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<大正:英国大使館の悪魔事件 後編>
使い魔と髪飾り
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この部屋には、作業台が置かれた一角がある。
ここには、魔道具だけじゃなく、素材も多数所蔵されている事も有って、魔道具の製作や修繕する為の作業場とも成っているわ。
先ずは、作業台に羊皮紙を広げ、魔法陣を描く。
この魔法陣は、思い付きなんかじゃ無く、以前から研究を重ねていた物よ。
その研究と云うのは、精霊結晶に関するもの。
お爺様は、精霊結晶とは精霊に成り損なった魔力が結晶化したもので、あくまで魔力の塊に過ぎないと仰っていた。
だから、お爺様は精霊結晶を、バッテリーや電池の様に魔道具の動力源としてのみ使っていたわ。
だけど、私は少し違う見解を持っているの。
これは、精霊の成り損ないなんかじゃなく、精霊の卵なんだと。
何故、そんな見解を持つのか、正直自分でも分からないわ。
ただ、そう感じ、確信すら持ってるとしか……不思議な感覚だわ。
お爺様にその私の見解を話した時、「それは、なかなか面白い話じゃないか」と研究を手伝ってくれたわ。
その結果、お爺様が入院される少し前の実験で、精霊結晶を活性化させることで、精霊を生み出す事には成功したんだけれど……。
その生み出された精霊は不安定な状態で、数分後には紫色の魔力の粒子と成って消えてしまったわ。
その後、お爺様は入院する事に成って、お亡くなりに成って、研究は中断されてしまったけれど。
今まで積み上げてきた理論を元に、この魔法陣は構築されているわ。
かなり複雑な魔法陣だけれど、丁寧に、正確に、魔力を込めて……。
どのくらい経ったのかしら……漸く二枚の魔法陣が完成したわ。
この二枚はほぼ同じ魔法陣だけれど、少し変えて有るの。
全く同じモノを二体生み出しても、詰まらないもの、その違いを与える為の物よ♪
「さて、じゃあ始めようかしら」
作業台に二枚の魔法陣を並べて、それぞれの魔法陣の中央に、黒い精霊結晶と白い精霊結晶を置く。
そして、魔法陣の羊皮紙の上に左右の手をかざして、ゆっくりと魔力を注いでいく。
この作業台とその周辺は、強力な結界が張られていて、多少の暴走事故程度なら、被害は結界の外へは出ない仕組みに成っているわ。
まあ、危険な魔道具とかが保管されている部屋だものね。
でも、お爺様はちょっとした悪魔召喚実験なら、この作業台で行っていましたから、私の魔法程度、仮に失敗したとしても、どうと云う事には成りませんわ。
徐々に魔力を強めていく……魔法陣が薄紫色に輝き出す。
次に、魔力の波長を探る……魔力の波長に共鳴した精霊結晶が、小刻みに振動する。
そして、二つの精霊結晶をシンクロさせていく……キーンと甲高い音が鳴り響く。
このシンクロさせるプロセスは最も大事。
相性の悪い精霊を同時に召喚すると、暴走事故を招く恐れがあるわ。
だから、この子達は、相性の良い双子として生み出すの。
二枚の魔法陣を並べて、同時に術を発動させたのはその為よ。
シンクロさせたまま、更に流す魔力を高めていく。
二つの精霊結晶が白く輝き出し、粘土の様に形を変えていく……そして……。
「ニャー♪」
「にゃー♪」
それぞれの魔法陣の中央に、小さな子猫が一匹ずつ。
一匹は、黒く短いビロードの様な毛並みで、金色の大きな瞳を持つ子猫。
もう一匹は白く長いふかふかの毛並みで、エメラルドグリーンの瞳を持つ子猫。
でも、未だ終わったわけじゃ無いわ。
一番大事なことが残っている。
前回の実験で、生み出された精霊が消えてしまったのは、存在が不安定だったから。
なら、この世界に、その存在を安定させて上げれば良いと言う事よ。
この魔法陣は、前回の様に単に精霊結晶を活性化させるんじゃなく、一旦使い魔として召喚、と言うプロセスを経ることで、精霊を実体化させる為の魔法陣。
つまり、この子たちは、私の使い魔でも有るの。
