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蛇足の章
過去が追いかけてくる_4
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あ、やば、これ勃つ。
諦めて俺の背をユウキの身体に凭れかかると、はむっと耳たぶを唇で挟まれ、そのまま舌でねっとりと嬲られ思わず吐息が漏れてしまう。
左手を俺の胸に這わせつつ右手で俺のベルトを取り外していく。
カチャリとベルトが外され、そのままズボンのジッパーを下げるとそのまま下着の中に手を突っ込んでくる。
「ん……」
久しぶりのユウキの体温の思わず声が漏れてしまう。
ユウキはゆるく熱を持った俺のソレを、壊れものでも扱うかのように手に納めた。
そのままゆっくりと扱き始めると、どんどん硬さを増していった。
そりゃー、まー、溜まってるからな!と何故か自分に言い訳してしまう。
あ、大事なこと、流されるとしても大事な事を伝えなければ。
俺の胸と俺自身を愛撫するユウキの手にそっと自分の手を重ねると俺は口を開いた。
「ユウ、キ……」
「タイジュ、タイジュ」
「入れるの無しな」
「え?」
ぴしり、とまるで石化でもしたかのようにユウキの動きが止まってしまい、思わず笑いそうになる。
「当たり前だろ。俺、なんの準備もしてねーもん。中、洗ってないんだよ」
そう、男同士でするなら大切な準備が必要なのだ。
俺は途中で悲惨な事になりたくないし、所謂そういうおもらし趣味は無いので準備する、絶対。
「ゴムも無いしな」
「っぐ……」
そう、昔は常備してたけどユウキと距離を置き始めた時から、出来ない理由作りとして持ち歩くのを辞めたんだ。
「タイジュさ、俺と距離を置き始めたときも同じこといってたよな」
「だな」
「だからさ、対策はバッチリしてる。だから、最後までヤる」
「っは?」
今度は俺がピシリと固まってしまう。
ぎぎぎと音を立てそうな感じでユウキの顔を見ると、悪戯が成功した子供の様な笑みを浮かべている。
こ、コイツ、何企んでやがる。
ユウキはニヤニヤと笑いながら俺をゆるゆると扱いてた手をそのまま下腹部に手を当てると、その唇を開く。
「マリヌス、手伝ってくれ」
その言葉と共に、周囲が淡く、薄水色に輝きを……っは?
はら、はらが。
「んな……ふぅ、っく、んんん、コレ、な……に?」
俺の中を何か、微かに温かい何かが満たされていく。
突然内部から感じる圧迫感に思わずユウキの腕を握りしめてしまう。
「タイジュ、大丈夫だよ」
「だか、ら……これ、んん……あぁ……」
中から身体を満たされる感触に熱が籠った声になってしまってまともに喋れねぇぇ。
「ほら、マリヌスは水、というか液体操作が得意だろ。俺は魔術苦手だけど、マリヌスが手伝ってくれればちょっとは使えるからさ。中を綺麗に浄化してそのまま潤滑剤替わりにできるの作れないかなと思って」
こ……この馬鹿、星のマキナ使ってなんつーエロ魔術生み出してんだよ!!!
というかマリナスもこんな事に協力してんじゃねーよぉ!
「あ、あほぉぉぉぉ、あ、あ……ユウキ、ユウ、キぃ……」
「うん、そろそろいいかな」
そういうと腹に当ててた手をまた俺の下着につっこみ、俺の、出口っつーか入り口というか、そこに指を添えると、そっと中に挿し込んで来た。
浅く抜き差しするたびに中から粘り気のある液体が漏れ出し、ユウキはそれを掬い取ると、マッサージでもするように周辺に塗りこんでいった。
「あ、あ、あ、はっ、ん」
「タイジュん中、あっつい、早く、一つになりたい」
俺の気持ちいい所を熟知しているその指が執拗にぐちゅぐちゅと音を立てながら俺を責め立てていく。
まさに勝手知ったる俺の中。
どんどん解れていく俺の中に、ユウキが一度指を引き抜くと、今度は指を二本に増やして、中を擦りあげてくる。
「ひぅ、あっ、あっ、んっ……ふっ……」
俺の胸を弄る手がそっと口に添えられ、俺は必至になってそれを口内に迎え入れる。
侵入してきたユウキの二本の指に舌を絡め、愛撫していく。
ユウキの指に舌を絡めることに夢中になっていたら、いつの間にか下を愛撫する指は三本に増やされていてソコをユウキの雄が迎え入れられるように抜き差しを繰り返しながら、広げられていく。
「ユウキ、そろそろ入れるぞ」
言葉と共に、上と下の口から指が引き抜かれる。
カチャカチャという音とともに、ユウキのベルトが外され、その雄が取り出されると俺の尻の割れ目に当てられた。
「ま、まって服、脱ぐ」
さすがに上も下も着たままだとこのままやり難いので、俺はズボンを下着ごと脱ぎ去り頬ると、上着、シャツのボタンを外していく」
「駄目、もう待てない」
は、まてまてまて、まて、抱えるな、あ、コラ!
