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27.<アナザーストリー>ミオさんはスーパーレディ?
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<アナザーストリー>は、ミオさんの設定が今までとは異なるパラレルワールドの世界です。
「お帰りなさいませ、奥様」
玄関で出迎えてくれたのは、メイドのミオさん。
美人でスタイル抜群、そのうえ頭脳明晰でいわゆる才色兼備の女性。
「もう、奥様なんてやめてください、昔どおりミサってよんで」
あたしがメイド見習いだった頃から先輩メイドさんだったミオさん。
立場が逆になった今でも、先輩として尊敬する気持ちは変わらない。
「じゃあミサちゃん」
「はい、お姉さま」
二人きりの時は、二人は仲のよい姉妹のよう。
あたしの悩みも根気強く耳を傾けてくれる、優しいお姉さん。
妻としての礼儀作法や心構えもみんなミオさんに教えてもらった。
妻の心得、夫の手荷物を持って三歩下がって歩くこと、夫の脱いだ靴を揃えること、夫より先に起きて遅く寝ること、夫の後に風呂に入ること・・・
そして夫を喜ばせるコツも、
新婚三択、ボディ洗い、口でチャックを開けること、ご奉仕の後のお掃除、裸エプロン・・・
時に優しく、時に厳しくあたしを指導してくれた。
今、夫婦円満なのもミオさんのおかげかも。
そういえば、こんなことも・・・
ミオさんと二人でお買い物の帰り道、数人の男達にからまれたことがあります。
「ミサちゃん、後ろにさがっていて!」
思わず後ずさったあたしは、躓いて転んでしまいます。
「ブンッ」
振り下ろされる鉄パイプを巧みに避けて、ミオさんは相手の手首をひねって鉄パイプを取り上げます。
「ダァ!」
あっというまに男達を蹴散らし、あたしの元へ駆け寄るミオさん。
「ケガはない?ミサちゃん」
「カッコいい~、まるでお姫様を守るナイトみたい!」
あたしはお礼も忘れて、しばらく夢中で見とれてしまいました。
「フンっ、オレに惚れるなよ」
ミオさんもつられておどけます。
その後は二人は怖さも忘れて大笑い。
もしミオさんが男の人だったら、街中の女性が惚れてしまいそう。
まさにスーパーレディ。
家に戻ってからミオさんに怖くなかったのか聞いて見たところ、
「少し怖かったけど、ご主人さまのコレがあったから勇気が出たの」
スカートを捲くってこっそり見せてくれたのは貞操帯というもの。
外出時には必ず着けているそうです。
その時とても羨ましく思いました。
その後、あたしもご主人さまからプレゼントされたのも、この出来事でご主人さまが心配されたためかも知れません。
なかには貞操帯を嫌がる妻もいるっていいますが、あたしにはとても信じられません。だってそんなの夫の愛を踏みにじってるみたいじゃない。
あと、護身術についても聞いてみたのですが、
「ただの護身術よ」ってその場ではあまり詳しく話してくれませんでした。
またミオさんはメイドの仕事以外にも、ご主人さまの秘書としての仕事もあります。
颯爽としたスーツにタイトスカート、足元はハイヒールで決めるミオさん、出来る大人の女性といった
雰囲気で、同じ女性でも思わず見とれてしまいます。
実際、仕事も一流で、その道のプロである筈の税理士のミスを指摘したりしてスゴ腕の優秀さです。
もちろんメイドとしても超一流で、あたしの作る料理やお菓子作りのレパートリーは
みんなミオさんに教えていただいたもの。
お裁縫やお掃除、お洗濯のコツなんかも詳しくて、おばあちゃんの知恵袋みたい。
はあ、同じ女性としてこんなにも違うなんて恥ずかしい。
でも、ご主人さまが選んでくれたのはこのあたし。
ミオさんには少し申し訳ない気持ちもあります。
そんなミオさんですが、ご主人さまはただのメイドとして、かなりぞんざいに扱います。
夜中に起きだして、ミオさんにお酒や煙草を買いに行かせたりすることさえあります。
そんな時でも嫌な顔一つせずに、素直にお使いをするミオさん。
「あたしはメイド、いってみれば奴隷女ですもの。ご主人さまに黙って従うのは当然のことだわ」
