ボクの推しアイドルに会える方法

たっぷりチョコ

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「アキ不足」-トモセ視点ー

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☆R指定ではありませんが、軽く生理的・性的な単語が出てきます。苦手な方はご注意ください。





 夢の中でアキと付き合うようになって順調だ。


 レギュラー出演している番組の収録が終わった。
「はー、疲れた。楽しい番組なんだけど大御所の人が多くて気づかれするんだよね」
 ため息をつきながら控室に入ると、ソファに誰かが座っていた。
 後ろ姿からして中学生? くらいの男子みたいだ。
 一瞬、部屋を間違えたのかと思ったけど、鏡台の上に置きっぱなしにしている自分の私物が置いてあるから間違えてはいないはず。

 普通は収録前に一緒に出演する人が挨拶に来たりするけど、絡みが強かったりすると終わったあとも挨拶(謝り)に来る人がいる。
 それ系? かな。
 でも、今日はそんなにいじられてないはず。(ベテランばっかりだったし)
 それに子役の子は出演してなかった。背の低い大人は数人いたと思うけど。
 オレより先に来て待っていたとか? 
 それだったら部屋の外で待つか出直してくるのがルールだと思ってたけど、新人かな。
 マネージャーの宮本さんが上げたのかな?

 とりあえず、このままにするわけにはいかないから声をかけようと口を開けたところで、ソファに座ってる出演者らしき人が振り返りながら立ち上がった。
「トモセくん」
 遠慮がちにオレの名前を呼んだのはアキだった。
 オレと似た髪型に丸く幼い顔、一重の目に、アイと似た背格好。
 最近は毎日のように会えなくなったけど、それでも夢の中で会っているオレの、恋人。
 
 が、今、目の前にいるっーーーー?!!

「あ、アキ?! な、なんで?! ここ現実だよ?! え? 夢の中じゃないよね?!」
 混乱しながら控室をキョロキョロと眺めたり、自分の頬をつねったり。
 そんなオレをアキはおかしそうに口に手を当てながらクスクスと笑った。

 か、かわいい。

 一瞬でアキのしぐさにキュンッとくる。

 夢の中のアキもかわいいけど、目の前にいる生の、現実のアキもめちゃくちゃかわいい。

「実はボクのお父さん、芸能関係の仕事してて無理いってお願いしたんだ。トモセくんに会いたいって」
「え?」
「そしたら、ちょっとだけならって控室に案内してもらえたんだ。えへへ、ごめんね、急に会いにきちゃって」
「ホントにアキ?」
「そうだよ、アキだよ」
 嬉しすぎてまだ信じられないオレにアキが一気に距離を詰めてきた。
「トモセくんの恋人の、アキだよ」
 そう言ってアキはオレの両手を優しく握って自分の両頬に当てた。
「夢じゃない、現実だよ。実感できた?」
 アキの頬は柔らかくてあったかい。
「アキ・・・。ずっと夢以外で会いたかった」
 じわじわと実感していく、アキが現実に存在するということを。
 オレの両手に包まれながらアキが嬉しそうに微笑み、
「ボクも、会いたかった。トモセくん」

 ぎゅんっと心臓がわしずかみされたように大きく跳ねる。

 いてもたってもいられずアキを強く抱きしめる。
「アキっっっ!!」
「トモセくぅーん」
 アキも嬉しそうにぎゅっと背中に腕を回して抱きしめてくれる。
 数秒して、アキが見上げながら上目遣いで、
「今日はまだキスしてくれないの?」
 
 グサッと見えない矢がオレの心臓に刺さった。

「するっ!! 今すぐする!!」
 アキの頬を両手で包みながら口にキスする。
 オレの首に腕を回すアキに、一気にスイッチが入りキスしたままアキをソファへと押し倒す。
 見下ろすとアキの頬が赤く、目もとろーんとして溶けそうだ。(かわいい・・・ていうか、エロい)
「トモセくん・・・シよ?」
「うん・・・好きだよ、アキ」
「ボクも」

 やっとアキとデキる。
 やっとーー。



 






「トモー。こっちこっち」
 ジュンが手招きする。
 学校の門の前に立っているジュンは、変装用の丸メガネをかけて普段より地味な格好をしている。
 無地のワイシャツにベスト、裏地の無いトレーナー生地のグレーのジャケット。下は同じ色のボトムスだ。
「え? どうしたの? ていうか、ここどこ?」

 ジュンの歳だったら大学生に見えるその格好に驚きながら呼ばれた場所をしみじみ眺める。
 どうやら私立高校だ。
 オレが通ってる高校も私立だけど、同じくらいの大きさで建物自体はそれほど年期が入ってるわけでもなくキレイな白だ。
 門の前に『剣道大会』と書いてある立て看板があるのに目が留まる。
「まさかこれ見に呼び出したとか?」
「ま。そーゆうこと。だから制服着て来いって言っただろ」
「はぁぁ? せっかくの半日休みなのにぃ。ていうか、午後から新曲の振り付けの練習あるんだぞ」
「そうゆうなって! つーか、制服似合ってんな!」
 ガシッとオレの肩に腕を回しながら見慣れてるはずのオレの制服を褒めるジュンに冷たい視線を送る。
「現役だよ」


