上 下
18 / 95

第18話

しおりを挟む
「……イきたい」
「そっか。でも、駄目だよ」
「えっ? なんで……」
「だって、手で出しちゃうなんてもったいないでしょ。ちゃんと、こっちで出してもらわないと」
 焦る俺に優しい微笑みを浮かべた結衣さんは、ゆっくりと俺をベッドに押し倒す。
 されるがまま倒れる俺を見下ろしながら、結衣さんはショーツに手を掛ける。
 シュルッと軽い衣擦れの音と共にショーツが下ろされると、ちょうどクロッチの部分に愛液が糸を引いている。
「ふふっ、私も興奮してこんなになっちゃった。……もう入れても大丈夫?」
 トロトロのおまんこに先端が触れるとそれだけで射精してしまいそうになるけど、情けない姿を見せない為にも腰にグッと力を入れて射精を抑える。
 そして結衣さんに向かって小さく頷くと、微笑んだ彼女はゆっくりと腰を下ろす。
 クチュッと微かな水音と共に、俺のちんぽは熱く蕩けたおまんこの中へと飲み込まれていった。
「んっ、おっきい……」
 ほんの少しだけ眉をひそめた結衣さんは、そのまま体重を掛けて俺のちんぽを全て飲み込んでしまった。
 腰同士が密着すると、ちんぽはちょうど結衣さんのおまんこの一番奥に当たった。
「すごい…、ユウくんのおちんぽ、私のおまんこにぴったりだよ。私たちって、相性が良いのかも」
 そんな軽口を叩きながらも、結衣さんの顔は快楽に染まりつつある。
「こんなに奥まで入ってきたの、君が初めてかも。……それじゃ、動くね」
 快感を楽しむようにそう呟いた結衣さんは、我慢できないとばかりに俺の返事も聞かずに腰を動かし始める。
 ゆっくりとグラインドさせたり、抜けるギリギリまで抜いて一気に奥まで飲み込んだり。
 経験豊富なお姉さんが与えてくる刺激に慣れる事もできず、俺はただ情けなく先に射精してしまわないように耐える事しかできない。
 既に二人と経験したとはいえ、あの二人は経験値ゼロの処女だった。
 それに比べれば多少なりと経験のある結衣さんの責めはかなり俺を追い詰めてくる。
「うぁ……。これ、ヤバい……」
「ふふっ。ユウくんの感じてる顔、可愛い。んっ……。そんな顔されたら、私も我慢できなくなっちゃう。……もうちょっと激しくいくね」
 宣言通り、結衣さんの腰の動きは激しさを増していく。
 まるでさっきまでのが遊びだったんじゃないかと思えるくらいの快感に、俺の我慢も限界が近くなってきた。
「あっ、あぁっ! ユウくんのおちんぽっ、すごい……! こんなに気持ち良いの、初めてだよぉっ!」
 まるで熱に浮かされるように腰を振り続ける結衣さん。
 その姿を見上げていると、我慢できないほどの快感が腰から全身に広がっていく。
「結衣さん、そんなにされたら…、もう出ちゃうよ……」
「良いよ、出してぇ……。私も、もうイくから……」
 俺の上で腰を激しく振りながら、結衣さんはゆっくりと顔を近づけてくる。
 その意図を理解した俺が唇を重ねると、結衣さんはそのまま舌を絡めてきた。
「んちゅ…、ちゅ……。んぁ…、あっ! もう、イっちゃうぅ……」
「俺も、出るっ!」
 止めとばかりに腰が密着すると、おまんこの一番奥を突いた刺激でキュッとおまんこが締まる。
 その刺激にちんぽからは精液が迸り、結衣さんも俺の上で身体をのけ反らせて絶頂に達した。
「んぁ…、あぁ……。すごく気持ち良かったよ……」
「俺も、気持ち良かった」
 余韻に浸るように結衣さんが俺の上に倒れ込むと、柔らかな乳房が俺の胸板で押しつぶされる。
 完全に力が抜けている様子の結衣さんをゆっくりとベッドに転がすと、今度は彼女がされるがままになった。
 そして俺は、そんな彼女の上に移動して覆いかぶさる。
「……それじゃ、今度は俺の番だよ」
「えっ? んあぁっ!」
 未だ固さを保ったままのちんぽを一気に奥まで押し込むと、結衣さんは驚きと快感で大きな嬌声を上げた。
「なっ、んで……。一回出したのに、こんなに…! んぅ……!」
「結衣さんが可愛いからだよ。俺が満足するまで、いっぱいイかせてあげるからね」
「やっ、あぁっ! こんなの、むりぃ…! 我慢、できないっ……!」
 結衣さんが絶頂する度にキュッキュッと締まりを良くするおまんこの刺激を楽しみながら、俺は彼女の足腰が立たなくなってしまうまで腰を動かし続けた。

 ────
「それじゃ、俺は帰るけど結衣さんはゆっくりしていってね」
「うん……、そうするよ」
 ベッドでぐったりとしたままの結衣さんに声を掛けると、彼女は小さく頷いた。
「あの、ユウくん……。お金はバッグに入ってるから、勝手に持っていって良いよ。それと、その……」
「連絡先、交換しよっか」
 先回りして言ってみると、結衣さんは目に見えて嬉しそうに微笑み頷く。
「それじゃ、俺の連絡先はこれに書いておくから。またシたくなったら呼んでね。今日と同じように、たくさん気持ち良くさせてあげるから」
「今度は、もうちょっと手加減してほしいかな……」
「それは、次に会った時のお楽しみって事で。それじゃ、絶対また呼んでね」
 引きつった笑みを浮かべる結衣さんに笑顔で手を振って、俺は三万円を片手にホテルの部屋を後にした。
 年上のお姉さん、ゲットだぜっ!
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

転生したら美醜逆転世界だったので、人生イージーモードです

狼蝶
恋愛
 転生したらそこは、美醜が逆転していて顔が良ければ待遇最高の世界だった!?侯爵令嬢と婚約し人生イージーモードじゃんと思っていたら、人生はそれほど甘くはない・・・・?  学校に入ったら、ここはまさかの美醜逆転世界の乙女ゲームの中だということがわかり、さらに自分の婚約者はなんとそのゲームの悪役令嬢で!!!?

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

私が美女??美醜逆転世界に転移した私

恋愛
私の名前は如月美夕。 27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。 私は都内で独り暮らし。 風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。 転移した世界は美醜逆転?? こんな地味な丸顔が絶世の美女。 私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。 このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。 ※ゆるゆるな設定です ※ご都合主義 ※感想欄はほとんど公開してます。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

美醜逆転世界で治療師やってます

猫丸
恋愛
異世界へとやってきて半年。 トーワは女神さまから貰った能力でヒーラーとして治療院を開いていた。 しかし、やってくるのは容姿の整った卑屈気味な美人ばかり。なぜならその世界は美醜の価値観が逆転した世界だったからだ。 どんな不細工(トーワから見た美人)にも優しくする彼は、その世界の不細工美人の心を掴んでいくのだった。 ※重複投稿してます。内容に違いはありません。

男女比の狂った世界で愛を振りまく

キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。 その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。 直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。 生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。 デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。 本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。 ※カクヨムにも掲載中の作品です。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...