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蒸れた夏のコト 全36話+α(没話)。年下男子/暴力・流血描写/横恋慕/高校生→大人
蒸れた夏のコト あとがき
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転載のため一部変更。
▼挨拶
きちんと小説を書こうとしてから男女恋愛の18禁創作をするのは初めてではありませんでしたが、まだ慣れない感じがあり、18禁創作といえば最初はBL創作からはじまったものの意識的に要領がBLとは違うんだなぁとひしひしと感じていました。たとえば、18禁男女恋愛創作についてはわたくしが夢小説の読者を経てきたこともあり、読み手を勝手に4つに分類してきたことなどもあり、壁を作っていたところです。
その4つというのがこちら。
A,ヒロインに自己投影をして読みたい
B,ヒロインが男性キャラクターに愛されているストーリーが読みたい
C,相手となる男性キャラクターがヒロインを愛するストーリーが読みたい
D,その他
Aが大半かと思っていたところで、割りとBの層が多い感じがしました。
こういうと傲慢かも知れませんが、わたくしは上述のCをやりたいもののAの層ばかりを意識しているところがあったので、わたくし自身がBの見方つまり自分がヒロインに惚れこまなければ書き続けられない一方で、Aの見方に則って男性キャラクター陣に惚れてもらえるように書かなければならないという思い込みがありました。ですがA~Cとかいう謎の選択を取っ払いヒロインに惚れて読んでくださっている方がいらっしゃるのかな?という考えも浮かんできました。
まだその考えがすべて払拭できているわけではありませんが、少しずつ変わっていくのか、どのように変わっていけるのか、自分自身楽しみであります。
▼経緯
SNSなんかにある漫画広告で小学生男子が年長者の女性に執着を見せるストーリーに興味を示し、もともと聡明な美少年が年上の女性に並々ならぬ執着をするジャンルを好んでいたこともあり、そこから触発されて自分でも書いてみようという気が起こりました。
好きなジャンルを詰め合わせたく思い「near寝取り」が入っておりますが、誰がこの「寝取り」の主語かといえばヒロインのカレシであり、主体として寝取られたのは「片想いを拗らせた美青年」とわたくしのほうでは解釈しております。ヒロインにはすでにカレシがおりますが、「片想いを拗らせた美青年」の中ではすでに「寝取られ」が成立する程度にはヒロインは自分のものという認識があった烏滸がましさに片想いを拗らせている部分を見出していただけるとわたくしとしては書きたいものが書けたというところです。
▼登場人物の名前
タイトルが先に決まっていて季節の色が強いので登場人物の名前は夏を思わせるもの、夏の季語にしました。正式な読み方や漢字から変えたりしているのでほぼ当て字です。
「瑠夏」はもとは「流夏」だったのですがいつのまにか「瑠夏」で書き進めていたので「瑠夏」で定着しました。
▼雑記
本格的に書こうとしてのほぼ初めての18禁男女恋愛創作だったことと、別件で精神的に忙しい頃にそれを紛らわすためにかなり筆が進んだということもあり救いにもなった思い入れの深いものになりましたが、(小説家になろう掲載分では)数字的な意味でもカテゴリ問わず自創作の中では抜きん出ていたので、ほぼ毎日更新やカテゴリーの力ということも重々承知ながら、別の意味でも思い入れの深い創作となりました。
わたくしは自創作について、余程偏って過激なものでなければ、作者としてこうだと明言してしまったとしても読んだ人各々の解釈に任せたく思っておりますが、わたくしは自創作を、自創作ながら1人の読者としても目を通しておりますので、作者という圧倒的なアドバンテージを持ってはおりますが極力「読者だったら」という目線に立ち、自分なりの感想で締めようと思います。
▼セルフ読書感想文・解釈
ヒロイン・夏霞と祭夜は鈍い者同士で恋人・婚約者でいるから成り立つ関係かな、と思いました。夏霞はどこか無私なところがあり、恋人でありながら母親になろうとしてしまっているところが目立ちました。祭夜は彼女に対して盲目的で都合のいい男性という節があります。もしこの後結婚するのならその先にあるのはお互い知らず知らず疲弊し、やがてどこかで瓦解する生活ではないかな、というのが結婚という制度に理想と疑念を持ち合わせ、同時に性癖的な見方を持っているわたくしの感想です。
それから舞夜ですが、何度も結婚を迫る描写があれども、結婚願望があったのか非常に疑わしいです。この創作は夏霞・祭夜を主人公の側として書かれておりますが、わたくし自身が瑠夏・風薫の恋愛に対する冷笑派・忌避の思想に近いため、舞夜はよく理解できないキャラクターでした。結婚・子を持つということを機に変わりたいという変身願望か、或いは支配欲のように思いました。子を鎹(かすがい)にするつもりだったのかも知れません。瑠夏の舞夜に対する揶揄ぶりはもしかすると、彼はもしかしたら当事者としてそれを見抜いていたのかも知れません。
ストーリーとしては夏霞・祭夜は生き延びることができましたが、2人の関係性という点では今後も多難であると思います。親戚のことや事件のことなどセンシティブな部分が多いということもあり、2人自身は仲睦まじくても……というところを想像してしまいます。
▼あとがき
わたくしは自創作だからそのように書きますが、記憶を失って完全に自創作という認識ではないところで自創作を読んだら憤怒すると思います。「このキャラクターもこんなことを考える作者も、この発想/行為/事象が存在し得る世界もヤダ!」というふうになると思います。創作をする理由は怒りであり不満で、自創作は免疫強化です。「自分もこんなことを書いたのだ、消費したのだ、ネタにしたのが」と自分に対して自分の怒りを宥めるためです。ストーリー面で不愉快になっていただけたらわたくし一個人の励みであり、楽しんでいただけたらわたくしの創作の励みとなります。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
