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「んっ、はぁ……。くっ、んぅ……」
なにかを耐えるように微かな吐息を漏らした彼女は、ハッとした様子で俺を睨みつける。
しかしそれは長くは続かない。
彼女が気を抜くたびに表情が緩み、それに気づいてまたキッと頬を引き締める。
そうやってしばらくその様子を眺めていると、やがて傍から見ても分かるくらい彼女の身体は発情し始めた。
頬は羞恥とは別の赤色に染まり、吐息は荒くなって微かに肩が震えている。
それでも俺を睨む視線に変わりはないけど、それも時間とともに余裕がなくなってきているように感じる。
「あなた、なにをしたの……?」
「別になにもしていないさ。そんなことより、だいぶ苦しそうだけど大丈夫か?」
白々しくそう答えながら、俺は我慢できずに笑みをこぼしてしまう。
もちろん、彼女がこんな状態になっているのはさっきの液体の影響だ。
あれはラウンズ特製の媚薬ローションで、素材には俺の体液が使われている。
俺自身が分泌する原液には満たないものの、その効果は女を狂わせるには充分だ。
なにより量が用意できるため、唾液や精液に比べて手軽に使える。
そんな媚薬ローションを全身にたっぷりと塗り込まれてしまった彼女の肌はすっかり敏感になっていて、もう風が吹くだけでも気持ちよさを感じてしまっているだろう。
試しに彼女の肩に優しく触れてみると、天音の口からは甲高い声が上がった。
「ふぁああぁぁっ!?」
「おいおい、どうした? ただ肩を触れただけでそんな声を出すなんて、まるで痴女じゃないか」
「これは、違うからっ! ちょっと驚いた、だけで……。んんぅっ!」
誤魔化すように反論する彼女。
それを聞き流しながらさらに反対の肩を掴むと、それだけで彼女の背中がビクビクと跳ねる。
口元からは涎が垂れ、パンツからは明らかにローションとは別の液体が溢れていた。
「肩を掴まれただけでイくなんて、いったいどっちが変態なんだか。お前が望むなら、もっと気持ちよくしてやってもいいんだぞ」
嘲るように笑みを浮かべながら声を掛けると、いまだ強い意志の消えていない瞳で彼女は俺を睨み返してくる。
「誰が、あんたなんかに……。こんなことしても無駄だから、さっさと私を解放しなさい」
「へぇ、まだまだ元気そうだな。それでこそ、虐めがいがあるってもんだ」
強がってはいるものの、掴んだ肩を軽くさするだけで彼女の身体は小刻みに震える。
どう考えても感じてしまっているはずなのに、その表情はずっと俺を睨みつけている。
とは言え、真っ赤に染まった顔でそんな目をされても興奮するだけなのだけど。
「それじゃ、そろそろ本気で遊んでやるとするか」
「なにを、言って……。んひゃあぁっ!!」
肩から手を離して、その手で彼女の控えめな乳房を思いっきり掴む。
五本の指がブラジャー越しに柔らかい乳肉へ食い込み、普通なら痛いはずのその刺激で天音は甘い嬌声を上げる。
「なんで、こんなに……。んんぅっ…、やっ、あぁっ……」
暴力的な快感に震える彼女の身体を押さえながら胸を揉みしだくと、ローションで滑ったブラジャーがずれて可愛らしい乳房がこぼれ出る。
「おいおい、もう乳首が立ってるぞ。こんなに乱暴されて感じるなんて、もしかしてマゾなんじゃないか?」
「んなっ!? 違う、わよぉ…! これはあなたが、変な物をかけるから……」
「あれはただのローションだぞ。人のせいにするなんて、悪い子だ」
なんて、本当は彼女の言った通り俺のせいなのだけど、真実を知らない彼女にその嘘を見破る術はない。
「さて、そんな悪い子にはお仕置きをしないとな」
胸から手を離した俺は、ゆっくりと彼女の背後まで移動する。
