119 / 128
人形列車 月の色9
しおりを挟む
月の魔術師 (ムーン・マジシャン)
攻撃 C
防御 C
速度 C
適正距離 中距離
特性 モードチェンジ
これまでいろんなクラスで対戦をして、私に一番合っているのはこのクラスという事がわかりました。
近距離相手でも遠距離相手でも距離を調整すれば互角に戦える中距離。
能力は相手の出方に合わせて切り替える事が出来る対応型スキル。
攻撃はダメージより誘導性と範囲を重視して、相手に当てる事を1番に。
これが今の私の最適解!
今回のフィールドは前と同じ壁が多めのステージですが、ダメージトラップの類は無く、勝つには直接攻撃を当てて体力を削るしか無さそうです。
バトルフィールドに降り立つと、マリアさんがテーマパークで対戦した時と同じ姿で現れました。
「マリアの人形劇、第2幕かいえ~ん」
マリアさんは早速手に持ったトランクケースを開き、中から人形を召喚します。
もうトランクケースの中身は解ってるから普通に出した?
――――――いや、違うっ!
さっきと同じだったら、わざわざデバイスを変える必要なんて無いはず!
「シュート!」
私は杖の先から光の玉を複数召喚すると、それは後ろに向かって飛んでいき、超スピードで襲ってきた何かに当たり、玉が弾けてソレにダメージを与えました。
「やっぱり、複数いた!?」
「せいか~い、けど良く分かったわね」
「ゲーマーに同じハメ技は2回通用しません!」
それにしても。1体動かすだけでも大変なのに、自分以外に2体の人形を自由に操作する事が出来るなんて、かなりの処理能力を持ってるみたいです。
召喚したらオートで単純な攻撃をしてくれるアシストスキルだったら、何も考えずに召喚して戦えるのですが、人形の操作は全て自分。
フィールドの人形の位置を全て把握して、全ての人形で最適な行動を実行する。
単体ではそんなに強くはないので同時操作が必須にもかかわらず、慣れていないと人形どうしで相打ちをしてしまう可能性もあります。
専用デバイスのサポートがあるとは言え、私が同じ事をするのはちょっと無理かも。
「それじゃあ続けましょう」
マリアさんの3方向からの同時攻撃。
正面のマリアさんが両手でトランクケースを持ちながら突撃してきて、左右からはマリアさんの操る人形が短剣を片手に突進してきます。
「シュート!」
右側の人形に弾道誘導魔法「トラッキング・シューター」で射撃し。
「ウエイブ!」
左側の人形には、杖の先端を地面でこすりながら発動する地を這う光の波「ムーン・ウェイブ」で牽制。
――――そして、前方には。
「ラウンド!」
地面に杖を叩きつけ、叩きつけられた場所を中心に広がる衝撃波を出す「ラウンド・ムーン」でマリアさんを迎え撃つ!
「見えちゃった」
マリアさんはトランクケースを大きく振りかぶり、私の攻撃にタイミングを合わせて振り下ろすと、攻撃同士が相殺して私の放った衝撃波が消滅。
そしてマリアさんの攻撃は終わらず、そのままトランクケースが私を襲ってきます。
「くっ!?」
なんとか杖でしのぎきると、左からムーン・ウエイブの波をジャンプで避けた人形の攻撃が。
「シュート!」
なんとかマリアさんを押し返してから誘導魔法を放つと、魔法の弾は空中で人形に当たり地面へと落下しました。
「なんとかしのぎ………………ふぐぅ!?」
背後からの突然の衝撃に私はガードする事が出来ず、大ダメージを受けてしまいます。
「さ、三体目!?」
「ふふ。お人形がだぁい好きなマリアが、二体だけなはずないでしょう?」
それからマリアさんはダメージから復帰してよろよろと立ち上がった私を、人形3体と一緒に囲い込み。
「これで幕引き。 シャルマント・タンツェン!」
必殺スキルを発動し、同時方向からの一斉攻撃。
「きゃあああ!?」
景色が回る。
前後左右。全ての方向からの衝撃が同時に来て防御が出来ない。
必殺スキルをまともに食らってしまった私はそのまま後方に吹き飛ばされ、フィールドの壁に激突しました。
「桜、大丈夫?」
「な、なんとか」
耳元から聞こえてくるシャンティの声で、飛びそうになった意識をなんとか現実に引き止めます。
「…………月?」
大の字になって倒れている私の目には黄色い月の色が映っていました。
「シャンティ。月はいつから出てますか?」
「えっと。ついさっきだから、まだ出てからほとんど経ってないかも」
「了解ですっ!」
マリアさんが追撃してくる前に急いで立ち上がり、状況を確認。
思ったより吹き飛ばされてしまっているみたいで、途中の壁もいくつか倒れてしまっています。
前方の視界にはマリアさん1人だけ。
という事はつまり人形は私を囲むように展開していて、もう1回必殺技をしかける気なはず。
―――――だったら!
