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第四十九話
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ハッと意識を取り戻すと、俺は布団の上に寝転んでいた。
どうやら、あまりの快感に一瞬意識を失っていたみたいだ。
それくらい、ロリ二人とのセックスは凄まじい物だった。
隣では、美海ちゃんが俺と同じように倒れている。
スウスウと小さな寝息を立てているから、きっと疲れてしまったんだろう。
その頭を優しく撫でながら周りを見渡すと、少し離れた所でいつの間にか目を覚ましていた杏里ちゃんが心配そうに俺たちを眺めていた。
「あ、お兄さん。おはようございます」
「うん、おはよう……」
とても状況にそぐわない挨拶に少し混乱しながらも、とりあえず返事を返す。
窓からは夕焼けが差し込んでいて、多分もう「こんばんは」の時間だろう。
「いつ目が覚めたの?」
「えっと……、ついさっきです」
そう答えた杏里ちゃんの頬が少し赤くなっていたから、もしかしたら美海ちゃんとのセックスを見られてしまったのかもしれない。
「あの、お兄さん。私そろそろ帰らなきゃ……」
「ああ、そっか。もう遅いもんね。送っていこうか?」
「だ、大丈夫です。美海ちゃんも居るし」
そう言って、俺の隣で寝てしまっている美海ちゃんの顔をちらっと覗く。
確かに、美海ちゃんをこんな状態で置いておくわけにはいかない。
「お兄さんは、美海ちゃんを送っていってあげてください。私は大丈夫ですから」
そう言って杏里ちゃんはスクッと立ち上がると、そそくさと言った様子で部屋から出て行こうとする。
止める間もなく靴を履いていた杏里ちゃんを見送る為に立ち上がると、突然振り返った彼女と目が合ってしまった。
「あの、お兄さんっ!」
「な、なに?」
「……また、来ても良いですか?」
モジモジと服の裾を掴みながら上目遣いで見上げられると、胸がキュンとときめいてしまった。
「もちろん。いつでも来てね」
笑顔で答えると、あっという間に杏里ちゃんの顔が笑顔に変わった。
「ありがとうございますっ!」
満面の笑顔で頭を下げると、杏里ちゃんはそのまま帰っていってしまった。
その後ろ姿はまるで今にもスキップしそうなほど明るくて、見ているとこっちの気分まで良くなっていくような気がした。
そのまま杏里ちゃんの背中が見えなくなるまで見送ってから、俺は美海ちゃんが眠ったままの居間に戻る。
「おーい、美海ちゃん。そろそろ起きないと」
まだ眠り続けている美海ちゃんを揺すっても、起きる気配がない。
「むにゃむにゃ…。お兄ちゃん……」
幸せそうな寝顔を見ていると起こすのが可哀想になってきた。
仕方なく寝ている美海ちゃんに服を着せてみても、やっぱり起きない。
「しょうがないな……」
このまま目を覚ますまで待っていても埒が明かない。
俺は一つ溜息をつくと、家に送る為に美海ちゃんの小さな身体を背中に背負った。
どうやら、あまりの快感に一瞬意識を失っていたみたいだ。
それくらい、ロリ二人とのセックスは凄まじい物だった。
隣では、美海ちゃんが俺と同じように倒れている。
スウスウと小さな寝息を立てているから、きっと疲れてしまったんだろう。
その頭を優しく撫でながら周りを見渡すと、少し離れた所でいつの間にか目を覚ましていた杏里ちゃんが心配そうに俺たちを眺めていた。
「あ、お兄さん。おはようございます」
「うん、おはよう……」
とても状況にそぐわない挨拶に少し混乱しながらも、とりあえず返事を返す。
窓からは夕焼けが差し込んでいて、多分もう「こんばんは」の時間だろう。
「いつ目が覚めたの?」
「えっと……、ついさっきです」
そう答えた杏里ちゃんの頬が少し赤くなっていたから、もしかしたら美海ちゃんとのセックスを見られてしまったのかもしれない。
「あの、お兄さん。私そろそろ帰らなきゃ……」
「ああ、そっか。もう遅いもんね。送っていこうか?」
「だ、大丈夫です。美海ちゃんも居るし」
そう言って、俺の隣で寝てしまっている美海ちゃんの顔をちらっと覗く。
確かに、美海ちゃんをこんな状態で置いておくわけにはいかない。
「お兄さんは、美海ちゃんを送っていってあげてください。私は大丈夫ですから」
そう言って杏里ちゃんはスクッと立ち上がると、そそくさと言った様子で部屋から出て行こうとする。
止める間もなく靴を履いていた杏里ちゃんを見送る為に立ち上がると、突然振り返った彼女と目が合ってしまった。
「あの、お兄さんっ!」
「な、なに?」
「……また、来ても良いですか?」
モジモジと服の裾を掴みながら上目遣いで見上げられると、胸がキュンとときめいてしまった。
「もちろん。いつでも来てね」
笑顔で答えると、あっという間に杏里ちゃんの顔が笑顔に変わった。
「ありがとうございますっ!」
満面の笑顔で頭を下げると、杏里ちゃんはそのまま帰っていってしまった。
その後ろ姿はまるで今にもスキップしそうなほど明るくて、見ているとこっちの気分まで良くなっていくような気がした。
そのまま杏里ちゃんの背中が見えなくなるまで見送ってから、俺は美海ちゃんが眠ったままの居間に戻る。
「おーい、美海ちゃん。そろそろ起きないと」
まだ眠り続けている美海ちゃんを揺すっても、起きる気配がない。
「むにゃむにゃ…。お兄ちゃん……」
幸せそうな寝顔を見ていると起こすのが可哀想になってきた。
仕方なく寝ている美海ちゃんに服を着せてみても、やっぱり起きない。
「しょうがないな……」
このまま目を覚ますまで待っていても埒が明かない。
俺は一つ溜息をつくと、家に送る為に美海ちゃんの小さな身体を背中に背負った。
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