18禁ヘテロ恋愛短編集「色逢い色華」-3

結局は俗物( ◠‿◠ )

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【狗狼獅波家】単発/男性側一人称×2/三つ子/無自覚ドMクール長男/横柄オレ様次男/ノリ軽チャラ三男

【狗狼獅波家】野菜の日2024

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 明日から香織とあまり会えなくなる。8月はうちで家政婦みたいなことをさせていた。
 家では香織の大きな乳が見えるような服を着せていたのに、金翔かなとがどういうつもりか上着を着せちまう。女は身体を冷やすなってか。随分と紳士的でオレは安心したよ、オニーチャン。それともマーキングか? ひとの女に? そんな意気地があいつにあるかよ。

 香織は台所にいた。朝と夜は人妻の顔をして、昼間はオレたちのオンナってわけだ。親父の会社のインターンも終わって、オレたちの長い夏休みが終わる。香織ともう遊べなくなるわけではないが、遊ぶ時間がめっきり減るのかと思うと寂しさが込み上げてくるものだ。
「かーおーり、ちゃーん」
 野菜を洗っている手に光る指輪が、水と明かりと相俟って輝きを増している。後ろから抱き竦めると、女の甘い匂いがした。香水でもシャンプーでもなくて、洗剤の匂いでもない。"制服"はうちで洗ってるから、薫ったとしてもオレのよく知るつまらん柔軟剤だ。そうではない、肌の匂いだ。桃みたいな匂いがする。
「何してんの?」
 見れば分かる。料理するところだ。オレがされたらキレるけれども、オレと香織の関係に合理性や効率なんざ要らない。これはコミュニケーションだ。そして香織も「見れば分かる」なんて返事はできない。そういう関係で、立場だ。
緋鐵あかねさんに、お昼食を……」
 オレのほうなんて少しも見ずに包丁を握ろうとするからいけないな。包丁握る手をオレも握った。包丁を放させる。濡れて冷たい、いい肌だ。
「危ないですから……」 
「いいナスだな」
 プラスチックのざるに入った野菜を手に取る。張りがあって、艶がある。身が詰まっているというのか。
「は、はあ……」
 傍に挽肉が置かれている。トマト、ゴーヤ、ズッキーニ、オクラ……
「何を作るんだ?」
「夏野菜カレーを……」
 やつは野菜は嫌いなはずだが、香織が作るなら食うんだろう。いずれはオレの右手左手になる。そうなれば会食も増える。好き嫌いはないに越したことはない。
 オレは壁掛け時計を見遣った。オレも香織と遊びたい。挽肉を冷蔵庫にしまうと、香織はそれを不思議そうに見ていた。
「香織、お料理の前にオレと遊ぼうぜ」
 また包丁を握っていた手を開かせ、オレは香織の唇を吸った。
「んっ、……!」
 柔らかくて、蕩ける。カラダの相性ってのは下半身だけじゃない。唇の肌理きめも合うことだ。
 舌を捩じ込もうとしたら嫌がられる。でもいつものことだ。夫一筋だもんな。オレの親父の会社の金、横領しようとしてたらフツーは、百年の恋も冷めないか?