「モードチェンジ!」
杖を掲げてスキル発動!
音声に反応した杖は変形を始め、先端が尖った形に姿を変えました。
これにより攻撃パターンを追尾範囲型から収束直線型に変更。
―――――スキルを使われる前にこっちから仕掛ける!
「ライジング!」
杖の先から収束型レーザー。ライジング・レイノスを照射。
超スピードで進むレーザーはマリアさんを捉え、壁を巻き込みながら後方へと吹き飛ばします。
「やりました!」
よしっ!
これは大ダメージ確定です!
「はっずれ~。シャルマント・タンツェン!」
「……………え?」
気を抜いた瞬間。
「―――――ぐふっ!?」
三方向からの同時攻撃に再び吹き飛ばされ、体力ゲージもあと僅か。
「な、なんで!?」
吹き飛ばしたはずのマリアさんの方を見ると、そこには人形が1体倒れているだけでした。
「位置変更? ううん、違う!」
改めて私が吹き飛ばされた場所を見ると。
「ふふ。ど~れだっ」
マリアさんが3人並んでいました。
「人形を使った疑似分身!?」
つまり最初に私をふっ飛ばした時にすでに能力を使っていて、立ち上がった時に見たのはマリアさんに化けた人形だった?
そして私が攻撃を当てて安心している間に死角から接近して、残った2体の人形と連携攻撃を。
流石に数が3人に減っているからその分ダメージは少なくなっていましたが、次を耐える事が出来るかはかなり微妙なラインです。
とりあえず人形を1体倒して、再び起き上がって来るまでのインターバル待ちの今の状況が攻め時っ!
カチャリ。
と杖を構えて狙いをつけましたが…………。
「くっ!?」
どれが本物か分からないので、攻撃してもダメージを与えられる確率は3分の1。
そもそも油断を誘う為にわざと当たったさっきと違って、攻撃を避けられる可能性だって…………。
「あらら? どうしたの? 早く攻撃してこないと駄目じゃない」
マリアさんは自分から無理には攻撃してきません。
―――――そう。
何故なら時間が経てば倒れた人形が復帰して、その人形もマリアさんの姿になったら本物に攻撃出来る確率が4分の1になってしまうのだから。
「シャンティ。チャージは?」
「えっと…………20%くらい」
まだ20だけ……………。
ううん。今は20%もあればじゅうぶん!
出し惜しみしている余裕なんて全く無いっ!
私はステップして後ろに数歩下がり、なるべく広い場所に移動。
「これが私の奥の手 (ワイルドカード)!」
そして杖を構えて音声コードを入力。
「月の光よ収束し、世界を白き輝きに!」
それからすぐに、杖から発射シークエンスを告げる音声が聞こえてきます。
「デバイスを月光砲モードに移行」
杖が砲口の大きい形に変形。
「ムーンライトエナジー変換開始」
そしてチャージしたエネルギーが圧縮され、全て杖の先端に収束。
「アーマー、レギンス、ロック」
アーマーから噴出した杭が地面に突き刺さり体を固定。
「エネルギー変換完了。緊急冷却開始」
杖の先端からエネルギー変換が終わって不要になったカプセルが飛び出し、同時にエネルギー変換で発生した熱をその場所から排熱。
「オールクリア」
杖に付いているランプが赤からグリーンに変わり、排熱も完了。
「照らせ、月光!」
私の中に残っている全魔力が杖の先端に吸い込まれ、収束された光が更に輝きを増し。そして―――――。
「月光砲!!!!」
光が私の前、全てを包み込む。
月光砲
高火力
チャージ時間長い
使ったら魔力残量ゼロ
発射中移動不可
総評 火力は高いが成約多すぎの欠陥技
攻撃 C
防御 C
速度 C
適正距離 中距離
特性 モードチェンジ
これまでいろんなクラスで対戦をして、私に一番合っているのはこのクラスという事がわかりました。
近距離相手でも遠距離相手でも距離を調整すれば互角に戦える中距離。
能力は相手の出方に合わせて切り替える事が出来る対応型スキル。
攻撃はダメージより誘導性と範囲を重視して、相手に当てる事を1番に。
これが今の私の最適解!
