異世界最強物語

ぽぽねこ

文字の大きさ
上 下
5 / 15

鍛冶屋のグルド

しおりを挟む
太陽が出てきたときにはもう屋敷を出る準備をしていた。まだ居てもいいといわれたが俺は「ダンジョン」というところにいってみたかったのだ。

「アリス、俺はこれからダンジョンに行くために武器など道具を揃えてからいこうと思ってる、アリスはどうする?このアルカディアならアリス一人でも十分生きていけるだろう、冒険者ギルドに行けば依頼を受けられる。それほど強いんだパーティーにも問題なくはいれるしね」

するとアリスは

「私はついていったら…ダメなの…?」

上目遣いで聞いてくる、それは反則技だろう。

「い、いや。もちろん嬉しいけどアリスはいいの?」

「当たり前。名前までもらった。私は絶対ジンについく…!」

なんとも恥ずかしい、がとても嬉しかった。

「よし、じゃあいまから屋台に向かうとしようか、ちょっとお腹も減ってるからつまみながらいこう。いい武器がおいている武器があるといいんだけど…」

そう喋りながらリーベルト伯爵の屋敷を後にする。

「ありがとうございました!また会いましょう!」

「あぁ、もちろんだとも。いつでもいいからまた来てくれたまえ」

見送りにまでリーベルト伯爵はきてくれた、そしてそのリーベルト伯爵の後ろから覗くようにこちらをみて手を振っている子がいる。
シーラだ。シーラとは気が合い楽しかった。また彼女に会うためにもくるとしよう。

∇∇∇∇∇

屋台など店がいっぱいある。
ここがこの街一番の商品が数多くならんでいる。そしていまはリーベルト伯爵に薦められたある店を探している。

「グルド鍛冶屋…グルド…あ、ここだ」

そういった先にあったのは少し店の間をすり抜けた先にあった。いかにもマイナーな店だ。

「すみません、グルド鍛冶屋さんですか」

「おう、そうだ好きなもんみていってくれ」

その店の主人はドワーフだった。
このアルカディア王国は7大陸で分けられている王国の中でも一番種族による差別がない。

「この剣いいですね、なんかしっくり来ます」

「おめぇみる目あるな、それは俺が作った中でも自信のある剣…だが」

ドワーフの主人のグルドはジンをみると驚いた。

「お、おめぇ…それは片手で持つもんじゃないんだがな…それは両手剣だ」

なんとジンは両手剣を、片手で軽々と持っているのだ。

「そうなんですか、でも俺には片手で丁度位ですね。これいくらですか?」

驚きを隠せていないグルド。

「そうだな金貨200枚、といいたいところだがおめぇの未来と腕を見込んで金貨100枚に負けといてやるよ」

なんとあって間もない俺を見込んでか金貨100枚も安くしてくれた。
 
「だからこれから武器を新調するときやものが悪くなってきたらもつてきてくれ、みてやる」

「ありがとうございます。アリスは、なにかいいもの見つけた?」

そうジンはアリスに問いかける。
「うーん…これはどう…?」

そういってアリスが持ってきたのは弓だ。アリスは弓が上手い数日だったがもうすでに150メートル先の魔物を外すことはないほどに。

「よし、それにするか」

「その弓は金貨80枚さ、良い逸品だぜ」

そしてグルドは二人にある短剣を薦めた。

「二人とも狭いところじゃ動きにくいだろう、これなんかどうだ」

そういい持ってきたのは真っ黒の短剣を2つ。俺は素人だが俺でもわかるくらいにの逸品だ。

「この2つセットで50枚に負けてやる、どうだ?」

確かに短剣は必要だと思ったので買うことにした。
お金はまだ余ってる。リーベルト伯爵からお金もある。

「この地竜の皮と鱗でできた防具はいくらだ?」

「そいつは100枚だ、皮だから動きやすいし熱もそんなには籠らねぇ」

んじゃこの鎧と、そっちにある鎧もくれ。
それはアリス用の女性用防具だ。

「アリス、あれでもいいか?」

「もちろん…ありがと」

アリスの鎧は地竜とホーンラビットの毛が特徴の可愛らしい装備だ。俺がみたいから買うわけでは…ない。
合計で金貨430枚だ。資金の約半分程度だが、自分の命を預けるんだ、出し惜しみはできない。

