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5章
(38)転生と五百年
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滴り落ちた汗が、一瞬で蒸発するほどの灼熱地獄。息を吸うだけでも肺が焼けてしまいそうだ。浴びる風も掻きむしりたくなるほど鬱陶しく、かと言って無風だと日差しの強さで辟易とした。
どうやっても誤魔化せない暑さにイライラしながら、俺とレオハニーは南西へ疾駆していた。
討伐目標のユダラナーガは、柔らかくきめ細かい砂の中を寝床にする。つまり、砂漠になったばかりのバルド村周辺よりも更に奥、長い年月をかけて風化した古い砂漠が生息地だ。
しかも、この辺りはディアノックスの捕食行動が行われたばかりだ。地下まで浸透するディアノックスの溶岩は、ユダラナーガにとってはひとたまりもない。それを踏まえてディアノックスがエラムラまで辿った道を逆算すると、生き残ったユダラナーガはおおよそ南側に集まっていると予想された。
地面を蹴って加速するたびに、電車乗っているかのように景色が過ぎ去っていく。目印のない砂漠では速度を図りにくいが、中位ドラゴンでは追いつけないほどのスピードは出ているだろう。
だが、レオハニーの脚力は易々と俺を上回っていた。砂を蹴るレオハニーの足取りは軽く、俺の速度に合わせるためにわざと風の抵抗を受けるような動きをしていた。神速と謳われるクラトネールの菌糸を持ってしても、最強の討滅者の前では足元にも及ばないらしい。
五百年を生きた彼女の背はあまりにも遠かった。俺が死の記憶で培ってきた実力も経験も、レオハニーに比べれば遥かに劣る。
普通の人間であれば生きている間に上には上がいると痛感させられる時が必ず来る。だが、レオハニーにはそんな人がいたのだろうか。NoDに転生する前ならそういった経験をしていただろうが、最強の討滅者に上り詰めた今の彼女は文字通りの敵なしだ。レオハニーの雰囲気が浮世離れしているのも、それが関係しているのかも知れなかった。
彼女のことを知れば知るほど、俺は追いつきたいと思った。最初は同情と恩義に報いるためという不純な動機だった。だが、たった一人でバルド村へ救援に行ったレオハニーの後ろ姿を見た後では、この人を一人にしたくないという思いが生まれた。
鍵者の俺はレオハニーや他のNoDと違って寿命がある。終末の日が終われば鍵者も転生する必要がなくなるだろう。だから彼女と肩を並べられる時間は、おそらく今世しか残されていない。
せめて今日こそは、一人で上位ドラゴンを殺せるのだと示したい。
ふと、レオハニーからハンドサインがあった。そろそろ到着らしい。砂で転ばないよう、重心を後ろに下げて制動をかける。スノーボードのように斜面を滑って、俺たちは丘の上で停止した。
「南西で最も古い砂漠はこの辺りだ」
レオハニーから紹介されても、俺はいまいちピンと来なかった。
「何もないのに、どうやってこの辺りだと分かるんですか?」
「砂の色だ。ディアノックスの溶岩から作り出される砂は強い日差しで色褪せる。この辺りは三百年以上も前の砂だから特に白い。夜になったら君でも見分けがつくだろう」
言われてみれば砂の色が違うような気がするが、気のせいで済みそうな変化だ。レオハニーの視力はどうなっているのだろう。
ともかく、ここならばユダラナーガの生息地とピッタリ合致する。この辺りで適当に歩き回っていれば、後は勝手にあちらから釣り出されてくるだろう。
俺は深呼吸した後、わざと足音を立てて砂漠の中へ踏み出していった。
