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姫騎士、ピンチに陥る
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「ミリィッ!?」
急いで悲鳴の聞こえた方向へと走ると、茂みを抜けた先にミリィの姿が見えた。
そして、他にも数人の男の姿もある。
「ネール、さん……」
男たちはミリィを囲むように立っていて、その内の一人は彼女の首筋にナイフの刃を向けている。
「おっと、動くな。……お前はコイツの飼い主か?」
「飼い主じゃない。その子は私の大事な家族よ」
腰の剣に手を添えたまま、苛立ち交じりに応える。
そうすると男たちから、嘲笑交じりの笑い声があがった。
「おいおい、獣人を家族だなんて相当な変わり者だな」
馬鹿にしたような態度の男を睨むと、そいつは肩を竦める。
「とりあえず武器を捨てろ。じゃないと、その大事な家族が傷つくぞ」
なおも馬鹿にした口調の男の言葉に、だけど私は従うしかない。
今にもナイフを突き立てようとしている男を目で牽制しながら、私はゆっくりと腰から剣を外して地面に捨てる。
「ほら、捨てたわよ。ミリィを解放しなさい」
「おいおい、ふざけてんじゃねぇよ。ここからが本番だろう」
私の言葉に半笑いで答えた男たちは、下卑た笑いを浮かべながらゆっくりと私に近づいてくる。
ミリィを捕まえている男だけは、私の手の届かない所に留まったままだ。
「次はその鎧を外してもらおうか。ついでに服を脱いでくれても良いぜ」
私の肩に手を置いた男は、胸当ての留め具を片方だけ外す。
「触らないで。……自分で外せるわ」
男に従うしかない私は、せめてもの抵抗と悪態をつきながらもう片方の留め具に手を掛ける。
留め具を外すと、金属製の胸当ては大きな音を立てながら地面に落下する。
それを拾い上げて遠くへと投げた男は、私の身体を舐めるようにじっくりと眺める。
「なかなかいい身体してるじゃねェか。娼婦にでもなればいい稼ぎになるんじゃないか?」
その言葉で、男たちの間に笑いが広がった。
「……最低ね」
「ああ、同感だね。それじゃ、次は身体検査だ。危ない物を隠してたらいけないからな」
「キャッ!?」
すると突然、背後から近づいていた男が私の胸を揉む。
「くっ、なにするのよっ!」
「だから身体検査だって言ってるだろ。大人しくしないと、あの犬っころを殺すぞ」
そう言われてしまえば、私にはもうどうする事もできない。
「んっ、くぅっ……」
「なんだ、感じてるのか? コイツはとんだ淫乱だな」
屈辱で声を漏らすと、目の前の男は自分勝手な事を言いながら自らも私の身体に手を伸ばす。
何を言ってもどうにもならないと口を閉じると、更に笑いを深めた男は服の中へと手を突っ込んでくる。
そのまま無遠慮に胸を揉みしだかれると、服が捲れて下着が露わになってしまう。
「ちょっと、いい加減に……」
文句を言おうとしても、顎でミリィを示されると黙るしかない。
その後も男たちは、私の身体を無遠慮に触り続ける。
胸だけじゃなくお腹やスカートの中にまで手を入れられた時には、我慢しきれずに手を振り払ってしまう所だった。
それでも視界の端に映るミリィを見ながら冷静さを保ち、鳥肌を立てながら必死に不快感を耐え続ける。
「やっ、んぅ……」
下着の中に手を入れられてゴツゴツした指で大切な所を触られると、思わず吐息が漏れた。
誰にも触られた事のない、そもそも自分ですら触った事のないそこから訪れた突然の刺激は、私を少しだけ感じさせる。
それは屈辱で顔を赤らめさせると、敏感にそれを察知した男が笑みを深める。
それがさらに私に屈辱を与えるけど、それでも抵抗はできない。
せめてキッと睨んでみても、ただ男を喜ばせるだけだった。
そのまましばらく身体を弄ばれると、解放された私は膝立ちになるように命じられる。
そして目の前の男は、おもむろにズボンに手を掛けた。
「っ……!」