ものすごいプロ意識で、本当に頭が下がります。
でも、奴隷女って・・・
そんこと自分から思いつくものかしら・・・
少し不安が過ぎります。
「お帰りなさいませ、奥様」
玄関で出迎えてくれたのは、メイドのミオさん。
美人でスタイル抜群、そのうえ頭脳明晰でいわゆる才色兼備の女性。
「もう、奥様なんてやめてください、昔どおりミサってよんで」
あたしがメイド見習いだった頃から先輩メイドさんだったミオさん。
立場が逆になった今でも、先輩として尊敬する気持ちは変わらない。
「じゃあミサちゃん」
「はい、お姉さま」
二人きりの時は、二人は仲のよい姉妹のよう。
あたしの悩みも根気強く耳を傾けてくれる、優しいお姉さん。
妻としての礼儀作法や心構えもみんなミオさんに教えてもらった。
妻の心得、夫の手荷物を持って三歩下がって歩くこと、夫の脱いだ靴を揃えること、夫より先に起きて遅く寝ること、夫の後に風呂に入ること・・・
そして夫を喜ばせるコツも、
新婚三択、ボディ洗い、口でチャックを開けること、ご奉仕の後のお掃除、裸エプロン・・・
時に優しく、時に厳しくあたしを指導してくれた。
今、夫婦円満なのもミオさんのおかげかも。
そういえば、こんなことも・・・
ミオさんと二人でお買い物の帰り道、数人の男達にからまれたことがあります。
「ミサちゃん、後ろにさがっていて!」
思わず後ずさったあたしは、躓いて転んでしまいます。
「ブンッ」
振り下ろされる鉄パイプを巧みに避けて、ミオさんは相手の手首をひねって鉄パイプを取り上げます。
「ダァ!」
あっというまに男達を蹴散らし、あたしの元へ駆け寄るミオさん。
「ケガはない?ミサちゃん」
「カッコいい~、まるでお姫様を守るナイトみたい!」
あたしはお礼も忘れて、しばらく夢中で見とれてしまいました。
「フンっ、オレに惚れるなよ」
ミオさんもつられておどけます。
その後は二人は怖さも忘れて大笑い。
もしミオさんが男の人だったら、街中の女性が惚れてしまいそう。
まさにスーパーレディ。
家に戻ってからミオさんに怖くなかったのか聞いて見たところ、
「少し怖かったけど、ご主人さまのコレがあったから勇気が出たの」
スカートを捲くってこっそり見せてくれたのは貞操帯というもの。
外出時には必ず着けているそうです。
その時とても羨ましく思いました。
その後、あたしもご主人さまからプレゼントされたのも、この出来事でご主人さまが心配されたためかも知れません。
なかには貞操帯を嫌がる妻もいるっていいますが、あたしにはとても信じられません。だってそんなの夫の愛を踏みにじってるみたいじゃない。
あと、護身術についても聞いてみたのですが、
「ただの護身術よ」ってその場ではあまり詳しく話してくれませんでした。
またミオさんはメイドの仕事以外にも、ご主人さまの秘書としての仕事もあります。
颯爽としたスーツにタイトスカート、足元はハイヒールで決めるミオさん、出来る大人の女性といった
雰囲気で、同じ女性でも思わず見とれてしまいます。
実際、仕事も一流で、その道のプロである筈の税理士のミスを指摘したりしてスゴ腕の優秀さです。
もちろんメイドとしても超一流で、あたしの作る料理やお菓子作りのレパートリーは
みんなミオさんに教えていただいたもの。
お裁縫やお掃除、お洗濯のコツなんかも詳しくて、おばあちゃんの知恵袋みたい。
はあ、同じ女性としてこんなにも違うなんて恥ずかしい。
でも、ご主人さまが選んでくれたのはこのあたし。
ミオさんには少し申し訳ない気持ちもあります。
そんなミオさんですが、ご主人さまはただのメイドとして、かなりぞんざいに扱います。
夜中に起きだして、ミオさんにお酒や煙草を買いに行かせたりすることさえあります。
そんな時でも嫌な顔一つせずに、素直にお使いをするミオさん。
「あたしはメイド、いってみれば奴隷女ですもの。ご主人さまに黙って従うのは当然のことだわ」
ものすごいプロ意識で、本当に頭が下がります。
でも、奴隷女って・・・
そんこと自分から思いつくものかしら・・・
少し不安が過ぎります。
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