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第三話
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あれから三十分後。
店が空いてきた頃に早仕舞いして、俺は美海ちゃんと二人で奥の居住スペースに居た。
居住スペースと言っても店とは襖一枚隔てただけだから、誰か来たらすぐに分かるようになっている。
それにしても、まるで漫画やアニメで見るような典型的な間取りだな。
駄菓子屋ってのは、みんなこうなのか?
「ねぇ、お兄ちゃん。私に何の用?」
くだらないことを考えていると、美海ちゃんが不思議そうに俺を見つめている。
やばい、なんにも考えてなかった。
「えっと。久しぶりに、美海ちゃんと一緒に遊ぼうと思ってね」
「え? 遊んでくれるの?」
苦し紛れに言い訳すると、美海ちゃんは思いのほか食いついてくる。
「やったー! なにして遊ぶ?」
「美海ちゃんのやりたい事で良いよ」
ここでいやらしい要求をしてしまっては、全てが水の泡だ。
ここはまず、彼女からの信頼を得なければいけない。
「じゃあ、お医者さんごっこ!」
「ぶっ!?」
思わず変な声が出てしまう。
お、お医者さんごっこ、だと……。
いくらまだ子どもとはいえ、もう五年生の美海ちゃんがそれを提案するのはちょっと厳しいんじゃないか。
だけどそれなら、彼女と合法的に触れ合えるし……。
でも、もしも我慢できずに暴走してしまったら……。
俺が悩んでいる間にも、美海ちゃんは勝手に話を進めていく。
「じゃあ、私がお医者さんね。お兄ちゃんは、患者さん」
あ、そっちね。
それなら、ちょっとは大丈夫そうだ。
もしも暴走してしまっても、そんなに大変な事態にはならないだろう。
根拠のない自信だが、こうやって言い訳することで俺はこの行為を受け入れる。
だって、俺から触る訳じゃないし。
「さて、今日はどうしたんですか?」
唐突にお医者さんになった美海ちゃんは、俺の向かいに座って見つめてくる。
「えっと、ちょっとお腹が痛くて」
「お腹ですか。それは大変ですね」
芝居がかった口調の美海ちゃんは可愛らしくって、なんだか微笑ましい気持ちになってくる。
そのまま前のめりになると、美海ちゃんはさっきみたいに俺のお腹をさすり始める。
「どうですか?」
「……くすぐったい」
「もう! ちゃんとやってよ」
正直に答えると、美海ちゃんに頬を膨らませて抗議された。
「ごめん、ごめん」
「もう。……それじゃあ、もう少し触りますね」
仕切り直してまたお医者さん口調になった美海ちゃんが、本格的に俺のお腹を触り始めた。
「……うおっ」
俺のお腹を触る事に夢中になっているのか、前のめりになった襟元から美海ちゃんのおっぱいが見えて、思わず声を上げた。
美海ちゃんは気が付いてないみたいで、変わらず前のめりのままだ。
さっきから興奮しっ放しの俺は、遠慮する事なく美海ちゃんのおっぱいを覗き見る。
発展途上の美海ちゃんのおっぱいは、だけど柔らかそうに美海ちゃんの動きに合わせて揺れている。
そんなおっぱいを見て、ゴクリと無意識に喉が鳴ってしまう。
「あれ? お兄ちゃん、コレなに?」
声を掛けられてに我に返ると、美海ちゃんは俺のズボンを凝視していた。
そしてそこには、元気に勃起して膨らんだ俺の下半身があった。
やばい、やってしまった。
「いや、これは……」
しどろもどろになって言い訳を考える。
どうすれば、怪しまれずにこの状況を乗り切ることができるだろう。
…………………………いや、無理だろ。
こうなったら、土下座でもなんでもして今日のことは黙っててくれるようにお願いするしかない。
そんなことを考えていたからか、俺は美海ちゃんの動きを見ていなかった。
「ふふ、ここが苦しそうですねぇ」
そう言って美海ちゃんは、ズボンの上から俺のちんぽをさすり始めたのだ。
店が空いてきた頃に早仕舞いして、俺は美海ちゃんと二人で奥の居住スペースに居た。
居住スペースと言っても店とは襖一枚隔てただけだから、誰か来たらすぐに分かるようになっている。
それにしても、まるで漫画やアニメで見るような典型的な間取りだな。
駄菓子屋ってのは、みんなこうなのか?
