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第8話
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「薫ちゃん、気持ち良いよ……」
そんな彼女の動きに合わせるように自分の腰も動かすと、薫ちゃんの喘ぎ声が更に大きくなっていく。
「うぁっ! あぁっ…! 私、男の子に犯されてるっ! 女なのに、犯されて感じてるよぉ……!」
「くぅっ、もう出そうだっ!」
「私も、イくぅっ!」
初めて同士の興奮も相まって、俺たちはすぐに絶頂に達してしまう。
弾けるように迸った精液は薫ちゃんの中へ流れ込んでいき、おまんこは搾り取るように俺を締め付けてくる。
「はぁ、はぁ……。気持ち良すぎる……」
「ふあぁ……。精子、熱いぃ……」
俺の身体の上に倒れ込むようにして肩で息をしている薫ちゃんの頭を撫でると、彼女は甘えるように俺の胸に顔を擦り付ける。
こう言うところは、世界が変わっても変わらないようだ。
しかし、困ったぞ。
すでにダウン寸前の薫ちゃんと違って、俺の愚息は未だ臨戦態勢だ。
相変わらずきつく締め付けてくるおまんこの刺激は俺を休ませる気などないようで、このまま入れっぱなしにしておくだけでいずれは射精してしまうだろう。
しかし、それはあまりにももったいない。
どうせだったら、彼女の身体を思う存分に貪りたい。
「と言う訳で、ちょっとごめんね」
クルッと身体を回して薫ちゃんをベッドに押し倒すと、彼女は目を丸くして俺を見つめる。
「えっと、長瀬くん……?」
「動くよ」
「えっ? あぁ、んぅっ!」
短く告げて腰を動かすと、薫ちゃんの顔はすぐに快感に染まった。
「やっ、あぁっ! だめぇっ! おかしくなっちゃうからぁ……!」
「良いよ、おかしくなっても」
「やだぁっ! んぅっ、イくぅ……! あっ、あぁっ! イってるのぉっ……!」
俺の下で可愛らしく喘ぐ薫ちゃんの頭を撫でながらほっぺたにキスをして、俺は腰の動きを更に激しくしていく。
「優しいの、だめぇっ……。長瀬くんの事、もっと好きになっちゃうからぁ……!」
「じゃあ、もっともっと好きにさせてあげるよ。もう俺以外の男なんか見えないくらい、徹底的に」
そんな彼女の姿を見ていると俺の中で眠っていた独占欲がむくむくと起きあがり、気付けばそんな事を口走っていた。
「なりゅっ! 私、長瀬くんのものになりゅうっ! んあぁっ……!」
薫ちゃんもそんな事を口走り、俺たちはまるで熱に浮かされたようにお互いの唇を貪りながら腰を打ちつけ合う。
「ああぁっ! またイっくぅ……!」
「俺もっ! 出すよっ!」
そうして俺たちはまたしてもほぼ同時に絶頂へと達した。
二回目とは思えないほどの精液が薫ちゃんの中へと注がれ、それによって薫ちゃんは更に深い絶頂へと落ちていく。
「はぁ、はぁ……。こんなすごいの、初めてだよ……」
「そっか。……じゃあ、もう一回やろうね」
「うぇっ!? ウソ、だよね……。ふぁああぁっ!」
引きつった表情を浮かべる薫ちゃんを無視して、俺は再び腰を動かしはずめた。
────
「もう、むりぃ……。おまんこ擦りきれちゃうよぉ……」
結局あの後に更に三発を薫ちゃんの中に注ぎ込んで、俺はベッドに腰掛けながら彼女を眺めていた。
とろとろに蕩けきった表情の薫ちゃんはとても可愛く、思わず写真を撮りたくなる。
欲望に忠実にスマホのシャッターを切ると、彼女は慌てて顔を隠した。
「撮らないでぇ……」
「良いじゃん。記念だよ」
