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1 突然の悲劇
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私は当時、小学四年生でした。
年度末とあって、ちらちら白い雪が降るなか、お楽しみ会の内容決めで盛り上がっていました。
その日、私は丁度校庭で遊んでいました。
人が少ないので学年も関係なく、皆でドッジボールなんかしていました。
その時です。
大きな地響きがしたのは。
ゴゴゴゴ、と地獄の底から響くような音の後に、地面がゆっさゆっさと揺さぶられました。
私達生徒は、避難訓練と同じ様に広い校庭の真ん中へ。
先生は直ぐに職員室から出てきました。
もう既に帰った生徒もいるので、安否確認を急ぎます。
私達は、何度も何度も揺れる校庭の真ん中に立ち尽くし、ひたすら寒さと恐怖に震えました。
泣き出す女の子もいました。
そして、教室で勉強していた仲間もいました。
幸い、私の学校は海から離れているので津波はきません。
ですが私の迎えが来て、家に帰って驚きました。
家が壊れていたのです。
変わり果てた姿で、家は佇んでいました。
私の家の隣も、その隣も、さらにはその向い側も。
家はほぼ崩れていました。
無事だったおばあさんの家に居させてもらうことになりました。
ガスが都市ガスではなくプロパンガスだったので、ご飯を炊いて小さな塩おにぎりを作りました。
何しろ停電になっているので、暗闇の中の作業でした。
そして、私達は長い一日をやっと終えたのです。
年度末とあって、ちらちら白い雪が降るなか、お楽しみ会の内容決めで盛り上がっていました。
その日、私は丁度校庭で遊んでいました。
人が少ないので学年も関係なく、皆でドッジボールなんかしていました。
その時です。
大きな地響きがしたのは。
ゴゴゴゴ、と地獄の底から響くような音の後に、地面がゆっさゆっさと揺さぶられました。
私達生徒は、避難訓練と同じ様に広い校庭の真ん中へ。
先生は直ぐに職員室から出てきました。
もう既に帰った生徒もいるので、安否確認を急ぎます。
私達は、何度も何度も揺れる校庭の真ん中に立ち尽くし、ひたすら寒さと恐怖に震えました。
泣き出す女の子もいました。
そして、教室で勉強していた仲間もいました。
幸い、私の学校は海から離れているので津波はきません。
ですが私の迎えが来て、家に帰って驚きました。
家が壊れていたのです。
変わり果てた姿で、家は佇んでいました。
私の家の隣も、その隣も、さらにはその向い側も。
家はほぼ崩れていました。
無事だったおばあさんの家に居させてもらうことになりました。
ガスが都市ガスではなくプロパンガスだったので、ご飯を炊いて小さな塩おにぎりを作りました。
何しろ停電になっているので、暗闇の中の作業でした。
そして、私達は長い一日をやっと終えたのです。
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