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1 ルーンカレッジ編
026 アルネラの頼み
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晩餐会が開かれる日、ジルたちは午前中いっぱいゆっくり過ごすことができた。緊迫した状況に陥ることこそなかったが、帝国へ使者として赴いたことは、思ったよりもジルたちを疲労させていたらしい。カレッジの朝は早いのだが、不覚にも今日は侍女が起こしに来るまで寝てしまったのである。
自分一人のために朝食が用意され、ジルは若干申し訳なく思った。もっとも、サイファーは早く起きてやはり一人で食事をし、ガストンはまだ寝ているとのことなのだが……。
王宮と言うところは、無駄に人的資源をかけることを良しとするところである。人力をかけることで君主としての威厳を示すことができるし、社会福祉の観点から言えば、財力のある王室が多くの人間を雇用するのは義務であり当然のことである。彼らの仕事を作ることはむしろ彼らの生活を守ることにもなるのである。
王宮の来賓用食事室という、いささか落ち着かない場所に通されたジルであったが、食事自体は十分に満足のいくものであった。カレッジの学生食堂のモーニングセットも捨てがたいが、それとはまた別の次元の朝食である。食事を終え、ジルが紅茶を飲んでいると、部屋にアルネラが入ってきた。
「ジルさん、おはようございます。昨日はよく眠れましたか?」
ジルは反射的に立ち上がり、礼をとって朝の挨拶をする。
「謁見の間ではともかく、このような場で礼は不要です。私はそこまで融通の聞かない女ではないのですよ」
アルネラが若干怒ったような声でいう。だがそれが“フリ”であるのは、顔を見れば分かる。高貴な身分でありながら、町娘のような可愛らしさを持っている。
「失礼しました、姫。おはようございます。おかげ様で昨日はゆっくり寝ることができました。それでいま美味しい朝食を食べたという次第で」
ジルは笑顔でそう答える。
「付け加えるなら、食後の紅茶も一品ですね。リップル産とみました」
姫が打ち解けた会話を所望しているようなので、ジルは軽口を叩いてみた。
「紅茶美味しいでしょう? 私も毎朝飲んでいるんです。これはどこ産だったかしら?」
アルネラが給仕の侍女に訊ねる。
「ジル様のご指摘通りリップル産です。お見事でした」
「わあ! ジルさんは紅茶にお詳しいのかしら?」
「いえ、それほどでもないのですが。私の父が好きなもので、家には様々な産地の紅茶があったのです。それで特に意識したわけでもないのですが、何となく覚えてしまいました」
「素敵なお父様なのですね。確か我が国の宮廷魔術師だったのですよね?」
「ええ、上級魔術師どまりでしたが。いまは領地に引っ込んでいます」
飲み終わった紅茶のカップとティーポッドを侍女が下げていく。
「ところで姫がこちらにいらしたのは、何か私に御用がおありだったのではないですか?」
「いえ、そういうわけではないのです。いえっ……全く用がないわけではないのですが……」
ジルを前に姫がなにやらもじもじとしている。
「??」
「あ、あの、わたくし、王宮の外にはなかなか出ることができません。出ようとしても近衛騎士や侍従に停められてしまいますから」
「それはそうでしょうね……」
ジルはそう言うしかなかった。王女が気軽に王宮の外へ出られる方がおかしい。さもなければ、すぐにまた誘拐事件が起こってしまうだろう。
「でも王宮の中には、友達と言えるような方はいないのです。貴族の方々は私の王女としての地位か、王位継承権か、それしかみていません。騎士たちは忠誠心を向けてくれますか気安くは付き合ってくれません。侍従や召使いは言うまでもないでしょう。ですから私……ジルさんに私のお友達になって欲しいのです」
アルネラは赤面しながら言った。それも勇気を出して言ったという感じだ。愛の告白というならともかく、友達になって欲しいと言うことにこれほどの力を入れる必要があるものだろうか。
