女体化で人生イージーモード?

みさお

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1.幼馴染のアイツ

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「きゃっ!」
僕は、思わず悲鳴を上げた。
スカートをめくられたのだ。
「なんだ、ブルマか。色気ないぞ、チハたん」
チハたんって、今でもそんなあだ名を使うのはアイツぐらいだ。
腐れ縁の幼馴染。
チハたんって、僕の名前の千早(ちはや)を捩ったあだ名。
僕が生まれる前に、男女どちらでも使える名前がいいってことで両親が決めたそうだ。
ちょっと女ぽくって、男だった前世では嫌だったけど、今では違和感がなくって助かる。
それはそうと、学ラン姿を僕は必死に追いかける。
ダメだ、お追いつけない。
学校につくと、取りあえずトイレへ。
赤いスカートマークが僕が入る女子トイレだが、このマークには今でも慣れない。
朝から女子トイレは混んでる。やっと僕の番、個室に入る。
スカートを捲って、パンティーを降ろす。音消しボタンを押して、小さい用をする。
座って小だけするのって、今でもなんだか不思議な感じ。

キーンコーンカーンコーン

ヤバい、予鈴だ。
教室に入ると、もう出欠を取っている。大丈夫、まだ男子の番だ。
そういえば、この頃は混合式名簿じゃなくって、男女別名簿だったな。
男子全員の後、僕達女子の番になるんだった。
こっそり席に着き、出席の返事。こういうとき、女子って得だね。


この世界は、ちょっとおかしい。
サラリーマンだった僕が、いつの間にか、何故か自分が女の子になった世界に来てしまったのだ。
でも、今ではだいぶ慣れてきた。
スカートだってスースーするのが、気になって仕方なかったのに、今ではズボンより落ち着く。
服や下着も、カワイイものに目がいくようになった。

1時限目は、朝から体育だ。
教室では、男子が早くも着替え始めている。
僕たち女子は、更衣室へ急ぐ。
「男子はグランド10週!女子は5週!」
体育教師の声が響く。
こういうとき、女子って得だね。
走り終わって柔軟体操していると、あいつがやってきて耳元で囁く。
「お前、ハミパンしてるぞ」
僕は慌ててブルマに小指をいれてハミパンを直す。
こっそり教えてくれるなんて、あいつ、結構いいとこあるじゃん。
他の男子に見つかったら、からかわれて囃し立てられるとこだった。

次の授業は家庭科。
この頃って、男子は技術で女子は家庭科だったんだよなぁ。
授業のパンケーキは、実は僕の得意料理。
男のくせに甘党だった僕は、節約も兼ねてお菓子作りもしていたんだ。
まあ、質より量だったけどね。
教室に戻って、あいつにそっと差し入れする。
「さっきのお礼よ」
僕はちゃんと女言葉を使って話す。
でも、嬉しそうに食べるあいつの顔が、なんだか眩しい。
『ドキッ』
心臓の音がしたような気がするけど、きっと気のせい。




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