 渋りながら建物の中に入り剣道の大会がやっている体育館へ行くとすでに始まっていた。
 試合をしてる人同士が叫びに近い大きい声をあげてるのにビビる。
 熱気を肌で感じながら迷いもせず進んでいくジュンの後ろを追いながら2階へ行く。
 そこは客席のあるロフトになっていて高校生や保護者らしき人が試合を観ながら応援していた。
 オレはともかく、ジュンはわりとバレやすいため顔を見られないように席には座らず一番前の手すりの前で試合を観戦することに。
 
 手すりにもたれながら、
「なんで剣道? そうゆう役でも回ってきた?」
「あ? アキは剣道やってんだろ。いるかもしれねーじゃん」
「え?! そのため?!」
「おぅ。しっかり探せよ」
「もういいって言ったよね?」
「おーすげー! 今の見た? あの真ん中んとこの」
「・・・」
 普通に楽しんでるジュンの横顔をしばらく睨んだあと、適当に試合を観戦する。

 アキと夢の中でつきあうようになって順調だ。
 毎日のように会うことはないけど、それでも前みたいに1ヶ月以上会えないことは今のところない。
 会えばお互い他愛無い話をしたり(主にオレの愚痴)くっついたりキスしたり、押し倒したり、キスしたり。
 キスしたりキスしたりキスしたりキスしたり・・・。
 正直、

 アキ不足だっっ。

 触れたりキスはいくらでもできるけど、その先が進まない!
 最近気づいたけど、どうやら夢の中の主導権はアキにあるみたいで・・・オレがどんなに最後まで望んでもデキるどころか、気づけば夢が終わって目が覚める。
 ていうか、夢に主導権とかあるの? それってオレがアキの夢の中にいるってこと? といろいろ疑問がわくけどネットで調べても答えが出るわけでもなく。(それらしいのはあるけど)
 
 どんどんアキがかわいく見えてしょうがないのは事実だし。
 夢精は避けたいから寝る前に抜くけど、目が覚めればムラムラしてるし。(また抜くはめに)
 そのせいか、アキに会えない日や2度寝をしたあとにオレの願望が夢に出るようになった。
 今日はアキに会えたあとに2度寝したから見た。
 願望の夢はとにかくアキが積極的で、現実でオレに会いにきてくれる。
 親が芸能関係の仕事をしてる設定で。(実際は知らん)
 そして、アキと結ばれる・・・そんな夢。

 目が覚めて思うけど、全然アキじゃないし!
 あんな脚開いたりしないし!
 あんなことやこんなこととかアキから・・・って、オレの願望ッッ!!

 今日見た夢を思い出して、必死に恥ずかしさを我慢する。
 数分後、やっと落ち着いて軽くため息をつく。

「おい」
「え?」
 ドスを効かせた声で呼ぶから振り向くと、これまた眉間にしわを寄せての極悪面をしてる。(こわ)
「昨日発売された雑誌見た。お前、変わったよな。それともあれか? カメラマンが凄腕とかか?」
「え? なんの話? 雑誌を買ったとこまではわかったんだけど。いつもどおりやったつもりだけど?」
 撮影風景を思い出してみても特にこれといった特別なことは記憶にない。カメラマンも何度か撮ってもらったことのある人だ。
 凄腕かはわからないけど・・・まぁ、普通? 普通におだててもらってその気になって撮る。
「メンバーの奴から感想のラインとかなかったか?」
「感想・・・あ、リーダーが大人になったな、て言われた。アイからは恋人できた? のあとにキャラクターが焦ってるスタンプを連打された!」
 アイがなんで慌ててるのかよくわからないけど、鬼連打がおかしくて笑える。
「そういえば、カメラマンに今回はすごく良いできだって褒めらた・・・気がする」
「・・・俺も正直そう思う。言いたくねーけど、色気が出てきたっつうか」
「色気?」
「聞きたくねーけど、撮影中なんか思い浮かべたりとかしたか?」
「思い浮かべて・・・なんだろう、夕飯なんにしようとか? ていうか、ちょっと前のことだからもう忘れた」
「オレが聞いたのがバカだったわ」
 ガクッと手すりに頭をつけるジュン。

 思い浮かべたわけじゃないけど、
「アキのことならいつも想ってるよ」
 自分で言って照れる。
「ほー。ならさっさとこの会場にアキがいるか目ん玉広げてくまなく探せや」
「もういいって言っただろ! アキとは夢の中で会えるだけで十分なの!」
「・・・本当にそう思ってんのか?」
「え?」
 じっと見透かすような瞳で見つめてくるジュンにオレの心が揺れる。
「も、もちろん」
 耐えられずサッと視線をそらす。
「嘘つくなって、駄々漏れなんだよ」
 ゲシッと足でオレの尻を蹴った。(おい)
「なにがだよ! ていうか、蹴るなよ」
「色気って言ってんだろーが!! 受験生のくせにこれ以上仕事増やしてどうすんだ」
「なんの話だよ!」