「……どうして、長瀬くんはそんなに元気なの?」
どうしてと言われても困る。
俺だって、自分の性欲の強さに驚いてるんだから。
「……薫ちゃんが可愛いからかな?」
とりあえずそう言って誤魔化すと、チョロインな薫ちゃんは顔を赤らめて黙ってしまった。
チョロすぎるよ、薫ちゃん。
そう言うところが可愛いんだけどね。
「ところで、いつまでも長瀬くんじゃ他人行儀だし、俺の事は名前で呼んでよ」
「えっ? 良いの?」
「むしろ断る理由がないよ。俺は薫ちゃんって呼んでるし」
当然のように頷くと、薫ちゃんはまるで花が咲いたような満面の笑みを浮かべている。
「えっと……、悠太くん」
「なに?」
呼ばれたから返事をしたら、薫ちゃんはあうあう言いながら顔を真っ赤にして固まってしまった。
可愛いなぁ、もう。
そうやっていつまでもイチャイチャして居たいけど、どうやら時間切れらしい。
そろそろ良い時間だし、薫ちゃんはともかく俺は家に帰らないとまずいだろう。
なんたって、男の子なんだから。
……言ってて訳が分からなくなったよ。
しかし、貞操観念の逆転したこの世界で現れる変質者は女なんだろう。
俺としてはいつでもウェルカムなんだけど、流石に病気とか持ってたら困るからな。
「という訳で、そろそろ帰ろうか」
「そうだね。……送って行こうか?」
「別に大丈夫だよ。あっ、でも途中までは一緒に歩こうね」
どうせだったら、デート気分を満喫しても罰は当たらないだろう。
俺の言葉にまたしても顔を真っ赤に染める薫ちゃんの手を引いて、俺たちはホテルの部屋を後にした。
その後、分かれ道までの道のりで通行人からジロジロと眺められた気がするけど、気のせいと言う事にしておこう。
結局、最後まで真っ赤な顔で俯いていた薫ちゃんと別れて、俺は一人ですっかり日の暮れた街を歩いて帰路に着いた。
そんな彼女の動きに合わせるように自分の腰も動かすと、薫ちゃんの喘ぎ声が更に大きくなっていく。
「うぁっ! あぁっ…! 私、男の子に犯されてるっ! 女なのに、犯されて感じてるよぉ……!」
「くぅっ、もう出そうだっ!」
「私も、イくぅっ!」
初めて同士の興奮も相まって、俺たちはすぐに絶頂に達してしまう。
弾けるように迸った精液は薫ちゃんの中へ流れ込んでいき、おまんこは搾り取るように俺を締め付けてくる。
「はぁ、はぁ……。気持ち良すぎる……」
「ふあぁ……。精子、熱いぃ……」
俺の身体の上に倒れ込むようにして肩で息をしている薫ちゃんの頭を撫でると、彼女は甘えるように俺の胸に顔を擦り付ける。
こう言うところは、世界が変わっても変わらないようだ。
しかし、困ったぞ。
すでにダウン寸前の薫ちゃんと違って、俺の愚息は未だ臨戦態勢だ。
相変わらずきつく締め付けてくるおまんこの刺激は俺を休ませる気などないようで、このまま入れっぱなしにしておくだけでいずれは射精してしまうだろう。
しかし、それはあまりにももったいない。
どうせだったら、彼女の身体を思う存分に貪りたい。
「と言う訳で、ちょっとごめんね」
クルッと身体を回して薫ちゃんをベッドに押し倒すと、彼女は目を丸くして俺を見つめる。
「えっと、長瀬くん……?」
「動くよ」
「えっ? あぁ、んぅっ!」
短く告げて腰を動かすと、薫ちゃんの顔はすぐに快感に染まった。
「やっ、あぁっ! だめぇっ! おかしくなっちゃうからぁ……!」
「良いよ、おかしくなっても」
「やだぁっ! んぅっ、イくぅ……! あっ、あぁっ! イってるのぉっ……!」