「私に姫の友達になれということですか? 仮とはいえ、私は宮廷魔術師に叙任された身であり、陛下にも謁見しています。それにまだルーンカレッジの学生ですから、そう王宮に来ることはできませんが」
「なってくれないのですか?」
涙目になったアルネラを見て、ジルはたじろぐ。ジルは大抵のことには動じない自信はあるが、アルネラはどうやらその壁を崩すことに成功したようである。
「私王女として生まれたでしょう? 王位継承権などというものを与えられて、小さな頃から侍女や侍従、家臣などが付き従っていました。でも誰も私と対等に話をしてくれません。本で読む“友達”というのがどんなものか、知識としてはあるのですけど、この歳まで友達を持ったと実感したことがありません。ですから、あの日、王宮の外のあなた方とお会いしたのがとても新鮮だったのです。どうか王宮の外がどのようなところなのか、時々で良いですから話に来てくれませんか?」
「……分かりました。そのようにお思いでしたら、僭越ながら私が“友達”にならせていただきます。しかし私が姫を訪ねようと思っても、そう簡単に王宮に入れるものなのでしょうか?」
「それは大丈夫です。私から話は通しておきますから、私の名を出せば部屋までは通してくれるはずです。他の場所は許されないかもしれませんが」
「分かりました。今度王宮に来ることがあれば、姫のところにも寄るようにします」
「ありがとう! 私とてもうれしいです」
姫の満面の笑みを見て、ジルはこういうのも悪くはない、そう思った。姫とつながりを持つというのは、ジルとしても悪い話ではない。
「姫、早速ですが中庭でも一緒に散歩しませんか? 私はまだ行ったことがないので、案内していただけると助かります」
「まあ、私に案内をさせるなんて今まで無かったことですわ! なんて素敵なんでしょう!」
さあ行きましょう、とアルネラがジルの手を引いて歩いて行く。アルネラはちょっとした興奮状態にあるようであった。
王宮の中庭は庭園になっていて王族や貴族の憩いの場である。中央に大きな道が通り、左右対称の作りになっている。春になれば美しい花が咲き、さぞ綺麗だろうと思わせる。
「春や夏には違う花が咲いて綺麗なんですよ。ぜひその時にも王宮にいらして」
庭園を歩く2人を、王宮の窓から眺める人物がいた。近衛のゼノビアである。ゼノビアは2人の様子を微笑ましそうに眺めていた。
自分一人のために朝食が用意され、ジルは若干申し訳なく思った。もっとも、サイファーは早く起きてやはり一人で食事をし、ガストンはまだ寝ているとのことなのだが……。
王宮と言うところは、無駄に人的資源をかけることを良しとするところである。人力をかけることで君主としての威厳を示すことができるし、社会福祉の観点から言えば、財力のある王室が多くの人間を雇用するのは義務であり当然のことである。彼らの仕事を作ることはむしろ彼らの生活を守ることにもなるのである。
王宮の来賓用食事室という、いささか落ち着かない場所に通されたジルであったが、食事自体は十分に満足のいくものであった。カレッジの学生食堂のモーニングセットも捨てがたいが、それとはまた別の次元の朝食である。食事を終え、ジルが紅茶を飲んでいると、部屋にアルネラが入ってきた。
「ジルさん、おはようございます。昨日はよく眠れましたか?」
ジルは反射的に立ち上がり、礼をとって朝の挨拶をする。
「謁見の間ではともかく、このような場で礼は不要です。私はそこまで融通の聞かない女ではないのですよ」
アルネラが若干怒ったような声でいう。だがそれが“フリ”であるのは、顔を見れば分かる。高貴な身分でありながら、町娘のような可愛らしさを持っている。
「失礼しました、姫。おはようございます。おかげ様で昨日はゆっくり寝ることができました。それでいま美味しい朝食を食べたという次第で」
ジルは笑顔でそう答える。
「付け加えるなら、食後の紅茶も一品ですね。リップル産とみました」
姫が打ち解けた会話を所望しているようなので、ジルは軽口を叩いてみた。
「紅茶美味しいでしょう? 私も毎朝飲んでいるんです。これはどこ産だったかしら?」
