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日曜日の昼下がり。
普段なら休日を満喫するために部屋にこもっているはずの俺は、繁華街を歩いていた。
それもこれも、全ては俺の運のなさが原因だ。
どうしても部活で使わないといけない備品の買い出しじゃんけんに負けてしまった俺は、こうやって貴重な休日をつぶして買いに来たというわけだ。
はぁ、本当についていない。
思えば今までの人生で、ラッキーだったことなんて片手で数えるくらいしか思い出せない。
懸賞には当たった試しなどなく、運の絡む勝負はほとんど勝てない。
挙句、ここ一番の大事な試験の前には必ずと言っていいほど体調を崩してしまう。
そのせいで第一志望の高校に行けなかったのは、今思い出しても苦い思い出だ。
「まぁ、そのおかげで期待されることもなく自由に生活できてるんだけどな」
それだけは、運の悪いことに感謝してもいいかもしれない。
その点、優秀な妹はいろいろと大変そうだ。
とくに俺が落ちこぼれてからは、周囲の期待を一身に集めているみたいだし。
「っと、あいつのことを考えるのはやめよう」
俺と違って何でもできる優秀な妹様は、俺のことを毛嫌いしている節がある。
あからさまな悪意を向けられることはないけど、しかしあいつは俺にだけ異常に厳しい気がする。
今日だって、したくもない外出をする俺に嫌味を投げつけてきた。
だから俺もあいつのことは好きではないし、居ない所でまで想像の中の妹に睨まれるのは気分のいい話ではない。
ただでさえ毎日顔を合わせているんだから、こんな時くらいリラックスしないと。
「さて、次は何を買えば……。ん?」
ポケットから買い出しメモを取り出そうとしていると、なんだか周囲が騒がしいような気がする。
「何かあったのか?」
慌てている人もいれば、興味津々といった様子でどこかに走って行く人もいる。
もしかして、有名人でもいるのだろうか。
そんな風に流れる人の波を眺めていると、どこからか噂話が聞こえてくる。
「なぁ、あっちでマイティベルが戦ってるらしいぜ」
「マジで!? あの美少女ヒロインだろ!」
マイティベルと聞いて、俺はこの騒ぎの原因を理解した。
ここ数年で世界の各所に現れるようになった悪の組織、通称ラウンズ。
テロや暗殺などの破壊活動から、強盗や誘拐なんかの犯罪行為まで働く分かりやすい悪の集団だ。
そしてそれに対抗するように現れたのが、マイティベルをはじめとするヒロインたちだ。
両方ともどこから現れたのかはわかっていないけど、一つだけ確かなのは両者が対立しているということ。
ラウンズが分かりやすい悪なら、ヒロインたちはさながら正義の味方といったところだろう。
日夜ラウンズの脅威から世界を守るヒロインたちは人々から愛され、中には政府の支援を受けて活動しているヒロインもいるなんて噂だ。
そして俺も、そんなヒロインの隠れファンの一人だったりする。
「……ちょっと見に行ってみようかな」
どうせ今日は買い出しで一日つぶれる予定だし、ちょっとくらい寄り道しても罰は当たらないだろう。
人混みをすり抜けるようにしながら騒ぎの中心地に向かってみると、なんだか物をぶつけ合う音や爆発音なんかが聞こえてきた気がする。
少しだけ嫌な予感を覚えながらも、好奇心に背中を押されながらさらに進んでいくと、急に
人混みが途絶えた。
どうやら最前列に出てしまったようで、勢い余ってつんのめってしまう身体を何とか支えながら立ち止まる。
そして顔を上げると、そこにはとんでもない光景が広がっていた。
「さぁ、これでおしまいよ。覚悟しなさい!」
「くっ! 忌々しい!」
そこではピンク色の鮮やかな衣装を身にまとった少女が、ボロボロになった女性と地面に倒れている男たちに向かってそう宣言していた。
「今すぐここから消えるなら、とどめはささないであげる。さっさと退散した方が身のためなんじゃない?」
「馬鹿にして! それで情けをかけたつもりなの!?」
「これは情けじゃなくて、ただの宣言よ。消えないっていうなら、容赦しないから」
興奮する女性に向けて静かに言い放つと、少女の雰囲気が変わる。
さっきまでとは違う冷たい雰囲気に、全く関係ない俺の背中にまで悪寒が走るような気がする。
それを正面から向けられた女性の感覚は相当だったようで、彼女の口からは「ひぃっ」と小さい悲鳴が漏れた。
「お、お前たち! 撤退だよ!」
慌てた様子で女性が声を上げると、かろうじて動ける男たちが倒れている仲間を抱えながら撤退をはじめる。
「覚えてなさい! 次は絶対にお前を倒してみせるわ!」
「そのセリフ、聞き飽きちゃった。もう会わないことを祈っておくから」
最後の捨て台詞まで冷たくあしらわれた女性は、悔しそうに唇を噛みしめながら人混みの中へ消えていった。
そんな光景に観衆が言葉を失っていると、いまだその中心に立つ少女はまるで天使のような微笑みを浮かべる。