今回のフィールドは前と同じ壁が多めのステージですが、ダメージトラップの類は無く、勝つには直接攻撃を当てて体力を削るしか無さそうです。
バトルフィールドに降り立つと、マリアさんがテーマパークで対戦した時と同じ姿で現れました。
「マリアの人形劇、第2幕かいえ~ん」
マリアさんは早速手に持ったトランクケースを開き、中から人形を召喚します。
もうトランクケースの中身は解ってるから普通に出した?
――――――いや、違うっ!
さっきと同じだったら、わざわざデバイスを変える必要なんて無いはず!
「シュート!」
私は杖の先から光の玉を複数召喚すると、それは後ろに向かって飛んでいき、超スピードで襲ってきた何かに当たり、玉が弾けてソレにダメージを与えました。
「やっぱり、複数いた!?」
「せいか~い、けど良く分かったわね」
「ゲーマーに同じハメ技は2回通用しません!」
それにしても。1体動かすだけでも大変なのに、自分以外に2体の人形を自由に操作する事が出来るなんて、かなりの処理能力を持ってるみたいです。
召喚したらオートで単純な攻撃をしてくれるアシストスキルだったら、何も考えずに召喚して戦えるのですが、人形の操作は全て自分。
フィールドの人形の位置を全て把握して、全ての人形で最適な行動を実行する。
単体ではそんなに強くはないので同時操作が必須にもかかわらず、慣れていないと人形どうしで相打ちをしてしまう可能性もあります。
専用デバイスのサポートがあるとは言え、私が同じ事をするのはちょっと無理かも。
「それじゃあ続けましょう」
マリアさんの3方向からの同時攻撃。
正面のマリアさんが両手でトランクケースを持ちながら突撃してきて、左右からはマリアさんの操る人形が短剣を片手に突進してきます。
「シュート!」
右側の人形に弾道誘導魔法「トラッキング・シューター」で射撃し。
「ウエイブ!」
左側の人形には、杖の先端を地面でこすりながら発動する地を這う光の波「ムーン・ウェイブ」で牽制。
――――そして、前方には。
「ラウンド!」
地面に杖を叩きつけ、叩きつけられた場所を中心に広がる衝撃波を出す「ラウンド・ムーン」でマリアさんを迎え撃つ!
「見えちゃった」
マリアさんはトランクケースを大きく振りかぶり、私の攻撃にタイミングを合わせて振り下ろすと、攻撃同士が相殺して私の放った衝撃波が消滅。
そしてマリアさんの攻撃は終わらず、そのままトランクケースが私を襲ってきます。
「くっ!?」
なんとか杖でしのぎきると、左からムーン・ウエイブの波をジャンプで避けた人形の攻撃が。
「シュート!」
なんとかマリアさんを押し返してから誘導魔法を放つと、魔法の弾は空中で人形に当たり地面へと落下しました。
「なんとかしのぎ………………ふぐぅ!?」
背後からの突然の衝撃に私はガードする事が出来ず、大ダメージを受けてしまいます。
「さ、三体目!?」
「ふふ。お人形がだぁい好きなマリアが、二体だけなはずないでしょう?」
それからマリアさんはダメージから復帰してよろよろと立ち上がった私を、人形3体と一緒に囲い込み。
「これで幕引き。 シャルマント・タンツェン!」
必殺スキルを発動し、同時方向からの一斉攻撃。
「きゃあああ!?」
景色が回る。
前後左右。全ての方向からの衝撃が同時に来て防御が出来ない。
必殺スキルをまともに食らってしまった私はそのまま後方に吹き飛ばされ、フィールドの壁に激突しました。
「桜、大丈夫?」
「な、なんとか」
耳元から聞こえてくるシャンティの声で、飛びそうになった意識をなんとか現実に引き止めます。
「…………月?」
大の字になって倒れている私の目には黄色い月の色が映っていました。
「シャンティ。月はいつから出てますか?」
「えっと。ついさっきだから、まだ出てからほとんど経ってないかも」
「了解ですっ!」
マリアさんが追撃してくる前に急いで立ち上がり、状況を確認。
思ったより吹き飛ばされてしまっているみたいで、途中の壁もいくつか倒れてしまっています。
前方の視界にはマリアさん1人だけ。
という事はつまり人形は私を囲むように展開していて、もう1回必殺技をしかける気なはず。
―――――だったら!