「キスさせろ」
「お昼食を………」
「後でいい」
 肩を掴んでオレに向かい合わせると、またキスした。マシュマロ噛んでるみたいで香織とのキスは楽しい。口紅舐め落とした。油っぽい味がする。抱き寄せるとオレの胸にでか乳が当たって気持ちいい。香織の旦那に感謝したい。親父の会社の金、横領しようとしてくれてありがとうな、ってな。こんな乳のでかい細い女はなかなか見つからない。
 舌を入れると、香織は顔を背ける。頭を押さえていきなり全部入れてやった。
「あ、………ふ」  
 逃げ惑って、可哀想に。そういう態度がオレを燃え上がらせることに、本当に気付いていないのか、将又はたまた、わざとなのか。
 口内炎になるほど舌先を突いて、掻き回した。遺伝子の相性も悪くないんだろう。香織とのキスは甘い。でもいくら相性が良かろうが会社の金を私物化するような男の嫁だ。そんな女は、オレの唾を飲め。
 注ぎ込んだ。香織は嫌がって、オレの身体を離そうとする。力の差くらい分かれ。誰に従うか、理解しないとな。オレが躾けてやらないといけないわけか。
「ふ………ぅ、」
 支えた腰に重みが増して、こんなキスで香織はもうノックアウト。感じすぎだ。唇を離すと糸を引いていた。のぼせたような顔をして、潤んだ目がオレを見上げる。弱み握られて恨んでる男をそんな目で見ちゃいけねーわな。
「またキスでへろへろになってんのか」
 何回キスしても慣れない。まだ処女みたいなツラをして。人妻で、旦那じゃない男たちともセックスしてるくせに。
「お昼食を、作らないと……」
 シンクに挟んで、金翔の着せた3XLサイズのモッコモコの上着の裾に手を入れた。セクシーな下着屋で注文した売れ筋で、デカ乳が窮屈そうにレースアップのなかに詰め込まれていた。菱形を作るリボンのあいだに指を入れると、柔らかな圧迫感に、オレの鼓動が高鳴る。
「お料理させてくださいませ……」
 困った顔と困った声で、オレが靡くと本気で考えているのだとしたら何も分かっていないし、その無知さが何よりも良い。逆効果だ。
「そんなお料理が好きだったとはな? じゃあオレが料理してやるよ」
 ブラジャーのホックを外すと、詰め込まれていたデカ乳がわずかに緩んだ。
「あ……」
 浮いたカップの下に手を入れて、デカ乳を揉む。頭の中で"幸福"ってやつを感じ取る汁が氾濫した。分かる。脳味噌がみなぎっていく。柔らかすぎる乳を揉む手が止まらない。猫でもあるまいし。けれどオレにはない部位だ。同じ人間のはずなのに、男女というだけでここまで違うのか。
 しばらく揉みしだいていた。デカ乳を揉みに揉み倒すのもいいが、それだけじゃダメだ。乳ならいつでも揉める。夜でも揉める。頼めばいつでも揉ませてくれる。そういう関係だ。
「おっと……? ここにグミがあるな?」
 オレもただ好き放題に揉みまくっていたのではない。香織のいいところを狙っていた。乳首を同時に摘まむと、身体が跳ねた。
「あっ」
「随分と硬いグミだな。コリコリして、なんだこれ? 本当にグミか?」
 デカ乳を揉むのより何杯も規模を小さくして、芯のできている乳首を揉みほぐす。
「あ……っ、んっ」
「溶けちまって、取れないぞ」
 指先で往復しながら弾く。香織は乳首が弱い。シンクの縁に手をついて、口元を押さえている。
「やらしい声聞かせろよ」
 耳元で囁くと、子猫みたいに震えて可愛い。年上の人妻が、旦那守るために尊厳まで捨てちまって健気なことよ。それはゆくゆく、手前の人生を守ることになるんだろうが。
「ふ………ぁ、ん……」
「取れねぇな。おっぱいのなかに隠しちまうか」
 今度は乳首をデカ乳に押し込んだ。こんな小さなところでよくもまぁ、感じられる。女の身体ってのは不思議だ。感動する。下半身から遠いはずなのに。褒めてやりたいよ。頭を撫でるように突起する乳首を撫でた。傷付けない程度に引っ掻いてやるのが好きだったはずだ。
「あ……ゃあんっ」
「どうした? 香織チャン」
 白い項を曝して香織は首を横に振る。
「香織チャンは料理したいんだろ?
手は使えるぞ。ほら、しろよ」
 できるもんならな。
 オレは指の腹で乳首を捏ね回した。どうすれば香織がどうこうなるかってのはもう覚えた。
 少し引っ張りながら擂り潰されるのが好きなんだろ?