ここから先の動きは俺に任せるつもりらしく、レオハニーは俺の後ろをついてきた。そして、日常と変わらぬ声色で問いかけてきた。
「ユダラナーガの弱点は知っているか?」
「水属性には脆く、それ以外の属性には極端な耐性がある。ですよね?」
「そう。君の手持ちの菌糸能力ではユダラナーガと相性が悪い。力技で押し切るのはほぼ不可能。だからこそ、君の実力を測るにはうってつけだ」
感情の揺れを感じないレオハニーの説明を聞きながら、俺は腰の刀を強く握りしめた。
「なぜ、そこまで俺の実力を気にするんですか?」
「君は自分の力を過小評価している。自分の能力を正しく採点できない者は、自分の実力を正しく発揮できないのと同義だ。厳しいことを言うようだが、これからの戦いに足手纏いは必要ない」
背後の足音が止まり、俺に向けて突き刺すような激励が送られた。
「自分を知れ。価値を知れ。君なら自分の弱さを受け入れられる」
まるで、俺よりも俺自身を信じているような、まっすぐな言葉だった。迫り上がる気持ちに息が詰まり、無性に後ろを振り返りたくなる。
しかし、
「ちょうどいい。目的のドラゴンのお出ましだ」
レオハニーがそう口にした直後、足元の砂がうぞうぞと蟻の群れの如く蠢いた。
「――!」
その場から大きく飛び退いた瞬間、砂漠に地割れが刻まれる。暗黒物質を塗り固めたような地割れの底から、轟音を立てて巨大な馬面が迫り上がった。
咄嗟に空中を蹴って真横に退避する。馬面は首を捻りながら俺を追随し、人間のような四角い歯をぱっかりと上下に開いた。無数のひだが並んだ口内と、節くれだらけの長い舌が俺の眼前に迫ってくる。
「う……おっ!」
もう一度空中を蹴った瞬間、俺の爪先スレスレで勢いよく歯が閉じた。噛み合った歯はプレス機のように空気を押し出し、余波だけで俺を軽々と吹き飛ばした。
臭い熱風に息を止めながら、空中で体勢を立て直す。その時、ユダラナーガの琥珀色の瞳と目が合った。獲物に逃げられたと気づいたユダラナーガは、地割れから外へと全身を踊り出し、苛立たしげに咆哮を上げた。
『ブオオオオオオオ!!』
鼓膜が潰れぬよう、耳を抑えて口を開けながらさらに距離を取る。タタラを踏むように着地すると、いつのまにかレオハニーが俺のすぐ横に立っていた。
「どちらかが死ぬまで私は手を出さない。死後のことを私に託そうとは思わぬように」
「はは……責任重大だ」
要するに、レオハニーは俺が死んだら救助隊を撤退させると言っているのだ。俺が死んだらバルド村発掘の話は水の泡。救助隊は何の成果も上げることなくエラムラに帰還することになる。残された仲間たちも、俺を信じるんじゃなかったと後悔するだろう。
レオハニーに実力を見せたいがために努力するのは結構だが、それで死んだら元も子もない。レオハニーの言葉は、少々気合を入れ過ぎた俺を冷静にさせるには十分な忠告だった。
俺は素早く太刀を引き抜くと、双眸を光らせながらユダラナーガと対峙した。
ユダラナーガの外見は二足歩行の太った砂馬だ。馬面の額には短い一本角があり、でっぷりと太ったトカゲの胴体が反り腰ぎみに立っている。腰の後ろには分厚い扇状の尾が広がっており、重たそうな胴体を盤石に支えていた。その巨体は二十五メートルプールを垂直に立たせたら丁度同じサイズになるかもしれない。
一見すると、急所らしい急所が全く見当たらない。全身を覆う分厚い鱗は乾燥で地割れした地面のように荒々しく、生半可な一撃では傷一つつけられないのは明白だった。俺がメインに扱う『雷光』と『紅炎』では相性が悪いため、なおのこと勝てるヴィジョンが浮かばない。
それでもやるしかない。
