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ナナシノ楽園
神津 イメージイラスト 「燃え盛る蝶」
しおりを挟む(2013年12月)
彼はわたくしが高校入る前に実際に目にした心中事件がモデルになっているといいますか。目にしたのは後日の燃え尽きて焦げた家だけなのですけれども。小さい頃からその前の道をほぼ毎週のようにホビーショップに行くために通っていたものですから、何というか。いつの間にか解体されて、そこは空き地になって雑草が生い茂るんですよ、そこの区画だけ変化するって感じで。それでもうその通りの近くに大通りが開通してからわたくし…というか両親はその大通りを使うようになったので今はどうなっているのか分からないです。懐かしいな。他人事ではあったのですけれども、「借金苦で自宅に火を点けて配偶者と子を殺して自らも死ぬ」っていうのがわたくしとしては重く圧し掛かりまして。わたくしの人生はぬくぬくと進んできたけれどある程度進むといきなり停滞するのかも分かりませんね。現に今わたくしは5社もバイト落ちているわけですから。それだけでなく思想的な面でもそう生きることに積極的になれないところがあって。かといって自ら死ぬようなこともできず。惰性で、保守的に生きているのが一番わたくしにとっては幸せなことなのかも知れません。惰性で保守的に生きることも或いはもうこの今の立場では難しいことなのかも分かりませんね。
といったところで彼のモチーフは蝶。借金苦の父親に銃で撃たれて生き延びますがその跡を後に引き取られた家の人から蝶の焼印で隠されます。現代日本に酷似した世界観なので銃があるはずがないんですがね…
2020.4.4
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