家に帰りたい狩りゲー転移

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6章

(28)継ぎ足しの運命

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「嫌あああっ! やめてえええ!」

 宇田芸の甲高い悲鳴が、静まり返った高原の空気を引き裂く。瞬間、アンリの右肩から骨の砕ける音が響き渡った。

 瑞々しい音を立てて、顎と傷口から血が吹き出す。あまりにもグロテスクな光景に、ツクモは我を忘れて飛び出した。

 だがそれよりも早く、ツクモの真横を灼熱の大剣が駆け抜けた。

 赤い髪が翻る。目にも止まらぬ速さで、大剣の側面がドラゴンの顔面へと叩き込まれた。

『ギャン!』

 急所である鼻を砕かれ、ドラゴンの顎がアンリから離れる。レオハニーは流れるような動作でアンリの襟首を掴み、凄まじい勢いで研大たちへと放り投げた。

「レオハニー……!」

 アンリを受け止めた研大は、泣き笑いを浮かべながらレオハニーを見上げる。すぐに宇田芸と武涛が駆け寄り、三人分の『雷光』の光がアンリの右肩へと注がれた。

 その様子を、絶対零度の赤い瞳が睥睨する。

「ドラゴンに情が湧いたか。守護狩人とあろうものが……!」

 吐き捨てるような叱責に、アンリは右手を握りしめながら睨み返した。彼の頭の中では無数の悪態が渦巻いているのだろう、重傷とは思えぬほどの殺意がレオハニーへ向けられた。

 ツクモは『回帰』でアンリの治療に徹しながら、血が出るほど強く奥歯を噛みしめた。

 常識に当てはめれば、レオハニーの行動が最も正しいのだろう。しかしツクモの心情は比べるまでもなくアンリに傾いていた。

 こんな状況、冷静に受け止められるわけがない。少し前に戦場へ送り出した大切な仲間が、人ならざる者になって帰ってきのだから。しかもアンリは、エトロを叱咤激励し、戦地へ送り出した張本人だ。

 アンリとて、こうなる可能性があると承知の上だった。送り出したことに後悔はしていないはずだ。

 だが、だからといって、この結果を招いた責任が消えるわけではない。

 アンリはまだ、あのドラゴンにエトロが残っていると信じたいのだ。ドラゴンに牙を突き立てられてもなお諦めきれないのだ。

 それはツクモも同様で、先ほどのドラゴンの行動に都合の良い解釈を付けようと、思考が勝手に動き回っていた。

 普通のドラゴンなら、あんな風にリョーホの入った宝石を守ろうとなんかしない。アンリに顔を触らせるようなことだってしない。さっきだって、ドラゴンならば人間の肩を一瞬で噛み千切ることだってできた。もっと言えば、肩よりも首や頭部を狙った方が確実に殺せると、本能で理解できたはずだった。

 なのに、アンリは生きている。エトロの理性が残っているのではと期待するには十分だった。

 言い返してしまえ、とツクモは内心でアンリに叫んだ。それでも、アンリはレオハニーに決して反論しなかった。

 この世には必ず、人間の力では捻じ曲げることができない理不尽が降りかかる。長く狩人の世界に身を置いている者ならば誰でも知っていることだ。

 狩人の世界では、談笑していた仲間がいきなり目の前で食い殺されることだってある。旅先で出会った仲間を村に連れ帰ったら、山賊を招かれ村人全員を殺されたという話も聞く。

 今回も、それだけのこと。

「──ッ」

 アンリは嗚咽を堪えるようなため息を吐き、沈黙した。固く閉じられた目は、現実を拒む最後の抵抗だった。

 そんなアンリの姿を見てレオハニーは、ほんの一瞬だけ目尻に涙が滲んだ。

 次の瞬間、まるで怒りを体現するかの如く、レオハニーの両腕から溶岩が迸った。長い赤髪が熱気で翻り、飛び散る火の粉が死んだ花畑を焼き焦がす。炎の先端からは、寒さを忘れるほどの白煙が吹き上がった。

 溢れ出る業火は、完全にドラゴンの退路を断っていった。

「……後は、私に任せなさい」

 ぶん、と苛立ちを晴らすかの如く、大剣にこびりついた血が振り払われる。

 研大は深紅の大剣を見上げ、絶望に眉を歪めながら必死に声を絞り出した。

「レオハニー、待ってくれ……あれはエトロちゃんなんだろ……そんな簡単に、殺すのか」

 途端、大剣の柄が重く軋んだ。遠目でも分かるほどに剣先が震え、熱気に煽られたレオハニーの頸が強張るのが見える。

 最強の討滅者とて、何も感じていないわけではない。鬼神のような背中はハリボテなのだと、ツクモはその時になってようやく気づいた。

「……エトロは、こうなることを承知で戦い抜いた。自分を犠牲にして、リョーホを救い出したんだ。ならば私も、この子に報いなければ」

 炎を纏いながら、レオハニーは大剣を正眼に構える。肌が焦げるほどの熱気が、彼女の迷いを燃やし尽くすさんと強まった。

 赤い瞳と、青い竜の目が交錯する。

『グ……ル……』

 白いドラゴンは、レオハニーの尋常ならざる気配に背筋を震わせた。大きな足が、子鹿のようにたどたどしく後ずさる。

 その拍子に、ドラゴンの翼がこつんと黒い宝石の表面に当たった。

 途端、怯えていたドラゴンの瞳に強い光が舞い戻る。深く青い瞳の美しさは、ヨルドの里で見かけた幼きころの彼女そのままだった。

『グルアアアアッ!』

 まるで己を鼓舞するかのように、ドラゴンは真っ青な瞳孔を縮め、憤怒の叫びを上げる。

「……ッ!」

 燃え盛る轟音の中、レオハニーの呼吸音がやけにはっきり聞こえた。

 レオハニーの足が浮き、残像を残して飛び上がる。地面が陥没するほどの、全力の踏み込み。

 気づいた時には、ドラゴンの真上で大剣が振りかぶられていた。重力に従うよう、真っすぐと深紅の斬撃が振り下ろされる。

 大剣がドラゴンの頭蓋を砕く直前──。

 ブン、と一直線にノイズが走った。

 世界が歪み、レオハニーとドラゴンの間に、一人の女性が出現する。まるで最初からそこにいたかのように、女性は金髪を靡かせながら、レオハニーを見上げた。

 一瞬だけレオハニーの動きが鈍る。その隙を逃さず、金髪の女性は水平にカトラスを振り抜いた。

 大剣とカトラスが、火花を散らしながら十字にすれ違う。地面へと受け流された大剣は地面に深々とめり込み、大量の土砂を巻き上げた。

 対してカトラスは宙に『斬空』を残し、前のめりになったレオハニーの髪をひと房斬り飛ばしていった。

 事象の書き換え。そして、空中に斬撃を設置する『斬空』が、荒れ狂っていた最強の覚悟に冷や水を浴びせる。

「……今更何のつもりだ」

 乱れた赤髪の隙間から、残忍酷薄な声が放たれる。
 
 アンジュは熱気に大量の汗をかきながら、カトラスを油断なく構え直した。アンジュの意識は背後のドラゴンに一歳向けられることなく、ただレオハニーだけを警戒している。

「リョーホとエトロちゃんを、迎えに来た」

 は、と嘲りの籠った笑い声が短く吐き出される。

「迎えに来ただと? まるで最初からこうなることが分かっていたような言い草だな。アンジュ」 
「全部は知らないよ。私は、ドミくんに頼まれたことをやっているだけ。でも……こんなことになるなら、私も教えてほしかったよッ!」

 アンジュがカトラスを振るうのとほぼ同時に、レオハニーの大剣が地面ごと前方を斬り飛ばした。溶岩を纏った斬撃は、アンジュが設置していた『斬空』によって網目状に散らされる。しかし防ぎきれなかった飛沫が空中で軌道を変え、弾丸のようにドラゴンへと襲い掛かった。

「ホント、えぐいって!」

 カトラスを円形に振り回し、無理な体勢から『斬空』を放つ。溶岩の飛沫はドラゴンの眉間に触れるギリギリで、ぶしゃりと弾けながらあらぬ方向へ四散した。

 いまいち状況を掴めていなかったドラゴンも、自分の身に危険が及んだことでようやく理解が追いついたらしい。黒い宝石を抱きかかえながら、翼から竜巻のような吹雪を打ち出した。

『グルアアアアアア!』

 花畑を包んでいた炎が吹雪にかき消され、高原が再び暗く沈む。アンジュの口からは白い息が吐き出され、レオハニーの周囲では熱い白煙が噴出した。

 半径三メートルで発生した寒暖差は、火柱によって灼熱へ塗り替わる。業火の中心で、レオハニーは底冷えするような声で吐き捨てた。

「ドラゴン化した狩人は仲間が葬る。それが私達狩人の掟だ」

 強烈な威圧感で身体が竦む。奈落の底へ引きずり込まれていくような恐怖を感じた。後ろ姿だけでこれなのだから、相対するアンジュに降りかかるプレッシャーは桁違いだろう。

 アンジュは冷や汗で頬を濡らしながら、臍をへこませるように息を吐き切る。そして、どこか挑発的な笑みを浮かべながら、顔半分を隠すようにカトラスを縦に構えた。

「もしも、二人を人間に戻す方法があるかもしれないって言ったら?」
「何の根拠があって言っている」

 カトラスの向きが変わり、アンジュの不適な笑みがより明瞭になる。

「北方で、シモン博士を見つけたから」
「……な」

 凍てついたレオハニーの表情が、みるみるうちに驚愕に見開かれていく。

 その時、アンジュの背後に巨大な二つの影が突っ込んできた。隕石じみた速度のそれは、両者の間に濃密な土砂を巻き上げた。

 鼻が詰まりそうなほどの砂がパラパラと大地に降り注いだ後、土埃の奥から、ゆっくりと謎の影が身を起こした。

 一言で言えばそれは、筋骨隆々とした二足歩行の獣だった。

「ドラゴン!?」

 驚きのあまり宇田芸が裏返った声を上げる。

 白いドラゴンとは違って、謎の二頭のドラゴンは完全に落ち着き払っていた。深緑色の鱗で覆われていなければ、人間と勘違いしそうなほどの立ち姿。反対に、捩じれた角や立派な翼は悪魔を連想させた。

 ここに来てツクモは、飛行型ドラゴンがエラムラに集まってきていたことを思い出した。この二頭のドラゴンは、おそらく群れから逸れた個体であろう。

 であれば、ドラゴンたちの目的はマガツヒの排除であろう。

 思わぬ闖入者にツクモたちは身構える。白いドラゴンもまた、黒い宝石を庇いながら威嚇した。

 そんな中でたった一人、アンジュだけは態度に変化が現れなかった。それどころか、先程までの戦闘が嘘のようにあっさりとレオハニーから背を向けた。

 次の瞬間、二頭のドラゴンは示し合わせたように白いドラゴンへと襲い掛かった。

『ギャウッ!』

 首を押さえつけられ、白いドラゴンが完全に動きを封じられる。ジタバタともがきながらか細い悲鳴が上がる。予想外の事態に、戦闘慣れしている武涛でさえも絶句していた。

 真っ先に動いたのはアンリだった。素早く右手を構え『陣風』を纏う。本来なら鏃に収束すべきエネルギーが、アンリの指先で研ぎ澄まされ、リンゴのように皮が剥ける。

 レオハニーは肩越しにアンリを振り返り、叩きつけるように叱責した。

「アンリ、やめなさい!」
「大丈夫だよ、アンリ。エトロは私が安全な場所に連れていくから」

 カトラスを鞘に納めながら、アンジュは凪いだ瞳でアンリを諭した。アンリは射殺さんばかりの目つきで黙したが、やがて大人しく指先の『陣風』を解除した。

 それとほぼ同じタイミングで、二頭のドラゴンが腰から麻袋を取り出した。麻袋からは薬草のキツい匂いがした。遠巻きでも種類が判別できるほど強烈な睡眠薬だ。

 あのドラゴン達は、道具を使う知能があるのか。ツクモは麻袋とドラゴンたちを見比べながら眉を持ち上げる。てっきりアンジュがドラゴンを使役しているものかと思ったが、もしかしたらコミュニケーションが取れているのかもしれない。

 麻袋の大きな口が、白いドラゴンの顔へあてがわれる。白いドラゴンはしばらく暴れていたが、次第に力が抜け、小さく痙攣してからぐったりと動かなくなった。

「連れて行って」

 アンジュが指示を出せば、ドラゴンたちは当然の如く従った。無造作に担がれた白いドラゴンと黒い宝石に、レオハニーが咄嗟に声を荒げた。

「待て、勝手な行動を取るな」
「私は他のNoDと違って、従順じゃないから」

 アンジュが目くばせをすれば、二頭のドラゴンは二人を抱えて飛び立った。彼らを視線で追いかけると、上空には飛行型ドラゴンが大きく旋回しながら待機していた。待機していた他のドラゴンたちが二頭の補助に加わると、あっという間に速度を上げ、北の方角へと遠ざかっていく。

 代わりに、別のドラゴンがずしりとアンジュの傍に舞い降りた。アンジュはドラゴンの目元を撫でながら微笑むと、くるりと研大を振り返った。
 
「藍空研大さん。これからやるべきこと、やらなきゃいけないこと、貴方なら分かるよね」

 淡々と紡がれた言葉の意味は、ツクモでは理解できなかった。しかし研大には伝わったらしく、彼は途切れるように息を詰め、顔を俯けた。

 アンジュはその姿に同情的に微笑みながら、ドラゴンの背へと身軽に跨った。

「リバースロンドで待ってるよ。マガツヒの封印は長くは持たせられないから、急いでね」
「……アンジュ。これだけは答えてほしい」
 
 背を向けたアンジュへ、研大は短く問いかけた。

「二人は、助けられるのか?」

 アンジュは振り返らない。向けられた背中からは感情を読み取れず、肩を流れる金髪が風に揺れるだけだった。

「……この世界にはもう予言書はない。全て自分次第だよ」

 ばさりと翼が広がり、アンジュとドラゴンの巨体が力強く浮き上がる。咄嗟にレオハニーが追いかけようとするが、武涛に外套を掴まれ、やむなく彼女は諦めた。

 重々しい羽ばたきが、徐々に空へと吸い込まれる。上空に集まっていたドラゴンたちは、仲間を労うように鳴きながらエラムラから去っていった。

 ドラゴンの群れが完全に雲海へ飲み込まれた後、東の空から、冷たい朝の気配が滲み出した。流れ込む空気は肺を洗い流せそうなほど澄み渡り、焦土化した花畑から熱を奪い去っていく。

 さっきまで白いドラゴンがいた場所には、薄い残雪が積もったままだった。
 
「藍空さん……」

 アンリの治療を終えた宇田芸が、気遣わしげに研大へと声をかける。

「……ああ、もう」

 研大は両手で顔を覆いながら大きく肩を持ち上げると、脱力しながらその場に座り込んでしまった。

「……先の見えない未来が、これほど恐ろしいと思ったことはないよ」

 膝に額をこすり付け、衣服の上から足に爪を立てる。しばらくそうした後、研大は気持ちを切り替えるように勢いよく立ち上がった。

「ぐだぐだしても仕方ない。俺達はエラムラに戻ろうか。リョーホ達の事はアンジュに任せよう。彼女なら悪いようにはしないから」
「信用するのですか。こうなるって分かってて静観していたのに」

 レオハニーが恐ろしい剣幕で詰め寄るが、研大は目を反らすことなく答えた。

「アンジュは何百年も俺達の代わりに世界を見てきてくれた。あの子は絶対に裏切らない。何か考えがあってのことだ。……それに、彼女も迷っているんだよ。選んだものが正しかったのかどうか」

 ──こんなことになるなら、私も教えてほしかった。

 あれは間違いなく、アンジュの本心だった。リョーホとエトロがあのような姿になることも、アンジュにとって不本意だったに違いない。

 研大とて、ここにアンリやレオハニーが居なければ目に入るものすべてに当たり散らしていただろう。悲劇を回避するために目覚めたはずが、何一つ止められなかったのだから。

 研大は瞬きを繰り返し、思考を切り替える。一度データ化した思考回路は、意識すればレールのように切り替えることができた。しかしこのプロセスを挟んだところで、研大の苦しみが消えるわけではない。負のループに陥った思考は、頭の片隅で延々と回り続ける。

 そんなことはおくびにも出さずに、研大はレオハニーの肩を叩いた。

「人間万事塞翁が馬。きっと上手く行くよ」

 もはや旧人類にしか伝わらぬ故事である。同時に、日本人ではないレオハニーに、研大が面白おかしく意味を教えた言葉でもあった。

 レオハニーは赤い瞳を細かく震わせると、大剣を持っていない片腕で研大の手を掴んだ。固く指を絡められた研大の手は、そのまま祈るようにレオハニーの額へと押し付けられた。

「……二度も、歴史を失いたくない。あの二人が人間であった過去を、失いたくない」

 戦慄く様なレオハニーの声に研大は虚をつかれた。どうやら昔話は悪手だったらしいと、彼ははにかみながらレオハニーを抱き寄せた。
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