鼻息荒くこちらの動きを見定めるユダラナーガ。その琥珀色の瞳を睨み返しながら、俺は己を鼓舞するように叫んだ。
「行きます!」
『ブルオオオオオオオ!』
俺の殺意に答えるように、ユダラナーガは猛々しく咆哮した。
どうやっても誤魔化せない暑さにイライラしながら、俺とレオハニーは南西へ疾駆していた。
討伐目標のユダラナーガは、柔らかくきめ細かい砂の中を寝床にする。つまり、砂漠になったばかりのバルド村周辺よりも更に奥、長い年月をかけて風化した古い砂漠が生息地だ。
しかも、この辺りはディアノックスの捕食行動が行われたばかりだ。地下まで浸透するディアノックスの溶岩は、ユダラナーガにとってはひとたまりもない。それを踏まえてディアノックスがエラムラまで辿った道を逆算すると、生き残ったユダラナーガはおおよそ南側に集まっていると予想された。
地面を蹴って加速するたびに、電車乗っているかのように景色が過ぎ去っていく。目印のない砂漠では速度を図りにくいが、中位ドラゴンでは追いつけないほどのスピードは出ているだろう。
だが、レオハニーの脚力は易々と俺を上回っていた。砂を蹴るレオハニーの足取りは軽く、俺の速度に合わせるためにわざと風の抵抗を受けるような動きをしていた。神速と謳われるクラトネールの菌糸を持ってしても、最強の討滅者の前では足元にも及ばないらしい。
五百年を生きた彼女の背はあまりにも遠かった。俺が死の記憶で培ってきた実力も経験も、レオハニーに比べれば遥かに劣る。
普通の人間であれば生きている間に上には上がいると痛感させられる時が必ず来る。だが、レオハニーにはそんな人がいたのだろうか。NoDに転生する前ならそういった経験をしていただろうが、最強の討滅者に上り詰めた今の彼女は文字通りの敵なしだ。レオハニーの雰囲気が浮世離れしているのも、それが関係しているのかも知れなかった。
彼女のことを知れば知るほど、俺は追いつきたいと思った。最初は同情と恩義に報いるためという不純な動機だった。だが、たった一人でバルド村へ救援に行ったレオハニーの後ろ姿を見た後では、この人を一人にしたくないという思いが生まれた。
鍵者の俺はレオハニーや他のNoDと違って寿命がある。終末の日が終われば鍵者も転生する必要がなくなるだろう。だから彼女と肩を並べられる時間は、おそらく今世しか残されていない。
せめて今日こそは、一人で上位ドラゴンを殺せるのだと示したい。
ふと、レオハニーからハンドサインがあった。そろそろ到着らしい。砂で転ばないよう、重心を後ろに下げて制動をかける。スノーボードのように斜面を滑って、俺たちは丘の上で停止した。
「南西で最も古い砂漠はこの辺りだ」
レオハニーから紹介されても、俺はいまいちピンと来なかった。
「何もないのに、どうやってこの辺りだと分かるんですか?」
「砂の色だ。ディアノックスの溶岩から作り出される砂は強い日差しで色褪せる。この辺りは三百年以上も前の砂だから特に白い。夜になったら君でも見分けがつくだろう」
言われてみれば砂の色が違うような気がするが、気のせいで済みそうな変化だ。レオハニーの視力はどうなっているのだろう。
ともかく、ここならばユダラナーガの生息地とピッタリ合致する。この辺りで適当に歩き回っていれば、後は勝手にあちらから釣り出されてくるだろう。
俺は深呼吸した後、わざと足音を立てて砂漠の中へ踏み出していった。
ここから先の動きは俺に任せるつもりらしく、レオハニーは俺の後ろをついてきた。そして、日常と変わらぬ声色で問いかけてきた。
「ユダラナーガの弱点は知っているか?」
「水属性には脆く、それ以外の属性には極端な耐性がある。ですよね?」
