
聖者様は大きく息をついた。
「肉体が魂を守ると言っても、限度がある。普通の肉体ならあまり長くはもたないだろう。ただお前の体は特別製かもしれないから、まだ知らせなくていいと思ってた。クソ神がそう言ったなら、大丈夫なんだろう」
つまり僕は、普通の肉体に生まれていたら長くは生きられなかったかもしれないということだ。
母さんにそれをはっきり教えなかったのは、転生してから普通に家庭を持ちたいと思ったときのためかもしれない。
だけどこれは、僕だけの話じゃない。
「メリアも何か言ってましたよね。…聖者様はどうなんですか」
「ここで聞くな」
僕から目を逸らして、ルルビィさんのほうを見る。
そうだ、眠っているわけじゃなかった。体は動いていなくても、意識があって声が聞こえているかもしれない。
「それって、聖者様の肉体も長くはもたないってことですか?」
だけどサリアは遠慮もなく、はっきりと聞いた。
「そうだとしたら、ルルビィさんにも話すべきです。今聞こえていてもいいでしょう」
少し強引だけど、それも一理ある。
聖者様はしばらく目を閉じて、考えているようだった。
「聖者の魂は、地上の人々が正しい方向に向かえば何世代か後には届く程度の位階だ。天使級とか亜神級なんてものじゃない。…せいぜい寿命より10年早いくらいだ」
10年。
それなら個人差と言ってもいいくらいで、僕が心配していたほどじゃない。
だからといって、良かったと言えるほどもないけれど。
「何世代か後にはって…でも旧文明時代の聖者がまだ天界にいるんですよね?」
昨夜はあんなにいろんな話をしたのに、サリアはよく覚えている。
「あの人はなぁ…」
聖者様は困ったような、微妙な顔をして幻妖精たちを見上げた。
「やることが滅茶苦茶なんですのよ、あの方は!」
リリスの口調で思い出した。
確か、元聖者とも思えない態度だと言っていた。
「時代が悪かったんだろうな。神を畏れる人間も魔法を使える人間も少なくて、最初は治癒魔法もペテン扱いされたらしい。それで当分転生したくないって、天界に戻ってからも位階を上げて、今じゃ天使級だ」
それは、理由はともかくすごいことだと思う。
だけどリリスに滅茶苦茶と言われるようなことって、なんだろう。
「神の位階に近づくなら神と直接対話するのが一番だろうって、所構わず押しかけてな。俺はクソ神に文句一つ言うのにも、天使を通してかなり待たされたのに。クソ神もそれなりに忙しいから会えないことも多いが、そのときは上位天使や高位の魂を捕まえて話を始めるんだから、物知りにもなる。ルルビィのことを聞いてからは、自分には弟子も使徒もいなかったから羨ましいって、師匠呼び強制してくるし…」
「あら、師匠なんてお呼びしてましたの?」
そう言うリリスに向かって、あからさまに眉間にシワを寄せる。
「面白がってるんだよ、分かるだろ。…けど、その人は…30代で亡くなったらしい。元の寿命が短ければそういうこともある。ルルビィとは今だって10歳差なのに、それを考えるとやっぱり齢の見合った相手を見つけてほしいと思ったんだよ」
そう言ってまた、ルルビィさんの方を見る。
まだ、状態は変わらない。でも聞こえているかもしれないのを承知で、語り掛けるようにしながら、ルルビィさんの頭を撫でた。
僕は改めて昨夜のことを思い出して、呟く。
「…それも婚約破棄の理由だったんですか」
僕が抗議の声を上げたとき「子どもは知らなくていい」とはぐらかされた。
実際は子どもだからというより、僕にも関わりのあることだから言い淀んでいたのだ。
「このことを知ったら、ルルビィは余計に俺の側にいようとするだろう」
「そうかもしれませんね…あ、でもルルビィさんの答えは出てないんですから、あんまり触らないでくださいってば」
サリアに釘を刺されて、聖者様はルルビィさんの頭から渋々手を引く。
「20歳離れた夫婦もいますのに! そんなに気にすることですの?」
「天使の感覚とは違うんだよ。…普通に恋愛して、歳の差を納得の上で結婚した夫婦とも違う」
ここでもまた、僕は後ろめたさを感じる。神は僕が特別扱いされないようにと望みながら、特別な肉体を与えた。親心なのかもしれないけど、神がそんな公私混同をしていいものだろうか。
「けどまぁ、メリアのおかげで自分の諦めの悪さを身に染みた。もう一度、何も隠さず話をするよ。俺がルルビィを愛してるってことも」
臆面もなくそう言われ、サリアもさすがにとげとげしい言葉を止めた。
「…意図的に魂の位階を下げることは?」
「寿命に影響するほどのことをすれば、それこそメリアのようにイカレるだろうな。それに寿命が縮むことも承知で聖者を引き受けたんだ。だからこの6年間もちゃんと修行した」
これだけ聖者としての役目に真摯に向き合っている人なのに。
どうして僕だけが…
そう考えて、ふと疑問が湧いた。
「…普通じゃないですよね、聖者様も」
そう。僕と同じく自然の理に反した存在で、特別扱いされて復活しているのだから。
「今の体は、聖者様も特別製なんじゃないんですか?」
不意打ちを食らったような顔をして、聖者様は幻妖精たちのほうに顔を向けた。
「いや、まさか…そんなことあるか?」
「私どもは存じません。知っていたとしても、寿命に関することはお答えできません。…ですが」
ずっと考え込んでいたのか黙ったままだったマリスが、落ち着いた声で答える。
知らないと言うわりに、迷いはないような口調だった。
「天使の感覚で言えば、サザン様ほど今後の功績が望める聖者は貴重です。むしろ寿命より長く地上にいていただきたいと思いますよ」
確定した答えじゃない。
だけど、聖者が誰でもうまくいくわけじゃないのはメリアの件でも分かる。
旧文明時代の聖者という人も、使徒がいないまま早世したなら、あまり功績は残せなかったんだろう。
そして前例のない復活までさせたのだから、貴重に思われているのは確かだと思う。
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