俺の下で可愛らしく喘ぐ薫ちゃんの頭を撫でながらほっぺたにキスをして、俺は腰の動きを更に激しくしていく。
「優しいの、だめぇっ……。長瀬くんの事、もっと好きになっちゃうからぁ……!」
「じゃあ、もっともっと好きにさせてあげるよ。もう俺以外の男なんか見えないくらい、徹底的に」
そんな彼女の姿を見ていると俺の中で眠っていた独占欲がむくむくと起きあがり、気付けばそんな事を口走っていた。
「なりゅっ! 私、長瀬くんのものになりゅうっ! んあぁっ……!」
薫ちゃんもそんな事を口走り、俺たちはまるで熱に浮かされたようにお互いの唇を貪りながら腰を打ちつけ合う。
「ああぁっ! またイっくぅ……!」
「俺もっ! 出すよっ!」
そうして俺たちはまたしてもほぼ同時に絶頂へと達した。
二回目とは思えないほどの精液が薫ちゃんの中へと注がれ、それによって薫ちゃんは更に深い絶頂へと落ちていく。
「はぁ、はぁ……。こんなすごいの、初めてだよ……」
「そっか。……じゃあ、もう一回やろうね」
「うぇっ!? ウソ、だよね……。ふぁああぁっ!」
引きつった表情を浮かべる薫ちゃんを無視して、俺は再び腰を動かしはずめた。
────
「もう、むりぃ……。おまんこ擦りきれちゃうよぉ……」
結局あの後に更に三発を薫ちゃんの中に注ぎ込んで、俺はベッドに腰掛けながら彼女を眺めていた。
とろとろに蕩けきった表情の薫ちゃんはとても可愛く、思わず写真を撮りたくなる。
欲望に忠実にスマホのシャッターを切ると、彼女は慌てて顔を隠した。
「撮らないでぇ……」
「良いじゃん。記念だよ」
「……どうして、長瀬くんはそんなに元気なの?」
どうしてと言われても困る。
俺だって、自分の性欲の強さに驚いてるんだから。
「……薫ちゃんが可愛いからかな?」
とりあえずそう言って誤魔化すと、チョロインな薫ちゃんは顔を赤らめて黙ってしまった。
チョロすぎるよ、薫ちゃん。
そう言うところが可愛いんだけどね。
「ところで、いつまでも長瀬くんじゃ他人行儀だし、俺の事は名前で呼んでよ」
「えっ? 良いの?」
「むしろ断る理由がないよ。俺は薫ちゃんって呼んでるし」
当然のように頷くと、薫ちゃんはまるで花が咲いたような満面の笑みを浮かべている。
「えっと……、悠太くん」
「なに?」
呼ばれたから返事をしたら、薫ちゃんはあうあう言いながら顔を真っ赤にして固まってしまった。
可愛いなぁ、もう。
そうやっていつまでもイチャイチャして居たいけど、どうやら時間切れらしい。
そろそろ良い時間だし、薫ちゃんはともかく俺は家に帰らないとまずいだろう。
なんたって、男の子なんだから。
……言ってて訳が分からなくなったよ。
しかし、貞操観念の逆転したこの世界で現れる変質者は女なんだろう。
俺としてはいつでもウェルカムなんだけど、流石に病気とか持ってたら困るからな。
「という訳で、そろそろ帰ろうか」
「そうだね。……送って行こうか?」
「別に大丈夫だよ。あっ、でも途中までは一緒に歩こうね」
どうせだったら、デート気分を満喫しても罰は当たらないだろう。
俺の言葉にまたしても顔を真っ赤に染める薫ちゃんの手を引いて、俺たちはホテルの部屋を後にした。
その後、分かれ道までの道のりで通行人からジロジロと眺められた気がするけど、気のせいと言う事にしておこう。
結局、最後まで真っ赤な顔で俯いていた薫ちゃんと別れて、俺は一人ですっかり日の暮れた街を歩いて帰路に着いた。
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