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脱・トニーへの道

ハロワに行ってきた話。①

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  ハローワークに行ってきました。

  暫く自分語り。

  8月末に親ぽ(親から生活保護費を受給していること)が打ち切られ、その後は貸付制度になるらしいので。

  あ…無理だ首括ったろ!と思ったのですがストゼロ(ストロングゼロのこと)で酔っ払って誤魔化しても首を括りきれませんでした。ファッションベルトしかなかったからです。
 この無理だ…というのは様々です。本当に様々な意味合いで無理だな!と思いまして、しかし死ぬのが怖くて、まぁもう少しダメになったら決着しようということで、ハローワークに行ってきました。法と秩序、文明と俗物の中では独りで死ぬのも金がかかるわけです。まぁ手前で決着することになったとしてもその後に迷惑は必ずかかるので金銭面ではそれなりのケツ拭えてからでないとなんというか、生者だけが出来る死後の妄想ってやつで、死んじまえばすべて関係ないけど、まだ生きているうちは業を背負ってますからな。

  今までのニート生活は親からの「無償の愛情」ってやつだったんですけど、貸付となったら利子と返済が纏わりつくわけで、親兄弟から借金したらなんというかもうわたくしの心持ちでは家族ではなくなるんですよ。家族ではなくなるとなると、もうわたくしは本当に独りになるわけです、精神的に。多分父はTRUE WORLDを見せたり説いてくれるタイプなのでそれが世の摂理としてわたくしの孤立には目を瞑るだろうな。んでわたくしは1人大好きだけどそれというのも孤独ではなかったから。つまるところ、家族から借金したら孤独、ゆえに生きる必要とか意義とかの有無を問う強迫観念が恐怖を上回る気がするんですわ。ここで、しかし父以外がいるのでゎ?って話なんですけど、母も兄も働いていないから経済的に頼りになるのは父だけで、多分そこのところを母と兄は口出せないだろうな、という。まぁ、わたくしが死んでも2◯年前の生活に戻るだけだし、娘を2◯年間育てたという実績()は残るわけで、いいんでね?わいは親と兄が生まれた時からいるが、親と兄はわたくしの居ない世界を知ったんだし。

 まあ生きるにせよ決着するにせよ金が要るのは、1日1食軽めにして節約して苦しかったからもう痛いほど分かるので、まぁヤバかったら自分で決着するかって感じで。強がってるみたいかも知れないけど普通にそういう行動に移すの怖い。酔っ払ってもダメだった。



  そんなわけでハローワークに行ってきました。特定されそうなのでいえませんが「若者」の単語を冠するハローワークもあったのですが、こういうのは高校生とか新卒の子向けなのでゎ…と普通のハローワーク◯◯(地区名)的な感じのハローワークに行きました。

  雰囲気は市役所みたいな感じでした。思ったより年齢層はばらつきがあり、人もいました。一言でいうなら「ハローワーク」という場所に抱いていた偏見が覆るような印象のある人々もちらほら。
 あらかじめインターネットで、ハロワはどんな感じのところか調べてから行きました。服装は基本的に自由。特にリクスーである必要もなし。
 受付でどうしていいか分からず、とにかく正直に、大学卒業後にアルバイトはしたことがあるが就職はしたことがないこと、何から始めていいか分からないことを話しました。そうしたら、ここのハロワでもいいけれども先述の「若者」を冠するハロワのほうがいいんじゃないかという案内を受けました。さすが都会、場所がクッソ近い。なんとその「若者」を冠するハロワは40代(明確な制限あるけどぼかしておく)までOKなんですわ。個別指導みたいなシステムもありまして。

 まず、図書館でいうと図書館カードみたいなものを発行しました。生年月日とか個人情報とか。あと職歴とか、就職に当たっての希望とかね。それでわたくしはその個別指導みたいなのを受けることにしたので他のハロワでは分からないのだけれども。適職診断とか受けて、まずは自分を知ることから始まるって感じでした。本当に塾って感じでした。お金はかかりません。他のハロワは分からないんですけれど、希望者を募ってその中で面接練習だったり自己PRをしたり…なんていう、まず就活のスタートライン数歩手前の精神部分の準備って感じのプログラムがあったりしました。わたくしは参加していないのですが、説明を聞いている限り。