「ねぇ、お兄ちゃん。私に何の用?」
くだらないことを考えていると、美海ちゃんが不思議そうに俺を見つめている。
やばい、なんにも考えてなかった。
「えっと。久しぶりに、美海ちゃんと一緒に遊ぼうと思ってね」
「え? 遊んでくれるの?」
苦し紛れに言い訳すると、美海ちゃんは思いのほか食いついてくる。
「やったー! なにして遊ぶ?」
「美海ちゃんのやりたい事で良いよ」
ここでいやらしい要求をしてしまっては、全てが水の泡だ。
ここはまず、彼女からの信頼を得なければいけない。
「じゃあ、お医者さんごっこ!」
「ぶっ!?」
思わず変な声が出てしまう。
お、お医者さんごっこ、だと……。
いくらまだ子どもとはいえ、もう五年生の美海ちゃんがそれを提案するのはちょっと厳しいんじゃないか。
だけどそれなら、彼女と合法的に触れ合えるし……。
でも、もしも我慢できずに暴走してしまったら……。
俺が悩んでいる間にも、美海ちゃんは勝手に話を進めていく。
「じゃあ、私がお医者さんね。お兄ちゃんは、患者さん」
あ、そっちね。
それなら、ちょっとは大丈夫そうだ。
もしも暴走してしまっても、そんなに大変な事態にはならないだろう。
根拠のない自信だが、こうやって言い訳することで俺はこの行為を受け入れる。
だって、俺から触る訳じゃないし。
「さて、今日はどうしたんですか?」
唐突にお医者さんになった美海ちゃんは、俺の向かいに座って見つめてくる。
「えっと、ちょっとお腹が痛くて」
「お腹ですか。それは大変ですね」
芝居がかった口調の美海ちゃんは可愛らしくって、なんだか微笑ましい気持ちになってくる。
そのまま前のめりになると、美海ちゃんはさっきみたいに俺のお腹をさすり始める。
「どうですか?」
「……くすぐったい」
「もう! ちゃんとやってよ」
正直に答えると、美海ちゃんに頬を膨らませて抗議された。
「ごめん、ごめん」
「もう。……それじゃあ、もう少し触りますね」
仕切り直してまたお医者さん口調になった美海ちゃんが、本格的に俺のお腹を触り始めた。
「……うおっ」
俺のお腹を触る事に夢中になっているのか、前のめりになった襟元から美海ちゃんのおっぱいが見えて、思わず声を上げた。
美海ちゃんは気が付いてないみたいで、変わらず前のめりのままだ。
さっきから興奮しっ放しの俺は、遠慮する事なく美海ちゃんのおっぱいを覗き見る。
発展途上の美海ちゃんのおっぱいは、だけど柔らかそうに美海ちゃんの動きに合わせて揺れている。
そんなおっぱいを見て、ゴクリと無意識に喉が鳴ってしまう。
「あれ? お兄ちゃん、コレなに?」
声を掛けられてに我に返ると、美海ちゃんは俺のズボンを凝視していた。
そしてそこには、元気に勃起して膨らんだ俺の下半身があった。
やばい、やってしまった。
「いや、これは……」
しどろもどろになって言い訳を考える。
どうすれば、怪しまれずにこの状況を乗り切ることができるだろう。
…………………………いや、無理だろ。
こうなったら、土下座でもなんでもして今日のことは黙っててくれるようにお願いするしかない。
そんなことを考えていたからか、俺は美海ちゃんの動きを見ていなかった。
「ふふ、ここが苦しそうですねぇ」
そう言って美海ちゃんは、ズボンの上から俺のちんぽをさすり始めたのだ。
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