303 / 338
303
しおりを挟む
「でも今日のあの男!あの男はね、アテクシが何も訴え出られない世話係なのをいいことに、毎日毎日、毎夜、毎晩、アテクシを辱めたの!あの兄弟の父親なんだから、たとえ当時のアテクシが何を言っても、どうにもならないわ。結婚しよう、駆け落ちしようと言って、アテクシを嬲った。当時のアテクシは……こんなことはおかしいと思ってたの。どうすればあの男がアテクシを諦めてくれるのか……あの男は野獣よ。自分の好みじゃないなら、殴れるし蹴れるの。そういう男。だからアテクシ、女になりたかった。あの糞尿みたいな男が嫌う女になれば、あの糞尿男はアテクシを手放すと思った。アテクシ、毎回女子部に通ったの。最初は色々言われたわ。女漁りをしているだとか、男の身を捨てる気かとか、正気じゃない色狂いだとか、そういうこと。アテクシ、女の身の窮屈さもいっぱい聞いたわ。女の生きる道の苦しさも、やりづらさも………でもね、アテクシ、あの男だけはどうしても許せなかった。どうしても…………女になるってものは逃げ道にするってものじゃなくても………」
話している始めのほうは淡々としていたが、その語り口は少しずつ熱を帯びてきていた。杏や菖蒲に驚きはない。深く聞き入っているような、自ら空気に溶けていくような態度だった。
「あの男はアテクシの企みどおり離れていったわ。アテクシ、やっと自分らしく生きられると思ったの。あの男がもういないなら、アテクシ、男って性別に戻ってもいいし、周りの扱いはやっぱり女になりたがってる色情魔ってやつで、アテクシも身体に刃物を入れたけれど、やっぱり男なんだなって思うの。でもね、女でも男でもなんでも、今の季節は何色の口紅が出てるだとか、どういうドレスが着たいだとか、それに合う髪を決めたり、楽しくなっちゃったのね。アテクシ、みんなとお風呂入るのは諦めるし、生まれながらの女に怖い思いさせないわ。だから好きにやるの。女を逃げ道にしてまた男に戻るとか、本当は自分は男なのに女の道に惹かれるだとか、こういうところが本当にあの男みたいに都合のいい加害者みたいだってことも、葛藤するのはやめたの」
柘榴は声を震わせた。黒ずんだ涙が落ちていく。この者の悲痛な記憶が極彩も自身に置き換わって生々しく内部で腫れていくのを感じた。
「そういう男だから、アテクシ、さすがに銀灰ちゃんに手を出したりなんてしないと信じたいケド、信用なんかできるワケない。あの男はサイテーのクズよ。確かにアナタと二公子がどうにかならないためにするにはこれが一番かもしれない。でもね、それならどうしてアナタと銀灰ちゃんを姉弟なんかにしたの………縹くんは何を考えていたの……銀灰ちゃんは親父さんを殺した輩の義兄弟になるのよ。信じられる?白磁くんの墓石を踏み倒して小水をかけてるのと一緒じゃないの…………」
柘榴はドレスと同じ色の手巾で目元を拭き、千切れるほど握り締めた。
「だからだと思いますよ。銀灰さんの身の保障のためです。白磁さんは反逆の徒ですから、銀灰さんの今後の身の上を考えると、これもまたひとつ、彼のためでも……」
柘榴は菖蒲をきつく睨んだ。それから極彩に噛み付きそうな顔を向けた。
「すみません、ちょっと待ってください。あの人は二公子の父親ということは、風月王ということではないのですか」
頭の中は雑音にまみれ、柘榴の昔話は聞けていたが、その前提の話となると途端に分からなくなる。何かまったく別の話をしているような。彼女は自分の解釈に疑問だけが残っている。酒気を帯びているのも原因のひとつに違いない。
柘榴は美しく描かれた眉を顰め、菖蒲は口をぽかんと開けていた。杏は静かに目動ぎ、傷のある唇が動いた。
「風月王は……公子の、母親にあたる………」
極彩の目が見開かれる。
「そうです。それで、あのろくでなしは世間的に言えば内縁の夫ということです。種が得られればもう用済みということです」
「法律があのクソ男を浮浪者にしたってね、認識と後世に遺る家系図じゃ、あのクソ男と銀灰ちゃんに線が結ばれるのよ。穢らしい!」
縦巻の金髪を揺らし訪問者は声を荒げた。茶に波紋が描かれる。極彩は卓袱台に目を這わせ、呆然としている。まずは酒飲野郎だの、ろくでなしのクソ男だの呼ばれている男の顔を思い出そうとした。
「銀灰さんは縹さんの遺言書に従うと思いますよ」
「義姉弟をやめなさい。あの子に相談したら、笑ってガマンするに決まってるんだから。後見人は死んだことにでもして伏せて、義姉弟をやめればいいの。異議申し立てをして。まだお役所は開いてるでしょう?」
「柘榴……これは白梅と銀灰の………問題だと、思う…………」
杏は柘榴に視線だけくれた。
「縹くんはもう少し頭がいいと思ってた。亡くなった人を悪く言うのは気が引けるケド、縹くんは第一公子の面影を追ってだけ。生きてる銀灰ちゃんのコトなんてどうでもよかったのよ。どうでも………」
「それを極彩さんの前で言うのは酷ですよ、柘榴姐さん」
極彩は困惑気味に眉根を寄せた。不快感と得心が鬩ぎ合っている。