ボロンっと目の前に男の汚いイチモツが現れて、私は思わず顔を顰めて目を背ける。
「おいおい、ちゃんと見ないと駄目だろう」
しかしそれも許されず、頭を掴まれた私は無理やり顔の位置を元に戻されてしまった。
そうすると、見たくもない汚い物が嫌でも視界に入ってくる。
「ほら、これに奉仕するんだ」
「嫌よっ! 誰がこんな物にっ!」
流石に耐え切れず、私は大きな声で拒絶して男を睨んだ。
そうすると男の顔からは笑みが消え、私を睨み返してくる。
「そうか、なら仕方ない。……おい、その犬を殺せ」
「分かりました、アニキ」
「まっ、待って!? 分かったからッ!」
後ろの男への命令を止める為に慌てて叫ぶと、目の前の男は再び私を見て笑みを浮かべる。
「何が分かったんだ?」
「……奉仕でも何でもしてあげるわよ」
吐き捨てるようにそう答えても、男はそれでは納得しなかった。
「おいおい、口のきき方がなってねェな。立場が分かってんのか?」
私の顎を掴んで顔を持ち上げると、男は今まで見た事もないような凶悪な笑みを浮かべていた。
「くッ……。奉仕、させてください」
「そうまで言われちゃ仕方ないな。ほら、歯ァ立てんなよ」
無理矢理押さえつける事なく、あくまで私が自発的に始めるのを待つ男。
その姿に屈辱を覚えながらも、私にはもう行動に移す以外の選択肢はない。
触るのはもちろん見るのさえ初めてのそれを、あろう事か口に含む。
その光景を思い浮かべるだけで、私の身体中に冷や汗が浮かぶ。
それでもミリィを守る為と自分に言い聞かせて、私は小さく舌をソレに伸ばした。
「……んぇ」
舌が触れた瞬間、口の中いっぱいに苦いようなしょっぱいような何とも言えない味が広がる。
思わず顔を背けてしまいそうになると、男は私の頭を乱暴に掴んだ。
「おらっ、サッサと咥えろよっ!」
「んグゥッ!?」
イラついたような男は、そのまま私の頭を動かしてイチモツを口の中に無理やり突っ込んでくる。
吐き出そうとしても頭を押さえられて動く事ができず、私はそれを受け入れるしかない。
「ングッ、ンッ…、ンブゥッ……」
まるで道具のように頭を前後に動かされると、それに合わせて私の口の中にイチモツが擦られて何とも言えない不快感でいっぱいになる。
もはや何も考えられない私はどうにかしようと口をすぼめると、それがかえって男を喜ばせる事になってしまう。
やがて口の中で、男のイチモツがビクビクと震え始めた。
「おらっ、出るぞ! ちゃんと全部飲み込めよ!」
「ンンゥッ!?」
最後に頭を思いっきり腰に押し付けられ、それと同時に口の中に温かくてドロドロとした液体を流し込まれる。
喉奥に叩きつけられる液体は私の喉を流れていき、余った分が鼻や口の中に逆流していった。
「ゴハッ…、ゴホッ、ゴホッ……」
やっと解放された私は息も絶え絶えで、その場から動く事ができない。
口の中に残った精液を地面に吐き出していると、男はそんな私に覆いかぶさってくる。
完全に不意を突かれた私は、そのままなす術もなく地面に押し倒されてしまった。
「さぁて、それじゃあ本番だ。一緒に気持ち良くなろうぜ」
「イヤッ! 離してっ!」
必至に暴れても腕力で男に敵うはずもなく、その体勢のまま下着を破り取られてしまう。
誰にも見られた事のない場所が露わになると、私の心を諦めの気持ちが支配していく。
「どうした? もう抵抗は終わりか?」
動きが弱まった私を眺めながら、男はそう言って笑う。
悔しさと虚しさで無意識のうちに涙が流れて、私にはもうどうする事もできない。
「……助けて、主様」
目を閉じると浮かんでくるのは、主様の顔。
少し間の抜けたような、でも芯のしっかりとしたあの顔を思い浮かべると、胸の中になんだか暖かいものが込み上げてくるような気がする。
そのまま男のイチモツが私に触れた瞬間、鳥肌と共に身体が硬直して……。
次の瞬間、私の顔に温かい液体が降りかかった。
「え……?」
恐る恐る目を開けると、男の頭は消え失せている。
そのままズルッと私の身体の上から男の身体が落ちると、目の前にはミリィを抱きかかえるアイシャと……。