シャツのボタンを外したところで脇から掴まれて持ち上げられてしまう。
そのままユウキの雄を俺の入口に添えゆっくりと下ろして、俺の中に侵入してくる。
「ふぅ……はっ、んぁ」
「全部、入った。タイジュの中、あっつい、すげー幸せ」
「ば、か……こんなんで……」
俺とヤってるぐらいで幸せ感じてんなよ、と泣きそうになる。
そのまま揺さぶれるが、態勢のせいか緩い刺激がもどかしい。
「物足りない?タイジュはもっと激しいの好きだもんな」
「は、うっざ、んぅ」
わかってんなら聞くなよぉ!
くっそとか思ってたら突然つながったままユウキが立ち上がり、深いところまで擦られてしまう。
「ひぅ、あ、馬鹿、急に、あぁぁ」
俺は姿勢を崩して搭乗口に手をつくと、ユウキは俺の腰に手を添えて、腰の動きを早めていく。
「ふぅっあっ、ちゃ……んんん、言え、よぉ、あぁっ」
「タイジュ、タイジュ、っは、タイジュ!」
久しぶりだからか余裕の無いユウキの腰の動きはどんどん早くなり、最後にばちゅんと水音を響かせながら、強く腰を打ち付けると、俺の中に熱い熱が吐き出される。
うん、相変わらず一発目は早いな。
一発目、早いんだけどユウキは一回じゃ終わらないからな!
「んん、あっ……ふっ……くぅ……腹ん中……あっつい」
「っはっはっは、ふっ、くぅ……んっ……後で、全部、綺麗に、す……から」
綺麗に……ってまさかまたマリヌス使ったエロ魔術が他にもあるのか?
そんな不安に駆られているとユウキは荒くなった息を整えながら俺の背に凭れかかってくる。
そのまま俺の項にちゅっと口付けると、硬さの衰えないユウキの雄を挿し込んだまま、操縦席にもたれ掛るように倒れる。
衝撃でまた強く奥深くまで擦られてしまい思わず声が漏れてしまう。
「タイジュ、初めてした時みたいに、タイジュに動いて欲しい」
後ろから抱きしめられ囁くように強請られる。
その瞳は強い欲望に塗れていた。
諦めて俺の背をユウキの身体に凭れかかると、はむっと耳たぶを唇で挟まれ、そのまま舌でねっとりと嬲られ思わず吐息が漏れてしまう。
左手を俺の胸に這わせつつ右手で俺のベルトを取り外していく。
カチャリとベルトが外され、そのままズボンのジッパーを下げるとそのまま下着の中に手を突っ込んでくる。
「ん……」
久しぶりのユウキの体温の思わず声が漏れてしまう。
ユウキはゆるく熱を持った俺のソレを、壊れものでも扱うかのように手に納めた。
そのままゆっくりと扱き始めると、どんどん硬さを増していった。
そりゃー、まー、溜まってるからな!と何故か自分に言い訳してしまう。
あ、大事なこと、流されるとしても大事な事を伝えなければ。
俺の胸と俺自身を愛撫するユウキの手にそっと自分の手を重ねると俺は口を開いた。
「ユウ、キ……」
「タイジュ、タイジュ」
「入れるの無しな」
「え?」
ぴしり、とまるで石化でもしたかのようにユウキの動きが止まってしまい、思わず笑いそうになる。
「当たり前だろ。俺、なんの準備もしてねーもん。中、洗ってないんだよ」
そう、男同士でするなら大切な準備が必要なのだ。
俺は途中で悲惨な事になりたくないし、所謂そういうおもらし趣味は無いので準備する、絶対。
「ゴムも無いしな」
「っぐ……」
そう、昔は常備してたけどユウキと距離を置き始めた時から、出来ない理由作りとして持ち歩くのを辞めたんだ。
「タイジュさ、俺と距離を置き始めたときも同じこといってたよな」
「だな」
「だからさ、対策はバッチリしてる。だから、最後までヤる」
「っは?」
今度は俺がピシリと固まってしまう。
ぎぎぎと音を立てそうな感じでユウキの顔を見ると、悪戯が成功した子供の様な笑みを浮かべている。
こ、コイツ、何企んでやがる。
ユウキはニヤニヤと笑いながら俺をゆるゆると扱いてた手をそのまま下腹部に手を当てると、その唇を開く。
「マリヌス、手伝ってくれ」
その言葉と共に、周囲が淡く、薄水色に輝きを……っは?
