逆転世界で俺はビッチに成り下がる

樋川カイト

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第80話

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「脱がすよ。いい?」
「どうぞ、ご自由に」
 少しだけ真剣そうな瞳で俺を見つめる晶に笑って答えると、そんな俺の余裕に評しぬけしたような表情を浮かべられる。
 いまさら、なんでそんな反応するんだよ。
 さっきまでだって散々エロい事してたのに、俺がパンツを脱がされるくらいで騒ぐ訳ないだろう。
 そんな事を目で訴えると、晶は少しだけ不満そうに口をすぼめながら俺のパンツをゆっくりと下ろしていく。
「むっ…、あれ……?」
 やがてパンツが途中まで下がったところで、晶は突然おかしな声を上げた。
 どうやら、勃起したちんぽにパンツが引っかかったようだ。
「んっ、この……」
 思わぬ事態に焦った様子の晶は無理やりパンツをずらそうとして、そしてしばらく格闘が続く。
「ほら、落ち着いて。そんなに焦らなくても、俺は逃げたりしないから」
「うるさいなぁ。ちょっとだまって、てっ!」
 落ち着かせるように声を掛けたのが逆に気に障ったのか、晶はこちらに向き直ってなりふり構わずに俺のパンツを一気に引っ張る。
 そうすると、もちろん引っかかっていたちんぽも引っ張られるわけで。
「ひゃっ!?」
 勢いよく跳ね上がったちんぽはブルンっと音の鳴りそうな勢いで、パンツを脱がすために近づいていた晶の目の前に現れた。
「うわぁ…、すごい……。おっきぃ……」
 目を丸くして呟いた晶は、まるで魅入られたみたいにちんぽを凝視する。
 そして彼女の指は、ゆっくりとちんぽの先端に触れた。
「わっ!? あついし、かたい……」
 最初は恐る恐ると言った風に触れていた指は、しかしすぐにちんぽを包むようにギュッと握った。
「これが男の子の、おちんぽ……。すごい…、これ、すごいな……」
「おいおい、語彙力はどこへ行ったんだよ」
 まるでうわ言のように「凄い」を連呼する晶に苦笑を浮かべて声を掛けても、なんだか心ここにあらずと言った様子だ。
 指に力を入れたり、顔を近づけてみたり、匂いを嗅いでみたり。
 興味深そうに俺のちんぽを弄られると、さすがに少し恥ずかしくなってくる。
「なぁ、晶。いったん離してくれよ」
「なんでだよ。いいだろ、もっと触らせろよ」
「そんなの、後でいくらでも触らせてやるから……」
 俺がいくら言っても晶は離れるそぶりなど見せない。
 このままじゃ、コイツが満足するまで好き勝手に弄られてしまうぞ……。
 触られるのは気持ち良いけど、これじゃ生殺しだ。
 さてどうするか。
 なにか妙案が思い付かないかと頭をひねらせながら周囲を眺めると、俺はある事に気付いた。
 晶の太ももが、もぞもぞと動いている。
 まるで何かを求めるようなその動きを見た瞬間、俺の頭に名案が浮かんできた。
「なぁ、晶」
「なんだよ。何度言われても、まだ続けるからな」
「いや、別にもう止めろなんて言わないよ。……でも、触ってるだけで良いのか?」
「はぁ?」
「だから、手で触るだけで良いのか? 本当は、セックスしたいんじゃないのか?」
「んなっ!? なななっ!」
 俺の言葉を聞いた晶は面白いほどに狼狽して、ササッと俺から離れていってしまう。
「なに言ってんだよっ!? せ、セックスなんてしたいわけ、ないだろ……」
「へぇ、そうなのか。……俺は、晶とセックスしたいんだけどな」
「ふぁっ!? ……ほ、ほんとうに?」
「いくら俺でも、嘘でこんな事を言わないって。俺は、晶とセックスしたい」
 真剣な眼差しでそう告げると、そんな俺の視線に耐えかねたのか晶は俯いてしまう。
 そんな様子を黙って見つめていると、やがて彼女は再び顔を上げるとしっかり俺と視線を合わせた。
「オレも、したい……」
 何か吹っ切れたように笑いながら答える晶を見ていると、それだけで俺の我慢は限界に達してしまう。
 彼女の身体に手を伸ばした俺は、そのまま肩を抱き寄せてキスをする。
「んっ!? ちゅっ…、ちゅぅ……」
 最初は驚いたように身体を硬直させた晶だったけど、しかし唇を重ねているうちに身体からは力が抜けていく。
 そしてしばらくすると、むしろ彼女の方から大胆にキスを迫ってきた。
「もっと、キスしよ……。ちゅっ、んんっ……」
 されるがままにキスをしていると、やがて彼女の舌が俺の口の中に侵入してくる。
 そのまま舌を絡めるようにキスをしていると、俺の股間に柔らかい感触が走った。
 視線だけをそちらに向けると、晶は手のひらで俺のちんぽを撫でている。
 その動きはまるで焦らすような快感を俺に与え、そして一度キスを辞めた晶は居たずわっぽく微笑んだ。
「……えいっ!」
 そんな可愛らしい掛け声と共に晶は俺の肩を押し、そんな不意の衝撃で俺は後ろ向きに倒れ込んでしまう。
 あっという間にベッドに倒されてしまった俺が起き上がるよりも早く、彼女は俺に覆いかぶさるように近寄ってくる。
 そうすると、俺はもうベッドから起き上がる事ができなくなってしまう。
「晶って、意外と大胆なんだな」
「言っておくけど、こんな事するのはお前にだけだからな」
「へぇ、それは嬉しいなぁ」
 いろんな子と好き勝手にセックスしている俺が言うのもなんだけど、やっぱり女の子は一途に限る。
「それで、これからどうするんだ?」
「分かってるくせに。ほら、お前のここは期待してるみたいだぞ」
 そう言った晶が俺をまたぐように腰を下ろすと、ちょうど彼女の股間が俺のちんぽの上に乗る。
 グチュグチュに濡れたパンツ越しのおまんこは熱く柔らかく、そんな事をされると今にも入れてしまいたくなってしまう。
「……入れたい?」
 そんな俺の心境を敏感に察知したのか、晶はそう言ってニヤッと笑う。
 そう言いながら彼女が腰を前後に動かすと、クチュクチュと軽い水音が部屋の中に響く。
「ほら、んっ…。入れたいなら、ちゃんと言わなきゃ、駄目だろ……。ぁんっ」
 いわゆる素股の状態で感じながらも強気の姿勢を崩さない晶を見ていると、男のプライドなんてどうでもよくなってくる。
 プライドでは、セックスはできないのだ。
「入れたい。晶の中にちんぽ入れて、気持ち良くなりたい!」
 気付けば俺は、彼女に向かってそう叫んでいた。
「へへ、そっか……。じゃあ、セックスしよっ」
 俺の叫びに嬉しそうに微笑む晶。
 そして言うが早いか、彼女は自身を包んでいる最後の砦であるパンツをするっと脱ぎ捨ててしまった。
 そして目の前に現れるのは、一糸まとわぬ姿になった晶の姿。
 肌の露出はさっきまでと大して変わらないはずなのに、どうしてこんなに興奮してしまうのだろう。
 初めて目にした晶のおまんこに、俺は無意識のうちにゴクッと喉を鳴らしていた。
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