「ぁあんっ!」
「お料理するのに、なんでエッチな声出すの?」
 アクセントをつけて撚ると、香織の尻がオレの股間を押した。左右の膨らみの間にオレのムスコを挟むようだった。
「香織は昼飯作りながら気持ち良くなっちゃうんだ?」
 耳元に口を寄せた。耳珠を舌で突つきながら乳首を指で轢くと、香織はとうとう崩れ落ちかける。
「あ、ああ……あっ……っ!」
 シンクとオレの股間で挟んだ香織はなんとか立っていたが、膝を震わせて痙攣して、乳首でイっちまってた。指で挟めるくらいの小さなところで。
「クリトリスが3つになっちまったのか?」
 香織の好きな乳搾りをやると、背筋を反らして、口から涎を垂らす。シンクに落ちる音が滑稽だ。
「あ……ッ、ああ! だ、め………っ、もう、ぁ、ああっ」 
 暴れられるとムスコも揉まれて変な気分になる。
「イきすぎ」 
「ごめ……なさ、ぁっ!」
 香織を俺と向かい合わせる。そのあいだも片手でぽよぽよデカ乳揉んだ。
 オレは屈んで、金翔が選ぶにしちゃなかなかセンスのいいブランドの上着の裾を捲った。いい眺めだ。黒いレースに包まれているようで、割れ目には真珠が並んでいる。香織の毛がレースの密度をさらに濃くしている。もこもこと無邪気で健気、オーバーサイズもオーバーサイズな上着の下にはこんな卑猥な姿があるわけだ。
「いい匂いがするな、香織。どこからだ?」
 レース越しの香織の毛に鼻を近付けた。新品のレースの生地の匂いが少々。大半は香織の肌の甘い匂いとメスの匂いだった。通気性はいいはずだが、毛の部分だけ汗が蒸れて、より濃縮されていた。アルコールに似ている。しかし酒には強いはずだけれども、一気に吸ってオレの意識は霞んだ。脳味噌が真っ二つに割れるようだった。天然の麻薬みたいな汁が吹き割れて、日々乾涸びていっている脳髄を潤すかのようだ。
 オレは息を荒げて香織の陰毛を嗅いだ。デカ乳ほどではないが尻も揉み応えがある。
「あ………あ、……!」
 香織は股を隠そうとする。毛に絡まるエロい匂いを嗅がれて恥ずかしいもんな。
「香織? だめだろ。ご主人様の邪魔をしちゃ。手を上げて。ほら。どうすんだっけか?」
 日々の躾の甲斐があった。香織はまるで手首を縛られたように両手を組んで頭の上に掲げている。
「は………ぁ、もう、赦してください……」
「美味そうだぜ、香織……美味そうだ」
 クリトリスを隠す真珠をなぞる。敏感な場所に振動が当たるのだろう。香織は身悶えた。
「ああん……」
「いい子だ。ここもいい子にしてるのか?」
 真珠の連なる部分の奥はもはやパンツのていを為していなかった。何もない。真珠を通すための紐があるだけだ。直接、香織のまんこに触れた。濡れている。オレの指と香織の股の間には透明な糸が繋がっていた。
「う………ぅ、」
「腹が減って涎を垂らしてるな、香織」
 オレは香織の用意していたナスをプラスチックの笊から取った。
「な、何を………っ」
「香織のまんこが腹減ってるんだってよ」
 オレは紐を避けると、香織の濡れたまんこにナスの丸い部分を突き入れた。
「待ってくださ………、待っ………!」
 昨晩も緋鐵とセックスしていたようだし、ほぼほぼ毎日オレともセックスしている香織のまんこは、多少の抵抗があっても難なくナスの丸みを呑み込んだ。
「あ………ああ、あ………」
「香織のまんこ仕込みのナス、きっと緋鐵は喜ぶぜ。あいつは野菜嫌いなんだ。今後はお前のまんこに入れた野菜しか食わなくなったりしたら、よろしくな」
 内股になって震えている姿が弱々しい。オレが旦那の不正を突きつけたときの気の強さからは考えられない。屈伏したときはすぐ飽きるものだと思ったが、まだまだ飽きそうにかった。
「もうすぐ秋だろ? 秋なすは美味いから、嫁に食わせてやらねぇと」  
 ナスを動かした。
「だめ、待っ………あっ、あっ……」
 顔を真赤にして、涙目になっている。頭の上で自ら拘束されたふりをしていた手はすでに解散して、オレの腕に添わっていた。
「黒光りが逞しいな」
「ああっん!」
 浅くイったらしい。腰を前後にカクつかせて、ナスを締め付けているらしいのがピストンの重さで分かった。
「オレのチンポより小さいはずだけど、イくの早いな。香織はオレのチンポよりナスでおまんこするほうが感じるのか?」
「違………っ、違います……!」
