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脱・トニーへの道
ハロワ打ち切った話+α
しおりを挟む24日のこと。前回のハロワでこのまま就活を続けるかアルバイターになるかのケツ論を出すという日でしたわ。
以下アメブロから転載(2019.6.28付)
↓
ハロワ。なかなか気分が上がらず、打ち切りまして、担当の人がめちゃくちゃいい人でして、わたくしは自己肯定感が高くなく反省しぃなので褒めて伸ばす方針と穏和で親身な対応が非常にありがたかったのだけれども、本当に何も成せず申し訳なかったし感謝しかなかったのでかなり気が重く帰っていたのですが、途中で救急車沙汰に首を突っ込んでしまいまして…
※以下、流血表現あり
今思ってもなんでわざわざ踵を返したのか分からん。人が倒れていて周りにもすでに2、3人いたのになんでわたくしも参加したんだか分からん。雨降ってて傘が邪魔だから少しの間倒れている人が濡れないように傘差してたけど危なかったので閉じていたし、なんだかよく分からないままわたくしは傍に居て、メインで助けていた人が傘を枕にしようとしていたので防寒具として携帯していたパーカーを枕にしたのですが、ほんんの数秒程度しか使うことはなかったというのにパーカーには血が付いて、私物に他人の血が付くっていうのはアスファルトに血が広がっているよりもなかなか生々しいものがあって。なんでパーカー差し出したのかも分からなくて、正直解散後にいきなり惜しくなってしまって。汚れたと分かった時からもう洗っても使いたくないな…っていうのがあって、近くにいた人は汚れたパーカーのこと気にしてくれたし現場に駆け付けた救急隊の人もすぐに捨てたほうがいいとは言えない感じだった。アホなことしたかな…。衛生的には処分したほうがいいと言われたのでわたくしも持って帰るの躊躇って救急隊の人に処分してもらった。
終わった後に無気力さに囚われた。活躍したかったわけではないけど、ただ傍にいて数秒使われた程度のパーカーで気を遣わせて、そして惜しく思う。高い物ではなかったけれど、買ってくれた母を裏切ってしまったような気がしてつらくなって。通りがかりの医療従事者が淡々と意識のある倒れた人と会話していた。血は触ってはいけないし、責任問題があるから連絡等は救急車に任せたほうがいいということ。
雨降ってたから血は広がるし、傘は壊れて針金部分で切ったぽいから脂みたいなのも浮かんでいるし、何より差し出してしまったパーカーへの惜しさに囚われて、すぐさま母に謝りの電話をかけた。数年前買って何度も使ったものだし使われもせず捨てられていく物がある中で数秒でも人の役に立ったならいいんじゃないかと慰められたけど、惜しくて惜しくて、金を稼げてないという不安が失っていく恐怖に変わっていくんだなぁと思ったし、多分、他人の流血を見たことより自分の物が他人の血で汚れるという生々しさが堪えたのもあるかもな。雨で食欲のない空腹っていうのも気分に影響していたかも。
ああいうのって本当に急なんだな。
もう人がいるんだからわざわざ首突っ込むことなかったし、居るだけムダどころかパーカーひとつ失ったという現実がもう、これは道徳的にまずいし自分が同じ目に遭ったらどうすんだって話だけどもう救急車沙汰には関わりたくないな…って…思う(普通はそうならないほうがいいだけどさ)。多分、ちょっと偏執的に脅迫的に「お前がやれってみんな言ってる!」「卑怯者!」って声が聞こえちゃうというか(聴覚的なものではなく)迫られている気になってしまってもしかしたらやりたくない・関わりたくない・損すると分かっていてもこの例の如くやってしまうのかも知れない…何かしなきゃいけない!という衝動に駆られるわけではないから、邪魔と分かればすぐに身を引くんだろうけど今回ばかりは汚れたパーカーをどうするか迷い(まだ使うかな?とも思ったし、)その場に置いて去るのもなぁ…って感じで残留してしまった。
2019.6.28
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