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悩める局長の受難
#9
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「なぁなぁ、じゃあユメノがあんだけ部署移動された理由って、今聞いたら答えてくれるのか?」
「良いよ、知ってる範囲でだけど」
キラリと皆様の目が光ったように見えます。
「はいはーい! じゃあワタシ、聖獣局の話聞きたーい!」
「え、それ?」
「おい卑怯だぞ! ……俺も気になるけど」
「聖獣局のは一番有名だよ。前に『グリフォン夜の大脱走!』って記事あったでしょ?」
「あーあったな! 夜中に庁舎のグリフォンが……って」
「新聞では12羽ってあったけど本当は50羽以上。彼女はほとんどのグリフォンを檻から逃がしたんだ」
「よく捕まえたわね……」
「局長がその夜ずっと召喚首輪への召喚試みて、なんとか12羽を残して回収に成功したんだ」
「残りの12羽は?」
「首輪だけ戻ってきた。捜索隊出したところ、辺境で冒険者に討伐されてしまったそうだよ……」
「なんと……」
「それに聖獣局長が酷く参っちゃってね……仕方なく彼女を移動させる話になったんだ」
12羽のグリフォンの首輪は彼女の手によって外されたそうです。
グリフォンは首輪を外された場合「出来るだけ王国の外へ逃げろ」と教えこまれていたそうです。
王国に崩壊の危機が訪れた時、聖獣だけでも逃げるようにと。
身を守るための指示が招いた結果と思えば、聖獣局長の心は……。
移動だけでは温い措置に思えますね。
「なんか重い話になっちまったな……」
「あの時は本気で異世界人を追放しろって言われてたね、当たり前だけど。だから統計局でダメなら次は交通課の納屋の予定だった」
「なるほど、だからカズロの総務部が受理されたのですね」
「そういう事、さすがシオ」
エダマメをつまみながら、ミケーノ様は新たな質問をします。
「全く話題に上がらないが、農産局は?」
「面談後王妃様の勅令で『移籍・もしくは王都追放』になったからだ」
「は!?」
「で、追放はかわいそうと聖獣局長が引き取ったんだよ」
「あぁ……聖獣の局長さん本当に良い人なんだな」
話題の切り替えに失敗した事に、なんだが申し訳無さそうにミケーノ様はレイシュをちびりと口にします。
空いたグラスに、カズロ様がデキャンタからレイシュを注ぎます。
「……じゃ、口直しで最初から伺おうかしら」
「そうですね。初めからお聞かせ願いますか?」
「良いよ。まずは内政局だね」
───────
・内政局
想像以上に給金が安く、それに抗議するも誰からの同意も得られない。
今度は街中で税金への不満を集めようとしたが、誰も不満を言わず撤退。
ならば実際に下げたら街中から支持を得られると考えを主張。
「その案を通すなら、君の給金を全てカットして下げた税金の補填に当てれば良かろう」
と内政局長に言われ、抗議するも撃沈。
庁舎から離れるか部署移動を求められ、騎士団への移動を希望。
武力のないユメノが騎士団に入れるわけもないので、防衛局へ移動する事に。
・防衛局
騎士団も所属しており、女性人気の高いネストレもここの所属。
配属後すぐに謎の挨拶まわりをするユメノ。
その日の朝、騎士団長へ挨拶を済ませ「副団長へ会いに行く」と言い、一時間後に何故か娼婦もびっくりな衣装に着替えて参上。
ドン引きした団員が差し障りの無いように衣装の変更を申し出たが聞き入れられず、接触させまいと焦った騎士団長がその日の午後からネストレへ辺境への短期出張を命令。
同時にネストレの屋敷にこっそり団員を配置。
騎士団の名簿からネストレの住所を割り出し、ユメノは彼の屋敷に侵入、だが団員にあっさり捕獲される。
それでも諦めないユメノが屋敷内で「痴漢が出た」などと大騒ぎし、一瞬団員の手から逃れてからはそこら中の物を拾っては投げの大暴れ。
大きめの石が屋敷の庭の噴水に当たり、水の噴射口を破壊、ネストレの屋敷の庭は大惨事に。
犯人は噴水の水でびしょ濡れの姿で、ネストレの屋敷から叫びながら脱出。
後日出勤してきたユメノを改めて捕縛、器物破損の罪状で一週間の拘留。当然防衛局から別の部署へ。
(※当の被害者は屋敷の被害状況を聞かされず、目的のない短期出張で軽く小旅行を楽しんだそうだ)
・経済局
騎士団絡みのゴシップの犯人とは知らされず入局。
異世界での経済の動かし方を教えるための配属だったが、最初の一ヶ月間何もしていないことが発覚。
翌月、局長自ら具体的な話を詰めるも、そもそも算術能力がこの国の水準と比較してもかなり低いことが発覚。
仕方が無いので主任から下ろし普通の局員として席だけ与え、現場に雑用のみ頼むよう頼んだが、異世界人をかさに新人局員に不要なアドバイスを続ける。
