上 下
243 / 294
【BL】「そりは"えちぅど"」から 

お題「砂浜であちち」激まぶ!

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

レツダンセンセイ・グレーテストヒッツ

れつだん先生
現代文学
作者も意味不明なショートショートを集めました。

かこちゃんの話

けろけろ
現代文学
「雨立 華子穂」を中心にその周囲を取り巻く人々の群像劇です。 華子穂は発達に障害がある女性であり、作品中では幼児期から成人期までのエピソードを扱う予定です。 抒情に欠けた現代社会への「パンク」であり、本物のファンタジー〈物語〉を目指しています。 これは僕を救うために書くものであって、僕と似たすべての人に捧げる物語です。

SCRAP

都槻郁稀
ライト文芸
短編集です。

想い出写真館

結 励琉
現代文学
<第32回岐阜県文芸祭佳作受賞作品>  そのさほど大きくない私鉄の駅を降りて駅前の商店街を歩くこと数分、そろそろ商店街も尽きようかという少し寂しい場所に、その写真館は建っている。正面入口の上には福野写真館という看板がかかり、看板の下には昔は誰でもお世話になったカラーフィルムのロゴが今も残っている。  入口の左右のウインドウに所狭しと飾られているのは、七五三や入学記念、成人式といった家族の記念写真。もう使われなくなったのか、二眼レフのカメラも置かれている。   どこにでもある写真館、いや、どこにでもあった写真館と言った方が正しいか。  デジタルカメラ、そしてスマートフォンの普及により、写真は誰でも、いつでも、いくらでも撮れる、誰にとってもごくごく身近なものとなった。一方、フィルムで写真を撮り、写真館に現像や引き延ばしを頼むことは、趣味的なものとしては残ってはいるが、当たり前のものではなくなっている。  人生の節目節目に写真館で記念写真を撮って、引き延ばした写真を自宅に飾るということは根強く残っているものの、写真館として厳しい時代となったことは否めない。  それでも、この福野写真館はひっそりではあるが、三十年以上変わらず営業を続けている。店主は白髪交じりの小柄な男性。常に穏やかな笑顔を浮かべており、その確かな撮影技術とともに、客の評判はよい。ただ、この写真館に客が来るのはそれだけ故ではない。  この写真館は客の間で密かにこう呼ばれている。「想い出写真館」と。

ふわ・ふわ

深町珠
現代文学
やさしい、かわいい、たのしい、あかるい、うれしい、ふんわり、のんびり 「わたし」の日常を、ふんわり、毎日書いていました。

『小説家とは決議を繰り返す』

すずりはさくらの本棚
現代文学
小説家は毎日多くの日々を彩り色彩を施し色だけでなくパレットいっぱいに言葉を施して色彩を放つ生き物である。短命であり、その輝きは色あせることはない。生き物と書いたように人間である以上は同じ時間を有する。それなのにお給料はまるで異なる。それが作家の才能であろうか。鬼才とまで呼ばれる秀才たちは鮮烈なデビューと共に惑星のような彩をいくつも放ち果てる。それが文才の残された道であるといわんばかりだ。人工知能が発達しても人間たちの直感は決して死ぬことはない。彼等が死ぬときおそらくは人間が消滅するとはAIも消滅するだろう。鼬に似ていると鹿野は答える。恐竜が絶滅したのは大きいからだろう。人間は小さいから生き残ったといわれるではないか。だとしたら、巨大化した知恵もまた同じであろうという。伸縮自在なものこそが、これから生きるのに際していると鹿野は言う。

桜の記憶

有箱
現代文学
サクは、桜が散ると共に記憶を失ってしまう特殊な病を抱えていた。 一年に一度、記憶が散っていく頃、サクはいつも十七冊分の日記を読み返している。 大好きだった人のいた唯一の一冊目。 その幸せと悲しみの記録を一つずつ辿っていく。

スルドの声(交響) primeira desejo

桜のはなびら
現代文学
小柄な体型に地味な見た目。趣味もない。そんな目立たない少女は、心に少しだけ鬱屈した思いを抱えて生きてきた。 高校生になっても始めたのはバイトだけで、それ以外は変わり映えのない日々。 ある日の出会いが、彼女のそんな生活を一変させた。 出会ったのは、スルド。 サンバのパレードで打楽器隊が使用する打楽器の中でも特に大きな音を轟かせる大太鼓。 姉のこと。 両親のこと。 自分の名前。 生まれた時から自分と共にあったそれらへの想いを、少女はスルドの音に乗せて解き放つ。 ※表紙はaiで作成しました。イメージです。実際のスルドはもっと高さのある大太鼓です。

処理中です...