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第42話
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「……よし、完璧だ。他に手伝う事はあるか?」
「うーん……、特にないかな? 後は、座って待っててくれたらいいよ」
コンロに向かいながら振り返りもせずに答える美希は、どうやら機嫌が良いらしい。
理由は分からないが、俺くらいのシスコンになると妹の機嫌の良し悪しくらいはすぐに分かるのだ。
まぁ、時々メロディを口ずさみながら鍋を混ぜていれば、誰だって分かるだろうけど……。
ともかく美希の機嫌が良いのは俺にとっても良い事だ。
機嫌の悪い人間と一緒に居るのはそれだけで苦痛だし、どうせだったら美希には常に笑顔で居て欲しい。
そうすれば、俺は大好きな妹の笑顔を毎日見る事ができる。
これこそまさに、Win-Winの関係と言うんじゃあなかろうか。
……たぶん違うな。
「まぁ、そんな事はどっちでも良いや」
結局何が言いたいのかと言えば、美希の機嫌が良ければ相対的に俺への当たりの強さも和らぐのだ。
この世界に来てからはあまり美希に怒鳴られたり軽蔑されたりはしていなかったけど、何の拍子に一気に好感度が下がるか分かったもんじゃないしな。
なんてどうでも良い事を考えながら時間を潰いていると、両手に料理を持った美希がキッチンから俺の元へと歩み寄ってきた。
「はい、できたよ。私特製のクリームシチュー」
「おぉ、美味そうだな」
「でしょ。けっこう自信あるんだ。……じゃあ、ご飯もよそうね」
俺の言葉にドヤ顔を浮かべた美希は、そのまま機嫌よく茶碗にご飯をよそっていく。
何も輪なくても大盛りにしてくれるあたり、俺の事を良く分かってくれている。
「さぁ、食べて食べて」
「おう。いただきます」
少し急かされるようにスプーンでシチューをすくった俺は、美希の視線を感じながら一口食べてみる。
そうすると、クリーミーで優しい味が口の中いっぱいに広がっていった。
「うん、美味い。自信満々だっただけはあるな」
「えへへ、そうでしょ。……あぁ、安心した。私も食べようっと」
ホッと胸を撫で下ろした美希も自分の分のシチューを口いっぱいに頬張り、幸せそうな表情を浮かべている。
「そう言えば、美希はクリームシチューが好きだったもんな」
「そうだよ。だって、美味しいじゃん」
パクパクと本当に美味しそうにシチューを食べる美希からは、前の世界で感じていたとっつき辛さのような者は全く感じない。
そもそも一緒に食べていても目すら合わせてくれなかったのだから、会話する事なんて皆無だったし。
それが今や会話を楽しみながら手料理を食べれているのだから、まさに貞操逆転世界さまさまと言ったところだろう。
そうして今日学校であった事などを話しながら食事を終えると、俺はそのまま癖で食器をキッチンまで持っていく。
「あっ、置いておいても良いよ。後で私が洗っておくから」
「いや、片付けくらいは俺がやるよ。美希は先に風呂に入ったら?」
「えっ、いいの?」
いくら家庭的だからと言ってもやっぱり片付けは面倒だったようで、俺の言葉にほんのり嬉しそうな表情を浮かべた美希はさして反論することなく頷く。
「それじゃ、片付けお願いね。私は、お言葉に甘えて先にお風呂をいただいてきます」
「おう、行ってこい。のぼせるなよ」
「分かってるって。お兄ちゃんじゃあるまいし」
「いや、俺よりお前の方が長風呂だろ……」
「あはは、そうだっけ?」
笑いながらリビングを出ていった美希が階段を上る足音を聞きながら、俺は一人でニヤッと笑う。
「ふふふ、計画通りだ」
まずは第一段階クリアと言ったところだな。
そしてこの計画を完遂するためにも、洗い物を早く済ませなければ……。
洗剤をスポンジにたっぷりと付けた俺は、目にも止まらぬ早さで洗い物を片付けていくのだった。
────
「ふぅ、気持ち良いなぁ……」
肩まで浴槽に浸かった私は、天井を見上げながら顔を綻ばせる。
そうしていると一日の疲れがじんわりとお湯の中に溶けていくようで、思わず変な声が漏れてしまいそうになる。
