上 下
59 / 294
その他ジャンル(架空取材、架空レポート)

お題「落花流水」円揺

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

淡恋心な短い物語集

ネコート
恋愛
時々書いてる恋な掌編やSSをちょっとずつ載っけていきます ※表紙、挿絵は着せ替えアプリのピュアニスタより

愚者は咲かない花を視る

未来屋 環
現代文学
女子大生と大学教授の心の交流を描いた純文学作品です。絵を描くことが好きだった未咲は、挫折の末に抑えで受験した大学に入学する。居心地の悪さを感じながら無為な日々を過ごす彼女は、自身を『愚者』と呼ぶ藤代に出逢い、親交を深めていくのだった。あなたにはどんな世界が視えるだろうか。 表紙イラスト制作:ウバクロネさん。

SCRAP

都槻郁稀
ライト文芸
短編集です。

現代のヤミ

絢仁
現代文学
日常のヤミ

想い出写真館

結 励琉
現代文学
<第32回岐阜県文芸祭佳作受賞作品>  そのさほど大きくない私鉄の駅を降りて駅前の商店街を歩くこと数分、そろそろ商店街も尽きようかという少し寂しい場所に、その写真館は建っている。正面入口の上には福野写真館という看板がかかり、看板の下には昔は誰でもお世話になったカラーフィルムのロゴが今も残っている。  入口の左右のウインドウに所狭しと飾られているのは、七五三や入学記念、成人式といった家族の記念写真。もう使われなくなったのか、二眼レフのカメラも置かれている。   どこにでもある写真館、いや、どこにでもあった写真館と言った方が正しいか。  デジタルカメラ、そしてスマートフォンの普及により、写真は誰でも、いつでも、いくらでも撮れる、誰にとってもごくごく身近なものとなった。一方、フィルムで写真を撮り、写真館に現像や引き延ばしを頼むことは、趣味的なものとしては残ってはいるが、当たり前のものではなくなっている。  人生の節目節目に写真館で記念写真を撮って、引き延ばした写真を自宅に飾るということは根強く残っているものの、写真館として厳しい時代となったことは否めない。  それでも、この福野写真館はひっそりではあるが、三十年以上変わらず営業を続けている。店主は白髪交じりの小柄な男性。常に穏やかな笑顔を浮かべており、その確かな撮影技術とともに、客の評判はよい。ただ、この写真館に客が来るのはそれだけ故ではない。  この写真館は客の間で密かにこう呼ばれている。「想い出写真館」と。

世捨て人の孤児

紅茶 螺鈿 (こうちゃ らでん)
現代文学
               事故と病で両親をなくした少女。             引き取られた先は、優しい伯父の家だった            だが、ここの生活から、彼女の人生は、狂って              いった。愛を求め、探し、生きる女の子               彼女は、どうなってしまうのか...

千紫万紅のパシスタ 累なる色編

桜のはなびら
現代文学
 文樹瑠衣(あやきるい)は、サンバチーム『ソール・エ・エストレーラ』の立ち上げメンバーのひとりを祖父に持ち、母の茉瑠(マル、サンバネームは「マルガ」)とともに、ダンサーとして幼い頃から活躍していた。  周囲からもてはやされていたこともあり、レベルの高いダンサーとしての自覚と自負と自信を持っていた瑠衣。  しかし成長するに従い、「子どもなのに上手」と言うその付加価値が薄れていくことを自覚し始め、大人になってしまえば単なる歴の長いダンサーのひとりとなってしまいそうな未来予想に焦りを覚えていた。  そこで、名実ともに特別な存在である、各チームに一人しか存在が許されていないトップダンサーの称号、「ハイーニャ・ダ・バテリア」を目指す。  二十歳になるまで残り六年を、ハイーニャになるための六年とし、ロードマップを計画した瑠衣。  いざ、その道を進み始めた瑠衣だったが......。 ※表紙はaiで作成しています

収集家

笹椰かな
現代文学
亡くなった叔父がこっそり集めていたもの。それは――。 表紙画像/ゆうぎり様

処理中です...