「モードチェンジ!」
杖を掲げてスキル発動!
音声に反応した杖は変形を始め、先端が尖った形に姿を変えました。
これにより攻撃パターンを追尾範囲型から収束直線型に変更。
―――――スキルを使われる前にこっちから仕掛ける!
「ライジング!」
杖の先から収束型レーザー。ライジング・レイノスを照射。
超スピードで進むレーザーはマリアさんを捉え、壁を巻き込みながら後方へと吹き飛ばします。
「やりました!」
よしっ!
これは大ダメージ確定です!
「はっずれ~。シャルマント・タンツェン!」
「……………え?」
気を抜いた瞬間。
「―――――ぐふっ!?」
三方向からの同時攻撃に再び吹き飛ばされ、体力ゲージもあと僅か。
「な、なんで!?」
吹き飛ばしたはずのマリアさんの方を見ると、そこには人形が1体倒れているだけでした。
「位置変更? ううん、違う!」
改めて私が吹き飛ばされた場所を見ると。
「ふふ。ど~れだっ」
マリアさんが3人並んでいました。
「人形を使った疑似分身!?」
つまり最初に私をふっ飛ばした時にすでに能力を使っていて、立ち上がった時に見たのはマリアさんに化けた人形だった?
そして私が攻撃を当てて安心している間に死角から接近して、残った2体の人形と連携攻撃を。
流石に数が3人に減っているからその分ダメージは少なくなっていましたが、次を耐える事が出来るかはかなり微妙なラインです。
とりあえず人形を1体倒して、再び起き上がって来るまでのインターバル待ちの今の状況が攻め時っ!
カチャリ。
と杖を構えて狙いをつけましたが…………。
「くっ!?」
どれが本物か分からないので、攻撃してもダメージを与えられる確率は3分の1。
そもそも油断を誘う為にわざと当たったさっきと違って、攻撃を避けられる可能性だって…………。
「あらら? どうしたの? 早く攻撃してこないと駄目じゃない」
マリアさんは自分から無理には攻撃してきません。
―――――そう。
何故なら時間が経てば倒れた人形が復帰して、その人形もマリアさんの姿になったら本物に攻撃出来る確率が4分の1になってしまうのだから。
「シャンティ。チャージは?」
「えっと…………20%くらい」
まだ20だけ……………。
ううん。今は20%もあればじゅうぶん!
出し惜しみしている余裕なんて全く無いっ!
私はステップして後ろに数歩下がり、なるべく広い場所に移動。
「これが私の奥の手 (ワイルドカード)!」
そして杖を構えて音声コードを入力。
「月の光よ収束し、世界を白き輝きに!」
それからすぐに、杖から発射シークエンスを告げる音声が聞こえてきます。
「デバイスを月光砲モードに移行」
杖が砲口の大きい形に変形。
「ムーンライトエナジー変換開始」
そしてチャージしたエネルギーが圧縮され、全て杖の先端に収束。
「アーマー、レギンス、ロック」
アーマーから噴出した杭が地面に突き刺さり体を固定。
「エネルギー変換完了。緊急冷却開始」
杖の先端からエネルギー変換が終わって不要になったカプセルが飛び出し、同時にエネルギー変換で発生した熱をその場所から排熱。
「オールクリア」
杖に付いているランプが赤からグリーンに変わり、排熱も完了。
「照らせ、月光!」
私の中に残っている全魔力が杖の先端に吸い込まれ、収束された光が更に輝きを増し。そして―――――。
「月光砲!!!!」
光が私の前、全てを包み込む。
月光砲
高火力
チャージ時間長い
使ったら魔力残量ゼロ
発射中移動不可
総評 火力は高いが成約多すぎの欠陥技
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
キンメッキ ~金色の感染病~
木岡(もくおか)
SF
ある年のある日を境に世界中で大流行した感染病があった。
突然に現れたその病は非常に強力で、医者や専門家たちが解決策を見つける間もなく広まり、世界中の人間達を死に至らしめていった。
加えてその病には年齢の高いものほど発症しやすいという特徴があり、二か月も経たないうちに世界から大人がいなくなってしまう。
そして残された子供たちは――脅威から逃れた後、広くなった地球でそれぞれの生活を始める――