そんな俺の姿を追うように首を回す天音だが、さすがに真後ろにまで視線は向けられない。
俺の姿が完全に見えなくなってしまうと、彼女は不安そうに吊り下げられた身体を揺らす。
「ちょっと、なにをする気なの……? お仕置きって、いったい……。んああぁっ!?」
不安からか少し勢いの弱くなった天音の声を聞きながら、俺は振り上げた手のひらで彼女の柔らかそうな尻を叩いた。
パチンッと肉同士のぶつかる音とともに、天音の口からは甲高い悲鳴が零れる。
「んひゃあっ、あっ、んきゅうぅ…! なんで、こんなに……」
「どうした? もしかして、お尻を叩かれて感じてるのか?」
叩けば叩くだけ彼女の口からは甘い嬌声が漏れ、その股間からはヌルヌルとした液体が太ももを伝って垂れる。
どこからどう見ても感じてしまっている彼女は、しかしそれでもその意思は折れていなかった。
「感じてるわけ、ないでしょ……! こんなの、痛いだけ……。んはあぁっ!」
言い終わらないうちに尻を平手で打つ。
そのまま何度も尻を叩くと、そのたびに聞こえてくる喘ぎが耳に心地よい。
まるで楽器を奏でるように叩き続けていると、いつの間にか彼女の尻は真っ赤になってしまっていた。
「おっと、少しやりすぎたかな?」
手を止めると彼女の身体からはダランと力が抜け、口元からは涎が垂れてしまっている。
「んっ、くぅ……。わたひは、感じてなんか……、ないんだからぁ……」
「まだそんなことを言う元気があるのか。予想以上にしぶといな」
つまりそれだけ長く遊べるということに、俺の口元は無意識に緩む。
そんな彼女の真っ赤に染まった尻を指先で優しく撫でると、彼女の腰がビクビクと震える。
その可愛らしい反応を楽しみながら、俺は彼女の耳元に口を寄せて囁く。
「それじゃ、次のお仕置きの時間だ」
言いながら俺は、彼女の尻の中心へ向けてゆっくりと指を動かしていった。
なにかを耐えるように微かな吐息を漏らした彼女は、ハッとした様子で俺を睨みつける。
しかしそれは長くは続かない。
彼女が気を抜くたびに表情が緩み、それに気づいてまたキッと頬を引き締める。
そうやってしばらくその様子を眺めていると、やがて傍から見ても分かるくらい彼女の身体は発情し始めた。
頬は羞恥とは別の赤色に染まり、吐息は荒くなって微かに肩が震えている。
それでも俺を睨む視線に変わりはないけど、それも時間とともに余裕がなくなってきているように感じる。
「あなた、なにをしたの……?」
「別になにもしていないさ。そんなことより、だいぶ苦しそうだけど大丈夫か?」
白々しくそう答えながら、俺は我慢できずに笑みをこぼしてしまう。
もちろん、彼女がこんな状態になっているのはさっきの液体の影響だ。
あれはラウンズ特製の媚薬ローションで、素材には俺の体液が使われている。
俺自身が分泌する原液には満たないものの、その効果は女を狂わせるには充分だ。
なにより量が用意できるため、唾液や精液に比べて手軽に使える。
そんな媚薬ローションを全身にたっぷりと塗り込まれてしまった彼女の肌はすっかり敏感になっていて、もう風が吹くだけでも気持ちよさを感じてしまっているだろう。
試しに彼女の肩に優しく触れてみると、天音の口からは甲高い声が上がった。
「ふぁああぁぁっ!?」
「おいおい、どうした? ただ肩を触れただけでそんな声を出すなんて、まるで痴女じゃないか」
「これは、違うからっ! ちょっと驚いた、だけで……。んんぅっ!」
誤魔化すように反論する彼女。
それを聞き流しながらさらに反対の肩を掴むと、それだけで彼女の背中がビクビクと跳ねる。
口元からは涎が垂れ、パンツからは明らかにローションとは別の液体が溢れていた。
