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とある日の午後、俺は施設内にあるトレーニングルームに居た。
と言っても、目的は俺自身のトレーニングではない。
多少は必要かもしれないけど、いくら俺がトレーニングを積んだからと言ってヒロインたちには遠く及ばないだろう。
だったらどうしてここに居るのか、理由は簡単だ。
背後から聞こえてきたと扉の開く音に振り替えると、そこから三人の少女が入ってきた。
「お兄ちゃん、来たよー」
「すごい……。こんな場所があったんだ」
「こんな所に呼び出して、いったいなにをするつもり? 私って暇じゃないんだけど」
三者三様に声を掛けてくる少女たちに微笑みかけながら、俺は彼女たちへ近づいていく。
「佳奈に美嘉ちゃん、それに天音も。急に呼び出してすまなかったな」
「いえ、お兄さんに会えるんだったら私はどこへだって行きますよ」
「うんうん、そうだよね。まぁ、私は家に変えればいつでも会えるんだけど」
素直に頷く美嘉ちゃんと、そんな彼女を無意識に煽っていく佳奈。
佳奈の言葉に美嘉ちゃんは少し唇を尖らせながら睨み、その視線に気付いた佳奈は不思議そうに首を傾げる。
「なに? どうかした?」
どうやら本気で失言に気付いていない様子の佳奈に、美嘉ちゃんは呆れたようにため息を吐いて矛を収めた。
いきなり目の前で喧嘩が勃発しなくてほっと一息ついていると、痺れを切らしたように天音が俺に詰め寄ってくる。
「ねぇ、さっさと用件を言ってくれないかしら? わざわざこんな所に呼び出したんだから、さぞかし大事な話なんでしょうね」
どうやら急に呼び出されたのがよっぽど気に入らないらしく、不機嫌な態度を隠すことなく俺に絡んでくる。
これは、後でお仕置きが必要かもしれないな。
よく見ると彼女もそれを望んでいるみたいで、不機嫌な表情の中からほんのりと期待の色が滲み出ている。
お仕置きをされるためにわざと生意気な態度を取る天音のことを、少しだけ可愛らしいと思ってしまう。
だけど、まずは呼び出した用件を済まさなくてはいけない。
お仕置きのことは後回しにして、俺はいつも通り背後に控えていたクレビスに合図を送る。
「かしこまりました。……さぁ、こちらへどうぞ」
その言葉とともにクレビスの生み出した歪みの中から現れた人影に、天音は反射的に戦闘態勢を取る。
それもそのはず、いきなり現れたのはついこの間までヒロインたちと敵対していたボンバーラビットだった。
そんな因縁の相手がいきなり現れれば、警戒するのが普通だろう。
緊張している天音とは反対に、まだ新人でボンバーラビットのことを知らない二人は不思議そうな表情を浮かべている。
「あの、お兄さん。その人は? もしかして、新しいヒロインさんですか?」
「また違う女の子に手を出したの? 本当に、お兄ちゃんってば節操がないんだから」
そんな風にまったく緊張感がない二人を守るように、天音が彼女たちの間へ割り込んでいく。
「二人とも、気をつけなさい。アレは、今の私たちが束になってかかっても勝てるか分からない相手よ」
「ははっ、よく分かってるじゃねぇか。もしかして、前にもオレと戦ったことがあるのか?」
言いながらボンバーラビットから発せられた殺気に、佳奈と美嘉ちゃんにも遅ればせながら緊張が走る。
そうやって怪人とヒロインが睨み合っている状況に、俺はため息とともに双方へと声を掛けた。
「全員、ちょっと落ち着け。ボンバーラビットも、あまり挑発するんじゃない」
「いやぁ、悪いな。戦えそうな奴を見ると、ついやっちまうんだよな」
俺の言葉に肩をすくめたボンバーラビットは、ヒロインたちを見て豪快に笑う。
「そんなに緊張しなくても、別に取って食ったりはしないって。これからは仲間なんだから、仲良くしようぜ」
さっきまでの殺気が嘘のようにフレンドリーな雰囲気になったボンバーラビットに、ヒロインたちは意味が分からないといった風にポカンとした表情を浮かべる。
