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ご主女さまとサイクリング

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今日はご主女(しゅじん)さまとサイクリング
早起きして二人分のお弁当を作ります。
 出来上がったお弁当を取り上げて自分のバッグに入れる彼女。
 優しい。
 手荷物を持つのは夫の役目なのに、彼女はこういう気遣いをしてくれます。
 愛されてるって感じがしてキュンとしちゃいます。
 自宅から少し離れたところの川沿いにサイクリングロードがあります。
 走り出すと、ジョギングなんかよりも風のスピードがずっと速くて気持ちいい。
 「ちょと、お手洗い」
あれっ、トイレ休憩所はまだ先の筈って思っていると、彼女ったら土手で放水し始めました。
ズルイ
女の人ってどこでもできてズルイです。
体の機能上はむしろ男の方が立ちションしやすいっていうけど、男が立ってするなんてはしたないし...
ボクは彼女に近づいてじっくり観察しました。
 実はボク、彼女のオシッコ姿を見るのが好きです。
 女の人ようなHな気持ちではなく、純粋な好奇心ですが(ここ重要)。
 立ちションするのってどんな感じなのかな。
 彼女はボクが見ているのに気づいて、ふざけて腰を上下左右に動かします。
それにつれて水が様々な放物線を描くのがとても不思議。
 「わあ~噴水みたい」
 太陽の光を反射してキラキラと光るのが、なんだかとても綺麗です。
  「う~ん、爽快だわ」
 自然の中でするのって気持ちよさそうで、ちょっと羨ましくなります。
 彼女はペットボトルの水で手を洗ってまた進み始めました。
 彼女のこういう清潔なところが好きです。
 彼女によると、女の人ってトイレで手を洗わない人が結構いるらしいのですが、とても信じられません。
だって、アソコ触った手を洗わないで、あちこち触ってるってこと?
 男性でも、ほんの指先を洗うだけだったり、洗った手を髪の毛を整える振りで済ます人もいますが、流石に全く手を洗わない人は見たことがありません。
 彼女は走りながら器用に水分補給を始めます。
ボクも少し喉が渇きますが、次のトイレが不安で我慢します。
いいな、男は水分の取りすぎに注意しなくちゃいけないのに、女の人は気にせずガンガン水分が取れて。

あっ休憩所発見。
 修理中
トイレの入口が封鎖され、修理中の表示。
でもまだ余裕です。この休憩所をパスして次に向かいます。

 少しつらくなってきました。
 彼女は涼しい顔でガンガン水分補給。恨めしい。
 念願の休憩所・・・ですが、
ボクの苦手な和式トイレしかありません。
男性用ビデもないし、体にかかったりすることがあるのがイヤなんです。
ボクが困ってオロオロしていると、
 「いい機会だ、立ちションしてみろ」
ボクはその場にしゃがみこんでしまいますが、もう限界です。
 意を決して、スカートを捲くって下着を下ろすと、勢いよく水流が噴出していきます。
 『恥ずかしい、男が立ってするなんて・・・』
 気がつくと彼女もボクの脇で放水し始めました。
 まるで女の人達みたいな、連れションです。
なんだか、少し恥ずかしさが紛れました。
 「よく頑張ったな」
 彼女はボクの頭を撫でてキスしてくれました。
 優しいご主女さま、愛しています。


【立ちション】
この世界では女性は立ちション、男性は座りションです。
男性の立ちションはとてもはしたないこととされています。
まあ、シャワー中にこっそりするツワモノもいるようですが...
なお、トイレも女子トイレにはサニスタンドがありますが、男子トイレには小便器はなく個室のみです。
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