使い魔なら、ウルタールの時と同じ方法で……。
黒猫の頭をそっと撫でる。
「黒いアナタは、ノワールね♪」
金色の意思の籠った瞳で、私を見つめながら「ニャー♪」と返事をする。
白猫の喉元をそっと撫で上げる。
「白いアナタは、ブランよ♪」
白い毛並みを私の手にスリスリしながら「ゴロゴロ♪」と喉を鳴らす。
召喚自体は上手く行ったみたいだわ。
でも、私の魔法陣が設計通り作用しているか、確認し無いと。
この子たちは全部で五つの形態に変化出来る様に設計してあるの。
一つは、今の第一形態の子猫モード。
この形態は単に可愛いだけじゃ無いわ、知覚、隠密性、素早さに特化した形態よ。
で、次の形態は……。
「じゃあ、アナタ達、第二形態に変身できるかしら?」
「ニャー♪」
「にゃー♪」
二匹は白く輝き、ムクムクと大きく成って、光が収まると、そこには成猫サイズに成長した二匹が居る。
この形態はでは、ある程度の戦闘もこなせるわ。
どうやら、形態変化は上手く行っているみたいね。
あと、本当は第三形態と第四形態も確認してみたい処だけれど、第三形態は、私が封印を解いて魔力を注ぎ込む必要が有るわ。
この後、未だ猫召喚の御札をたくさん作らないといけないし……これは、また今度にしましょ♪
それと、第四形態に至っては、かなり特殊な条件が必要だから、そもそもテストは出来ないわ。
恐らくこれは、ぶっつけ本番で試す事に成りそうだわ。
「さてと……時間さえあれば、このまま撫でまわしたい処なんですけれど……仕方が無いわ。第零形態に成って頂戴」
「ニャー♪」
「にゃー♪」
再び二匹は白く輝き、今度は小さく三センチ程の楕円形に変化し、光が収まると、黒猫と白猫がデザインされたカメオが二つ。
これも上手く行ったわ。
結構可愛いデザインね♪
お部屋から持参した裁縫袋から、赤いリボンやその他の道具を取り出し手作業。
リボンの中央にカメオを取り付ける。
「出来たわ」
二つ結ひのリボンをほどいて、ノワールのリボンを右に、ブランのリボンを左にして、二つ結ひをセットなおし、鏡で確認。
「良い感じ♪結構可愛く出来ているわ♪」
ここには、魔道具だけじゃなく、素材も多数所蔵されている事も有って、魔道具の製作や修繕する為の作業場とも成っているわ。
先ずは、作業台に羊皮紙を広げ、魔法陣を描く。
この魔法陣は、思い付きなんかじゃ無く、以前から研究を重ねていた物よ。
その研究と云うのは、精霊結晶に関するもの。
お爺様は、精霊結晶とは精霊に成り損なった魔力が結晶化したもので、あくまで魔力の塊に過ぎないと仰っていた。
だから、お爺様は精霊結晶を、バッテリーや電池の様に魔道具の動力源としてのみ使っていたわ。
だけど、私は少し違う見解を持っているの。
これは、精霊の成り損ないなんかじゃなく、精霊の卵なんだと。
何故、そんな見解を持つのか、正直自分でも分からないわ。
ただ、そう感じ、確信すら持ってるとしか……不思議な感覚だわ。
お爺様にその私の見解を話した時、「それは、なかなか面白い話じゃないか」と研究を手伝ってくれたわ。
その結果、お爺様が入院される少し前の実験で、精霊結晶を活性化させることで、精霊を生み出す事には成功したんだけれど……。
その生み出された精霊は不安定な状態で、数分後には紫色の魔力の粒子と成って消えてしまったわ。
その後、お爺様は入院する事に成って、お亡くなりに成って、研究は中断されてしまったけれど。
今まで積み上げてきた理論を元に、この魔法陣は構築されているわ。
かなり複雑な魔法陣だけれど、丁寧に、正確に、魔力を込めて……。
どのくらい経ったのかしら……漸く二枚の魔法陣が完成したわ。
この二枚はほぼ同じ魔法陣だけれど、少し変えて有るの。
全く同じモノを二体生み出しても、詰まらないもの、その違いを与える為の物よ♪
「さて、じゃあ始めようかしら」
作業台に二枚の魔法陣を並べて、それぞれの魔法陣の中央に、黒い精霊結晶と白い精霊結晶を置く。
そして、魔法陣の羊皮紙の上に左右の手をかざして、ゆっくりと魔力を注いでいく。