「何が柘榴姐さんよ、年増扱いして。菖蒲じじいのクセに。年齢詐称やめないよ」
菖蒲の注意によって派手な身形の客人は一気に悄らしい態度へ変わった。
「………すまない、白梅。柘榴が、偏ったことを……言っているのは、杏から…………謝る。でも………柘榴のつらかった日々…………感情的になってしまうのが……杏も…………分かるから」
極彩が杏の申し訳なさそうな表情を目にし、俯きかけたとき空が鳴った。手叩きの音に似ていた。
「花火は中止にならなかったんですね」
菖蒲が呟き、彼は杏とともに縁側に並んだ。夜空に花火が咲いた。次々と打ち上げられていく。
「朱華煙火のおっさん、跡取りいたのね」
室内は静かになった。まだ夏は遠い。
「なんだかどっと疲れた。難しい話はまた後にしましょ。アテクシは言いたいコト言えたケド、アナタからは?」
花火の音の影で柘榴が極彩を見遣った。杏がこの真紅のドレスの連れの肩に腕を回し寄り添った。極彩は横に首を振り、夜空から目を離すと瞬花に紛れ帰ろうとする客人たちを見送ろうとした。
「いいわ。アナタは花火、楽しんで。明日から忙しくなるんでしょう?」
気の強すぎる来訪者は消沈しているようなところがあったが、杏の鋭くも優しい眼差しが極彩の憂慮を無言のまま一手に引き受けた。廊下に出ていくまでを見届ける。菖蒲は彼等が帰ったことにも気付かないのかぼんやりと空を仰いでいた。
「翻弄することは、あの方も分かっていたはずなんですがね」
鯉が息をするように中年男はぼそりと喋った。
「誇りとか矜持とか自尊心で、人は生きていけないし、誰かを守れないのも確かです。頭を下げて、持論を曲げて、恨まれる道を選ばなきゃ背負えないこともある。あの方は極彩さんと銀灰さんを守っているつもりだったんです。ボクも多少の疑問は否めませんが、おそらくこれが最善の道だったとも思っています」
涼しげな目は花火から一度も目を離さなかった。
「仇と親戚になるのは酷です」
極彩は他人事のように口にした。
「ボクもそう思います。柘榴さんもそう思っていながら、他の道が難しいことを知っているから故人に怒るしかないんです」
「銀灰をくんときっちり話すしかありませんね……この問題は」
またもや極彩の言葉は他人事のようだった。
話している始めのほうは淡々としていたが、その語り口は少しずつ熱を帯びてきていた。杏や菖蒲に驚きはない。深く聞き入っているような、自ら空気に溶けていくような態度だった。
「あの男はアテクシの企みどおり離れていったわ。アテクシ、やっと自分らしく生きられると思ったの。あの男がもういないなら、アテクシ、男って性別に戻ってもいいし、周りの扱いはやっぱり女になりたがってる色情魔ってやつで、アテクシも身体に刃物を入れたけれど、やっぱり男なんだなって思うの。でもね、女でも男でもなんでも、今の季節は何色の口紅が出てるだとか、どういうドレスが着たいだとか、それに合う髪を決めたり、楽しくなっちゃったのね。アテクシ、みんなとお風呂入るのは諦めるし、生まれながらの女に怖い思いさせないわ。だから好きにやるの。女を逃げ道にしてまた男に戻るとか、本当は自分は男なのに女の道に惹かれるだとか、こういうところが本当にあの男みたいに都合のいい加害者みたいだってことも、葛藤するのはやめたの」
柘榴は声を震わせた。黒ずんだ涙が落ちていく。この者の悲痛な記憶が極彩も自身に置き換わって生々しく内部で腫れていくのを感じた。
「そういう男だから、アテクシ、さすがに銀灰ちゃんに手を出したりなんてしないと信じたいケド、信用なんかできるワケない。あの男はサイテーのクズよ。確かにアナタと二公子がどうにかならないためにするにはこれが一番かもしれない。でもね、それならどうしてアナタと銀灰ちゃんを姉弟なんかにしたの………縹くんは何を考えていたの……銀灰ちゃんは親父さんを殺した輩の義兄弟になるのよ。信じられる?白磁くんの墓石を踏み倒して小水をかけてるのと一緒じゃないの…………」
柘榴はドレスと同じ色の手巾で目元を拭き、千切れるほど握り締めた。
「だからだと思いますよ。銀灰さんの身の保障のためです。白磁さんは反逆の徒ですから、銀灰さんの今後の身の上を考えると、これもまたひとつ、彼のためでも……」
柘榴は菖蒲をきつく睨んだ。それから極彩に噛み付きそうな顔を向けた。
「すみません、ちょっと待ってください。あの人は二公子の父親ということは、風月王ということではないのですか」
頭の中は雑音にまみれ、柘榴の昔話は聞けていたが、その前提の話となると途端に分からなくなる。何かまったく別の話をしているような。彼女は自分の解釈に疑問だけが残っている。酒気を帯びているのも原因のひとつに違いない。
柘榴は美しく描かれた眉を顰め、菖蒲は口をぽかんと開けていた。杏は静かに目動ぎ、傷のある唇が動いた。
「風月王は……公子の、母親にあたる………」
極彩の目が見開かれる。
「そうです。それで、あのろくでなしは世間的に言えば内縁の夫ということです。種が得られればもう用済みということです」