「グルドのおっちゃん、これを買い取ってはくれないか?」

そういって出したのはワイルドベアー、レッドボアの皮を取り出した。今までに狩ってきたものだが持ちきれずにいくつかは持ってこれなかったのだ。

「おぉ、いい解体の仕方だ、悪くねぇ全部買い取って金貨5枚と銀貨50枚だ」
少しだが売ることができた。
「よし、次は回復薬とか食料を調達しようか」

するとアリスが

「私、回復の魔法使えるよ!」

そういうが魔法をバンバン使っていくわけにもいかない、少しでも節約した方がいいだろう。

「魔力を少しでも無駄にしないようにな、一応買うんだ」

「わかった」

そして中級回復約を20本ほどかった。
もう荷物がパンパンだどうにかできないものか。もう思っていたらなにやら店主が袋はどうだと薦めてくる。

「これはアイテムポーチだよ、200キロまでは入る、いまなら300枚で売ってやる!どうだ!」
リーベルト伯爵からも聞いていたがダンジョンの宝箱からはアイテムポーチというものが稀に出ることがあるらしい。
いまはアイテムポーチが喉が手が出るほどほしい。この機会を逃せば惜しいかもしれない。そう思い思いきって買うことにした。

「毎度あり~」

冒険に出る準備はできた。次は冒険者ギルドだ。ダンジョンにいくにはギルドに報告してから行かなければならない、これからいくダンジョンは46層までしか攻略されていないらしい、どこまであるかはわからない。ジンはわくわくしながやギルドに向かったを。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

最強の英雄は幼馴染を守りたい

なつめ猫
ファンタジー
 異世界に魔王を倒す勇者として間違えて召喚されてしまった桂木(かつらぎ)優斗(ゆうと)は、女神から力を渡される事もなく一般人として異世界アストリアに降り立つが、勇者召喚に失敗したリメイラール王国は、世界中からの糾弾に恐れ優斗を勇者として扱う事する。  そして勇者として戦うことを強要された優斗は、戦いの最中、自分と同じように巻き込まれて召喚されてきた幼馴染であり思い人の神楽坂(かぐらざか)都(みやこ)を目の前で、魔王軍四天王に殺されてしまい仇を取る為に、復讐を誓い長い年月をかけて戦う術を手に入れ魔王と黒幕である女神を倒す事に成功するが、その直後、次元の狭間へと呑み込まれてしまい意識を取り戻した先は、自身が異世界に召喚される前の現代日本であった。

腐った伯爵家を捨てて 戦姫の副団長はじめます~溢れる魔力とホムンクルス貸しますか? 高いですよ?~

薄味メロン
ファンタジー
領地には魔物が溢れ、没落を待つばかり。 【伯爵家に逆らった罪で、共に滅びろ】 そんな未来を回避するために、悪役だった男が奮闘する物語。

豪傑の元騎士隊長~武源の力で敵を討つ!~

かたなかじ
ファンタジー
東にある王国には最強と呼ばれる騎士団があった。 その名は『武源騎士団』。 王国は豊かな土地であり、狙われることが多かった。 しかし、騎士団は外敵の全てを撃退し国の平和を保っていた。 とある独立都市。 街には警備隊があり、強力な力を持つ隊長がいた。 戦えば最強、義に厚く、優しさを兼ね備える彼。彼は部下たちから慕われている。 しかし、巨漢で強面であるため住民からは時に恐れられていた。 そんな彼は武源騎士団第七隊の元隊長だった……。 なろう、カクヨムにも投稿中

無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~

甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって? そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?

Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」 私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。 さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。 ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?

処理中です...