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集団異世界召喚
異世界生活⑫
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「うっ…ここは?ーーーっノエル!!」
俺は力の衝撃で数分気を失っていたようだ。
「くっ…ミナト様」
カレンが骨を砕かれたのは片足だけらしく俺の傍まで這いずってきた。
「ノエルが…あの中にいるんだ!」
俺はアイテムボックスから残り3本となった中級ポーションを手に取り1つを自分で飲みもう1つはカレンへと渡し骨と内蔵を修復させる。
下級ポーションでは大きな損傷を直すことはできないが中級ポーションならば骨折などの損傷ならば直すことが可能となる。
だがカレンの右目は治りきらなかった。
俺とカレンは直ぐ様ノエルが埋もれている瓦礫の山を掻き分けると全身傷だらけの状態でノエルを発見した。
「ほら、飲んで 」
ノエルの意識は無く俺は無我夢中で口移しでノエルへ飲ませる。
「ぐっ、痛い…ミナト…様」
なんとか意識は取り戻したが左足の損傷に左目の損傷と痛々しい傷跡が残る。
損傷した部分は上級ポーションか治癒魔法のエクストラヒールが必要となる。
上級ポーションはピーク草で作るのではなく幻草と呼ばれ、名前の通り見つけられるのは満月が出ているだけという幻の薬草が必要となり、エクストラヒールは上級治癒魔法で数人いる神官様しか習得していない魔法だという。
「ノエル…すまないっ…俺のせいだ」
「……私はミナト様を置いては死にません…よ」
「今は喋らなくていいから…」
俺はノエルを抱えてカレンを連れて転移陣中
へと向かいダンジョンの入り口へと出ると同時に山から太陽が顔を出す。ダンジョンに入っている間に朝を迎えていた。
△▼△▼
俺は街に売ってある中級ポーションを見つけては買いノエルを屋敷へと連れて行く。
この世界には碌な病院などはなく教会が治癒をしてくれるそうだが異常なお布施を取られるので今は自宅で看護している。
「ミナト様…申し訳ありません」
「俺が悪いんだ、剣を手に入れて浮かれていたよ」
今はカレンが食料などを買い出しに行ってくれている。
「なにか食べる?なにしたらいいかな」
「ミナト様はなにも………できれば傍にいてくださるだけで満足ですよ」
「そんなことでいいならもちろん」
俺はノエルの手を握りしめ考える。
「(あの時俺には何が…)」
考えられない力が宿りメタルドラゴンカイザーを葬った。
あの2体はアイテムボックスへと入れている。
だがなにかがおかしいと思いステータスをチェックした。
ーーーーー
【名前】ミナト=タチバナ
【年齢】18
【種族】人間
【レベル】1
【職業】〈空白〉〈空白〉〈空白〉
【状態】健康
【体力】1680
【筋力】1452
【魔力】15800
【敏捷力】1760
【防御力】1745
【エクストラスキル】[不撓不屈][絶対鑑定1Lv][成長限界突破]
【ユニークスキル】[アイテムボックス1Lv]
【スキル】[異世界言語理解][火属性魔法1Lv][水属性魔法1Lv][風属性魔法1Lv][土属性魔法1Lv][光属性魔法1Lv][時空間魔法1Lv][神聖魔法1Lv][治癒魔法1Lv][剣術1Lv][格闘術1Lv][回避1Lv][盾術1Lv][隠匿1Lv][学術1Lv][身体能力強化1Lv][テイム1Lv][狂戦士化1Lv]
〈アイテムボックス(小)はユニークスキル[アイテムボックス]へ統合されました〉
ーーーーー
「な、ななな、夢を見てるのか」
「ミナト様?」
俺は目を疑った。
ーーー職業欄が空白
ーーー1レベルになっていること
ーーーステータスが壊れていること
ーーー魔力が0だったのが10000を越えていること
ーーーユニークスキルを越えるエクストラスキルの発現
ーーー死に物狂いで上げたスキルレベルが1になっていること
ーーー新しい魔法の神聖魔法
「ははっ、はははっ!」
「どうなされましたか?ミナト様?!」
「いやいや、ちょっとこれをみてくれ。信じられるか?「ステータスオープン」」
俺はノエルに新しいステータスを見せた。
「…っっ!?な、なんです!この数字は!」
やはりノエルにもこのステータスがしっかり見えているようだし、俺の妄想でもなさそうだ。
「この神眼はなんでも即座に鑑定できるみたいで今もノエルのステータスをみることができるんだ。しかもそのスキルの効果すらも見えるらしいんだがまだレベルが足りないみたい」
「それは聞いたこともないスキルですね」
「俺は元々魔力がなかっただけで魔法の適正はあるから直ぐに治癒魔法のレベルを上げてノエルを治してみせるよ」
「うぅ…ありがどうございますぅ…」
ノエルは号泣して感謝してくるがまだ取り扱いはしたことがない。
そもそも俺は魔力がなかったから魔法を使ったことがないからね。
そのあとカレンが帰ってきて事情を説明するとカレンも泣き出してノエルもまた泣き出した。
カレンは表情豊かな方だがノエルはあまり表に出さない。
だかこの日は我慢ならなかったようだ。
「これでミナト様も更にお強くなれますっ…」
「ミナト様これからもよろしくです…!」
ノエルが寝るのを待つとカレンにノエルを任せて俺は1になったレベルを上げるためにダンジョンへと潜った。
俺は力の衝撃で数分気を失っていたようだ。
「くっ…ミナト様」
カレンが骨を砕かれたのは片足だけらしく俺の傍まで這いずってきた。
「ノエルが…あの中にいるんだ!」
俺はアイテムボックスから残り3本となった中級ポーションを手に取り1つを自分で飲みもう1つはカレンへと渡し骨と内蔵を修復させる。
下級ポーションでは大きな損傷を直すことはできないが中級ポーションならば骨折などの損傷ならば直すことが可能となる。
だがカレンの右目は治りきらなかった。
俺とカレンは直ぐ様ノエルが埋もれている瓦礫の山を掻き分けると全身傷だらけの状態でノエルを発見した。
「ほら、飲んで 」
ノエルの意識は無く俺は無我夢中で口移しでノエルへ飲ませる。
「ぐっ、痛い…ミナト…様」
なんとか意識は取り戻したが左足の損傷に左目の損傷と痛々しい傷跡が残る。
損傷した部分は上級ポーションか治癒魔法のエクストラヒールが必要となる。
上級ポーションはピーク草で作るのではなく幻草と呼ばれ、名前の通り見つけられるのは満月が出ているだけという幻の薬草が必要となり、エクストラヒールは上級治癒魔法で数人いる神官様しか習得していない魔法だという。
「ノエル…すまないっ…俺のせいだ」
「……私はミナト様を置いては死にません…よ」
「今は喋らなくていいから…」
俺はノエルを抱えてカレンを連れて転移陣中
へと向かいダンジョンの入り口へと出ると同時に山から太陽が顔を出す。ダンジョンに入っている間に朝を迎えていた。
△▼△▼
俺は街に売ってある中級ポーションを見つけては買いノエルを屋敷へと連れて行く。
この世界には碌な病院などはなく教会が治癒をしてくれるそうだが異常なお布施を取られるので今は自宅で看護している。
「ミナト様…申し訳ありません」
「俺が悪いんだ、剣を手に入れて浮かれていたよ」
今はカレンが食料などを買い出しに行ってくれている。
「なにか食べる?なにしたらいいかな」
「ミナト様はなにも………できれば傍にいてくださるだけで満足ですよ」
「そんなことでいいならもちろん」
俺はノエルの手を握りしめ考える。
「(あの時俺には何が…)」
考えられない力が宿りメタルドラゴンカイザーを葬った。
あの2体はアイテムボックスへと入れている。
だがなにかがおかしいと思いステータスをチェックした。
ーーーーー
【名前】ミナト=タチバナ
【年齢】18
【種族】人間
【レベル】1
【職業】〈空白〉〈空白〉〈空白〉
【状態】健康
【体力】1680
【筋力】1452
【魔力】15800
【敏捷力】1760
【防御力】1745
【エクストラスキル】[不撓不屈][絶対鑑定1Lv][成長限界突破]
【ユニークスキル】[アイテムボックス1Lv]
【スキル】[異世界言語理解][火属性魔法1Lv][水属性魔法1Lv][風属性魔法1Lv][土属性魔法1Lv][光属性魔法1Lv][時空間魔法1Lv][神聖魔法1Lv][治癒魔法1Lv][剣術1Lv][格闘術1Lv][回避1Lv][盾術1Lv][隠匿1Lv][学術1Lv][身体能力強化1Lv][テイム1Lv][狂戦士化1Lv]
〈アイテムボックス(小)はユニークスキル[アイテムボックス]へ統合されました〉
ーーーーー
「な、ななな、夢を見てるのか」
「ミナト様?」
俺は目を疑った。
ーーー職業欄が空白
ーーー1レベルになっていること
ーーーステータスが壊れていること
ーーー魔力が0だったのが10000を越えていること
ーーーユニークスキルを越えるエクストラスキルの発現
ーーー死に物狂いで上げたスキルレベルが1になっていること
ーーー新しい魔法の神聖魔法
「ははっ、はははっ!」
「どうなされましたか?ミナト様?!」
「いやいや、ちょっとこれをみてくれ。信じられるか?「ステータスオープン」」
俺はノエルに新しいステータスを見せた。
「…っっ!?な、なんです!この数字は!」
やはりノエルにもこのステータスがしっかり見えているようだし、俺の妄想でもなさそうだ。
「この神眼はなんでも即座に鑑定できるみたいで今もノエルのステータスをみることができるんだ。しかもそのスキルの効果すらも見えるらしいんだがまだレベルが足りないみたい」
「それは聞いたこともないスキルですね」
「俺は元々魔力がなかっただけで魔法の適正はあるから直ぐに治癒魔法のレベルを上げてノエルを治してみせるよ」
「うぅ…ありがどうございますぅ…」
ノエルは号泣して感謝してくるがまだ取り扱いはしたことがない。
そもそも俺は魔力がなかったから魔法を使ったことがないからね。
そのあとカレンが帰ってきて事情を説明するとカレンも泣き出してノエルもまた泣き出した。
カレンは表情豊かな方だがノエルはあまり表に出さない。
だかこの日は我慢ならなかったようだ。
「これでミナト様も更にお強くなれますっ…」
「ミナト様これからもよろしくです…!」
ノエルが寝るのを待つとカレンにノエルを任せて俺は1になったレベルを上げるためにダンジョンへと潜った。
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