▼挨拶
きちんと小説を書こうとしてから男女恋愛の18禁創作をするのは初めてではありませんでしたが、まだ慣れない感じがあり、18禁創作といえば最初はBL創作からはじまったものの意識的に要領がBLとは違うんだなぁとひしひしと感じていました。たとえば、18禁男女恋愛創作についてはわたくしが夢小説の読者を経てきたこともあり、読み手を勝手に4つに分類してきたことなどもあり、壁を作っていたところです。
その4つというのがこちら。
A,ヒロインに自己投影をして読みたい
B,ヒロインが男性キャラクターに愛されているストーリーが読みたい
C,相手となる男性キャラクターがヒロインを愛するストーリーが読みたい
D,その他
Aが大半かと思っていたところで、割りとBの層が多い感じがしました。
こういうと傲慢かも知れませんが、わたくしは上述のCをやりたいもののAの層ばかりを意識しているところがあったので、わたくし自身がBの見方つまり自分がヒロインに惚れこまなければ書き続けられない一方で、Aの見方に則って男性キャラクター陣に惚れてもらえるように書かなければならないという思い込みがありました。ですがA~Cとかいう謎の選択を取っ払いヒロインに惚れて読んでくださっている方がいらっしゃるのかな?という考えも浮かんできました。
まだその考えがすべて払拭できているわけではありませんが、少しずつ変わっていくのか、どのように変わっていけるのか、自分自身楽しみであります。
▼経緯
SNSなんかにある漫画広告で小学生男子が年長者の女性に執着を見せるストーリーに興味を示し、もともと聡明な美少年が年上の女性に並々ならぬ執着をするジャンルを好んでいたこともあり、そこから触発されて自分でも書いてみようという気が起こりました。
好きなジャンルを詰め合わせたく思い「near寝取り」が入っておりますが、誰がこの「寝取り」の主語かといえばヒロインのカレシであり、主体として寝取られたのは「片想いを拗らせた美青年」とわたくしのほうでは解釈しております。ヒロインにはすでにカレシがおりますが、「片想いを拗らせた美青年」の中ではすでに「寝取られ」が成立する程度にはヒロインは自分のものという認識があった烏滸がましさに片想いを拗らせている部分を見出していただけるとわたくしとしては書きたいものが書けたというところです。
▼登場人物の名前
タイトルが先に決まっていて季節の色が強いので登場人物の名前は夏を思わせるもの、夏の季語にしました。正式な読み方や漢字から変えたりしているのでほぼ当て字です。
「瑠夏」はもとは「流夏」だったのですがいつのまにか「瑠夏」で書き進めていたので「瑠夏」で定着しました。
▼雑記
本格的に書こうとしてのほぼ初めての18禁男女恋愛創作だったことと、別件で精神的に忙しい頃にそれを紛らわすためにかなり筆が進んだということもあり救いにもなった思い入れの深いものになりましたが、(小説家になろう掲載分では)数字的な意味でもカテゴリ問わず自創作の中では抜きん出ていたので、ほぼ毎日更新やカテゴリーの力ということも重々承知ながら、別の意味でも思い入れの深い創作となりました。
わたくしは自創作について、余程偏って過激なものでなければ、作者としてこうだと明言してしまったとしても読んだ人各々の解釈に任せたく思っておりますが、わたくしは自創作を、自創作ながら1人の読者としても目を通しておりますので、作者という圧倒的なアドバンテージを持ってはおりますが極力「読者だったら」という目線に立ち、自分なりの感想で締めようと思います。
▼セルフ読書感想文・解釈
ヒロイン・夏霞と祭夜は鈍い者同士で恋人・婚約者でいるから成り立つ関係かな、と思いました。夏霞はどこか無私なところがあり、恋人でありながら母親になろうとしてしまっているところが目立ちました。祭夜は彼女に対して盲目的で都合のいい男性という節があります。もしこの後結婚するのならその先にあるのはお互い知らず知らず疲弊し、やがてどこかで瓦解する生活ではないかな、というのが結婚という制度に理想と疑念を持ち合わせ、同時に性癖的な見方を持っているわたくしの感想です。
それから舞夜ですが、何度も結婚を迫る描写があれども、結婚願望があったのか非常に疑わしいです。この創作は夏霞・祭夜を主人公の側として書かれておりますが、わたくし自身が瑠夏・風薫の恋愛に対する冷笑派・忌避の思想に近いため、舞夜はよく理解できないキャラクターでした。結婚・子を持つということを機に変わりたいという変身願望か、或いは支配欲のように思いました。子を鎹(かすがい)にするつもりだったのかも知れません。瑠夏の舞夜に対する揶揄ぶりはもしかすると、彼はもしかしたら当事者としてそれを見抜いていたのかも知れません。
ストーリーとしては夏霞・祭夜は生き延びることができましたが、2人の関係性という点では今後も多難であると思います。親戚のことや事件のことなどセンシティブな部分が多いということもあり、2人自身は仲睦まじくても……というところを想像してしまいます。
▼あとがき
わたくしは自創作だからそのように書きますが、記憶を失って完全に自創作という認識ではないところで自創作を読んだら憤怒すると思います。「このキャラクターもこんなことを考える作者も、この発想/行為/事象が存在し得る世界もヤダ!」というふうになると思います。創作をする理由は怒りであり不満で、自創作は免疫強化です。「自分もこんなことを書いたのだ、消費したのだ、ネタにしたのが」と自分に対して自分の怒りを宥めるためです。ストーリー面で不愉快になっていただけたらわたくし一個人の励みであり、楽しんでいただけたらわたくしの創作の励みとなります。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
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