 探せるわけないじゃん。
 これ以上欲張ったら、またアキに会えなくなる。
 それは絶対に嫌だ。

「なぁ、あの隅っこで試合してる、背の低い奴、良い動きしてんじゃね? 素人の俺が見てもわかるわ」
「え?」
 話題が変わったことにホッとしながらジュンが言うブロックへと視線を向けると確かにオレが見ても良い動きをしてる。
 お面を被っていて男なのかも女のかもわからないけど、背の高い対戦相手に物怖じせず俊敏な動きで攻めていく。
 ひとつひとつの動きにキレがある。
 どこかで見たことあるような・・・と思っていたら、甲高い声を上げながら相手から一本取った。
「おー、すげー。最後の動きマジ見えなかった!」
 ジュンが興奮している。
 元ヤンだったせいか、ジュンは格闘系が好きだ。本人も多分、ケンカが強いと思う。(怖くて聞けない)
 武道を格闘系に入れていいか疑問だけど。元ヤン的には血が騒ぐのかも。


 観戦中、背中越しでJKたちが「ラブずのジュン?」と話してる会話が聞こえてきたけど、声をかけてくることはなく。
 特にバレることもなく午前の部を見切った。
「午前の部、終わったみたいだな。これから昼休憩か・・・午後の部は1時半から・・・て、さすがに見るのは無理か」
「あ、宮本さんからライン来た。ここまで迎えに来るから外で待っててって。ジュンもいるって言ったら一緒に乗せてくって」
「りょーかーい。増井さんに伝えとく」
 ラインしながら客席を離れて体育館の出口へと向かう。
 選手も観客も一斉に動くから廊下は人であふれていた。
 群れに紛れるじゃないけど、こうゆう時は逆にアイドルだとバレずらい。

「剣道の試合、意外と面白かったけど、今回も収穫なしか」
 チッと舌打ちするジュン。
「だからもうやめろって」
 ファンレターを探してもパンケーキの専門店で探しても未だにアキは見つからない。
 探しても無駄。
 アキのことは探しちゃダメなんだ。
 コンサートで見たのは他人の空似で、アキが本当に夢の中の住人なら、オレは夢から覚めなくてもいいかもしれない。
 夢の中でアキと一生・・・。

 独占欲のような、暗い気持ちが心に影をつくる。

 ぐぅっと腹が鳴った。
「ジュンに呼びされて朝ごはん食べてなかった」
 フッと鼻で笑いながら顔を上げた時、人混みの中に見知った後ろ姿が視界に入る。
 目が良いせいか、離れた先でもあざとく気づくことがある。
 会いたくない奴なら見えなきゃいいのにと思うけど・・・。
 目に留まった相手はお面は付けてないにしろ、袴姿に防具をまだ身に着けている。
 背は低そうだけど、背格好と髪の短さから男子生徒みたいだ。知り合いか?
 剣道をしてる人で知ってる奴っていたっけ?
 でも、どこかで見たことのある後ろ姿だ。
 髪型がオレに似てる?
 目が離せず人混みにさえぎられながらも見続けていると、彼が横を向いた瞬間、記憶のアキと重なった。

 ストッパーが一気に外れた。

 理性が働くより先に足が動いていた。
 人混みをかき分け袴姿のアキの元へ駆け寄る。

「アキッ!」

 見逃しそうになり、呼んだ声は人の多い廊下にあまり響かなかった。

 肩で息をしながら人混みの中で立ち尽くす。
 追いかけたけど見失った。
 途中、他校の剣道部の団体に道を塞がられたのが運の尽きだ。

 ほら、まただ。
 やっぱり、欲張るから・・・。
 頭ではわかっていても、悔しい気持ちが胸を締め付ける。
 拳をぎゅっと握りしめ、ジュンを置いてきたことを思い出し戻ろうとしたら履いてるスリッパに何かが当たった。
 なんだろうと思い、拾い上げるといびつな形をしたプリンのストラップだった。
「これ・・・オレがデザインしたプリン」
 誰か落としたのかな? 
 ふと、夢の中でアキが嬉しそうに話してくれたことを思い出す。

『推し仲間からトモセくんがデザインしたプリンのストラップを譲ってもらったんだよぉぉ!』
 絶対絶対大事にするね、て嬉しそうに言ってた・・・。

 ハッとしてそのストラップをマジマジと眺める。
「まさかこれって、アキのストラップなんじゃッッ!!」
 
 でもそんな偶然ある?!
 童話のシンデレラじゃあるまいし。
 いや、これはもしかして、プリンのストラップならぬガラスの靴。
「アキを探していいってこと?!」
 興奮しすぎて勝手な解釈が止まらない。

「おいッ! 勝手にどっか行くなよ!」
 後を追ってきたジュンの顔がめちゃくちゃ極悪だ。
 興奮が収まらずジュンにストラップを見せつける。
「ジュン! アキ、アキがいた! アキがオレに探せって言ってる!!」
「・・・話はあとで聞くから、とりあえず正門まで行こうぜ」
 
 アキがオレを待ってる!!

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