アルネラが給仕の侍女に訊ねる。
「ジル様のご指摘通りリップル産です。お見事でした」
「わあ! ジルさんは紅茶にお詳しいのかしら?」
「いえ、それほどでもないのですが。私の父が好きなもので、家には様々な産地の紅茶があったのです。それで特に意識したわけでもないのですが、何となく覚えてしまいました」
「素敵なお父様なのですね。確か我が国の宮廷魔術師だったのですよね?」
「ええ、上級魔術師どまりでしたが。いまは領地に引っ込んでいます」
飲み終わった紅茶のカップとティーポッドを侍女が下げていく。
「ところで姫がこちらにいらしたのは、何か私に御用がおありだったのではないですか?」
「いえ、そういうわけではないのです。いえっ……全く用がないわけではないのですが……」
ジルを前に姫がなにやらもじもじとしている。
「??」
「あ、あの、わたくし、王宮の外にはなかなか出ることができません。出ようとしても近衛騎士や侍従に停められてしまいますから」
「それはそうでしょうね……」
ジルはそう言うしかなかった。王女が気軽に王宮の外へ出られる方がおかしい。さもなければ、すぐにまた誘拐事件が起こってしまうだろう。
「でも王宮の中には、友達と言えるような方はいないのです。貴族の方々は私の王女としての地位か、王位継承権か、それしかみていません。騎士たちは忠誠心を向けてくれますか気安くは付き合ってくれません。侍従や召使いは言うまでもないでしょう。ですから私……ジルさんに私のお友達になって欲しいのです」
アルネラは赤面しながら言った。それも勇気を出して言ったという感じだ。愛の告白というならともかく、友達になって欲しいと言うことにこれほどの力を入れる必要があるものだろうか。
「私に姫の友達になれということですか? 仮とはいえ、私は宮廷魔術師に叙任された身であり、陛下にも謁見しています。それにまだルーンカレッジの学生ですから、そう王宮に来ることはできませんが」
「なってくれないのですか?」
涙目になったアルネラを見て、ジルはたじろぐ。ジルは大抵のことには動じない自信はあるが、アルネラはどうやらその壁を崩すことに成功したようである。
「私王女として生まれたでしょう? 王位継承権などというものを与えられて、小さな頃から侍女や侍従、家臣などが付き従っていました。でも誰も私と対等に話をしてくれません。本で読む“友達”というのがどんなものか、知識としてはあるのですけど、この歳まで友達を持ったと実感したことがありません。ですから、あの日、王宮の外のあなた方とお会いしたのがとても新鮮だったのです。どうか王宮の外がどのようなところなのか、時々で良いですから話に来てくれませんか?」
「……分かりました。そのようにお思いでしたら、僭越ながら私が“友達”にならせていただきます。しかし私が姫を訪ねようと思っても、そう簡単に王宮に入れるものなのでしょうか?」
「それは大丈夫です。私から話は通しておきますから、私の名を出せば部屋までは通してくれるはずです。他の場所は許されないかもしれませんが」
「分かりました。今度王宮に来ることがあれば、姫のところにも寄るようにします」
「ありがとう! 私とてもうれしいです」
姫の満面の笑みを見て、ジルはこういうのも悪くはない、そう思った。姫とつながりを持つというのは、ジルとしても悪い話ではない。
「姫、早速ですが中庭でも一緒に散歩しませんか? 私はまだ行ったことがないので、案内していただけると助かります」
「まあ、私に案内をさせるなんて今まで無かったことですわ! なんて素敵なんでしょう!」
さあ行きましょう、とアルネラがジルの手を引いて歩いて行く。アルネラはちょっとした興奮状態にあるようであった。
王宮の中庭は庭園になっていて王族や貴族の憩いの場である。中央に大きな道が通り、左右対称の作りになっている。春になれば美しい花が咲き、さぞ綺麗だろうと思わせる。
「春や夏には違う花が咲いて綺麗なんですよ。ぜひその時にも王宮にいらして」
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