 どうせこのシチュエーションに興奮している。香織も、オレも。
 ナスを引き抜いた。濃い紫色にべっとりと粘液がついている。
「香織の汁、つけておこうな。隠し味だから」
「あ、洗ってください……! そんなの……洗って……」
「オレはお兄ちゃんとして、弟には美味いものを食べてほしいからね」
 ナスを笊に戻し、ニンジンを手に取る。先はナスよりも細い。
「赦して……っ、」
「いただきます、だろ? 言え。"いただきます"だ。旦那との間に子供がデキたら、何も教育しないのか? 旦那は会社の金をいただこうとしてたのに?」 
「い……いただきます……! いただきます……っ、ああ!」
 ニンジンを挿れる。香織の弱いところなんざすでに分かっていた。先端の細い部分で集中的に突く。
「ん、あっ、あっ、あっ!」
 香織は身を捩り、シンクに手をついて、上半身を預けていた。オレは香織の腰を抱き寄せてピストン運動を続ける。
「香織がイきまくったニンジンって言えば、ニンジン嫌いな緋鐵も喜んで秒で丸齧りするさ」
「だ………め、あっ、あっ、あっ、ん……!」
 上からも下からも涎を垂らして、口紅のとれた唇がてらてら光っていた。そのツラを見ていると喉が渇いた。水が飲みたいのとは違った。齧りついて啜りたい。質の良い野菜を見たからか?
「口開けろ」
 言われなくて香織は口を閉じることなんて忘れて、オレに口内を漁られていた。さっきのキスよりもぬるついて、香織もオレを拒んでる余裕はない。
「ふ……、ぅうううんっ!」
 上顎擦ると香織はまたイった。
「イきまくりだな、香織。オレと交尾してるときよりも、短いスパンでイってね? 野菜のほうがいいのかよ」
 ニンジンを引き抜くと、香織の汁が床に落ちた。香織はオレの服にしがみついて、もう誰がどういうやつなのかも分かってないみたいだ。
 ナス同様に笊に戻す。
「もう………無理です、っ……!」
 オレの手がゴーヤに向かうのを見ていたのか、香織はオレの服をよりいっそう強く摘んだ。可愛いことするじゃん。同い年くらいのカップルだったらな。
「ダメだよ、香織。好き嫌いは」
「だめ、だめ………っ」
「緋鐵の前に香織が好き嫌い直さないとか?」
 ゴーヤを掴んで、香織を前からシンクに押し付けると、片脚を持ち上げた。
「赦してください……! もう、本当に……っ、ぁ、はあああッ!」
 ゴーヤは香織のまんこに難なく入った。香織は背筋を反らして痙攣する。中がくっぽくぽに食い締めてるのが分かった。挿れた瞬間にイくとはオレも思わなかった。
「イボイボが気持ちよかった? 香織がゴーヤ嫌い克服してくれて嬉しいぜ。香織がそんなイボイボ好きだったなんて、知らなくてごめんな。今度から避妊具ゴムもイボ付きにしよっか」
 香織は首を横に振りまくる。まだイった余韻から抜け出せてないっぽいのに、必死にオレに訴えてくるから可愛くて仕方がない。
「オレのチンポのほうがいい?」
 首を横に振ってたのが一転して首を縦に振る。イき狂った直後の香織は頭すっからかんで、これが見たくて連続イきさせたくなる。
「オレのチンポのほうがいいか~」
 残るはズッキーニ。
「い……嫌………!」
 香織はオレの手にした凶暴そうなズッキーニを見て逃げようとする。
「大っきいの、嫌………、嫌ッ、怖い……!」
「香織。オレのチンポより大したことないだろ、失礼だな。いつも美味そうに舐めて、夢中で腰振ってるだろ」
 ズッキーニが嫌でオレのチンポがいいって言ってたのかよ。ま、実際、いつもオレのチンポでヨガり狂ってるから、オレのチンポがズッキーニに劣るなんてことはない。
「怖い……っ、怖い……っ」 
 香織を抱き締めたままオレは床に座った。膝裏に手を入れて無理矢理脚を開かせる。今台所に来たやつは、香織のまんこが見える。クリトリスは隠れてるけど。
「香織さん……?」
 ちょうどいいところに金翔がリビングに降りてきたようだ。
「悲鳴が聞こえたが大丈夫か?」
 その足取りは落ち着いていて、本当に心配して来たのか疑わしい。香織に童貞を捨てさせてもらったが、まだまだメンタリティは童貞だ。緋鐵と並んでオレの右手左手になるなら女のことも軽く往なせなきゃ困ると思ったが、実際の金翔といえば、自分の童貞を"捧げた"女に、隙を見ては理由をつけて話しかけようとして、それがまた童貞臭い。逆効果だった。選択を誤ったのか? このオレが?