「ネール、無事か? 遅くなってすまない」
私の、主様の姿があった。
急いで悲鳴の聞こえた方向へと走ると、茂みを抜けた先にミリィの姿が見えた。
そして、他にも数人の男の姿もある。
「ネール、さん……」
男たちはミリィを囲むように立っていて、その内の一人は彼女の首筋にナイフの刃を向けている。
「おっと、動くな。……お前はコイツの飼い主か?」
「飼い主じゃない。その子は私の大事な家族よ」
腰の剣に手を添えたまま、苛立ち交じりに応える。
そうすると男たちから、嘲笑交じりの笑い声があがった。
「おいおい、獣人を家族だなんて相当な変わり者だな」
馬鹿にしたような態度の男を睨むと、そいつは肩を竦める。
「とりあえず武器を捨てろ。じゃないと、その大事な家族が傷つくぞ」
なおも馬鹿にした口調の男の言葉に、だけど私は従うしかない。
今にもナイフを突き立てようとしている男を目で牽制しながら、私はゆっくりと腰から剣を外して地面に捨てる。
「ほら、捨てたわよ。ミリィを解放しなさい」
「おいおい、ふざけてんじゃねぇよ。ここからが本番だろう」
私の言葉に半笑いで答えた男たちは、下卑た笑いを浮かべながらゆっくりと私に近づいてくる。
ミリィを捕まえている男だけは、私の手の届かない所に留まったままだ。
「次はその鎧を外してもらおうか。ついでに服を脱いでくれても良いぜ」
私の肩に手を置いた男は、胸当ての留め具を片方だけ外す。
「触らないで。……自分で外せるわ」
男に従うしかない私は、せめてもの抵抗と悪態をつきながらもう片方の留め具に手を掛ける。
留め具を外すと、金属製の胸当ては大きな音を立てながら地面に落下する。
それを拾い上げて遠くへと投げた男は、私の身体を舐めるようにじっくりと眺める。
「なかなかいい身体してるじゃねェか。娼婦にでもなればいい稼ぎになるんじゃないか?」
その言葉で、男たちの間に笑いが広がった。
「……最低ね」
「ああ、同感だね。それじゃ、次は身体検査だ。危ない物を隠してたらいけないからな」
「キャッ!?」
すると突然、背後から近づいていた男が私の胸を揉む。
「くっ、なにするのよっ!」
「だから身体検査だって言ってるだろ。大人しくしないと、あの犬っころを殺すぞ」
そう言われてしまえば、私にはもうどうする事もできない。
「んっ、くぅっ……」
「なんだ、感じてるのか? コイツはとんだ淫乱だな」
屈辱で声を漏らすと、目の前の男は自分勝手な事を言いながら自らも私の身体に手を伸ばす。
何を言ってもどうにもならないと口を閉じると、更に笑いを深めた男は服の中へと手を突っ込んでくる。
そのまま無遠慮に胸を揉みしだかれると、服が捲れて下着が露わになってしまう。
「ちょっと、いい加減に……」
文句を言おうとしても、顎でミリィを示されると黙るしかない。
その後も男たちは、私の身体を無遠慮に触り続ける。
胸だけじゃなくお腹やスカートの中にまで手を入れられた時には、我慢しきれずに手を振り払ってしまう所だった。
それでも視界の端に映るミリィを見ながら冷静さを保ち、鳥肌を立てながら必死に不快感を耐え続ける。
「やっ、んぅ……」
下着の中に手を入れられてゴツゴツした指で大切な所を触られると、思わず吐息が漏れた。
誰にも触られた事のない、そもそも自分ですら触った事のないそこから訪れた突然の刺激は、私を少しだけ感じさせる。
それは屈辱で顔を赤らめさせると、敏感にそれを察知した男が笑みを深める。
それがさらに私に屈辱を与えるけど、それでも抵抗はできない。
せめてキッと睨んでみても、ただ男を喜ばせるだけだった。
そのまましばらく身体を弄ばれると、解放された私は膝立ちになるように命じられる。
そして目の前の男は、おもむろにズボンに手を掛けた。
「っ……!」
ボロンっと目の前に男の汚いイチモツが現れて、私は思わず顔を顰めて目を背ける。
「おいおい、ちゃんと見ないと駄目だろう」
しかしそれも許されず、頭を掴まれた私は無理やり顔の位置を元に戻されてしまった。
