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「……なんともふざけた放送だったね。だけど、事態は思っていたよりも深刻かもしれない」
俺たちが言葉を失っていると、引きつった笑みを浮かべたガドリンが小さく呟く。
「ヒロインがあんなに敵の手に堕ちてしまっているなんて、完全に想定外だよ。もしも彼女たちが全力で攻めてきたら、こっちサイドも無傷では済まないだろうね。もちろん、負けることはないだろうけど」
そう言いながらも、ガドリンの表情は暗い。
それだけ、サトリのことを脅威に感じているからだろう。
こうなった原因の一人として、なんだか責任を感じてしまう。
「ともかく、このままあの女の好き勝手にさせるわけにはいかないよ。なんとかしなくちゃ」
「なんとかするって、なにか名案でもあるのか?」
「……うん、ちょっとした考えならある。上手くいくかは分からないし、なんだったら許可が下りるかさえ分からないけど」
「許可? いったい、誰の許可が要るって言うんだ?」
「それはこっちの都合だから、君が知る必要はないよ。……それで、もしこの作戦に許可が下りたら君にも協力してほしいんだけど」
「協力だって? 俺たちは敵同士だろ。それなのに、いったいなにを協力しろって言うんだ?」
「まぁ、それはその時に話すよ。そもそも本当に許可が下りるかも怪しいからね。だけど、ボクたちだってこの期に及んで作戦のえり好みなんてしている場合じゃない。必要があれば、敵とだって手を組ませてもらうよ」
そう言ったガドリンは、「じゃあ考えておいてね」と言い残して部屋を出ていってしまう。
部屋に残された俺たちは、ただ顔を見合わせて困惑するしかなかった。
「……いったい、あいつはなにを考えてるんだ?」
「まぁ、悪いことにはならないでしょ。ガドリンは正義の味方だし、きっと名案を持ってきてくれるよ」
どうやらガドリンのことを信頼している様子の佳奈は呑気にそう言うけど、俺はそこまであいつを信頼することはできない。
そもそも、世界のバランスのために自分の担当するヒロインを俺に差し出すような奴だ。
そんな奴が提案する作戦なんて、碌なものじゃない可能性の方が高いだろう。
「ともかく、俺たちの方でもなにか作戦を考えよう。このままサトリの好き勝手にさせるわけにはいかない」
なにより、あれだけコケにされてそのまま尻尾を巻いて逃げるなんてカッコ悪すぎる。
それに、二人を取り戻さないといけないしな。
「幸いなことにサトリ様……、失礼しました。サトリはアイン様を警戒しては居ないようです。この家を確保していないことが何よりの証拠になるでしょう。ですから、そこが狙い目になってきます」
一瞬でサトリから敬称を省いたクレビスの指摘は、確かにその通りだ。
自宅がバレてしまっている以上、ここに戦力を送られれば一瞬で身柄を確保されてしまっているだろう。
そうならないということは、サトリにとって俺は警戒するにも値しない存在ということだろう。
それはそれで腹が立つけど、今はありがたいと思っておこう。
「だけど、実際に今の俺はサトリを倒せるほどの力はないぞ」
それどころか、一矢報いることすら困難だろう。
それほどに心許ない戦力で、いったいどうやって戦っていけばいいと言うのだろうか。
「ともかく、今の戦力を確認しましょう。そうすれば、今後の行動の指針も見えてくると思います」
そう言われて、俺は目を閉じて自分の手駒に思考を巡らせる。
まずは俺自身。
悪の怪人に改造されているから一般人よりは身体能力も高いけど、それでもヒロインたちに比べればはるかに弱い。
「正直に言って、俺は最初から戦力にカウントはできないな」
なんとも悲しい話だけど、事実は事実として受け入れよう。
さて、それじゃあ気を取り直して次の戦力だ。
今でも俺の忠実な部下としての態度を崩さないクレビス。
彼女はもともとサトリの部下だったはずなのだが、なぜかサトリが裏切った今でも俺の元で動いてくれている。
その理由は不明だが、俺にとってはありがたい話だ。
彼女の能力は戦闘向きではないものの、なにかと俺を助けてくれる。
俺がサトリに殺されそうになった時に助けてくれたのも、彼女の能力だ。
戦闘力的には未知数だが、彼女のことだからきっと期待通りの働きをしてくれるだろう。
「今のところ、俺が一番信頼しているのはクレビスだ。これからもよろしく頼むぞ」
「恐縮です。ご期待に沿えるように、誠心誠意努めさせていただきます」
恭しく頭を下げる彼女を眺めて、俺は小さく頷いた。
次の戦力はエンジェライン。
堕としてからヒロインになった佳奈を除けば、俺が初めて自分の力だけで堕として手に入れたヒロインだ。
主にヒロインの広報活動をしている彼女の戦闘能力は、残念ながら把握していない。
