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第84話
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何を言われたのか、すぐには理解できなかった。
小笠原が、俺のことが好き?
だって俺は男で、もちろん小笠原も男だ。
そんな俺たちの間に、恋愛感情なんてものが割り込んでくるなんて想像することができない。
もしかして盛大なドッキリを仕掛けられているのかと疑ってみても、小笠原の様子は真剣そのものだ。
さっきの言葉が嘘じゃないんだとしたら、小笠原は本当に俺のことが好きなのか……?
混乱する頭ではうまく思考を纏めることができず、ただ黙って小笠原の顔を見つめ返すことしかできない。
そうやって、どれだけの時間見つめ合っていただろうか。
ふっ、と俺から視線をそらした小笠原は、まるで夏の青空のように爽やかな笑顔を浮かべた。
「信じられないのは当たり前だ。今はともかく、これまでの俺たちは男同士だったからな。俺だって、友達だと思ってた奴からいきなりお前が好きだなんて言われたら、戸惑うだろうし」
「いや、それは……」
「ははっ、ごまかさなくても良いって。俺は気にしてないからさ。この話をしたのは、単に俺の気持ちをお前に知っておいて欲しかっただけだからな」
相変わらず朗らかに笑う小笠原は本当に気にした様子はなく、俺はなんだか少し拍子抜けしてしまう。
そんな俺の反応を面白がるように、小笠原はニヤッと笑いながら肩を組んでくる。
「なんだよ。もしかして、拒否したら俺が落ち込むとでも思ってたのか?」
「そりゃあ、まぁ……。好きな相手から拒否されたら、誰だって悲しいだろ」
俺の答えに少し驚いたように目を丸くした小笠原は、やがてさっきまでよりも笑みを深くする。
「お前って、やっぱ優しいよな。そう言うところが好きなんだよ」
そう言って俺を抱きしめてくる小笠原は、その勢いでいきなり俺の頬にキスをする。
男のくせに妙に柔らかい唇の感触に、俺は思わず動揺してしまう。
「お前っ!? や、やめろよ! 男同士でなにやってんだっ!」
「男同士だから別に問題ないだろ。ちょっとした、親友の戯れだろ」
「普通の親友は、いきなりキスしたりしないっての。びっくりするじゃねぇか」
なおも抱き着いてキスをしようとしてくる小笠原の身体を無理やり押し返すと、奴はまるで悪戯が成功した子供のように楽しそうに笑う。
「いやぁ、いつ見てもお前の反応は面白いな。それでこそ、からかい甲斐があるってもんだぜ」
「お前、調子に乗ってんだろ。いい加減にしないと、いくら俺でも怒るぞ」
「ははっ、悪い悪い。ほら、良く言うだろ。男ってのは、好きな子ほどいじめたくなるんだよ」
「小学生かよ。それでいじめられるこっちの身にもなれっての」
普段通りの軽口が、なんだか心地良い。
なんだかんだ言って、俺も小笠原と一緒に居る時が一番楽しい時間だったかもしれない。
「だけど、ごめんな。俺はお前の気持ちには答えてやれない……」
俺だって小笠原のことは好きだけど、それはあくまで親友としての好きだ。
きっと俺では、彼の求めている事を満たしてやることはできないだろう。
そんな俺の答えを聞いても、小笠原は悲しんだ様子もなく笑っていた。
「分かってるよ、そんなこと。だから俺は、神様に願ったんだよ。こことは違う世界でもいい、別の俺でもいいから、お前と一緒に幸せにしてくださいってな。その結果は、お前も知っての通りさ」
「……だけど、それじゃお前が」
「やめろよ、それ以上は言わなくてもいい。俺はこの結果に満足してるんだからな」
そう言って微笑む小笠原の表情に嘘を言っているような雰囲気はなく、俺はそれ以上何も言えなくなってしまう。
そんな俺の複雑な気持ちを察しているように、小笠原は言葉を続けた。
「もしお前がそれでも気になるって言うなら、あっちの世界の俺を可愛がってやってくれ。あれは俺じゃないけど、俺なんだからな」
「……ああ、分かった。約束するよ。嫌だって言っても絶対に話してやらないから、覚悟しとけよ」