いや、漏らさないけどね。
「……それにしても、本当に良かったぁ。シチュー、お兄ちゃんの口に合って」
思い出すのは、本当に美味しそうに感想を言ってくれたお兄ちゃんの笑顔。
それを見ただけで、頑張って料理をしたかいがあったと言うものだ。
そもそも料理をするのは好きだし得意だけど、やっぱり好きな人に作る料理は普段とは一味違う。
気合は入るし、なによりも美味しくない物を出すわけにはいかないと言うある種のプレッシャーが半端じゃないのだ。
いくらお兄ちゃんが大抵の物を美味しく食べてくれると言っても、それにだって限度があるだろう。
「なにより、どうせだったらちょっとでも美味しい物を食べてもらいたいし」
もしこれでまずい物を出してしまえば、料理さえできないのかと幻滅されてしまうかもしれない。
それだけは、絶対に避けなければならなかったのだ。
そしてそれは成功して、私の心の中は喜びでいっぱいだった。
「うふふ、お兄ちゃんってば私の事をもっと好きになったんじゃないかな? なんてったって、あんなに美味しい手料理をご馳走してあげたんだから」
男の子だったら誰でも、女に手料理を振る舞われて悪い気はしないだろう。
ただでさえシスコン気味なお兄ちゃんなのだから、その効果も更に高いんじゃなかろうか。
そして、今日はお兄ちゃんと一晩を二人っきりで過ごすのだ。
もしかしたらこの間みたいに、色々とあるかもしれない……。
「もしそうなっても良いように、今日は念入りに身体を洗っておこうかな」
いざと言う時に汗臭いと、お兄ちゃんも萎えちゃうかもしれないし。
私はお兄ちゃんの汗の匂いは好きだし興奮するけど、男の子ってそう言うのが苦手だって前に聞いた事がある。
「よし、そうと決まればさっそく洗っちゃおう」
気合を入れて浴槽から立ち上がると、ざばっと音を立てて水面が揺れる。
そしてその音と同時に風呂場の扉も勢いよく開いた。
「なぁ、美希。俺も一緒に入って良いか? て言うか、入るからな」
そう言いながら風呂場に入ってきたのは、紛れもなくお兄ちゃん。
一糸まとわぬ文字通りの全裸なお兄ちゃんを見て、私は自分の身体を隠す事も忘れてその裸を凝視したまま固まってしまったのだった。
「うーん……、特にないかな? 後は、座って待っててくれたらいいよ」
コンロに向かいながら振り返りもせずに答える美希は、どうやら機嫌が良いらしい。
理由は分からないが、俺くらいのシスコンになると妹の機嫌の良し悪しくらいはすぐに分かるのだ。
まぁ、時々メロディを口ずさみながら鍋を混ぜていれば、誰だって分かるだろうけど……。
ともかく美希の機嫌が良いのは俺にとっても良い事だ。
機嫌の悪い人間と一緒に居るのはそれだけで苦痛だし、どうせだったら美希には常に笑顔で居て欲しい。
そうすれば、俺は大好きな妹の笑顔を毎日見る事ができる。
これこそまさに、Win-Winの関係と言うんじゃあなかろうか。
……たぶん違うな。
「まぁ、そんな事はどっちでも良いや」
結局何が言いたいのかと言えば、美希の機嫌が良ければ相対的に俺への当たりの強さも和らぐのだ。
この世界に来てからはあまり美希に怒鳴られたり軽蔑されたりはしていなかったけど、何の拍子に一気に好感度が下がるか分かったもんじゃないしな。
なんてどうでも良い事を考えながら時間を潰いていると、両手に料理を持った美希がキッチンから俺の元へと歩み寄ってきた。
「はい、できたよ。私特製のクリームシチュー」
「おぉ、美味そうだな」
「でしょ。けっこう自信あるんだ。……じゃあ、ご飯もよそうね」
俺の言葉にドヤ顔を浮かべた美希は、そのまま機嫌よく茶碗にご飯をよそっていく。
何も輪なくても大盛りにしてくれるあたり、俺の事を良く分かってくれている。
「さぁ、食べて食べて」
「おう。いただきます」
少し急かされるようにスプーンでシチューをすくった俺は、美希の視線を感じながら一口食べてみる。
そうすると、クリーミーで優しい味が口の中いっぱいに広がっていった。
「うん、美味い。自信満々だっただけはあるな」
「えへへ、そうでしょ。……あぁ、安心した。私も食べようっと」
ホッと胸を撫で下ろした美希も自分の分のシチューを口いっぱいに頬張り、幸せそうな表情を浮かべている。