そもそも彼女が戦うことは珍しく、もしかしたら両手で数えるくらいしかないかもしれない。
それでもヒロインとしての力は備えているだろうから、少なくとも俺よりは強いだろう。
「こればっかりは、後で本人に確認するしかないな」
スマホを手に取ってSNSを開くと、どさくさに紛れて登録しておいた連絡先に『話がある』とメッセージを投げる。
返信を待っている間に、他の戦力を確認しておくとしよう。
最後の戦力は佳奈――ツインクルスターだ。
もともと実験として堕としていた妹の佳奈が、ガドリンにそそのかされてヒロインになってしまっていた。
後からヒロインになっても堕ちたままだと言うのは、よく考えるととても都合がいい。
これからヒロインになりそうな女の子を先に堕としておけば、それほど苦労せずにヒロインを手に入れることができるかも知れない。
まぁ、その為にはヒロインになる可能性のある子を見つけなければいけないから現実的ではないんだけど。
「話が逸れたな……」
改めて、ツインクルスターについてだ。
正直に言って、俺はその力をほとんど知らない。
そもそも二人組のヒロインに片方だけを堕としていても、あまり意味はない気がする。
戦力として数えるのならもう一人も堕とすべきだろう。
「だけど、それをすればガドリンになにを言われるか分からないからな」
せっかく今は友好的なあいつが敵に回ってしまえば、事態は余計ややこしくなってしまう。
それは避けたいし、そうなるとツインクルスターも戦力には数えられない。
「こうやって冷静に考えると、もう詰んでるんじゃないか?」
そもそも戦力が少なすぎて、戦いにすらならないだろう。
「そうなってくると、やっぱり新しい戦力を集めないといけないな。たとえガドリンまで敵に回すことになったとしても、それしか方法はない」
それによってまさに四面楚歌の状態になるとはいえ、やる以外の選択肢はない。
「私はアイン様の決定に従います。どうぞ、私になんなりとご命令を」
「わ、私だってお兄ちゃんの力になるから! なんでも言ってね」
「ありがとう、二人とも。……それじゃ、サトリが言うところの無駄な抵抗ってやつを始めようじゃないか」
そう宣言して立ち上がった時、部屋の扉が開いた。
「盛り上がっているところに申し訳ないけど、君に提案があるんだ。話を聞いてほしいから、ボクと一緒に来てくれないかな?」
扉の前に立ったガドリンは、とびきりの悪い笑顔を浮かべていた。
俺たちが言葉を失っていると、引きつった笑みを浮かべたガドリンが小さく呟く。
「ヒロインがあんなに敵の手に堕ちてしまっているなんて、完全に想定外だよ。もしも彼女たちが全力で攻めてきたら、こっちサイドも無傷では済まないだろうね。もちろん、負けることはないだろうけど」
そう言いながらも、ガドリンの表情は暗い。
それだけ、サトリのことを脅威に感じているからだろう。
こうなった原因の一人として、なんだか責任を感じてしまう。
「ともかく、このままあの女の好き勝手にさせるわけにはいかないよ。なんとかしなくちゃ」
「なんとかするって、なにか名案でもあるのか?」
「……うん、ちょっとした考えならある。上手くいくかは分からないし、なんだったら許可が下りるかさえ分からないけど」
「許可? いったい、誰の許可が要るって言うんだ?」
「それはこっちの都合だから、君が知る必要はないよ。……それで、もしこの作戦に許可が下りたら君にも協力してほしいんだけど」
「協力だって? 俺たちは敵同士だろ。それなのに、いったいなにを協力しろって言うんだ?」
「まぁ、それはその時に話すよ。そもそも本当に許可が下りるかも怪しいからね。だけど、ボクたちだってこの期に及んで作戦のえり好みなんてしている場合じゃない。必要があれば、敵とだって手を組ませてもらうよ」
そう言ったガドリンは、「じゃあ考えておいてね」と言い残して部屋を出ていってしまう。
部屋に残された俺たちは、ただ顔を見合わせて困惑するしかなかった。
「……いったい、あいつはなにを考えてるんだ?」
「まぁ、悪いことにはならないでしょ。ガドリンは正義の味方だし、きっと名案を持ってきてくれるよ」
どうやらガドリンのことを信頼している様子の佳奈は呑気にそう言うけど、俺はそこまであいつを信頼することはできない。
そもそも、世界のバランスのために自分の担当するヒロインを俺に差し出すような奴だ。
そんな奴が提案する作戦なんて、碌なものじゃない可能性の方が高いだろう。
「ともかく、俺たちの方でもなにか作戦を考えよう。このままサトリの好き勝手にさせるわけにはいかない」
なにより、あれだけコケにされてそのまま尻尾を巻いて逃げるなんてカッコ悪すぎる。
それに、二人を取り戻さないといけないしな。