「肩を掴まれただけでイくなんて、いったいどっちが変態なんだか。お前が望むなら、もっと気持ちよくしてやってもいいんだぞ」
嘲るように笑みを浮かべながら声を掛けると、いまだ強い意志の消えていない瞳で彼女は俺を睨み返してくる。
「誰が、あんたなんかに……。こんなことしても無駄だから、さっさと私を解放しなさい」
「へぇ、まだまだ元気そうだな。それでこそ、虐めがいがあるってもんだ」
強がってはいるものの、掴んだ肩を軽くさするだけで彼女の身体は小刻みに震える。
どう考えても感じてしまっているはずなのに、その表情はずっと俺を睨みつけている。
とは言え、真っ赤に染まった顔でそんな目をされても興奮するだけなのだけど。
「それじゃ、そろそろ本気で遊んでやるとするか」
「なにを、言って……。んひゃあぁっ!!」
肩から手を離して、その手で彼女の控えめな乳房を思いっきり掴む。
五本の指がブラジャー越しに柔らかい乳肉へ食い込み、普通なら痛いはずのその刺激で天音は甘い嬌声を上げる。
「なんで、こんなに……。んんぅっ…、やっ、あぁっ……」
暴力的な快感に震える彼女の身体を押さえながら胸を揉みしだくと、ローションで滑ったブラジャーがずれて可愛らしい乳房がこぼれ出る。
「おいおい、もう乳首が立ってるぞ。こんなに乱暴されて感じるなんて、もしかしてマゾなんじゃないか?」
「んなっ!? 違う、わよぉ…! これはあなたが、変な物をかけるから……」
「あれはただのローションだぞ。人のせいにするなんて、悪い子だ」
なんて、本当は彼女の言った通り俺のせいなのだけど、真実を知らない彼女にその嘘を見破る術はない。
「さて、そんな悪い子にはお仕置きをしないとな」
胸から手を離した俺は、ゆっくりと彼女の背後まで移動する。
そんな俺の姿を追うように首を回す天音だが、さすがに真後ろにまで視線は向けられない。
俺の姿が完全に見えなくなってしまうと、彼女は不安そうに吊り下げられた身体を揺らす。
「ちょっと、なにをする気なの……? お仕置きって、いったい……。んああぁっ!?」
不安からか少し勢いの弱くなった天音の声を聞きながら、俺は振り上げた手のひらで彼女の柔らかそうな尻を叩いた。
パチンッと肉同士のぶつかる音とともに、天音の口からは甲高い悲鳴が零れる。
「んひゃあっ、あっ、んきゅうぅ…! なんで、こんなに……」
「どうした? もしかして、お尻を叩かれて感じてるのか?」
叩けば叩くだけ彼女の口からは甘い嬌声が漏れ、その股間からはヌルヌルとした液体が太ももを伝って垂れる。
どこからどう見ても感じてしまっている彼女は、しかしそれでもその意思は折れていなかった。
「感じてるわけ、ないでしょ……! こんなの、痛いだけ……。んはあぁっ!」
言い終わらないうちに尻を平手で打つ。
そのまま何度も尻を叩くと、そのたびに聞こえてくる喘ぎが耳に心地よい。
まるで楽器を奏でるように叩き続けていると、いつの間にか彼女の尻は真っ赤になってしまっていた。
「おっと、少しやりすぎたかな?」
手を止めると彼女の身体からはダランと力が抜け、口元からは涎が垂れてしまっている。
「んっ、くぅ……。わたひは、感じてなんか……、ないんだからぁ……」
「まだそんなことを言う元気があるのか。予想以上にしぶといな」
つまりそれだけ長く遊べるということに、俺の口元は無意識に緩む。
そんな彼女の真っ赤に染まった尻を指先で優しく撫でると、彼女の腰がビクビクと震える。
その可愛らしい反応を楽しみながら、俺は彼女の耳元に口を寄せて囁く。
「それじゃ、次のお仕置きの時間だ」
言いながら俺は、彼女の尻の中心へ向けてゆっくりと指を動かしていった。
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