「いいね、それでこそお前だ! 遠慮はいらないから、思う存分やってくれ」
お互いの顔を見合わせて笑い合い、小笠原の差し出した拳に自分の拳をぶつける。
そうしていると、不意に視界がぼんやりと霞んでいく。
「おっと、どうやらもう時間みたいだな。それじゃ、これでお別れだ」
「……もう、会えないのか?」
「そんな悲しそうな顔するなよ。そっちにも俺は居るだろ。寂しかったら、甘えたって良いんだぞ。ママプレイだって、きっと大歓迎さ」
最後までおどけた態度を取る小笠原に、俺も思わず笑ってしまう。
お互いに笑顔で別れを告げると、俺の意識はだんだん遠のいていき……。
「あ、そうそう。もうひとつ言い忘れてた。そっちとこっちでお前を入れ替えたおかげで、こっちの世界のお前はすっかり男好きになっちまったよ。絶対に俺が落としてやるから、安心してそっちでも頑張れよ」
「はぁっ!? お前っ、それってどういう……!」
最後に投下された爆弾発言を問い詰めようとした瞬間、俺の意識は急速に消えていくのだった。
────
「あ、やっと起きた。おはよう、寝坊助さん」
目を覚ますと、目の前にはこちらを覗き込む晶の姿があった。
どうやら、先に目を覚ました彼女は俺の寝顔を眺めていたらしい。
愛おしそうな微笑みを浮かべて俺を見つめてくる晶の顔を見ていると、なんとも言えない感情が沸き上がってくる。
「どうしたの? なんだか、変な顔してるけど」
「……いや、なんでもないよ。寝起きの晶も可愛いなって思ってただけだから」
不思議そうな表情で首を傾げる晶に誤魔化すように答えると、彼女は分かりやすくうろたえる。
「んなっ!? なに言ってんの、バカッ!」
顔を真っ赤にして悪態を吐いてくる彼女だが、その顔は少し嬉しそうだ。
その証拠に口元は微かに緩んでいて、それを見ていると俺も思わず笑みを零してしまう。
同時に彼女を愛おしく思う気持ちが高ぶり、その衝動のまま俺は彼女の身体をベッドに押し倒す。
「ちょっ!? まさかまたヤるつもりっ!? ちょっと待って……!」
晶の抵抗も空しく、俺たちはそのままベッドの上で睦ましく絡み合うのだった。
小笠原が、俺のことが好き?
だって俺は男で、もちろん小笠原も男だ。
そんな俺たちの間に、恋愛感情なんてものが割り込んでくるなんて想像することができない。
もしかして盛大なドッキリを仕掛けられているのかと疑ってみても、小笠原の様子は真剣そのものだ。
さっきの言葉が嘘じゃないんだとしたら、小笠原は本当に俺のことが好きなのか……?
混乱する頭ではうまく思考を纏めることができず、ただ黙って小笠原の顔を見つめ返すことしかできない。
そうやって、どれだけの時間見つめ合っていただろうか。
ふっ、と俺から視線をそらした小笠原は、まるで夏の青空のように爽やかな笑顔を浮かべた。
「信じられないのは当たり前だ。今はともかく、これまでの俺たちは男同士だったからな。俺だって、友達だと思ってた奴からいきなりお前が好きだなんて言われたら、戸惑うだろうし」
「いや、それは……」
「ははっ、ごまかさなくても良いって。俺は気にしてないからさ。この話をしたのは、単に俺の気持ちをお前に知っておいて欲しかっただけだからな」
相変わらず朗らかに笑う小笠原は本当に気にした様子はなく、俺はなんだか少し拍子抜けしてしまう。
そんな俺の反応を面白がるように、小笠原はニヤッと笑いながら肩を組んでくる。
「なんだよ。もしかして、拒否したら俺が落ち込むとでも思ってたのか?」
「そりゃあ、まぁ……。好きな相手から拒否されたら、誰だって悲しいだろ」
俺の答えに少し驚いたように目を丸くした小笠原は、やがてさっきまでよりも笑みを深くする。
「お前って、やっぱ優しいよな。そう言うところが好きなんだよ」
そう言って俺を抱きしめてくる小笠原は、その勢いでいきなり俺の頬にキスをする。
男のくせに妙に柔らかい唇の感触に、俺は思わず動揺してしまう。
「お前っ!? や、やめろよ! 男同士でなにやってんだっ!」
「男同士だから別に問題ないだろ。ちょっとした、親友の戯れだろ」