そうすると、見たくもない汚い物が嫌でも視界に入ってくる。
「ほら、これに奉仕するんだ」
「嫌よっ! 誰がこんな物にっ!」
流石に耐え切れず、私は大きな声で拒絶して男を睨んだ。
そうすると男の顔からは笑みが消え、私を睨み返してくる。
「そうか、なら仕方ない。……おい、その犬を殺せ」
「分かりました、アニキ」
「まっ、待って!? 分かったからッ!」
後ろの男への命令を止める為に慌てて叫ぶと、目の前の男は再び私を見て笑みを浮かべる。
「何が分かったんだ?」
「……奉仕でも何でもしてあげるわよ」
吐き捨てるようにそう答えても、男はそれでは納得しなかった。
「おいおい、口のきき方がなってねェな。立場が分かってんのか?」
私の顎を掴んで顔を持ち上げると、男は今まで見た事もないような凶悪な笑みを浮かべていた。
「くッ……。奉仕、させてください」
「そうまで言われちゃ仕方ないな。ほら、歯ァ立てんなよ」
無理矢理押さえつける事なく、あくまで私が自発的に始めるのを待つ男。
その姿に屈辱を覚えながらも、私にはもう行動に移す以外の選択肢はない。
触るのはもちろん見るのさえ初めてのそれを、あろう事か口に含む。
その光景を思い浮かべるだけで、私の身体中に冷や汗が浮かぶ。
それでもミリィを守る為と自分に言い聞かせて、私は小さく舌をソレに伸ばした。
「……んぇ」
舌が触れた瞬間、口の中いっぱいに苦いようなしょっぱいような何とも言えない味が広がる。
思わず顔を背けてしまいそうになると、男は私の頭を乱暴に掴んだ。
「おらっ、サッサと咥えろよっ!」
「んグゥッ!?」
イラついたような男は、そのまま私の頭を動かしてイチモツを口の中に無理やり突っ込んでくる。
吐き出そうとしても頭を押さえられて動く事ができず、私はそれを受け入れるしかない。
「ングッ、ンッ…、ンブゥッ……」
まるで道具のように頭を前後に動かされると、それに合わせて私の口の中にイチモツが擦られて何とも言えない不快感でいっぱいになる。
もはや何も考えられない私はどうにかしようと口をすぼめると、それがかえって男を喜ばせる事になってしまう。
やがて口の中で、男のイチモツがビクビクと震え始めた。
「おらっ、出るぞ! ちゃんと全部飲み込めよ!」
「ンンゥッ!?」
最後に頭を思いっきり腰に押し付けられ、それと同時に口の中に温かくてドロドロとした液体を流し込まれる。
喉奥に叩きつけられる液体は私の喉を流れていき、余った分が鼻や口の中に逆流していった。
「ゴハッ…、ゴホッ、ゴホッ……」
やっと解放された私は息も絶え絶えで、その場から動く事ができない。
口の中に残った精液を地面に吐き出していると、男はそんな私に覆いかぶさってくる。
完全に不意を突かれた私は、そのままなす術もなく地面に押し倒されてしまった。
「さぁて、それじゃあ本番だ。一緒に気持ち良くなろうぜ」
「イヤッ! 離してっ!」
必至に暴れても腕力で男に敵うはずもなく、その体勢のまま下着を破り取られてしまう。
誰にも見られた事のない場所が露わになると、私の心を諦めの気持ちが支配していく。
「どうした? もう抵抗は終わりか?」
動きが弱まった私を眺めながら、男はそう言って笑う。
悔しさと虚しさで無意識のうちに涙が流れて、私にはもうどうする事もできない。
「……助けて、主様」
目を閉じると浮かんでくるのは、主様の顔。
少し間の抜けたような、でも芯のしっかりとしたあの顔を思い浮かべると、胸の中になんだか暖かいものが込み上げてくるような気がする。
そのまま男のイチモツが私に触れた瞬間、鳥肌と共に身体が硬直して……。
次の瞬間、私の顔に温かい液体が降りかかった。
「え……?」
恐る恐る目を開けると、男の頭は消え失せている。
そのままズルッと私の身体の上から男の身体が落ちると、目の前にはミリィを抱きかかえるアイシャと……。
「ネール、無事か? 遅くなってすまない」
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