この作業台とその周辺は、強力な結界が張られていて、多少の暴走事故程度なら、被害は結界の外へは出ない仕組みに成っているわ。
まあ、危険な魔道具とかが保管されている部屋だものね。
でも、お爺様はちょっとした悪魔召喚実験なら、この作業台で行っていましたから、私の魔法程度、仮に失敗したとしても、どうと云う事には成りませんわ。
徐々に魔力を強めていく……魔法陣が薄紫色に輝き出す。
次に、魔力の波長を探る……魔力の波長に共鳴した精霊結晶が、小刻みに振動する。
そして、二つの精霊結晶をシンクロさせていく……キーンと甲高い音が鳴り響く。
このシンクロさせるプロセスは最も大事。
相性の悪い精霊を同時に召喚すると、暴走事故を招く恐れがあるわ。
だから、この子達は、相性の良い双子として生み出すの。
二枚の魔法陣を並べて、同時に術を発動させたのはその為よ。
シンクロさせたまま、更に流す魔力を高めていく。
二つの精霊結晶が白く輝き出し、粘土の様に形を変えていく……そして……。
「ニャー♪」
「にゃー♪」
それぞれの魔法陣の中央に、小さな子猫が一匹ずつ。
一匹は、黒く短いビロードの様な毛並みで、金色の大きな瞳を持つ子猫。
もう一匹は白く長いふかふかの毛並みで、エメラルドグリーンの瞳を持つ子猫。
でも、未だ終わったわけじゃ無いわ。
一番大事なことが残っている。
前回の実験で、生み出された精霊が消えてしまったのは、存在が不安定だったから。
なら、この世界に、その存在を安定させて上げれば良いと言う事よ。
この魔法陣は、前回の様に単に精霊結晶を活性化させるんじゃなく、一旦使い魔として召喚、と言うプロセスを経ることで、精霊を実体化させる為の魔法陣。
つまり、この子たちは、私の使い魔でも有るの。
使い魔なら、ウルタールの時と同じ方法で……。
黒猫の頭をそっと撫でる。
「黒いアナタは、ノワールね♪」
金色の意思の籠った瞳で、私を見つめながら「ニャー♪」と返事をする。
白猫の喉元をそっと撫で上げる。
「白いアナタは、ブランよ♪」
白い毛並みを私の手にスリスリしながら「ゴロゴロ♪」と喉を鳴らす。
召喚自体は上手く行ったみたいだわ。
でも、私の魔法陣が設計通り作用しているか、確認し無いと。
この子たちは全部で五つの形態に変化出来る様に設計してあるの。
一つは、今の第一形態の子猫モード。
この形態は単に可愛いだけじゃ無いわ、知覚、隠密性、素早さに特化した形態よ。
で、次の形態は……。
「じゃあ、アナタ達、第二形態に変身できるかしら?」
「ニャー♪」
「にゃー♪」
二匹は白く輝き、ムクムクと大きく成って、光が収まると、そこには成猫サイズに成長した二匹が居る。
この形態はでは、ある程度の戦闘もこなせるわ。
どうやら、形態変化は上手く行っているみたいね。
あと、本当は第三形態と第四形態も確認してみたい処だけれど、第三形態は、私が封印を解いて魔力を注ぎ込む必要が有るわ。
この後、未だ猫召喚の御札をたくさん作らないといけないし……これは、また今度にしましょ♪
それと、第四形態に至っては、かなり特殊な条件が必要だから、そもそもテストは出来ないわ。
恐らくこれは、ぶっつけ本番で試す事に成りそうだわ。
「さてと……時間さえあれば、このまま撫でまわしたい処なんですけれど……仕方が無いわ。第零形態に成って頂戴」
「ニャー♪」
「にゃー♪」
再び二匹は白く輝き、今度は小さく三センチ程の楕円形に変化し、光が収まると、黒猫と白猫がデザインされたカメオが二つ。
これも上手く行ったわ。
結構可愛いデザインね♪
お部屋から持参した裁縫袋から、赤いリボンやその他の道具を取り出し手作業。
リボンの中央にカメオを取り付ける。
「出来たわ」
二つ結ひのリボンをほどいて、ノワールのリボンを右に、ブランのリボンを左にして、二つ結ひをセットなおし、鏡で確認。
「良い感じ♪結構可愛く出来ているわ♪」
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