駄菓子屋継いだらロリハーレム

樋川カイト

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第二話

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 俺は今、楽園の真ん中に居る。

 右を見ても左を見てもロリ、ロリ、ロリ。

 背の高い子から小さい子、胸の膨らみかけた子にまだまだ真っ平らな子。

 こうやって見ると、実に様々な子たちだ。

 もちろん男の子も居るが、何故か店の中は女の子の比率が高かった。

 だからなのか、女の子特有の甘い香りで満たされている。

 そんな中で、俺は店先に座って一人一人を注意深く観察している。

 言っておくが、別に視姦して居る訳ではない。

 それも完全にないとは言えないが、目的は万引き防止だ。



 いくら子どもと言えど、決して油断はできない。

 故意かどうかはともかく、もし持ち逃げされてしまっては困る。

 一個一個はそれほど高い物ではないけど、塵も積もれば山となるだ。

 それになにより、万引きはその子の為にもならないだろう。

 ここでの成功体験が癖になって、将来万引きの常習犯になってしまってはいけない。

 ここで注意する事ことによってそれを少しでも防げるのなら、それは俺に与えられた当然の責任と言えるだろう。



 しゃがみ込んでいる女の子を眺めながら、俺の視線はさらに真剣なものへと変わっていく。

 スカートの中が、見えそうで見えない。

 うーん、もうちょっと……。

 気付かれないように少しずつ前のめりになっていると、不意に俺の視界に影が落ちる。

「お兄ちゃん、なにしてるの?」

「うわっ!? ……なんだ、美海ちゃんか」

「なに、その残念そうな顔」

 そこに立っていたのは、町内会長の娘で小学五年生の美海ちゃんだった。

 驚いて声を上げる俺をジト目で見ていた美海ちゃんだが、すぐに俺の体勢がおかしいことに気が付く。

 まずい、パンツを覗こうとしてたのがばれたか?

「お兄ちゃん、どうしたの? お腹痛い?」

「え? ああ、うん。実はそうなんだ」

 心配そうに俺の顔を覗き込む美海ちゃんの、緩んだ胸元から肌が見えてドキドキしながらも、俺はなんとか誤魔化した。

「そうなんだ。じゃあ、私が撫でてあげるね」

「え? いや、いいよ」

「遠慮しないで」



 美海ちゃんは俺の隣に腰かけると、その小さな手で俺のお腹をさする。

「う……」

 美海ちゃんの手のくすぐったさに、俺は思わず声を上げてしまう。

 そんな俺のようすなどお構いなしに、お腹をさする美海ちゃん。

 ふと気が付くと、右腕になにか柔らかい感触があった。

 これって、もしかして。

 気付かれないようにゆっくりと視線を向けると、思った通り美海ちゃんの身体が俺の右腕に密着している。

 じゃあやっぱりこの柔らかい感触は、美海ちゃんのおっぱい。

 まだ小さいと思っていたけど、そこはもう男を喜ばせる柔らかさを持っていたなんて。



 その時、会長の言葉が頭に蘇ってくる。

『美海と結婚して本当にうちの息子になってみないか?』

 無意識のうちに、ごくりと喉が鳴る。

 相変わらず美海ちゃんは熱心に俺のお腹をさすっていて、動くたびに身体を俺の腕にこすり付けている。

 駄目だ、もう我慢できない。

「美海ちゃん」

「ん? なぁに?」

 声をかけると、俺を見上げてくる美海ちゃん。



 こうやって近くで見ると、美海ちゃんはかなり可愛い。

 大きな瞳に、ぷるっとした唇。

 それに、成長途中の身体。

 まさに俺の好みドストライクだった。

「この後、時間ある?」

 カラカラになった喉で、何とかその言葉を絞り出した。

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