「幸いなことにサトリ様……、失礼しました。サトリはアイン様を警戒しては居ないようです。この家を確保していないことが何よりの証拠になるでしょう。ですから、そこが狙い目になってきます」
一瞬でサトリから敬称を省いたクレビスの指摘は、確かにその通りだ。
自宅がバレてしまっている以上、ここに戦力を送られれば一瞬で身柄を確保されてしまっているだろう。
そうならないということは、サトリにとって俺は警戒するにも値しない存在ということだろう。
それはそれで腹が立つけど、今はありがたいと思っておこう。
「だけど、実際に今の俺はサトリを倒せるほどの力はないぞ」
それどころか、一矢報いることすら困難だろう。
それほどに心許ない戦力で、いったいどうやって戦っていけばいいと言うのだろうか。
「ともかく、今の戦力を確認しましょう。そうすれば、今後の行動の指針も見えてくると思います」
そう言われて、俺は目を閉じて自分の手駒に思考を巡らせる。
まずは俺自身。
悪の怪人に改造されているから一般人よりは身体能力も高いけど、それでもヒロインたちに比べればはるかに弱い。
「正直に言って、俺は最初から戦力にカウントはできないな」
なんとも悲しい話だけど、事実は事実として受け入れよう。
さて、それじゃあ気を取り直して次の戦力だ。
今でも俺の忠実な部下としての態度を崩さないクレビス。
彼女はもともとサトリの部下だったはずなのだが、なぜかサトリが裏切った今でも俺の元で動いてくれている。
その理由は不明だが、俺にとってはありがたい話だ。
彼女の能力は戦闘向きではないものの、なにかと俺を助けてくれる。
俺がサトリに殺されそうになった時に助けてくれたのも、彼女の能力だ。
戦闘力的には未知数だが、彼女のことだからきっと期待通りの働きをしてくれるだろう。
「今のところ、俺が一番信頼しているのはクレビスだ。これからもよろしく頼むぞ」
「恐縮です。ご期待に沿えるように、誠心誠意努めさせていただきます」
恭しく頭を下げる彼女を眺めて、俺は小さく頷いた。
次の戦力はエンジェライン。
堕としてからヒロインになった佳奈を除けば、俺が初めて自分の力だけで堕として手に入れたヒロインだ。
主にヒロインの広報活動をしている彼女の戦闘能力は、残念ながら把握していない。
そもそも彼女が戦うことは珍しく、もしかしたら両手で数えるくらいしかないかもしれない。
それでもヒロインとしての力は備えているだろうから、少なくとも俺よりは強いだろう。
「こればっかりは、後で本人に確認するしかないな」
スマホを手に取ってSNSを開くと、どさくさに紛れて登録しておいた連絡先に『話がある』とメッセージを投げる。
返信を待っている間に、他の戦力を確認しておくとしよう。
最後の戦力は佳奈――ツインクルスターだ。
もともと実験として堕としていた妹の佳奈が、ガドリンにそそのかされてヒロインになってしまっていた。
後からヒロインになっても堕ちたままだと言うのは、よく考えるととても都合がいい。
これからヒロインになりそうな女の子を先に堕としておけば、それほど苦労せずにヒロインを手に入れることができるかも知れない。
まぁ、その為にはヒロインになる可能性のある子を見つけなければいけないから現実的ではないんだけど。
「話が逸れたな……」
改めて、ツインクルスターについてだ。
正直に言って、俺はその力をほとんど知らない。
そもそも二人組のヒロインに片方だけを堕としていても、あまり意味はない気がする。
戦力として数えるのならもう一人も堕とすべきだろう。
「だけど、それをすればガドリンになにを言われるか分からないからな」
せっかく今は友好的なあいつが敵に回ってしまえば、事態は余計ややこしくなってしまう。
それは避けたいし、そうなるとツインクルスターも戦力には数えられない。
「こうやって冷静に考えると、もう詰んでるんじゃないか?」
そもそも戦力が少なすぎて、戦いにすらならないだろう。
「そうなってくると、やっぱり新しい戦力を集めないといけないな。たとえガドリンまで敵に回すことになったとしても、それしか方法はない」
それによってまさに四面楚歌の状態になるとはいえ、やる以外の選択肢はない。
「私はアイン様の決定に従います。どうぞ、私になんなりとご命令を」
「わ、私だってお兄ちゃんの力になるから! なんでも言ってね」
「ありがとう、二人とも。……それじゃ、サトリが言うところの無駄な抵抗ってやつを始めようじゃないか」
そう宣言して立ち上がった時、部屋の扉が開いた。
「盛り上がっているところに申し訳ないけど、君に提案があるんだ。話を聞いてほしいから、ボクと一緒に来てくれないかな?」
扉の前に立ったガドリンは、とびきりの悪い笑顔を浮かべていた。
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