???妄想ノート~奴隷を夢見る女の子???

みさお

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37.<アナザーストリー>ミサちゃんと私(ミオさんサイド)

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<アナザーストリー>は、ミオさんの設定が本編とは異なるパラレルワールドの世界です。

 「コイツ俺の嫁」
ご主人さまはミサちゃんの頭をコツンと軽く叩いて、お客様に紹介します。
 「主人がいつもお世話になっております。妻のミサオと申します。どうぞよろしくお願いします」
ミサちゃんはスカートの両端を摘んで、片足を下げて挨拶しました。
うん、合格、私が仕込んだカーテシーの挨拶。

ミサちゃんがご主人さまの婚約者としてこのお屋敷に入ったとき、私のカーテシーの挨拶を真似て、可愛らしくに挨拶する姿に、私はすっかり魅了されてしまいました。

 当時の記憶はいまでも鮮やかに蘇ってきます。

 花嫁修行の一環の名目で、婚約期間中のミサちゃんを見習いメイドとして、先輩メイドの私が教育にあたることとなりました。

 夜が明ける前に起きて、誰よりも遅く寝ること。
お風呂は一番最後に入って風呂掃除も行なうこと。
 毎日トイレ掃除をすること。
 時間を問わず、お酒や煙草の使い走りをすること。
 主人の手荷物を持って三歩下がって歩くこと。
 主人の脱いだ靴を揃えること
勝手な外出は許されず、外出には先輩メイドである私の許可が必要なこと。
 等々・・・
 そして夜は部屋の鍵を外から掛けて、結婚式までミサちゃんの貞操をしっかり守ります。

 私はご主人さまの指示通り、心を鬼にして、厳しくミサちゃんを指導していきました。
 初めは我侭なミサちゃんに不安を覚えましたが、目を見張るほどの成長スピードで、驚くくらい立派な一人前のメイドに育ちました。
 「ミサちゃん」
 「はい、お姉さま」
 最後には、私とミサちゃんは、まるで仲のよい姉妹のように気持ちを通わせるようにまでなりました。
 素直で可愛い自慢の妹。
 立場が逆になった今でも、ミサちゃんは私に対して先輩に対する敬意を持って接してくれます。
もしも女同士でなかったら、二人は恋人になっていたかも知れません。

 結婚式の数日前までメイド教育は続きましたが、最終日の夜、私はミサちゃんの前に跪き、
 「ミサちゃん。これであなたは一人前のメイドとして卒業です。
  そして、ミサちゃん、いいえ、奥様、これからはあなたが女主人で私は一介のメイドです。
  どうぞ、私を単なる召し使いとしてご自由にお使いください」
と、宣言しました。
するとミサちゃんは感極まったのでしょうか、私の胸に飛び込んで泣き出してしまいました。

ご主人さまの都合に合わせて、ご主人さま立会いのもと、月に何度かミサちゃんが私を指導の名目で調教することとなりました。
これは、ミサちゃん、いいえ奥様がご主人さまの留守を預かる立派な女主人となるよう教育するためですが、私が奥様に対して心から服従するよう調教することも目的です。
そして、今日は奥様が初めて私を調教する日。
 先月までかわいらしい見習いメイドだった奥様に、逆に調教されるなんて、ちょっと不思議な気持ちです。

 私は鞭を捧げ持って奥様の前に跪きます。
 「本日はご指導よろしくお願いいたします」
 奥様は鞭を受け取り、私に命令します。
 「鞭にキスしなさい」
 命令する奥様の姿が、あどけない天使のようで可愛いいです。
 鞭の先にキスした後、頭を床に伏せる私に、奥様は片足を上げてハイヒールでその頭を踏みつけました。
 「ぅぐぅ」
 私はうっかり小さな悲鳴をあげてしまいます。
 少し油断していたようです。
 奥様は私の髪の毛を掴み、ソファーへ誘導します。
ソファーの上で私のスカートを捲くり、下着も下げて
「バチン」
 奥様は勢いよく鞭を振り下ろしました。
 「ふぐぅ」
またしても、私は耐え切れず声を出してしましました、
 鞭を振るうのって、本当に初めてなの?なんだか慣れているみたいで不思議。
 奥様が一瞬、愉快そうに笑みをもらすのが見えました。
 私は背筋がゾクッとしました。
スパンキングの後も調教が続きます。
いきなり往復ビンタされて、思わず涙がこぼれてしまい、私はうつむいて顔を伏せます。
 次はあの恥ずかしい鞭踊りです。
じらす様なそれでいて厳しい鞭。甘くて切ない甘美な鞭、私は自分から鞭を追い求めてしまいます。
さすが生れながらの女性だけあって、女の体の仕組みをよくわかっています。
 痛みが徐々に快感に変化していき。私は思わず淫乱な女の嬌声を上げます。
 全裸にされて跪づくと、間髪いれずに背中への鞭打ち。
 卑しい淫乱女への懲罰、かなりハードモードです・・・
天国からいきなり地獄に落とされたような鞭の嵐。
 私はすっかり、自分の厭らしい女の本性をさらけだしてしまいます。
ついに私は鞭に耐え切れなくなり、不甲斐なく崩れ落ちてしまいました。
 「ストップ!やめろミサ!」
ご主人さまの制止の声。

 奥様は私を抱き寄せて謝ってきましたが、コレはいけません。
 「いいえ、奥様。メイドに謝ってはいけません。メイドはすぐ付け上がるものです。
 本日は、いたらない私をご指導いただき、ありがとうございました。
またいつでも奥様がお気が召すときに、どうぞ私をご指導ください」
 薄れていく意識の中、私はなんとか女主人の心構えの決まり文句を伝えることができました。
その後も泣きながら謝る奥様の顔がぼやけながら、私は気を失ってしまいました。

 私はどうやら、奥様の才能を少々見くびっていたようです。
 初めての調教だった筈なのに、プロの調教師のようなハードで流れるような調教。
そして女ならではの、女の性を熟知した調教。
 油断していた私はすっかりペースを乱されてしまいました。
そうです、奥様は私の調教に完全に成功しています。
 私は奥様に完全に屈服し、心から支配を受け入れます。
 奥様は、もうどこにだしても恥ずかしくない立派な女主人です。
 私は奥様に従いたい気持ちで一杯になりました。

いままで、私は心のどこかで奥様を目下のように考えていたようです。
ご主人さまは、それを気づかせるよう、奥様に私を調教させたんだわ。
そして、奥様は私の身も心も十二分に調教してくれた。

ありがとうございます、ご主人さま。
そして、ありがとうございます奥様、素直で可愛い私の妹、そして優しくて厳しい私の女王さま。
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