13歳の少年、エイタは同じ地域で生き残った他の子供達と共同生活を送っていた。感染病の脅威が収まった後に大型の公民館で始まった生活の中、エイタはある悩みを抱えて過ごしていた……。
金色の感染病が再び動き出したときにエイタの運命が大きく動き出す。
自衛隊のロボット乗りは大変です。~頑張れ若年陸曹~
ハの字
SF
日比野 比乃(ヒビノ ヒノ)。国土防衛組織、陸上自衛隊第三師団“機士科”所属の三等陸曹、齢十七歳。
自衛隊最年少の人型機動兵器「AMW」乗りであり、通称「狂ってる師団」の期待株。そして、同僚(変人)達から愛されるマスコット的な存在……とはいかないのが、今日の世界情勢であった。
多発する重武装テロ、過激な市民団体による暴動、挙げ句の果てには正体不明の敵まで出現。
びっくり人間と言っても差し支えがない愉快なチームメンバー。
行く先々で知り合うことになる、立場も個性も豊か過ぎる友人達。
これらの対処に追われる毎日に、果たして終わりは来るのだろうか……日比野三曹の奮闘が始まる。
▼「小説家になろう」と同時掲載です。改稿を終えたものから更新する予定です。
▼人型ロボットが活躍する話です。実在する団体・企業・軍事・政治・世界情勢その他もろもろとはまったく関係ありません、御了承下さい。
ほんわりゲームしてます I
仲村 嘉高
ファンタジー
※本作は、長編の為に分割された1話〜505話側になります。(許可済)
506話以降を読みたい方は、アプリなら作者名から登録作品へ、Webの場合は画面下へスクロールするとある……はず?
───────────────
友人達に誘われて最先端のVRMMOの世界へ!
「好きな事して良いよ」
友人からの説明はそれだけ。
じゃあ、お言葉に甘えて好きな事して過ごしますか!
そんなお話。
倒さなきゃいけない魔王もいないし、勿論デスゲームでもない。
恋愛シミュレーションでもないからフラグも立たない。
のんびりまったりと、ゲームしているだけのお話です。
R15は保険です。
下ネタがたまに入ります。
BLではありません。
※作者が「こんなのやりたいな〜」位の軽い気持ちで書いてます。
着地点(最終回)とか、全然決めてません。
未来世界に戦争する為に召喚されました
あさぼらけex
SF
西暦9980年、人類は地球を飛び出し宇宙に勢力圏を広めていた。
人類は三つの陣営に別れて、何かにつけて争っていた。
死人が出ない戦争が可能となったためである。
しかし、そのシステムを使う事が出来るのは、魂の波長が合った者だけだった。
その者はこの時代には存在しなかったため、過去の時代から召喚する事になった。
…なんでこんなシステム作ったんだろ?
な疑問はさておいて、この時代に召喚されて、こなす任務の数々。
そして騒動に巻き込まれていく。
何故主人公はこの時代に召喚されたのか?
その謎は最後に明らかになるかも?
第一章 宇宙召喚編
未来世界に魂を召喚された主人公が、宇宙空間を戦闘機で飛び回るお話です。
掲げられた目標に対して、提示される課題をクリアして、
最終的には答え合わせのように目標をクリアします。
ストレスの無い予定調和は、暇潰しに最適デス!
(´・ω・)
第二章 惑星ファンタジー迷走編 40話から
とある惑星での任務。
行方不明の仲間を探して、ファンタジーなジャンルに迷走してまいます。
千年の時を超えたミステリーに、全俺が涙する!
(´・ω・)
第三章 異次元からの侵略者 80話から
また舞台を宇宙に戻して、未知なる侵略者と戦うお話し。
そのつもりが、停戦状態の戦線の調査だけで、終わりました。
前章のファンタジー路線を、若干引きずりました。
(´・ω・)
第四章 地球へ 167話くらいから
さて、この時代の地球は、どうなっているのでしょう?
この物語の中心になる基地は、月と同じ大きさの宇宙ステーションです。
その先10億光年は何もない、そんな場所に位置してます。
つまり、銀河団を遠く離れてます。
なぜ、その様な場所に基地を構えたのか?
地球には何があるのか?
ついにその謎が解き明かされる!
はるかな時空を超えた感動を、見逃すな!