「そう。君の手持ちの菌糸能力ではユダラナーガと相性が悪い。力技で押し切るのはほぼ不可能。だからこそ、君の実力を測るにはうってつけだ」
感情の揺れを感じないレオハニーの説明を聞きながら、俺は腰の刀を強く握りしめた。
「なぜ、そこまで俺の実力を気にするんですか?」
「君は自分の力を過小評価している。自分の能力を正しく採点できない者は、自分の実力を正しく発揮できないのと同義だ。厳しいことを言うようだが、これからの戦いに足手纏いは必要ない」
背後の足音が止まり、俺に向けて突き刺すような激励が送られた。
「自分を知れ。価値を知れ。君なら自分の弱さを受け入れられる」
まるで、俺よりも俺自身を信じているような、まっすぐな言葉だった。迫り上がる気持ちに息が詰まり、無性に後ろを振り返りたくなる。
しかし、
「ちょうどいい。目的のドラゴンのお出ましだ」
レオハニーがそう口にした直後、足元の砂がうぞうぞと蟻の群れの如く蠢いた。
「――!」
その場から大きく飛び退いた瞬間、砂漠に地割れが刻まれる。暗黒物質を塗り固めたような地割れの底から、轟音を立てて巨大な馬面が迫り上がった。
咄嗟に空中を蹴って真横に退避する。馬面は首を捻りながら俺を追随し、人間のような四角い歯をぱっかりと上下に開いた。無数のひだが並んだ口内と、節くれだらけの長い舌が俺の眼前に迫ってくる。
「う……おっ!」
もう一度空中を蹴った瞬間、俺の爪先スレスレで勢いよく歯が閉じた。噛み合った歯はプレス機のように空気を押し出し、余波だけで俺を軽々と吹き飛ばした。
臭い熱風に息を止めながら、空中で体勢を立て直す。その時、ユダラナーガの琥珀色の瞳と目が合った。獲物に逃げられたと気づいたユダラナーガは、地割れから外へと全身を踊り出し、苛立たしげに咆哮を上げた。
『ブオオオオオオオ!!』
鼓膜が潰れぬよう、耳を抑えて口を開けながらさらに距離を取る。タタラを踏むように着地すると、いつのまにかレオハニーが俺のすぐ横に立っていた。
「どちらかが死ぬまで私は手を出さない。死後のことを私に託そうとは思わぬように」
「はは……責任重大だ」
要するに、レオハニーは俺が死んだら救助隊を撤退させると言っているのだ。俺が死んだらバルド村発掘の話は水の泡。救助隊は何の成果も上げることなくエラムラに帰還することになる。残された仲間たちも、俺を信じるんじゃなかったと後悔するだろう。
レオハニーに実力を見せたいがために努力するのは結構だが、それで死んだら元も子もない。レオハニーの言葉は、少々気合を入れ過ぎた俺を冷静にさせるには十分な忠告だった。
俺は素早く太刀を引き抜くと、双眸を光らせながらユダラナーガと対峙した。
ユダラナーガの外見は二足歩行の太った砂馬だ。馬面の額には短い一本角があり、でっぷりと太ったトカゲの胴体が反り腰ぎみに立っている。腰の後ろには分厚い扇状の尾が広がっており、重たそうな胴体を盤石に支えていた。その巨体は二十五メートルプールを垂直に立たせたら丁度同じサイズになるかもしれない。
一見すると、急所らしい急所が全く見当たらない。全身を覆う分厚い鱗は乾燥で地割れした地面のように荒々しく、生半可な一撃では傷一つつけられないのは明白だった。俺がメインに扱う『雷光』と『紅炎』では相性が悪いため、なおのこと勝てるヴィジョンが浮かばない。
それでもやるしかない。
鼻息荒くこちらの動きを見定めるユダラナーガ。その琥珀色の瞳を睨み返しながら、俺は己を鼓舞するように叫んだ。
「行きます!」
『ブルオオオオオオオ!』
俺の殺意に答えるように、ユダラナーガは猛々しく咆哮した。
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