はら、はらが。
「んな……ふぅ、っく、んんん、コレ、な……に?」
俺の中を何か、微かに温かい何かが満たされていく。
突然内部から感じる圧迫感に思わずユウキの腕を握りしめてしまう。
「タイジュ、大丈夫だよ」
「だか、ら……これ、んん……あぁ……」
中から身体を満たされる感触に熱が籠った声になってしまってまともに喋れねぇぇ。
「ほら、マリヌスは水、というか液体操作が得意だろ。俺は魔術苦手だけど、マリヌスが手伝ってくれればちょっとは使えるからさ。中を綺麗に浄化してそのまま潤滑剤替わりにできるの作れないかなと思って」
こ……この馬鹿、星のマキナ使ってなんつーエロ魔術生み出してんだよ!!!
というかマリナスもこんな事に協力してんじゃねーよぉ!
「あ、あほぉぉぉぉ、あ、あ……ユウキ、ユウ、キぃ……」
「うん、そろそろいいかな」
そういうと腹に当ててた手をまた俺の下着につっこみ、俺の、出口っつーか入り口というか、そこに指を添えると、そっと中に挿し込んで来た。
浅く抜き差しするたびに中から粘り気のある液体が漏れ出し、ユウキはそれを掬い取ると、マッサージでもするように周辺に塗りこんでいった。
「あ、あ、あ、はっ、ん」
「タイジュん中、あっつい、早く、一つになりたい」
俺の気持ちいい所を熟知しているその指が執拗にぐちゅぐちゅと音を立てながら俺を責め立てていく。
まさに勝手知ったる俺の中。
どんどん解れていく俺の中に、ユウキが一度指を引き抜くと、今度は指を二本に増やして、中を擦りあげてくる。
「ひぅ、あっ、あっ、んっ……ふっ……」
俺の胸を弄る手がそっと口に添えられ、俺は必至になってそれを口内に迎え入れる。
侵入してきたユウキの二本の指に舌を絡め、愛撫していく。
ユウキの指に舌を絡めることに夢中になっていたら、いつの間にか下を愛撫する指は三本に増やされていてソコをユウキの雄が迎え入れられるように抜き差しを繰り返しながら、広げられていく。
「ユウキ、そろそろ入れるぞ」
言葉と共に、上と下の口から指が引き抜かれる。
カチャカチャという音とともに、ユウキのベルトが外され、その雄が取り出されると俺の尻の割れ目に当てられた。
「ま、まって服、脱ぐ」
さすがに上も下も着たままだとこのままやり難いので、俺はズボンを下着ごと脱ぎ去り頬ると、上着、シャツのボタンを外していく」
「駄目、もう待てない」
は、まてまてまて、まて、抱えるな、あ、コラ!
シャツのボタンを外したところで脇から掴まれて持ち上げられてしまう。
そのままユウキの雄を俺の入口に添えゆっくりと下ろして、俺の中に侵入してくる。
「ふぅ……はっ、んぁ」
「全部、入った。タイジュの中、あっつい、すげー幸せ」
「ば、か……こんなんで……」
俺とヤってるぐらいで幸せ感じてんなよ、と泣きそうになる。
そのまま揺さぶれるが、態勢のせいか緩い刺激がもどかしい。
「物足りない?タイジュはもっと激しいの好きだもんな」
「は、うっざ、んぅ」
わかってんなら聞くなよぉ!
くっそとか思ってたら突然つながったままユウキが立ち上がり、深いところまで擦られてしまう。
「ひぅ、あ、馬鹿、急に、あぁぁ」
俺は姿勢を崩して搭乗口に手をつくと、ユウキは俺の腰に手を添えて、腰の動きを早めていく。
「ふぅっあっ、ちゃ……んんん、言え、よぉ、あぁっ」
「タイジュ、タイジュ、っは、タイジュ!」
久しぶりだからか余裕の無いユウキの腰の動きはどんどん早くなり、最後にばちゅんと水音を響かせながら、強く腰を打ち付けると、俺の中に熱い熱が吐き出される。
うん、相変わらず一発目は早いな。
一発目、早いんだけどユウキは一回じゃ終わらないからな!
「んん、あっ……ふっ……くぅ……腹ん中……あっつい」
「っはっはっは、ふっ、くぅ……んっ……後で、全部、綺麗に、す……から」
綺麗に……ってまさかまたマリヌス使ったエロ魔術が他にもあるのか?
そんな不安に駆られているとユウキは荒くなった息を整えながら俺の背に凭れかかってくる。
そのまま俺の項にちゅっと口付けると、硬さの衰えないユウキの雄を挿し込んだまま、操縦席にもたれ掛るように倒れる。
衝撃でまた強く奥深くまで擦られてしまい思わず声が漏れてしまう。
「タイジュ、初めてした時みたいに、タイジュに動いて欲しい」
後ろから抱きしめられ囁くように強請られる。
その瞳は強い欲望に塗れていた。
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