真面目な局員は日に日に病んでいき、ついに退職届けを提出するほどに。
局長はユメノを呼び出し注意したが開き直る始末。
仕方なく局長室勤務の秘書として雇うも、誰もいない隙に局長の机を漁り関税の申告書を発見。
内政局での事を思い出し、ありえない関税の額を記述し、申告理由に「異世界人への給与補填」と記述。
局長印を無断で捺印、そのまま内政局に提出する。
一連の流れから、国政に直接関わらない部署である農産局へ移動。
───────
「よく、今まで在籍できてましたね……」
「一重にサチ様の功績によるものだろうね。彼女はこの国にとって偉大だったから」
「王妃様と陛下は直接面識があるんだもんなぁ」
「彼女がこの国に慣れるまでという温情なのは分かるけど、贔屓が過ぎたと反省なさってるよ」
あとは異能が発現すれば……という期待が大きかったのでしょう。
天の落とし子と呼ばれる異世界からの訪問者は、なんらかの強力な異能がある事がほとんどです。
サチ様の前にいらっしゃった異世界人達も、優れた能力があったと歴史書にあります。
「教会に行けば分かるそうなんだけど、彼女こっちに来てから今まで教会に行ってないらしいんだ」
「あらそうなの? 私だったら自分にどんな才能が~って気になっちゃうからすぐ行くけど」
「そうですよね、今まで聞かれた事も少なくないでしょうし」
最後のエダマメを食べ終え、ミケーノ様が言いました。
「なぁ、もしかしてなんだけどよ。本当はユメノ知ってるんじゃないか? 自分の異能が何か」
ミケーノ様の発言に一瞬場が凍ります。
「え? でも、まっさかそんな」
「教会に行ってないのは、行く必要がなかったんじゃね? 能力が何か知ってたから」
「……確かに、そう考えると筋が通りますね」
「じゃあなんで、その能力を発揮しないんだろう?」
うーん……と皆様唸ってしまわれました。
しかしミケーノ様のご意見、良い線いってそうですね。
私なりに付け加えるなら、教会で調べたらその能力が他の人にも知られてしまうからではないでしょうか。
「あぁ、それと知ってたら教えて欲しいのですが」
「分かる範囲なら」
「なぜ彼女は冒険者に?」
「それはごめん、本当に分からない」
「そうですか、それは残念です」
今夜は色々な謎が明かされましたが、最後に二つの謎が残りました。
ユメノ様の異能はどんなものか
冒険者になった理由
こちらの謎も、そのうち解明される日が来るのでしょうか。
「良いよ、知ってる範囲でだけど」
キラリと皆様の目が光ったように見えます。
「はいはーい! じゃあワタシ、聖獣局の話聞きたーい!」
「え、それ?」
「おい卑怯だぞ! ……俺も気になるけど」
「聖獣局のは一番有名だよ。前に『グリフォン夜の大脱走!』って記事あったでしょ?」
「あーあったな! 夜中に庁舎のグリフォンが……って」
「新聞では12羽ってあったけど本当は50羽以上。彼女はほとんどのグリフォンを檻から逃がしたんだ」
「よく捕まえたわね……」
「局長がその夜ずっと召喚首輪への召喚試みて、なんとか12羽を残して回収に成功したんだ」
「残りの12羽は?」
「首輪だけ戻ってきた。捜索隊出したところ、辺境で冒険者に討伐されてしまったそうだよ……」
「なんと……」
「それに聖獣局長が酷く参っちゃってね……仕方なく彼女を移動させる話になったんだ」
12羽のグリフォンの首輪は彼女の手によって外されたそうです。
グリフォンは首輪を外された場合「出来るだけ王国の外へ逃げろ」と教えこまれていたそうです。
王国に崩壊の危機が訪れた時、聖獣だけでも逃げるようにと。
身を守るための指示が招いた結果と思えば、聖獣局長の心は……。
移動だけでは温い措置に思えますね。
「なんか重い話になっちまったな……」
「あの時は本気で異世界人を追放しろって言われてたね、当たり前だけど。だから統計局でダメなら次は交通課の納屋の予定だった」
「なるほど、だからカズロの総務部が受理されたのですね」
「そういう事、さすがシオ」
エダマメをつまみながら、ミケーノ様は新たな質問をします。
「全く話題に上がらないが、農産局は?」
「面談後王妃様の勅令で『移籍・もしくは王都追放』になったからだ」
「は!?」
「で、追放はかわいそうと聖獣局長が引き取ったんだよ」
「あぁ……聖獣の局長さん本当に良い人なんだな」
話題の切り替えに失敗した事に、なんだが申し訳無さそうにミケーノ様はレイシュをちびりと口にします。
空いたグラスに、カズロ様がデキャンタからレイシュを注ぎます。
「……じゃ、口直しで最初から伺おうかしら」
「そうですね。初めからお聞かせ願いますか?」
「良いよ。まずは内政局だね」
───────
・内政局