「大丈夫だよ。オレと遊んでたら、甘い悲鳴のひとつやふたつ出るさ」
 オレたちはカウンターに隠れて、金翔からは見えなかった。金翔もオレがいるとは思っていなかったらしい。そういう""があった。オレもいるのかよ、っていう"間"が。
「何をしているんだ」
「おままごとさ。香織に野菜の好き嫌いがあるんでね。直してやらなきゃ、いいママにはなれねぇだろ?」
 金翔の目を覚ましてやらなければならない。三つ子としても未来の社長としても。お前がケツ追っかけて、毎晩熱心にオカズにしてチンポ扱いてる女は人妻だ。今はレスらせているし、そんなことさせなくても実際レスなんだろうが、いずれはおそらくガキもこしらえる。親父の会社の次期役員の女としては相応しくない。セフレですらなく、性奴隷の域を出ない。そういう女だ。本人がその位置を望んでいる。
「香織さんもそこにいるのか」
 香織は口元を押さえて息を殺している。健気だが、ここでオレが呼んじまえば終わること。
「いるぜ。来いよ、金翔。お前も手伝え」 
 オレの腕に押さえ込まれておとなしくしていた香織は暴れた。今更どうしようが、もう金翔にまんこ見せるしかないんだよ。
 オレはズッキーニを香織のまんこに当てた。金翔が近付いてくる。
「ふ………ぅう……」
 ズッキーニの先が入っていく。香織は泣いているみたいな声を漏らした。
「香織さん……?」
 金翔がカウンターを回ってきた。香織を目にした途端、後退りかける。オレほどではないがオレとよく似た麗しい顔面に衝撃が走ったのが分かる。。誰の遺伝だか知らないが自信のなさそうにいつも伏せった目が見開かれていた。
「見、見ないでくださ………あっ、あっ、赦してっ……!」
 まんこから湾曲した緑色のものを生やしているんだからそれは驚くのも無理はない。
「銀河、お前……」
「まぁ、そう怒るなって。香織も喜んでんだ」  
 徐ろにズッキーニを動かした。
「あ………、んん、」
 膝が振動して、思うように力が入らないらしい。
「銀河! やめろ。なんてことをしているんだ。食べ物で遊ぶんじゃない」
「遊んでねーわ。味付けしてんだよ。香織のまんこの汁で、この野菜がよりいっそう美味しくなる。お前もオニイチャンとして緋鐵の野菜嫌い、直してやりてぇだろ?」
「屁理屈を捏ねるな」
 金翔は香織のまんこに一瞬目が移っていた。童貞くんに無修正どころか実物の生まんこは刺激が強かったか? 慌てた様子で視線を外してオレを睨む。
「香織さんを放せ」 
「おいおい、香織はオレが連れてきた女だぜ。香織もオレに首ったけなんだよ」 
 奥まで挿れたズッキーニを挿れたのと同じ加減で引き抜いていく。
「あ……あん」
「銀河!」
「へいへい、分かったよ、オニイチャン。じゃ、金翔が抜き取ってやれ。聖剣エクスカリバーよ。おら、やれよ」
 オレは引き抜いた分をまた戻した。
「あ………あ………」
 香織が身動みじろぐ。汗ばんでいるのも分かった。
 金翔が固唾を呑んだを聞いた。おそるおそる手を伸ばして、やっとズッキーニを握る。
「痛かったら、言ってくれ……」
 本当に金翔なりに香織を助けたいのか、その行動だけでは信じられなかった。童貞くんは臆病で、抜き取ってやりたいのか、そのままそこに残留させておきたいのかまるで分からないほど動かが見えない。
「悪ぃな、金翔。香織をオカズにシコってた最中だったんだろ? 珍しいな、禁欲的なお前がここのところ毎日、オナ猿みたいにシコシコ、シコシコ。オレと緋鐵にひんひん鳴かされてる香織のこと想像してチンポシコるのは気持ちよかったかよ」
 こいつはシコった後、オレと目を合わせない。誰に対してもそうなのかは知らないが。
 金翔は動揺していた。クールだの理知的だの何だのと、オレのセフレたちはこいつを評しているがそんなことはない。押し黙っているのは羞恥心が敏感だからだ。その一挙手一投足は緋鐵よりも素直なくらいだ。オナ猿同然の性生活がその答えじゃないか?