「悪は去りました。マイティベルのいる限り、皆さんの平和は私が守ります!」
その言葉とともに、どこからともなく拍手が聞こえてくる。
それは伝播するように人から人へと広がっていき、やがて少女は拍手と歓声の渦に飲み込まれていく。
俺も思わず拍手をしてしまうと、照れくさそうに笑う彼女と一瞬だけ目が合った。
その瞬間、俺は少女にある人物の面影を感じてしまう。
良く知っている、とある少女の面影を。
「では、みなさん良い休日を!」
その感覚を確かめようと一歩踏み出す前に、少女はそう言ってはるか上空へと飛び去ってしまう。
まるで羽でも生えているかのように音もなく飛び去って行った少女を追える者などいないだろう。
目の前で起こったSFみたいな出来事の余韻に浸るように集まっていた観衆も、一人また一人と繁華街の方へ歩いていく。
そうして繁華街は、いつも通りの雰囲気を取り戻していった。
「……あっ! そういえば買い出しの途中だったんだ」
本来の目的を思い出した俺も、ポケットからメモを取り出しながら目的の店へと急ぐ。
それでも頭の中ではさっきの少女のことをずっと思い出しながら。
「……よし、もう一息頑張ろう!」
歩きながらメモを確認すると、まだ半分も回れていないことに辟易する。
そんな折れそうな心を奮い立たせるように、俺は小さく気合を入れた。
そんな時だった。
「ねぇ、秋野一郎くん。ちょっといいかしら?」
「え?」
急に背後から名前を呼ばれて思わず振り向くと、目の前に現れた女性はいきなり俺の顔に何かを吹き付けてくる。
「うわっ!? な、なにを……」
言葉を言い終わる前に急激に襲い掛かってくる眠気。
身体からは一気に力が抜けていき、重さを支えきれなくなった手からは荷物がこぼれていく。
「あらあら、大変。具合でも悪いのかしら」
すでに立っていられないほどの眠気に襲われている俺を心配するような口調で、女性は白々しく声をかけてくる。
そしてその声が合図だったかのように数人の男がどこからともなく現れ、力の入らない俺の両脇をがっちりとホールドした。
「すぐそこにちょうどいい所を知ってるから、そこで少し休みましょう。ほら、遠慮せずに」
もはや喋ることもできないくらい意識が朦朧としている俺が抵抗などできるはずもなく、まるで男たちに抱えられるようにしていつの間にか近くに止められていた車に乗せられる。
「……丁重に扱いなさいよ。貴重なサンプルなんだから」
そのまま意識を失う直前、女性のそんな声が聞こえたような気がした。
普段なら休日を満喫するために部屋にこもっているはずの俺は、繁華街を歩いていた。
それもこれも、全ては俺の運のなさが原因だ。
どうしても部活で使わないといけない備品の買い出しじゃんけんに負けてしまった俺は、こうやって貴重な休日をつぶして買いに来たというわけだ。
はぁ、本当についていない。
思えば今までの人生で、ラッキーだったことなんて片手で数えるくらいしか思い出せない。
懸賞には当たった試しなどなく、運の絡む勝負はほとんど勝てない。
挙句、ここ一番の大事な試験の前には必ずと言っていいほど体調を崩してしまう。
そのせいで第一志望の高校に行けなかったのは、今思い出しても苦い思い出だ。
「まぁ、そのおかげで期待されることもなく自由に生活できてるんだけどな」
それだけは、運の悪いことに感謝してもいいかもしれない。
その点、優秀な妹はいろいろと大変そうだ。
とくに俺が落ちこぼれてからは、周囲の期待を一身に集めているみたいだし。
「っと、あいつのことを考えるのはやめよう」
俺と違って何でもできる優秀な妹様は、俺のことを毛嫌いしている節がある。
あからさまな悪意を向けられることはないけど、しかしあいつは俺にだけ異常に厳しい気がする。
今日だって、したくもない外出をする俺に嫌味を投げつけてきた。
だから俺もあいつのことは好きではないし、居ない所でまで想像の中の妹に睨まれるのは気分のいい話ではない。
ただでさえ毎日顔を合わせているんだから、こんな時くらいリラックスしないと。
「さて、次は何を買えば……。ん?」
ポケットから買い出しメモを取り出そうとしていると、なんだか周囲が騒がしいような気がする。
「何かあったのか?」
慌てている人もいれば、興味津々といった様子でどこかに走って行く人もいる。
もしかして、有名人でもいるのだろうか。
そんな風に流れる人の波を眺めていると、どこからか噂話が聞こえてくる。
「なぁ、あっちでマイティベルが戦ってるらしいぜ」
「マジで!? あの美少女ヒロインだろ!」
マイティベルと聞いて、俺はこの騒ぎの原因を理解した。
ここ数年で世界の各所に現れるようになった悪の組織、通称ラウンズ。
テロや暗殺などの破壊活動から、強盗や誘拐なんかの犯罪行為まで働く分かりやすい悪の集団だ。
そしてそれに対抗するように現れたのが、マイティベルをはじめとするヒロインたちだ。