「普通の親友は、いきなりキスしたりしないっての。びっくりするじゃねぇか」
なおも抱き着いてキスをしようとしてくる小笠原の身体を無理やり押し返すと、奴はまるで悪戯が成功した子供のように楽しそうに笑う。
「いやぁ、いつ見てもお前の反応は面白いな。それでこそ、からかい甲斐があるってもんだぜ」
「お前、調子に乗ってんだろ。いい加減にしないと、いくら俺でも怒るぞ」
「ははっ、悪い悪い。ほら、良く言うだろ。男ってのは、好きな子ほどいじめたくなるんだよ」
「小学生かよ。それでいじめられるこっちの身にもなれっての」
普段通りの軽口が、なんだか心地良い。
なんだかんだ言って、俺も小笠原と一緒に居る時が一番楽しい時間だったかもしれない。
「だけど、ごめんな。俺はお前の気持ちには答えてやれない……」
俺だって小笠原のことは好きだけど、それはあくまで親友としての好きだ。
きっと俺では、彼の求めている事を満たしてやることはできないだろう。
そんな俺の答えを聞いても、小笠原は悲しんだ様子もなく笑っていた。
「分かってるよ、そんなこと。だから俺は、神様に願ったんだよ。こことは違う世界でもいい、別の俺でもいいから、お前と一緒に幸せにしてくださいってな。その結果は、お前も知っての通りさ」
「……だけど、それじゃお前が」
「やめろよ、それ以上は言わなくてもいい。俺はこの結果に満足してるんだからな」
そう言って微笑む小笠原の表情に嘘を言っているような雰囲気はなく、俺はそれ以上何も言えなくなってしまう。
そんな俺の複雑な気持ちを察しているように、小笠原は言葉を続けた。
「もしお前がそれでも気になるって言うなら、あっちの世界の俺を可愛がってやってくれ。あれは俺じゃないけど、俺なんだからな」
「……ああ、分かった。約束するよ。嫌だって言っても絶対に話してやらないから、覚悟しとけよ」
「いいね、それでこそお前だ! 遠慮はいらないから、思う存分やってくれ」
お互いの顔を見合わせて笑い合い、小笠原の差し出した拳に自分の拳をぶつける。
そうしていると、不意に視界がぼんやりと霞んでいく。
「おっと、どうやらもう時間みたいだな。それじゃ、これでお別れだ」
「……もう、会えないのか?」
「そんな悲しそうな顔するなよ。そっちにも俺は居るだろ。寂しかったら、甘えたって良いんだぞ。ママプレイだって、きっと大歓迎さ」
最後までおどけた態度を取る小笠原に、俺も思わず笑ってしまう。
お互いに笑顔で別れを告げると、俺の意識はだんだん遠のいていき……。
「あ、そうそう。もうひとつ言い忘れてた。そっちとこっちでお前を入れ替えたおかげで、こっちの世界のお前はすっかり男好きになっちまったよ。絶対に俺が落としてやるから、安心してそっちでも頑張れよ」
「はぁっ!? お前っ、それってどういう……!」
最後に投下された爆弾発言を問い詰めようとした瞬間、俺の意識は急速に消えていくのだった。
────
「あ、やっと起きた。おはよう、寝坊助さん」
目を覚ますと、目の前にはこちらを覗き込む晶の姿があった。
どうやら、先に目を覚ました彼女は俺の寝顔を眺めていたらしい。
愛おしそうな微笑みを浮かべて俺を見つめてくる晶の顔を見ていると、なんとも言えない感情が沸き上がってくる。
「どうしたの? なんだか、変な顔してるけど」
「……いや、なんでもないよ。寝起きの晶も可愛いなって思ってただけだから」
不思議そうな表情で首を傾げる晶に誤魔化すように答えると、彼女は分かりやすくうろたえる。
「んなっ!? なに言ってんの、バカッ!」
顔を真っ赤にして悪態を吐いてくる彼女だが、その顔は少し嬉しそうだ。
その証拠に口元は微かに緩んでいて、それを見ていると俺も思わず笑みを零してしまう。
同時に彼女を愛おしく思う気持ちが高ぶり、その衝動のまま俺は彼女の身体をベッドに押し倒す。
「ちょっ!? まさかまたヤるつもりっ!? ちょっと待って……!」
晶の抵抗も空しく、俺たちはそのままベッドの上で睦ましく絡み合うのだった。
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