「そう言えば、美希はクリームシチューが好きだったもんな」
「そうだよ。だって、美味しいじゃん」
パクパクと本当に美味しそうにシチューを食べる美希からは、前の世界で感じていたとっつき辛さのような者は全く感じない。
そもそも一緒に食べていても目すら合わせてくれなかったのだから、会話する事なんて皆無だったし。
それが今や会話を楽しみながら手料理を食べれているのだから、まさに貞操逆転世界さまさまと言ったところだろう。
そうして今日学校であった事などを話しながら食事を終えると、俺はそのまま癖で食器をキッチンまで持っていく。
「あっ、置いておいても良いよ。後で私が洗っておくから」
「いや、片付けくらいは俺がやるよ。美希は先に風呂に入ったら?」
「えっ、いいの?」
いくら家庭的だからと言ってもやっぱり片付けは面倒だったようで、俺の言葉にほんのり嬉しそうな表情を浮かべた美希はさして反論することなく頷く。
「それじゃ、片付けお願いね。私は、お言葉に甘えて先にお風呂をいただいてきます」
「おう、行ってこい。のぼせるなよ」
「分かってるって。お兄ちゃんじゃあるまいし」
「いや、俺よりお前の方が長風呂だろ……」
「あはは、そうだっけ?」
笑いながらリビングを出ていった美希が階段を上る足音を聞きながら、俺は一人でニヤッと笑う。
「ふふふ、計画通りだ」
まずは第一段階クリアと言ったところだな。
そしてこの計画を完遂するためにも、洗い物を早く済ませなければ……。
洗剤をスポンジにたっぷりと付けた俺は、目にも止まらぬ早さで洗い物を片付けていくのだった。
────
「ふぅ、気持ち良いなぁ……」
肩まで浴槽に浸かった私は、天井を見上げながら顔を綻ばせる。
そうしていると一日の疲れがじんわりとお湯の中に溶けていくようで、思わず変な声が漏れてしまいそうになる。
いや、漏らさないけどね。
「……それにしても、本当に良かったぁ。シチュー、お兄ちゃんの口に合って」
思い出すのは、本当に美味しそうに感想を言ってくれたお兄ちゃんの笑顔。
それを見ただけで、頑張って料理をしたかいがあったと言うものだ。
そもそも料理をするのは好きだし得意だけど、やっぱり好きな人に作る料理は普段とは一味違う。
気合は入るし、なによりも美味しくない物を出すわけにはいかないと言うある種のプレッシャーが半端じゃないのだ。
いくらお兄ちゃんが大抵の物を美味しく食べてくれると言っても、それにだって限度があるだろう。
「なにより、どうせだったらちょっとでも美味しい物を食べてもらいたいし」
もしこれでまずい物を出してしまえば、料理さえできないのかと幻滅されてしまうかもしれない。
それだけは、絶対に避けなければならなかったのだ。
そしてそれは成功して、私の心の中は喜びでいっぱいだった。
「うふふ、お兄ちゃんってば私の事をもっと好きになったんじゃないかな? なんてったって、あんなに美味しい手料理をご馳走してあげたんだから」
男の子だったら誰でも、女に手料理を振る舞われて悪い気はしないだろう。
ただでさえシスコン気味なお兄ちゃんなのだから、その効果も更に高いんじゃなかろうか。
そして、今日はお兄ちゃんと一晩を二人っきりで過ごすのだ。
もしかしたらこの間みたいに、色々とあるかもしれない……。
「もしそうなっても良いように、今日は念入りに身体を洗っておこうかな」
いざと言う時に汗臭いと、お兄ちゃんも萎えちゃうかもしれないし。
私はお兄ちゃんの汗の匂いは好きだし興奮するけど、男の子ってそう言うのが苦手だって前に聞いた事がある。
「よし、そうと決まればさっそく洗っちゃおう」
気合を入れて浴槽から立ち上がると、ざばっと音を立てて水面が揺れる。
そしてその音と同時に風呂場の扉も勢いよく開いた。
「なぁ、美希。俺も一緒に入って良いか? て言うか、入るからな」
そう言いながら風呂場に入ってきたのは、紛れもなくお兄ちゃん。
一糸まとわぬ文字通りの全裸なお兄ちゃんを見て、私は自分の身体を隠す事も忘れてその裸を凝視したまま固まってしまったのだった。
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