想像以上に給金が安く、それに抗議するも誰からの同意も得られない。
今度は街中で税金への不満を集めようとしたが、誰も不満を言わず撤退。
ならば実際に下げたら街中から支持を得られると考えを主張。
「その案を通すなら、君の給金を全てカットして下げた税金の補填に当てれば良かろう」
と内政局長に言われ、抗議するも撃沈。
庁舎から離れるか部署移動を求められ、騎士団への移動を希望。
武力のないユメノが騎士団に入れるわけもないので、防衛局へ移動する事に。
・防衛局
騎士団も所属しており、女性人気の高いネストレもここの所属。
配属後すぐに謎の挨拶まわりをするユメノ。
その日の朝、騎士団長へ挨拶を済ませ「副団長へ会いに行く」と言い、一時間後に何故か娼婦もびっくりな衣装に着替えて参上。
ドン引きした団員が差し障りの無いように衣装の変更を申し出たが聞き入れられず、接触させまいと焦った騎士団長がその日の午後からネストレへ辺境への短期出張を命令。
同時にネストレの屋敷にこっそり団員を配置。
騎士団の名簿からネストレの住所を割り出し、ユメノは彼の屋敷に侵入、だが団員にあっさり捕獲される。
それでも諦めないユメノが屋敷内で「痴漢が出た」などと大騒ぎし、一瞬団員の手から逃れてからはそこら中の物を拾っては投げの大暴れ。
大きめの石が屋敷の庭の噴水に当たり、水の噴射口を破壊、ネストレの屋敷の庭は大惨事に。
犯人は噴水の水でびしょ濡れの姿で、ネストレの屋敷から叫びながら脱出。
後日出勤してきたユメノを改めて捕縛、器物破損の罪状で一週間の拘留。当然防衛局から別の部署へ。
(※当の被害者は屋敷の被害状況を聞かされず、目的のない短期出張で軽く小旅行を楽しんだそうだ)
・経済局
騎士団絡みのゴシップの犯人とは知らされず入局。
異世界での経済の動かし方を教えるための配属だったが、最初の一ヶ月間何もしていないことが発覚。
翌月、局長自ら具体的な話を詰めるも、そもそも算術能力がこの国の水準と比較してもかなり低いことが発覚。
仕方が無いので主任から下ろし普通の局員として席だけ与え、現場に雑用のみ頼むよう頼んだが、異世界人をかさに新人局員に不要なアドバイスを続ける。
真面目な局員は日に日に病んでいき、ついに退職届けを提出するほどに。
局長はユメノを呼び出し注意したが開き直る始末。
仕方なく局長室勤務の秘書として雇うも、誰もいない隙に局長の机を漁り関税の申告書を発見。
内政局での事を思い出し、ありえない関税の額を記述し、申告理由に「異世界人への給与補填」と記述。
局長印を無断で捺印、そのまま内政局に提出する。
一連の流れから、国政に直接関わらない部署である農産局へ移動。
───────
「よく、今まで在籍できてましたね……」
「一重にサチ様の功績によるものだろうね。彼女はこの国にとって偉大だったから」
「王妃様と陛下は直接面識があるんだもんなぁ」
「彼女がこの国に慣れるまでという温情なのは分かるけど、贔屓が過ぎたと反省なさってるよ」
あとは異能が発現すれば……という期待が大きかったのでしょう。
天の落とし子と呼ばれる異世界からの訪問者は、なんらかの強力な異能がある事がほとんどです。
サチ様の前にいらっしゃった異世界人達も、優れた能力があったと歴史書にあります。
「教会に行けば分かるそうなんだけど、彼女こっちに来てから今まで教会に行ってないらしいんだ」
「あらそうなの? 私だったら自分にどんな才能が~って気になっちゃうからすぐ行くけど」
「そうですよね、今まで聞かれた事も少なくないでしょうし」
最後のエダマメを食べ終え、ミケーノ様が言いました。
「なぁ、もしかしてなんだけどよ。本当はユメノ知ってるんじゃないか? 自分の異能が何か」
ミケーノ様の発言に一瞬場が凍ります。
「え? でも、まっさかそんな」
「教会に行ってないのは、行く必要がなかったんじゃね? 能力が何か知ってたから」
「……確かに、そう考えると筋が通りますね」
「じゃあなんで、その能力を発揮しないんだろう?」
うーん……と皆様唸ってしまわれました。
しかしミケーノ様のご意見、良い線いってそうですね。
私なりに付け加えるなら、教会で調べたらその能力が他の人にも知られてしまうからではないでしょうか。
「あぁ、それと知ってたら教えて欲しいのですが」
「分かる範囲なら」
「なぜ彼女は冒険者に?」
「それはごめん、本当に分からない」
「そうですか、それは残念です」
今夜は色々な謎が明かされましたが、最後に二つの謎が残りました。
ユメノ様の異能はどんなものか
冒険者になった理由
こちらの謎も、そのうち解明される日が来るのでしょうか。
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