逆転世界で俺はビッチに成り下がる

第68話

「ほら、早く脱いでくれないと萎えちゃうかもしれないよ。そしたら、今度こそ本当にお預けだね」
「脱ぐ！ 脱ぎます！」
　その言葉が止めになったようで、慌てた様子の菜々ちゃんはいそいそと服を脱ぎ始める。
　まるで脱ぎ捨てられるように放り出された衣服は、全て隣に控えていた菫ちゃんが受け取って畳むと言う連係プレイまで披露してくれた。
　それにしても、細やかな気遣いのできる菫ちゃんは良いお嫁さんになるだろうなぁ。
　これで、男子更衣室に忍び込んでオナニーするような変態じゃなければ完璧だったのに。
　なんて事をぼんやりと考えていると、服を全て脱ぎ捨てて本当に生まれたままの姿になった菜々ちゃんが俺に声を掛けてくる。
「脱いだよっ！ これで、セックスできるよね」
「うん、もちろん。それじゃ、こっちにおいで」
　促せば素直に従って近づいてくる菜々ちゃんの腕を取ると、俺は彼女を思いっきり抱きしめた。
「わふっ!?」
　奇妙な声を上げる彼女の事などお構いなしに両腕に力を込めていくと、緊張していた彼女の身体からは力が抜けていき、密着している事による興奮からか鼻息はどんどん荒くなっていく。
　そんな興奮を隠そうとしない彼女に苦笑いを浮かべる俺だったけど、しかし俺のちんぽも興奮を隠し切れてはいなかった。
「あの、悠太くん……。当たってるんだけど……」
「そりゃあ、これだけ密着すればね。……もう、このまま入れちゃおうか」
「……うん」
　そう言ってグリグリと股間を押し付けると、真っ赤な顔をした菜々ちゃんは肯定するように小さく頷いた。
「ねぇ、早くおちんぽ入れて……。私、もう我慢が……、んんぅっ!?」
　菜々ちゃんが言い終わらないうちに俺の我慢も限界に達してしまった。
　すでにしとどに濡れていて受け入れる準備が万全だったからか、ちんぽは一気におまんこの奥にまで突き進み、その突然の快感に菜々ちゃんは大きな声を上げて喘ぐ。
「やっ、あぁ…！ そんなっ、いきなりっ……！ んくっ、あぁんっ……！」
　押し付けるように腰を動かせばその度に菜々ちゃんが可愛らしく喘ぎ、おまんこはキュンキュンと脈打つようにちんぽを締め付ける。
　小柄なせいか、菫ちゃんよりも良く締まるおまんこは耐えがたいほどの快感を生み出して、注意しなければ一瞬でイってしまいそうな気配さえ感じるほどだ。
　そんな快感を住んでの所で耐えながら、俺は両手をそっと彼女のたわわに実ったおっぱいへと伸ばしていった。
「んっ、くぅ……。おっぱい、触るの……？」
「触っちゃ、駄目かな？」
「ううん、良いよ。悠太くんの、好きにして……」
　腰をくねらせながらそう答えてくれた菜々ちゃんに小さく頷いた俺は、言われた通りにおっぱいに指を這わせていく。
　そうすると、まるで沈み込むように指がおっぱいに飲み込まれていく。
　つきたてのお餅のように柔らかさと弾力を兼ね備えたおっぱいは、きっと一生飽きる事なく揉み続けられるだろう。
　それくらい病み付きになるその感触を楽しんでいると、指先に少しだけ固い感触が触れた。
「はぁ、う、んっ！」
　その感触を楽しむように少し指先で刺激してやれば、菜々ちゃんの口からはさっきまでよりも甘い声が漏れて聞こえてくる。
「やぁ……、あっ…。おっぱい、刺激しないで……」
「どうして？ こんなに気持ち良さそうなのに」
「それは……、んんぅっ……」
　構わず親指の腹で乳首をくりくりと弄ぶと、その度に彼女からは可愛らしい声が漏れる。
　その声に興奮をかきたてられた俺は、少し休憩していた腰の動きをゆっくりと再開していった。