「法律があのクソ男を浮浪者にしたってね、認識と後世に遺る家系図じゃ、あのクソ男と銀灰ちゃんに線が結ばれるのよ。穢らしい!」
縦巻の金髪を揺らし訪問者は声を荒げた。茶に波紋が描かれる。極彩は卓袱台に目を這わせ、呆然としている。まずは酒飲野郎だの、ろくでなしのクソ男だの呼ばれている男の顔を思い出そうとした。
「銀灰さんは縹さんの遺言書に従うと思いますよ」
「義姉弟をやめなさい。あの子に相談したら、笑ってガマンするに決まってるんだから。後見人は死んだことにでもして伏せて、義姉弟をやめればいいの。異議申し立てをして。まだお役所は開いてるでしょう?」
「柘榴……これは白梅と銀灰の………問題だと、思う…………」
杏は柘榴に視線だけくれた。
「縹くんはもう少し頭がいいと思ってた。亡くなった人を悪く言うのは気が引けるケド、縹くんは第一公子の面影を追ってだけ。生きてる銀灰ちゃんのコトなんてどうでもよかったのよ。どうでも………」
「それを極彩さんの前で言うのは酷ですよ、柘榴姐さん」
極彩は困惑気味に眉根を寄せた。不快感と得心が鬩ぎ合っている。
「何が柘榴姐さんよ、年増扱いして。菖蒲じじいのクセに。年齢詐称やめないよ」
菖蒲の注意によって派手な身形の客人は一気に悄らしい態度へ変わった。
「………すまない、白梅。柘榴が、偏ったことを……言っているのは、杏から…………謝る。でも………柘榴のつらかった日々…………感情的になってしまうのが……杏も…………分かるから」
極彩が杏の申し訳なさそうな表情を目にし、俯きかけたとき空が鳴った。手叩きの音に似ていた。
「花火は中止にならなかったんですね」
菖蒲が呟き、彼は杏とともに縁側に並んだ。夜空に花火が咲いた。次々と打ち上げられていく。
「朱華煙火のおっさん、跡取りいたのね」
室内は静かになった。まだ夏は遠い。
「なんだかどっと疲れた。難しい話はまた後にしましょ。アテクシは言いたいコト言えたケド、アナタからは?」
花火の音の影で柘榴が極彩を見遣った。杏がこの真紅のドレスの連れの肩に腕を回し寄り添った。極彩は横に首を振り、夜空から目を離すと瞬花に紛れ帰ろうとする客人たちを見送ろうとした。
「いいわ。アナタは花火、楽しんで。明日から忙しくなるんでしょう?」
気の強すぎる来訪者は消沈しているようなところがあったが、杏の鋭くも優しい眼差しが極彩の憂慮を無言のまま一手に引き受けた。廊下に出ていくまでを見届ける。菖蒲は彼等が帰ったことにも気付かないのかぼんやりと空を仰いでいた。
「翻弄することは、あの方も分かっていたはずなんですがね」
鯉が息をするように中年男はぼそりと喋った。
「誇りとか矜持とか自尊心で、人は生きていけないし、誰かを守れないのも確かです。頭を下げて、持論を曲げて、恨まれる道を選ばなきゃ背負えないこともある。あの方は極彩さんと銀灰さんを守っているつもりだったんです。ボクも多少の疑問は否めませんが、おそらくこれが最善の道だったとも思っています」
涼しげな目は花火から一度も目を離さなかった。
「仇と親戚になるのは酷です」
極彩は他人事のように口にした。
「ボクもそう思います。柘榴さんもそう思っていながら、他の道が難しいことを知っているから故人に怒るしかないんです」
「銀灰をくんときっちり話すしかありませんね……この問題は」
またもや極彩の言葉は他人事のようだった。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

交換された花嫁
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
「お姉さんなんだから我慢なさい」
お姉さんなんだから…お姉さんなんだから…
我儘で自由奔放な妹の所為で昔からそればかり言われ続けてきた。ずっと我慢してきたが。公爵令嬢のヒロインは16歳になり婚約者が妹と共に出来きたが…まさかの展開が。
「お姉様の婚約者頂戴」
妹がヒロインの婚約者を寝取ってしまい、終いには頂戴と言う始末。両親に話すが…。
「お姉さんなのだから、交換して上げなさい」
流石に婚約者を交換するのは…不味いのでは…。
結局ヒロインは妹の要求通りに婚約者を交換した。
そしてヒロインは仕方無しに嫁いで行くが、夫である第2王子にはどうやら想い人がいるらしく…。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない
陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」
デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。
そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。
いつの間にかパトロンが大量発生していた。
ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる