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91.ご主人さまはレデイーファースト
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今日は久しぶりに電車で移動。
だって、都内のレストランだし、お酒が入るでしょ。
そして、遅くなったら、夜はホテルでまったりかも...
「この席にどーぞ、お嬢さん」
私達の前に、いつの間にか大きなスクールバックを抱えた中高生風の少女。
ご主人さまは彼女に席を譲って、自分はその少女の前に。
お礼を言いながら、少女は彼を暫く見つめています。何だか彼女の頬が赤く染まって見えます。
もうっ、そんなに彼をガン見しないで。
彼はあたしのご主人さまなのよ。
ええいっ、この結婚首輪が目に入らぬかぁ~
あたしは、首を傾げて結婚首輪をアピールします。
ちょっと、大人気なかったかもですが、少女は目を落としました。
ふうっ、もう、ご主人さまって、レディーファーストしすぎ。
そんな子供にまでレディーファーストなんてしなくていいのに。
でも、相手が若い女性だったらもっと嫌だけど...
今日はちょっと豪華にフレンチ。
あっ、彼ったらお店のドアを開けてくれました。
「レディーファースト」
彼はあたしの耳元で囁きます。
うふふっ、コレ、コレ。これでいいのよ。
もう、さっきまでの嫌な気持ちが吹っ飛んでしまいます。
でも、フレンチって、ちょっと女性優先し過ぎで何だか落ち着きません。
席は壁際のフラットシートで何だか上座みたいだし、ワインのお代わりは彼が注いでくれるんだもん。
まあ、悪い気はしないしちょっと嬉しいけど、なんだかくすぐったい気がして、せかっくの料理の味が楽しめません。
ホテルでシャワーを浴びたあと、あたしは彼の隣でお酌します。
やっぱり、この方が落ち着きます。
グラスのワインを空けた後、彼はあたしをひょいっと片膝に乗せてキスしてくれました。
いいえ、これってご主人さまお得意の口移し。
うっとりしてしまいます。
「愛しています。ご主人さま」
あたしは、彼の耳元にそっと囁きました。
【レディーファースト】
この世界は男尊女卑の世界で女性に大変厳しい世界ですが、意外と女性に優しい面もあったりします。
レデイーファーストもその一つで、女性は男性が庇護すべきと多くの男性は考えており、レディーファーストは男性のマナーとして社会に定着しています。
だって、都内のレストランだし、お酒が入るでしょ。
そして、遅くなったら、夜はホテルでまったりかも...
「この席にどーぞ、お嬢さん」
私達の前に、いつの間にか大きなスクールバックを抱えた中高生風の少女。
ご主人さまは彼女に席を譲って、自分はその少女の前に。
お礼を言いながら、少女は彼を暫く見つめています。何だか彼女の頬が赤く染まって見えます。
もうっ、そんなに彼をガン見しないで。
彼はあたしのご主人さまなのよ。
ええいっ、この結婚首輪が目に入らぬかぁ~
あたしは、首を傾げて結婚首輪をアピールします。
ちょっと、大人気なかったかもですが、少女は目を落としました。
ふうっ、もう、ご主人さまって、レディーファーストしすぎ。
そんな子供にまでレディーファーストなんてしなくていいのに。
でも、相手が若い女性だったらもっと嫌だけど...
今日はちょっと豪華にフレンチ。
あっ、彼ったらお店のドアを開けてくれました。
「レディーファースト」
彼はあたしの耳元で囁きます。
うふふっ、コレ、コレ。これでいいのよ。
もう、さっきまでの嫌な気持ちが吹っ飛んでしまいます。
でも、フレンチって、ちょっと女性優先し過ぎで何だか落ち着きません。
席は壁際のフラットシートで何だか上座みたいだし、ワインのお代わりは彼が注いでくれるんだもん。
まあ、悪い気はしないしちょっと嬉しいけど、なんだかくすぐったい気がして、せかっくの料理の味が楽しめません。
ホテルでシャワーを浴びたあと、あたしは彼の隣でお酌します。
やっぱり、この方が落ち着きます。
グラスのワインを空けた後、彼はあたしをひょいっと片膝に乗せてキスしてくれました。
いいえ、これってご主人さまお得意の口移し。
うっとりしてしまいます。
「愛しています。ご主人さま」
あたしは、彼の耳元にそっと囁きました。
【レディーファースト】
この世界は男尊女卑の世界で女性に大変厳しい世界ですが、意外と女性に優しい面もあったりします。
レデイーファーストもその一つで、女性は男性が庇護すべきと多くの男性は考えており、レディーファーストは男性のマナーとして社会に定着しています。
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