逆転世界で俺はビッチに成り下がる

樋川カイト

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第81話

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 そうやって俺が静かに興奮していると、晶はゆっくりと再び腰を落とす。
「んっ……」
 やがてちんぽの先端がおまんこに触れると、彼女は小さく声を上げた。
 しかし腰の動きは止まらず、あと少しでも腰を落とせば簡単に入ってしまうだろう。
 そんなタイミングで、晶は再び微笑んで俺を見つめる。
「じゃあ、入れるぞ。……んんっ、くぅ」
 言葉と同時に晶が腰を落とすと、彼女の声は少し苦しそうなものに変化していった。
「おい、大丈夫か? 無理するなよ」
「無理なんかじゃ、ないって……。良いから、お前は黙ってオレに任せとけ」
 言いながら晶は俺を押さえ付け、そうされるともう抵抗などできなくなってしまう。
 それほど力が強い訳ではないけど、抵抗してしまうと晶を更に苦しめてしまう気がしたからだ。
 そうしているうちにも晶は腰を落とす動きを続け、やがて俺のちんぽの先端は彼女のおまんこの中に沈んでいく。
 そしてそのタイミングを逃さないように、晶は自分の腰を一気に落とした。
「んぁっ、あぁっ! ……はい、ったぁ」
 なにかを突き破るような微かな感触と共に俺のちんぽは晶のおまんこに飲み込まれ、そして晶は瞳にうっすらと涙を浮かべながら小さく声を漏らした。
「晶、やっぱりお前……」
「……処女で悪かったな」
 思わず呟いた俺の言葉に敏感に反応した晶は、そう言いながら拗ねたようにぷいっとそっぽを向いてしまう。
「いや、悪くないよ。でも、だったらなおさら無理をして欲しくなかったな」
 いくら十分に濡れていたからと言っても、あんな風に無理やり入れてしまえばけっこう痛かったはずだ。
 それは、比較的処女喪失の痛みが少ないこの世界でも同様だろう。
 その証拠に、さっきまであれほど良かった晶の威勢は弱々しくなっている。
「俺は確かに晶とセックスしたいって言ったけど、それで晶が苦しむのは嫌だ。俺は、お前にも俺とのセックスで気持ち良くなって欲しいんだよ」
 相変わらずそっぽを向いている晶を諭すように優しく言葉を続けると、やがて彼女はばつの悪そうな表情で俺を見つめてくる。
「その…、えっと……。ごめん」
「いや、俺も言い過ぎたかも。ごめん……」
 そんな風にお互いに謝りあっていると、あるタイミングでフッと二人の視線が交差した。
「……ふふっ」
「あははっ!」
 目が合って一瞬後に晶が小さく笑い、それに釣られるように俺も笑い声を上げる。
「なんだか、こんな状況でこんな事をしてるなんて面白いな」
「うん、本当にそう。オレたち、何やってるんだろうな」
 そうやってひとしきり笑うと、彼女の表情はさっきまでよりも明るくなっていた。
 その流れで晶は腰を微かに動かし、そして納得したように小さく頷く。
「……よし、もう大丈夫だ」
「本当か? 無理はするなよ」
「もう無理なんてしてないって。それより、まだ動くなって言われる方がよっぽど無理だよ。……もう、動いて良いよな?」
 そう言いながらも、晶は俺の答えなど聞くつもりはなかった。
 俺が何かを言う前に彼女の腰はゆっくりと動き始め、それと同時に押し殺すような微かな声が漏れて聞こえてくる。
「あんっ、んっ、んぅ……ぅ……」
 そんな甘い声を漏らしながら晶は腰を振り続け、その度に快感で蠢くおまんこが俺のちんぽを刺激してくる。
「ん、くぅ……。晶の膣内、気持ち良いよ……」
「ほんと? 悠太も気持ち良いの? 良かった……、んぁっ!」
 俺の呟きを耳聡く聞きつけた晶は嬉しそうに微笑む。
 いつの間にか彼女からは辛そうな雰囲気が消えていて、さっきの言葉が嘘ではなかった事を俺に教えてくれる。
 それどころか、晶は快感を求めるように俺を見つめて腰を振り続けている。
「んんっ! ああぁ、んっ…! ここ、きもちいぃ……、んうぅ…!」
 好き勝手に腰を振りながら、晶はもはや声を抑えきれないくらいに感じているようだ。
 彼女の口からは気持ちよさそうな喘ぎ声が響き、それが俺の耳にも心地良い快感を与えてくる。
 女の子の感じる声ってのは、どうしてこうも男の快感を擽るんだろうか。
 なんて考えていると、突然俺の視界に影が落ちた。
「んっ、ちゅぅっ…。ふぅ、ん……」
 何の前触れもなく近づいてきた晶に唇を塞がれると、突き出された彼女の舌が俺の口の中へと侵入してくる。
「ちゅっ、ちゅぅ……。んんっ…! んはぁ…、ちゅっ、ちゅっ……」
 舌を絡めながら何度もキスをしていると、やがて晶の表情はとろとろに蕩けてしまう。
「おいおい、そんなにキスが気持ち良かったのか?」
「んぁ…、わかんな、いぃ……。もう、ぜんぶ気持ち良すぎるよぉ……」
 問いかければ甘い声でそう答える晶が可愛くて、俺の興奮は更に高まっていく。
「ふぁ…、ぁ……。おちんぽ、中でおっきくなってるぅ……。んくぅ…、んあぁっ……!」
「だって、しょうがないだろ……。晶が、可愛過ぎるのが悪いんだからな!」
 こんなに精いっぱい感じられたら、男として興奮しないわけがない。
 一心不乱に腰を振り続ける晶を見上げながら、俺は胸の奥に熱いものを感じていた。
 それはまさに、男冥利に尽きるという奴だろう。
 そしてそれと同時に、晶をもっと感じさせてやりたいと言う気持ちも芽生える。
 もっと狂うほどの快感を与えて、そして彼女の淫らに乱れる姿を見てみたいと言う、そんな邪な感情。
 それを自覚してしまえば、もう止まる事などできない。
「晶、そろそろ俺も……」
「ふぇ…? んあぁっ……!」
 動き続ける彼女の腰を抑えるように掴み、そして下から腰を突き上げる。
 声を掛けられて、何が起きたのか分からないように間の抜けた声を上げた晶。
 しかし次の瞬間には、存外に与えられた快感で大きな嬌声を上げた。
 そんな彼女の反応に構う事なく、俺は今まで好き勝手にされていたお返しをするかのように腰を動かし続ける。
 パンッ、パンッと小気味良い音を立てて腰がぶつかり合うと、やがて快感に身体を支える事のできなくなった晶は俺にしなだれかかってくる。
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