特にボンバーラビットのことを知っている天音は、本気で困惑しているようだった。
「……ねぇ、いったいどういうことなの? そもそも、どうしてあのボンバーラビットがアンタと一緒に居るのよ?」
「いろいろと事情があってな。まぁ、簡単に言えばコイツもお前らと同じように俺の物になったってことだ」
「そういうこと。もうオレはご主人様の物だから、同じ境遇のあんたらとは竿姉妹ってわけだ」
「その言い方はかなり下品だけどな。ともかくそう言うわけだから、仲良くしてやってくれ」
そう言われても、天音は少し複雑そうだ。
まぁ、昨日まで敵だった奴がいきなり仲間になっても、すぐに割り切れるわけではないだろう。
逆にあまり先入観を持っていなかった佳奈と美嘉ちゃんは、すぐにボンバーラビットのことを受け入れていた。
「よろしくお願いします、ボンバーラビットさん」
「おう、よろしく」
お互いに握手を交わしながら笑う彼女たちを見て、俺はふとあることを思い出した。
「そう言えば、お前の本名はなんて言うんだ? いつまでもボンバーラビットって呼ぶのは面倒だから、できれば名前で呼びたいんだが」
そんな俺の何気ない質問に、ボンバーラビットは微妙そうな表情を浮かべる。
「……別に、ボンバーラビットでいいじゃねぇか。オレはそのままで構わないぜ」
「いや、俺が面倒くさいって言ってるんだよ。それとも、なにか教えられない理由でもあるのか?」
「いや、別にそんなわけじゃねぇけどさ……」
それでも渋る彼女に追い打ちをかけるように、ツインクルライトの二人も声を上げる。
「私たちも、ボンバーラビットさんのお名前知りたいです!」
「良ければ、教えてもらえませんか?」
中学生の二人のキラキラとした視線で見つめられては、さすがのボンバーラビットも抵抗が難しそうだ。
「うー」とか「あー」とか一通り唸った後、彼女は諦めたようにうなだれる。
まるで苦虫を噛みつぶしたような表情を浮かべた彼女は、やがて小さな声で呟いた。
と言っても、目的は俺自身のトレーニングではない。
多少は必要かもしれないけど、いくら俺がトレーニングを積んだからと言ってヒロインたちには遠く及ばないだろう。
だったらどうしてここに居るのか、理由は簡単だ。
背後から聞こえてきたと扉の開く音に振り替えると、そこから三人の少女が入ってきた。
「お兄ちゃん、来たよー」
「すごい……。こんな場所があったんだ」
「こんな所に呼び出して、いったいなにをするつもり? 私って暇じゃないんだけど」
三者三様に声を掛けてくる少女たちに微笑みかけながら、俺は彼女たちへ近づいていく。
「佳奈に美嘉ちゃん、それに天音も。急に呼び出してすまなかったな」
「いえ、お兄さんに会えるんだったら私はどこへだって行きますよ」
「うんうん、そうだよね。まぁ、私は家に変えればいつでも会えるんだけど」
素直に頷く美嘉ちゃんと、そんな彼女を無意識に煽っていく佳奈。
佳奈の言葉に美嘉ちゃんは少し唇を尖らせながら睨み、その視線に気付いた佳奈は不思議そうに首を傾げる。
「なに? どうかした?」
どうやら本気で失言に気付いていない様子の佳奈に、美嘉ちゃんは呆れたようにため息を吐いて矛を収めた。
いきなり目の前で喧嘩が勃発しなくてほっと一息ついていると、痺れを切らしたように天音が俺に詰め寄ってくる。
「ねぇ、さっさと用件を言ってくれないかしら? わざわざこんな所に呼び出したんだから、さぞかし大事な話なんでしょうね」
どうやら急に呼び出されたのがよっぽど気に入らないらしく、不機嫌な態度を隠すことなく俺に絡んでくる。
これは、後でお仕置きが必要かもしれないな。
よく見ると彼女もそれを望んでいるみたいで、不機嫌な表情の中からほんのりと期待の色が滲み出ている。
お仕置きをされるためにわざと生意気な態度を取る天音のことを、少しだけ可愛らしいと思ってしまう。
だけど、まずは呼び出した用件を済まさなくてはいけない。