(´・ω・)
主人公が作者の思い通りに動いてくれないので、三章の途中から、好き勝手させてみました。
作者本人も、書いてみなければ分からない、そんな作品に仕上がりました。
ヽ(´▽`)/
超常戦記~世界を滅ぼすほどの愛を
赤羽こうじ
ファンタジー
身体能力が飛躍的に進化した人類。超常的な力を手に入れ魔法が飛び交う世界でセントラルボーデン国家が覇権を握っていた。
そんなセントラルボーデンの中で軍務にあたるジョシュア・ゼフ少尉は初陣でシエラと名乗る美しい女性と出会い、『この世界を滅ぼす』と宣言する男アナベルと出会う。
圧倒的なアナベルの力の前に為す術なく敗れたジョシュアをシエラが優しく包み込む。
一方アナベルは組織を率いてセントラルボーデン国家に対して、ひいては世界に対して宣戦を布告した。
何としてももう一度再戦しリベンジを遂げたいジョシュアは、その身を戦場へと投じていく。
そんなジョシュアを傍らで見守りながら自らも戦場を駆け巡る美しき女性ウィザード、セシル・ローリエ少尉。
天才と呼ばれたジョシュアとセシルはアナベルの暴挙を阻止出来るか?そして、そんなジョシュアを見つめるシエラは何を思う?
更に繰り広げられる戦いの裏でひしめく権力闘争。
果たして裏で糸を引く者はいるのだろうか?それともこれが世界の流れなのだろうか?
時を見定めるかのようにこの戦いを見つめる者は静かに笑った。
長編異能バトル。始まりの第一章。
女神様から同情された結果こうなった
回復師
ファンタジー
どうやら女神の大ミスで学園ごと異世界に召喚されたらしい。本来は勇者になる人物を一人召喚するはずだったのを女神がミスったのだ。しかも召喚した場所がオークの巣の近く、年頃の少女が目の前にいきなり大量に現れ色めき立つオーク達。俺は妹を守る為に、女神様から貰ったスキルで生き残るべく思考した。
ウラバン!~SF好色一代男~
万卜人
SF
井原西鶴の「好色一代男」の主人公、但馬屋世之介の七十七代の子孫、但馬世之介、十七歳。先祖に似合わず、性格は真面目で、堅物。父親はかれに女道修行を命じる。そこで女ばかりの惑星「尼孫星」へ出かけることになったが、なぜか到着したのはバンチョウ、スケバン、ツッパリがうようよいる「番長星」。世之介はこの星から脱出できるか? あるいは童貞卒業して、父親の期待に応えられるだろうか? 伝説の学ランをめぐり、世之介の周囲でまきおこる大騒動!
レジェンド・オブ・ダーク 遼州司法局異聞
橋本 直
SF
地球人類が初めて地球外人類と出会った辺境惑星『遼州』の連合国家群『遼州同盟』。
その有力国のひとつ東和共和国に住むごく普通の大学生だった神前誠(しんぜんまこと)。彼は就職先に困り、母親の剣道場の師範代である嵯峨惟基を頼り軍に人型兵器『アサルト・モジュール』のパイロットの幹部候補生という待遇でなんとか入ることができた。
しかし、基礎訓練を終え、士官候補生として配属されたその嵯峨惟基が部隊長を務める部隊『遼州同盟司法局実働部隊』は巨大工場の中に仮住まいをする肩身の狭い状況の部隊だった。
さらに追い打ちをかけるのは個性的な同僚達。
直属の上司はガラは悪いが家柄が良いサイボーグ西園寺かなめと無口でぶっきらぼうな人造人間のカウラ・ベルガーの二人の女性士官。
他にもオタク趣味で意気投合するがどこか食えない女性人造人間の艦長代理アイシャ・クラウゼ、小さな元気っ子野生農業少女ナンバルゲニア・シャムラード、マイペースで人の話を聞かないサイボーグ吉田俊平、声と態度がでかい幼女にしか見えない指揮官クバルカ・ランなど個性の塊のような面々に振り回される誠。
しかも人に振り回されるばかりと思いきや自分に自分でも自覚のない不思議な力、「法術」が眠っていた。
考えがまとまらないまま初めての宇宙空間での演習に出るが、そして時を同じくして同盟の存在を揺るがしかねない同盟加盟国『胡州帝国』の国権軍権拡大を主張する独自行動派によるクーデターが画策されいるという報が届く。
誠は法術師専用アサルト・モジュール『05式乙型』を駆り戦場で何を見ることになるのか?そして彼の昇進はありうるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる