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第十四話
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俺が彼女に出した条件とは、別におっぱいを揉ませろとか一発やらせろとか、そう言ったいやらしい物なんかではない。
誤解のないように言っておくが、俺は別に鬼畜じゃないから女の子をいきなり襲ったりもしない。
条件とは、なんでこんな状況になっているのかを説明してほしいと言うことだった。
と言うか、普通これ一択だろ。
頷いた女の子に服を返して、さっきの神社に向かう。
服を着た彼女は逃げることなく、黙って俺の後に付いて来る。
神社に着いたら女の子を境内に座らせて、俺もその隣に座る。
「まずは、君の名前を教えて」
「……清水杏里です」
やっと落ち着いたのか、杏里ちゃんは相変わらず小さな声だがしっかりと名前を言った。
「それじゃあ、教えてくれるかな? なんであんな所で服を脱いでたの?」
俺が改めて尋ねると、杏里ちゃんはとても答えにくそうにしている。
「大丈夫。どんな理由だったとしても、俺は杏里ちゃんの味方だから」
そう言って笑いかけると、ちょっとホッとしたようだ。
だけど、まだ話しにくそうにしている。
「もしかして、イジメられてるとか?」
思いついた可能性を投げかけてみるが、小さく首を振られる。
よほど言いにくいことなのだろう。
杏里ちゃんが話し出すまでジッと待っていると、やがて訥々と語り始めた。
「イジメじゃ、ないです。私、自分の意志で、服を脱ぎました……」
なんとなく答えを察していた俺は、驚かないように気を付けながら黙って続きを促す。
杏里ちゃんは俯きながら、ゆっくりと自分のことについて話し続ける。
「最初は、家の中で裸になるだけで気持ち良かったんですけど、だんだんとそれじゃ満足できなくなって。それで、ここなら誰も来ないと思って。ここは、私の秘密の場所だから……」
とぎれとぎれの説明不足な説明だったけど、俺にはすぐに理解できた。
伊達に二十数年生きてはいない。
小学生に比べれば、人の性癖にだって詳しくなる。
杏里ちゃんは、いわゆる露出狂と言う奴なのだろう。
本物を見るのは初めてだが、別に嫌悪感は抱かない。
むしろ、見せてくれてありがとうと言いたい。
とは言え、女の子が一人でこんなことをしているのはどう考えても駄目だろう。
重ねて言うが、出会ったのが俺じゃなかったら今頃レイプされていたかもしれない。
「あの、お兄さん……」
「ん? 何かな?」
色々と考えていると、隣から杏里ちゃんに見上げられる。
こうやって見ると、日本人形みたいで可愛い。
棚に仕舞って飾っておきたいと言うよりも、一緒に遊びたい雰囲気だ。
ビクビクと怯える小動物感も相まって、なんと言うか……。
有体に言えばお持ち帰りしたい。
そんな可愛い女の子に見つめられれば、自然と俺の下半身も滾ってくる。
ばれないようにさりげなく隠してみるが、どうやら杏里ちゃんはそれどころじゃなかったらしい。
顔を真っ赤にして目をギュッと閉じながら、叫ぶように俺にこう言った。
「あのっ! 私のご主人様になってくださいっ!!」
「……はい!?」
誤解のないように言っておくが、俺は別に鬼畜じゃないから女の子をいきなり襲ったりもしない。
条件とは、なんでこんな状況になっているのかを説明してほしいと言うことだった。
と言うか、普通これ一択だろ。
頷いた女の子に服を返して、さっきの神社に向かう。
服を着た彼女は逃げることなく、黙って俺の後に付いて来る。
神社に着いたら女の子を境内に座らせて、俺もその隣に座る。
「まずは、君の名前を教えて」
「……清水杏里です」
やっと落ち着いたのか、杏里ちゃんは相変わらず小さな声だがしっかりと名前を言った。
「それじゃあ、教えてくれるかな? なんであんな所で服を脱いでたの?」
俺が改めて尋ねると、杏里ちゃんはとても答えにくそうにしている。
「大丈夫。どんな理由だったとしても、俺は杏里ちゃんの味方だから」
そう言って笑いかけると、ちょっとホッとしたようだ。
だけど、まだ話しにくそうにしている。
「もしかして、イジメられてるとか?」
思いついた可能性を投げかけてみるが、小さく首を振られる。
よほど言いにくいことなのだろう。
杏里ちゃんが話し出すまでジッと待っていると、やがて訥々と語り始めた。
「イジメじゃ、ないです。私、自分の意志で、服を脱ぎました……」
なんとなく答えを察していた俺は、驚かないように気を付けながら黙って続きを促す。
杏里ちゃんは俯きながら、ゆっくりと自分のことについて話し続ける。
「最初は、家の中で裸になるだけで気持ち良かったんですけど、だんだんとそれじゃ満足できなくなって。それで、ここなら誰も来ないと思って。ここは、私の秘密の場所だから……」
とぎれとぎれの説明不足な説明だったけど、俺にはすぐに理解できた。
伊達に二十数年生きてはいない。
小学生に比べれば、人の性癖にだって詳しくなる。
杏里ちゃんは、いわゆる露出狂と言う奴なのだろう。
本物を見るのは初めてだが、別に嫌悪感は抱かない。
むしろ、見せてくれてありがとうと言いたい。
とは言え、女の子が一人でこんなことをしているのはどう考えても駄目だろう。
重ねて言うが、出会ったのが俺じゃなかったら今頃レイプされていたかもしれない。
「あの、お兄さん……」
「ん? 何かな?」
色々と考えていると、隣から杏里ちゃんに見上げられる。
こうやって見ると、日本人形みたいで可愛い。
棚に仕舞って飾っておきたいと言うよりも、一緒に遊びたい雰囲気だ。
ビクビクと怯える小動物感も相まって、なんと言うか……。
有体に言えばお持ち帰りしたい。
そんな可愛い女の子に見つめられれば、自然と俺の下半身も滾ってくる。
ばれないようにさりげなく隠してみるが、どうやら杏里ちゃんはそれどころじゃなかったらしい。
顔を真っ赤にして目をギュッと閉じながら、叫ぶように俺にこう言った。
「あのっ! 私のご主人様になってくださいっ!!」
「……はい!?」
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