お仕置きのことは後回しにして、俺はいつも通り背後に控えていたクレビスに合図を送る。
「かしこまりました。……さぁ、こちらへどうぞ」
その言葉とともにクレビスの生み出した歪みの中から現れた人影に、天音は反射的に戦闘態勢を取る。
それもそのはず、いきなり現れたのはついこの間までヒロインたちと敵対していたボンバーラビットだった。
そんな因縁の相手がいきなり現れれば、警戒するのが普通だろう。
緊張している天音とは反対に、まだ新人でボンバーラビットのことを知らない二人は不思議そうな表情を浮かべている。
「あの、お兄さん。その人は? もしかして、新しいヒロインさんですか?」
「また違う女の子に手を出したの? 本当に、お兄ちゃんってば節操がないんだから」
そんな風にまったく緊張感がない二人を守るように、天音が彼女たちの間へ割り込んでいく。
「二人とも、気をつけなさい。アレは、今の私たちが束になってかかっても勝てるか分からない相手よ」
「ははっ、よく分かってるじゃねぇか。もしかして、前にもオレと戦ったことがあるのか?」
言いながらボンバーラビットから発せられた殺気に、佳奈と美嘉ちゃんにも遅ればせながら緊張が走る。
そうやって怪人とヒロインが睨み合っている状況に、俺はため息とともに双方へと声を掛けた。
「全員、ちょっと落ち着け。ボンバーラビットも、あまり挑発するんじゃない」
「いやぁ、悪いな。戦えそうな奴を見ると、ついやっちまうんだよな」
俺の言葉に肩をすくめたボンバーラビットは、ヒロインたちを見て豪快に笑う。
「そんなに緊張しなくても、別に取って食ったりはしないって。これからは仲間なんだから、仲良くしようぜ」
さっきまでの殺気が嘘のようにフレンドリーな雰囲気になったボンバーラビットに、ヒロインたちは意味が分からないといった風にポカンとした表情を浮かべる。
特にボンバーラビットのことを知っている天音は、本気で困惑しているようだった。
「……ねぇ、いったいどういうことなの? そもそも、どうしてあのボンバーラビットがアンタと一緒に居るのよ?」
「いろいろと事情があってな。まぁ、簡単に言えばコイツもお前らと同じように俺の物になったってことだ」
「そういうこと。もうオレはご主人様の物だから、同じ境遇のあんたらとは竿姉妹ってわけだ」
「その言い方はかなり下品だけどな。ともかくそう言うわけだから、仲良くしてやってくれ」
そう言われても、天音は少し複雑そうだ。
まぁ、昨日まで敵だった奴がいきなり仲間になっても、すぐに割り切れるわけではないだろう。
逆にあまり先入観を持っていなかった佳奈と美嘉ちゃんは、すぐにボンバーラビットのことを受け入れていた。
「よろしくお願いします、ボンバーラビットさん」
「おう、よろしく」
お互いに握手を交わしながら笑う彼女たちを見て、俺はふとあることを思い出した。
「そう言えば、お前の本名はなんて言うんだ? いつまでもボンバーラビットって呼ぶのは面倒だから、できれば名前で呼びたいんだが」
そんな俺の何気ない質問に、ボンバーラビットは微妙そうな表情を浮かべる。
「……別に、ボンバーラビットでいいじゃねぇか。オレはそのままで構わないぜ」
「いや、俺が面倒くさいって言ってるんだよ。それとも、なにか教えられない理由でもあるのか?」
「いや、別にそんなわけじゃねぇけどさ……」
それでも渋る彼女に追い打ちをかけるように、ツインクルライトの二人も声を上げる。
「私たちも、ボンバーラビットさんのお名前知りたいです!」
「良ければ、教えてもらえませんか?」
中学生の二人のキラキラとした視線で見つめられては、さすがのボンバーラビットも抵抗が難しそうだ。
「うー」とか「あー」とか一通り唸った後、彼女は諦めたようにうなだれる。
まるで苦虫を噛みつぶしたような表情を浮かべた彼女は、やがて小さな声で呟いた。
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