 それで個別指導もまずは自分を知ることって感じみたいです。

 これが結構難しい。自分を知っている人間こそわたくしは信用ならないんですけど、同時に社会に求められているのはある程度だろうがまったく的外れであろうが手前なりに手前を知った気になっているような、とりあえずどこかピントが合っている人間なんだろうな…と。映すものは違えどピントさえ合っていればいいと。どうしても自分を知るとなると「4つの窓」という、めちゃくちゃ端的に言うと①「自分しか知り得ない自分」②「自分は知り得ず他人しか知り得ない自分」③「自分も他人も知らない自分、」④「自分も他人も知っている自分」が頭から離れず、この①にかなり懐疑的なんですよ。自分をまったく信用していないから。数秒後のは予定とは違ていることをしているわけです。自制が利かないとかではなく。触法とか道徳的にどうこうという話ではないんですけれども、感情面や衝動性の話でいえば自分に自信がない。信用していない。そんな危険因子を会社が求めるかって話。リスキーじゃん。ここまで散々主張しておいて、安全ではある!というのは手前の都合の予防線でしかない。

 長所や自慢。これもまた厄介なことで、裏返して受け取れば短所に成り得てしまう。そして手前にとっての当たり前として、潜んでしまっていたりするわけで。これは簡単そうでなかなか難しい項目でしたわ。


 まぁわたくしに必要なのは誰とも喋らない引き籠り生活が長かったので予定を組んで外に出ること、人とのコミュニケーションだと思うのでそういう意味ではまず半歩は踏み出せたかな…と。「解夏」という映画をわたくしはしっかりとはみていないのですが台詞に「その不安は(主人公は視力を失っていく)失明と同時に解放される」的なものがあるらしく、わたくしが「いつか働かなければならない」という焦燥は行動に移してから解放されるって感じですね。まだ少し焦りがありますけれども。やれることはあるよ。やる気がないからやらないだけで。でもそんな気概の中でとりあえずやっていることに満足しているんですわ、もう。どんな仕事に就くのだろう、上手くやれるだろうか、きちんと毎日通勤できるのか?という不安は尽きないけれども、もうそのまま成り行きに任せるしかない。


 とりあえずわたくしのハロワの個別指導はまだ続くし、ハロワ往訪1回目:受付・簡単な相談・個別指導申し込み表明+書類(個別指導の担当への情報提出用的な。ほぼ課題みたいな)、2回目:書類提出、担当紹介って感じで3回目の今日が突っ込んだ内容初回という感じでした。

 とりあえず、自分のいいところを知る。相手が欲しがるようなアピールポイントを探すということですわな。自己欺瞞ばかりであるし、「自分はこういう人間だ」と断言したとしてもどこか自分だけれど他人を偽った自分が「それは違う」と否定しにかかる。難儀だね。この他人のフリをして自分を振り切るっていうのはさ?
 
 わたくしはまったく人のために記事を書こうとする社会性は欠いているということだけはひとつ確かなのだが、この経験で学んだことを記すなら、USBとか持って行ったほうがいいかもしれない。フォーマットのデータくれたりするから。これはハロワによるかもしれないけれども。

 今日のところはそんなものかな。就活、どうなるんだろうな…
 そういう理由でもしわたくしの当サイトなり別サイトなりで連載してる創作読んでくだすっている方がいましたら、あれです、更新停滞します…自サイトで先行掲載は先行掲載ではありますが…とはいえこのエッセイも読んでくだすっていて連載の創作のほうも読んで下すっているとなるとかなり絞られるのであれか…だって作者ごと興味持ってくださっていることになるじゃん。数字で見るとかなり弱小アカウントなので可能性はかなり低いけれども。

2019.5.10
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