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お題「夏の終わりに」秋の兆し 冬を恐れ

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海も空も賑わってた黄色が少しオレンジ色に近付く。

セミの声が聞こえなくなって いつの間にか 気付きもせず

でも昼間は少し暑い なんだか粘こいカンジ どっちつかず

気を抜いたら扇風機 弱 中 強 行ったり来たり右往左往

まだ片付けられてない 仕事も服も 終わった感情こい

薄手のパーカーを羽織ってさ ブランケットも用意する頃?

外に出て あらキンモクセイノ香り―だなんて ちょっと丁寧な暮らし

空が高くて あたしの影も背伸びができる そういう季節

地面には葉っぱと虫が転がっているけれど 甘い匂いに平和ボケ

簡単に夜が来て 月が綺麗 誰かに恋を打ち明けたワケじゃない

冬までの試験 苛酷な寒さのさ 生きる覚悟のさ 大きな温度差のさ

お腹が減って 色々と実感 ワインレッド イエローオーカーにビリジアン ハロウィンカラーに寄り道なんかして

乾いた唇を舐める 肌が少しつっぱる 喉がひりついて

秋を嫌がる? 夏を惜しむ 今年だけ きっと 来年からは前向き風任せ

焼き芋の匂い おでんの看板 カボチャの描かれたお菓子とか

冬が不安だ 秋に枯れそう こたつの温かさに惹かれるけれど

夏を乗り越えた 春が怖い お祭りは好きなほうだけれど

キンモクセイの香り 温い空気 心地良い風 綺麗な月と

地上が明るすぎて見えない星々 目が乾いて 何か飲みたい

さようなら夏 ハロウィンにも君は現れない 来年のお盆に また

<2021.10.8>
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