「香織、こいつはあんたに親切にしてるようでいて、頭の中じゃあんたを裸に剥いて、ギンギンに勃起したオレ似のグロ巨根をまんこにぶち込みたいと思ってるケモノだよ。隙あらばあんたに話しかけて、今晩のオカズを手に入れようとしてるシコり猿なんだよ。見猿言わ猿聞か猿を装ったドシコり猿なんだよ」
 金翔の息が荒くなっている。香織に幻滅されるのを期待しているんだな。オレには分かる。性的な羞恥心を刺激されることに興奮しているのだ。
「は………んっ、」
 香織は聞いてるのかいないのか。オレに体重を預けて、弛緩していた。寝たのか気絶したのか、金翔に対する強い嫌悪なのか。面白いじゃねぇの。
「貸せ、童貞。香織のイきまんこがどう動くのか見とけ」
 オレは金翔の手を叩き払ってズッキーニを出し入れする。
「あ、! あっ! あっ、! ああ! 壊れる、壊れちゃ……あ、っんっんっんん!」
「これより太いのいつも挿れてるだろ」
「あ、だ、め、だめ、だめっ、だめぇ、だぇえ、!」 
 香織は上半身を伸び縮みさせて耐えようとしていた。呆然としている金翔を一瞥すると、その目は香織のまんこに注がれていた。ズッキーニを頬張るまんこを熱心に凝視している。しばらくはこれが忘れられなくてチンポを扱くんだろうよ。
「イけ」 
「あっ! ああああ……! あァ……っ!」
 タイミングを見計らってズッキーニをすべて引き抜いた。魚みたいに香織は背中で跳ねた。大開脚して真正面からイくところ見られるなんてどんな気持ちなんだ。
「まんこがヒクついてるの、見えたか?」
 ズッキーニには本気汁がついてた。オレとのセックスじゃないのに本気汁出してるのムカつくわ。
「でも金翔はやっぱり童貞だな。イってるまんこ見て満足しちまうなんて。イき顔見るもんなんだよ、本当はな」  
 まだ呆然としてオレの話も聞かずに香織のまんこを凝らす金翔のチンポはバキバキに勃起していた。オレのサービス精神にも火が点くというもの。
 まだ息を整えている香織を押し倒す。
「銀河……っ」
 威勢の削がれたように金翔の声は惨めなものだった。
「今度はイき顔見ておけよ」
 オレは香織にチンポを挿れる。散々イった直後のまんこはとろっとろでオレを締め付ける。準備運動なんてすでにできているから、オレはいきなり激しい揺さぶった。香織はオレの背中に腕を回し、爪が折れるほど力を入れている。憎悪を感じてとてもいい。こんなふうでしかオレを痛めつけられない香織が愛しいよ。
 正常位とバックで1回ずつ。金翔に香織のイき顔見せてやったし、生で中出ししたからピル飲ませないといけなくなった。旦那の子として育てちまうのも悪くないし、オレが旦那のところに言って、すべて暴露しちまうのもいい。
「香織が毎日来てくれなくなるの、寂しくなっちまうな」





「ただいまぁ」
 緋鐵が帰ってくる。野郎2人で台所は狭いが、やつは台所で手を洗いたがる。
「いい匂い。香織さんが作ってくれたん?」
 緋鐵はオレが掻き回していた鍋を覗き込む。
「違。オレが作った。香織は寝込んじまったんでね。夏野菜カレー、香織仕込みだ。心して食えよ」
「え? 銀河が作ったんじゃねーの? は? 香織さんの肉入ってるってこと? え?」
 緋鐵はリビングを飛び出して2階に駆け上がっていった。
 オレはそのうち戻ってくるだろう可愛い弟のためにカレーを盛り付けてやった。
 

【完】
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