「やぁっ！ だめぇっ……！ おっぱい弄られながらおまんこ突かれるの、気持ち良すぎるよぉっ！ こんなの、すぐイくっ！ イっちゃうぅっ……！」
　両手で俺の首元をギュウッと抱きしめた菜々ちゃんは、そう叫びながら小刻みに身体を震わせる。
　それと同時におまんこも強く締まり、彼女が絶頂に達してしまった事を伝えてくれた。
「はぁ…、あっ……。私、イっちゃった……」
　やがて全身から力を抜いてダランと俺にもたれ掛かった菜々ちゃんは、蕩けたような瞳を俺に向けて呟いた。
　しかし、だからと言って俺が止まる理由はない。
　すっかり絶頂の余韻に浸ってしまっている菜々ちゃんの身体を持ち上げると、彼女は不思議そうな表情を浮かべる。
　そんな彼女に向けてにっこりと微笑みながら、俺はもう一度腰の動きを再開したのだった。
「あっ、あっ、だめぇっ！ いま、イったばっかりだからっ！ こんなの、耐えられなっ……！ んはあぁっ！」
　突き上げるようにして腰を振り続けると、イヤイヤと首を振りながら嬌声を上げる菜々ちゃんの身体は何度も小さく震える。
　その度におまんこの締め付けは強くなっていき、それがよりいっそう俺の腰の動きを早める一因になってしまう。
　すでに快楽だけを求めてしまっている俺には菜々ちゃんの様子を気遣う余裕などなく、可愛らしい嬌声を聞きながら一心不乱に腰を振る事だけしか考えられなくなってしまっていた。
「そ、そんな、激し──あっ、やああ、声でちゃうぅ、んはぁっ！」
　そう言いながらも俺に抱き着いて離れない菜々ちゃんは、まるで搾り取るように俺のちんぽを締め付ける。
「だ、だめぇ、またいやらしい声が、出ちゃうぅ…。んんっ……、あぁんんっ！」
「くぅっ、そんなに締めつけられたら……。俺ももう、限界かも……」
「やっ、あぁっ……。いい、よぉ…、きて、きてぇっ……。せいえき、いっぱいだしてっ……！」
　そう叫んだ菜々ちゃんに腕とおまんこでギュウッと抱きしめられ、今日一番の刺激を受けた俺は呆気なく陥落してしまった。
「で、出るっ！ 菜々ちゃんの中に、出すよっ！」
「うんっ！ 私も、またイっちゃうっ！ イく、イくうぅぅっ!!」
　同時に絶頂に達した俺たちは、お互いに思うかぎりの声を出しながら抱きしめあった。
　そうして長い時間の後でどちらかともなく力を緩めると、見つめ合った二人はゆっくりと唇を重ねる。
「ん、ちゅ……。ふふっ、気持ち良かったね」
　そう言って何度もキスをせがんでくる菜々ちゃんを受け入れながら、俺は未だに思い出される射精の快感に身を委ねていた。
　そんな放心状態の俺を現実に引き戻したのは、一つの咳払い。
「んんっ！ ねぇ、流石にそろそろ後始末をしないとまずいんじゃない？ もう、結構遅くなっちゃったし」
　個室の隅で俺たちの行為を見ていた菫ちゃんに促されて時計を確認すると、確かにそろそろ帰らなくてはいけない時間。
「そうだね。それじゃ、菜々ちゃんも服を着ようか」
「う、うん……」
　どうやらすっかり菫ちゃんの存在を忘れてしまっていたらしい菜々ちゃんは、彼女の存在を思い出した途端に恥ずかしくなったのか素直に俺から離れていった。
　ちんぽが抜けると精液が少し溢れるが、そんな事に構っている余裕すらないらしい。
　いそいそと畳んである服の元に移動する菜々ちゃんを眺めていると、いつの間にか菫ちゃんは俺の目の前にまで近寄ってきていた。
「それじゃ、私は悠太くんを綺麗にしてあげるね」
　そう言ってしゃがみ込んだ彼女は、俺のちんぽにゆっくりと舌を這わせる。
「んちゅっ、れろぉ……。ちゅっ、じゅるるるっ……」
　菫ちゃんのお掃除フェラを楽しみながら、結局俺は彼女の口にもう一発吐き出すまで動く事ができなかった。