???妄想ノート～奴隷を夢見る女の子???

１５．二人の鞭踊り

お客様に余興として、あたしの踊りをご披露することがあります。
「鞭踊り」って言って、捕らえられた女が鞭打たれて奴隷として屈服するまでをモチーフにした踊りですが、実際の踊りでは鞭は使わず、あたかも鞭打たれたかのように身をよじります。数枚の服を脱いだあと、屈服した証としてあたしは跪きます。

でも二人っきりの時は少々様子が異なります。
本物の鞭を使って、あたしは床に決められたスペースの中を逃げ惑います。
「ピシっ！」
ご主人さまが床を打ちます。
「シュッっ！」
ご主人さまが鞭を振るった瞬間、あたしは鞭の方向を判断して素早く避けます。
この鞭を振るった瞬間が大切で、最初から逃げていると簡単に鞭につかまってしまいます。
ご主人さまとあたしの駆け引きです。

実はあたしは、この踊りがずっと嫌いでした。
「女を鞭で打つなんて、なんて女を馬鹿にしてるの！」
あたしは先輩のミオさんに不満をぶつけました。
「鞭を嫌がってはいけないわ」
ミオさんっていつも男の人の味方をするみたい。
「鞭打ちは大切な調教ですもの。調教を受ける度に、女はご主人さま好みになれるのよ」
あたしは納得できませんでした。
考え方が変わったのは、実際にミオさんが鞭打たれるのを見たときです。
「あたしが誰のものなのか体に教え込んでください、ご主人さま」
鞭を手渡しながらミオさんが囁きます。
激しい鞭打ちの後、やさしくキスされてうっとりとしているミオさんをみて、
あたしは羨ましくて仕方ありませんでした。
ご主人さまに深く愛されていることがわかったからです。
そして鞭打たれた後のミオさんって、とても綺麗でした。
女ってこんなにも綺麗になれるんだわ。

「ビシッっ！」
考え事をして油断していました。
鞭に当てられたあたしは、潔く一枚服を脱ぎます。
その隙にまた鞭が飛びます。
「うぐっ」
こうなったら、あたしは不利です。
次々と鞭があたり、たちまち下着姿にされてしまいます。
最後の一枚は彼に直接脱がされて、あたしはその場に跪きます。
「あたしはご主人さまのものです」
自分好みに調教した女を、男が愛さないわけがありません。
ご主人さまはあたしを抱き寄せると、やさしくて甘いキスをしてくれました。
このまま永遠に時が止まればいいのに。
愛しています、ご主人さま。


【鞭踊り】
捕らえられた女が鞭打たれて奴隷として屈服するまでをモチーフにした踊りです。
通常は鞭を使用せず、服を数枚脱ぐ程度のストリップですが、調教時や接待等では本物の鞭を使用し、全裸になるまでストリップさせれらます。
また、宴会時や接待などで最初から全裸で体にビール瓶を差し込まれて踊らされることもあります。