両方ともどこから現れたのかはわかっていないけど、一つだけ確かなのは両者が対立しているということ。
ラウンズが分かりやすい悪なら、ヒロインたちはさながら正義の味方といったところだろう。
日夜ラウンズの脅威から世界を守るヒロインたちは人々から愛され、中には政府の支援を受けて活動しているヒロインもいるなんて噂だ。
そして俺も、そんなヒロインの隠れファンの一人だったりする。
「……ちょっと見に行ってみようかな」
どうせ今日は買い出しで一日つぶれる予定だし、ちょっとくらい寄り道しても罰は当たらないだろう。
人混みをすり抜けるようにしながら騒ぎの中心地に向かってみると、なんだか物をぶつけ合う音や爆発音なんかが聞こえてきた気がする。
少しだけ嫌な予感を覚えながらも、好奇心に背中を押されながらさらに進んでいくと、急に
人混みが途絶えた。
どうやら最前列に出てしまったようで、勢い余ってつんのめってしまう身体を何とか支えながら立ち止まる。
そして顔を上げると、そこにはとんでもない光景が広がっていた。
「さぁ、これでおしまいよ。覚悟しなさい!」
「くっ! 忌々しい!」
そこではピンク色の鮮やかな衣装を身にまとった少女が、ボロボロになった女性と地面に倒れている男たちに向かってそう宣言していた。
「今すぐここから消えるなら、とどめはささないであげる。さっさと退散した方が身のためなんじゃない?」
「馬鹿にして! それで情けをかけたつもりなの!?」
「これは情けじゃなくて、ただの宣言よ。消えないっていうなら、容赦しないから」
興奮する女性に向けて静かに言い放つと、少女の雰囲気が変わる。
さっきまでとは違う冷たい雰囲気に、全く関係ない俺の背中にまで悪寒が走るような気がする。
それを正面から向けられた女性の感覚は相当だったようで、彼女の口からは「ひぃっ」と小さい悲鳴が漏れた。
「お、お前たち! 撤退だよ!」
慌てた様子で女性が声を上げると、かろうじて動ける男たちが倒れている仲間を抱えながら撤退をはじめる。
「覚えてなさい! 次は絶対にお前を倒してみせるわ!」
「そのセリフ、聞き飽きちゃった。もう会わないことを祈っておくから」
最後の捨て台詞まで冷たくあしらわれた女性は、悔しそうに唇を噛みしめながら人混みの中へ消えていった。
そんな光景に観衆が言葉を失っていると、いまだその中心に立つ少女はまるで天使のような微笑みを浮かべる。
「悪は去りました。マイティベルのいる限り、皆さんの平和は私が守ります!」
その言葉とともに、どこからともなく拍手が聞こえてくる。
それは伝播するように人から人へと広がっていき、やがて少女は拍手と歓声の渦に飲み込まれていく。
俺も思わず拍手をしてしまうと、照れくさそうに笑う彼女と一瞬だけ目が合った。
その瞬間、俺は少女にある人物の面影を感じてしまう。
良く知っている、とある少女の面影を。
「では、みなさん良い休日を!」
その感覚を確かめようと一歩踏み出す前に、少女はそう言ってはるか上空へと飛び去ってしまう。
まるで羽でも生えているかのように音もなく飛び去って行った少女を追える者などいないだろう。
目の前で起こったSFみたいな出来事の余韻に浸るように集まっていた観衆も、一人また一人と繁華街の方へ歩いていく。
そうして繁華街は、いつも通りの雰囲気を取り戻していった。
「……あっ! そういえば買い出しの途中だったんだ」
本来の目的を思い出した俺も、ポケットからメモを取り出しながら目的の店へと急ぐ。
それでも頭の中ではさっきの少女のことをずっと思い出しながら。
「……よし、もう一息頑張ろう!」
歩きながらメモを確認すると、まだ半分も回れていないことに辟易する。
そんな折れそうな心を奮い立たせるように、俺は小さく気合を入れた。
そんな時だった。
「ねぇ、秋野一郎くん。ちょっといいかしら?」
「え?」
急に背後から名前を呼ばれて思わず振り向くと、目の前に現れた女性はいきなり俺の顔に何かを吹き付けてくる。
「うわっ!? な、なにを……」
言葉を言い終わる前に急激に襲い掛かってくる眠気。
身体からは一気に力が抜けていき、重さを支えきれなくなった手からは荷物がこぼれていく。
「あらあら、大変。具合でも悪いのかしら」
すでに立っていられないほどの眠気に襲われている俺を心配するような口調で、女性は白々しく声をかけてくる。
そしてその声が合図だったかのように数人の男がどこからともなく現れ、力の入らない俺の両脇をがっちりとホールドした。
「すぐそこにちょうどいい所を知ってるから、そこで少し休みましょう。ほら、遠慮せずに」
もはや喋ることもできないくらい意識が朦朧としている俺が抵抗などできるはずもなく、まるで男たちに抱えられるようにしていつの間にか近くに止められていた車に乗せられる。
「……丁重に扱いなさいよ。貴重なサンプルなんだから」
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